概要
ただし、作中ではっきり定義された事はなく、「尸魂界で生まれた」「霊圧が高い」などの傾向が見られる程度である。
中でも五大貴族は他と隔絶した霊圧の高さを誇り、その確かな成り立ちが示されたのも彼らだけである。
(ちなみに、そんな彼らですら卍解に至るのは、数世代に1人と言われる。)
今のところ、霊子体である「尸魂界の住人」がどのように血縁を繋いでいるかは不明。
(黒崎一心が、人間との間に子供をもうけているので、人間の生殖と同じだと思われるが、彼は義骸に入っている為、かなり特殊なケースである。)
一覧
五大貴族(四大貴族)
朽木家
四大貴族の1つ。
【世界を盤石とするための規律を求めた者】の子孫。
流魂街の者の血を家に入れてはいけない掟がある。
当主は六番隊の席官を務めることが多い模様。
⇒朽木白哉(28代目当主)
⇒朽木緋真(娶嫁)
⇒朽木銀嶺
⇒朽木蒼純
⇒朽木響河(入婿)
四楓院家
四大貴族の1つ。
【停滞した世界を前進させるための新たな循環を求めた者】の子孫。
天から賜ったと称される“宝具”“武具”を祀る天賜兵装番。
この家系が隠密機動の総司令官を代々務める事になっており、四楓院家の当主が護廷十三隊の隊長を務めた場合、その隊との結びつきが非常に強くなる。
褐色肌が特徴。
⇒四楓院夜一(22代目当主)
⇒四楓院夕四郎(23代目当主)
綱彌代家
四大貴族の1つ。
【滅却の力を自分達に向けられる可能性を恐れた者】の子孫。
四大貴族筆頭と言われる程の絶大な権力を持つ。
尸魂界の「過去」を管理する役割を持ち、大霊書回廊の創設前は全ての歴史を記録する番人だった。現在でも映像庁の業務を裏から取り仕切っている。
霊王の欠片を収集しており、その一環として完現術者の抹殺を計画した。
現在、綱彌代時灘の騒動(Can't_Fear_Your_Own_World)によって、一族は壊滅状態である。
⇒綱彌代時灘(分家末席)
⇒歌匡(嫁娶)
???家
四大貴族の1つ。
【地獄と呼ばれることになる世界を抑える蓋となる世界を求めた者】の子孫。
志波家
元五大貴族の1つ。
【心を持つ虚を滅却ではなく浄化する道を探る者】の子孫。
その奔放さから疎まれ、冷遇されていたが、分家の志波一心が尸魂界を出奔したため、ついに没落。
流魂街の外れに本家屋敷を構える。
下マツゲが長いのが特徴。
余談だが黒崎家・石田家・井上家とは親戚関係と言う事になる。
⇒志波海燕
⇒志波都(娶嫁)
⇒志波空鶴
⇒志波岩鷲
その他の貴族
京楽家
上級貴族の1つ。
武芸に秀でた家系。
⇒京楽春水
伊勢家
貴族の1つ。
神官の家系で、家長は神剣・八鏡剣を受け継ぐ。
また、伊勢家には女性しか生まれず、婿に来た男は「伊勢の呪い」によって早逝すると言われる。
⇒伊勢七緒
大前田家
貴族の1つ。
商売によって財を成した富豪であり、いくつもの会社を経営している。
一族の名前には「希」の字が入り、恰幅の良い体つきをしている(末妹の希代はなぜか例外)。
⇒大前田希ノ進(父)
⇒大前田希華(母)
⇒大前田希美(長女)
⇒大前田希千代(長男)
⇒大前田希次郎三郎(次男)
⇒大前田希代(次女)
蜂家
下級貴族の1つ。
代々、処刑・暗殺を生業にしている。
刑軍に入る事が義務付けられており、入れなかった場合は一族を追放される。
⇒砕蜂
浮竹家
下級貴族の1つ。
親類の大半の生活を浮竹十四郎一人で支えている。
痣城家
小説で登場した貴族の1つ。
金によって権力を得たが、それを恐れた他の貴族達によって、一族郎党皆殺しにされた。
⇒痣城剣八
龍堂寺家
映画オリジナルの重権貴族の1つ。
1000年ほど前、覇権争いに敗れ、断界に追放された一族。現世と尸魂界を衝突させ、世界を崩壊させるために画策したが、黒崎一護らによって阻止された。
MEMORIES_OF_NOBODYは、原作設定に繋がっているため、この家系は原作にも存在すると思われる。
⇒厳龍(当主)
霞大路家
アニメオリジナルの上流貴族の1つ。
その地位は四大貴族に次ぐとされる。
当主には代々女性が就任する。
⇒霞大路瑠璃千代(当主)
定義について
小椿仙太郎が、七番隊副隊長まで務めた父親がいるにも関わらず、流魂街の出身である事を揶揄されていたり、朽木緋真・朽木ルキアのように流魂街出身の姉妹もいるため、貴族ではない一般家系が数多く存在し、現世から送られてきた霊魂と同様に、流魂街や瀞霊廷で生活していると考えられる。
四大貴族に「正一位」という位階が有る事や、「没落」という制度を踏まえると、どんな出自の者でも、誰か(霊王?中央四十六室?)に位階さえ授かれば貴族になれると考えるのが妥当だろうか。