ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ピープロダクションの編集履歴

2021-06-28 17:14:59 バージョン

ピープロダクション

ぴーぷろだくしょん

うしおそうじが代表を務めていた特撮番組制作会社。通称「ピープロ」

ピー・プロダクション

主に活動していたのは1960~70年代。社長うしおそうじが映画・漫画業界出身だったこともあり、特撮番組に止まらずアニメ制作も行っていた。

社長のうしおそうじが手塚治虫と親交があったことからマグマ大使の実写ドラマ化やアニメ鉄腕アトムの下請け制作も行っていた。

だが第二次怪獣ブームの終焉とともに業績は悪化。75年の「冒険ロックバット」終了後は映像作品制作から遠のいた。

2006年に「快傑ライオン丸」のリメイク作品「ライオン丸G」にて久々に復帰。

そして2011年秋に「電人ザボーガー」の劇場版を公開され、ピープロは企画・原作という形で参加した。

作風

ピープロの作品は円谷プロ東映特撮作品にはない独特な雰囲気を持ったものが多い。ピープロならではの表現技法としては、実写にアニメーションを部分的に組み合わせたアニメ合成が挙げられる。これはピープロがアニメ制作の下請けを引き受けていたことから派生した技術であり、今のCG合成と発想は同じである。

また、ピープロの作品には放送当時の時代背景や社会風潮をストーリーに盛り込んだ作品が多いのも特徴である。幻想的な円谷特撮や外連味たっぷりの東宝特撮と違い、ピープロの特撮はある種生々しいまでの人間模様や社会の不条理が描き出されており、高度成長期の日本のおどろおどろしい雰囲気が醸し出されている。

怪獣怪人のデザインも非常にグロテスクで生理的嫌悪感すら感じさせるものが多い。

また、ピープロは経営的に危うかっためか番組にかける予算が少なく、チープな映像になってしまっている作品も多い。

こういった要素が複雑に絡み合った結果、ピープロは今なお特撮ファンや好事家達からカルト的な人気を得るに至ったのである。

なお、海外においてスペクトルマンが放映されており、フランス語圏やスペイン語圏などでは人気を博したといわれている。翻訳も雰囲気に合っていて良かったという証言もあり、クリエイターで影響を受けたものも少なくないといわれる。

一口で語るのは非常に難しいが、ピープロ作品の魅力とは絶妙なB級感、アングラな雰囲気であると言って良いだろう。

代表作

特撮

マグマ大使

怪獣王子

スペクトルマン

快傑ライオン丸

風雲ライオン丸

鉄人タイガーセブン

電人ザボーガー

冒険ロックバット

ライオン丸G

アニメ

0戦はやと

鉄腕アトム ※アニメーション下請け制作(後半の4クール)

ハリスの旋風

ドンキッコ

ちびっこ怪獣ヤダモン

製作中止作品リスト

ジャガーマン(ピープロ)...正式題名は豹(ジャガー)マン

豹マン

・パーフェクターMM...東海テレビの依頼により企画された女性アクションもの。『マグマ大使』の應蘭芳のスピンオフと想定されていた。1973年に改めて企画されたものは設定の異なる2種類の企画書が存在する。超能力を題材とし、『鉄人タイガーセブン』の原形となった。。

・エレメントマン... 固体・液体・気体に自在に変化できるエレメントマンを主人公とする実写企画。もっとわかりやすい勧善懲悪ものを要望され、『宇宙猿人ゴリ』の企画が制作された。

ライオンマン...企画書のみでライオン丸シリーズの原企画

ドラえもん(ピープロ特撮版)...アニメと競合企画だった

・キーマン...テレビでの実写化を想定した企画。『冒険王』に小山田つとむによる漫画版が掲載され、スーツも完成していたが実現には至らなかった。

シルバージャガー

・激闘ライオン丸、サムライオン...1990年代に企画されたライオン丸のリメイク作。プロデューサーに平山亨、キャラクターデザインを韮沢靖が起用される予定だった。

タイガージョーを主人公としたスピンオフ(タイトル不明)...うしおが晩年に構想していた作品で、タイガージョーは弓の名手、敵には八百比丘尼が想定されていた。うしおはタイガージョー役のイメージキャストとしてケイン・コスギを挙げていた。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました