刃王剣クロスセイバー

はおうけんくろすせいばー

特撮番組『仮面ライダーセイバー』に登場する聖剣。

概要

真の力を発揮した火炎剣烈火を中心に、11の聖剣全ての力を集約することで誕生した全知全能の聖剣。

大秦寺の一族に伝わる、烈火の伝説の果てに位置する「物語を終焉に導く伝説の剣」と同一のものである。

全てを創造する力を備えており、消滅した存在を巻き戻すことも可能。

また、他の聖剣のエンブレムには基本使用ライダーのライダーズクレストが描かれているが、クロスセイバーのものは太陽のような形状でクレストは描かれていない。

反面これ自体は聖剣の力を引き出す事に特化している為、ワンダーライドブックを読み込む「シンガンリーダー」は備わっていない。

刀身部分には三つのサークル状の造形があり、切っ先から順に闇・光・煙・時、土・風・音、炎・水・雷の属性を宿している。

柄部分の太陽型パーツをスライドさせてサークルに合わせ、トリガーを引く事で属性毎に対応した聖剣の名がコールされ（トリガーを押す回数で聖剣を選択する）、元の位置に戻すと「既読！」と流れて記憶される。

その状態でトリガーを引く事で「（聖剣名）十字斬り！」と流れて必殺技が発動。複数の聖剣の力を使うには同じ要領で読み込み→スライドを繰り返す必要がある。

更にエンブレムを押しこむ事で「刃王必殺リード！」と流れて待機状態に入り、エンブレムをスライドさせる毎に「既読三聖剣！」「既読六聖剣！」「既読十聖剣！」と聖剣の力が読み込まれ、エンブレムを戻す事で解放される。

これにより対応する聖剣の幻影を召喚し、クロスセイバーの動きに連動して動かす事で様々な攻撃を行う。

解放された力が膨大なため、余剰分を無に帰すことで、銀河の調和を保つ機能も持つ。おそらく、虚無の役割はここにある。

聖剣で唯一名称に片仮名が使われており、「クロスセイバー」の部分へ「十聖刃」という聖剣の命名法則に従った振り仮名が振られている、つまり片仮名に漢字の振り仮名が振られているという奇妙な表記がなされている。

無銘剣虚無の力が含まれていないのは他の聖剣の力を無力化してしまうからか。尚、これに関しては、クロスセイバー及び刃王剣が初めて確認された第38章予告映像にて、飛羽真が虚無を所持している事もまた確認されている事から、虚無が母体となってこの聖剣が誕生するからではないかと言う考察も存在する。
- 実際に虚無も儀式に使用されたが、やはり虚無の力だけ除いた10本の力と明言されている。
- なお、その虚無は第38章のラストで何者かによって回収された。

全知全能の書の復活の儀式が完全だった場合に誕生する聖剣と同一かは不明。共通するのは全ての聖剣を必要とする点位。
- しかし、第38章でのクロスセイバーを呼び出した際の演出が全知全能の書の復活の儀式での聖剣の配置と一致した為、このクロスセイバーが儀式が完全だった際に誕生していた聖剣だった模様。

尚、玩具版ではブレイブドラゴン・ライオン戦記・ランプドアランジーナの組み合わせ以外の変身用ワンダーライドブックを使用しても「クロスセイバー」(神獣スロットにワンダーライドブックを差し込む)、「ハイブリッドセイバー」(2冊の本を使用)、「クリムゾンセイバー」(ワンダーコンボで発動)の変身音が鳴る。
- ドラゴニックナイトワンダーライドブック等の大型ワンダーライドブックを変身すると無音になる。尚、劇中でこれらの組み合わせを試した場合、どんな姿になるかは不明であるが、仕様的に使用した姿が無い可能性も考えられない話では無い。
- 形状から覇剣ブレードライバーにも対応している。