ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

ザフト軍パイロット、ニコル・アマルフィの搭乗機体。

機体名の「ブリッツ」はドイツ語で「電撃」を意味する。

初期GAT-Xの中では3号機にあたり、敵陣深くへの電撃侵攻を目的として開発された。右腕の攻盾システム「トリケロス」を初め、他の系列機には無い特殊兵装を試験的に装備している。

最大の特徴はミラージュコロイド粒子を応用した高度なステルス能力「ミラージュコロイドステルス」で、肉眼で視認できないレベルでの隠密性を誇る。

武装

攻盾システム「トリケロス」

右腕に装備された複合武装。

実験的な兵装を多数装備するために考案されたもので、「アンチビームシールド」の裏面に「ビームサーベル」「ビームライフル」「ランサーダート」を搭載している。

攻守の切り替えを素早く行うことができる反面、右腕を喪失すると本体に固定火器がないため、殆ど何も出来なくなる致命的な弱点もある。

50mm高エネルギービームライフル

口径・威力は同時期のガンダムタイプよりも低い。一時期はレーザーライフルとされていた。

ビームサーベル

基本装備。同時期のものに比べれば取り回しが悪い。

3連装超高速運動体貫徹弾「ランサーダート」

貫通力が高い杭状のロケット推進弾。

手に持って使用された例もある。

ピアサーロック「グレイプニール」

左腕に装備された有線式ロケットアンカー。

スラスター付きであるため、ある程度自在に動かせる。

先端が展開してクローになるため、柔軟に運用することが可能。

ミラージュコロイドステルス

機体表面に特殊なコロイド粒子を磁気で定着させてカモフラージュする技術及びシステム。

バッテリー駆動の機体でありながら、起動に莫大な電力が掛かるため、使用時間に制限があり、その都合上PS装甲との併用も不可能。(第6話ではそれにも関わらず、PS装甲展開時に起動していた。これはリマスター版ではしっかりリアクティブモードからの起動に修正されている)

劇中では、肉眼による視認およびレーダー探知をも掻い潜る性能を持つが、熱探知は可能。

本機では熱探知への対策としてスラスターのカバーが大きくなっている。

なお、非常に強力な迷彩能力であったため、後年ではミラージュコロイドの軍事利用に制限がかかり、対ミラージュコロイドステルス専用のレーダーが開発されるなど対策技術が向上しており、ステルスは完璧なものではなくなっている。

ちなみにステルス機という特徴から、2012年のガンダムインフォ公式のエイプリルフールネタに使われたこともある。

今度は「実物大ブリッツガンダム立像」!?お台場・潮風公園レポート!

劇中での活躍

クルーゼ隊によるヘリオポリス侵攻の際、デュエルバスターイージスと共に奪取される。

その後の追撃戦ではミラージュコロイドシステムを駆使して難攻不落のアルテミスを陥落させ、また僚機と共に幾度もアークエンジェルを追い詰めるが、オーブ沖の戦闘で右腕を切り落とされて戦線離脱。

しかしアスランの駆るイージスが窮地に陥ったのを見てエネルギー切れ寸前の満身創痍のまま突撃。

反射的に振られたソードストライクの対艦刀が胴体コクピットに直撃したことが致命的ダメージとなり、パイロットのニコルも爆発に巻き込まれて戦死した。

切断された右腕はオーブのロンド一派のもとに流れ、最終的にロンド・ギナ・サハクの乗機ゴールドフレームに移植された。

関連機体

NダガーN

105ダガーをベースに、ブリッツの機体データを組み込んで開発された特殊戦用機。

詳細はNダガーNを参照。

ネロブリッツ

アクタイオン・インダストリー社によるエースパイロット用カスタマイズMS開発計画「アクタイオン・プロジェクト」に基づいて改修された機体。

詳細はネロブリッツを参照。

ネブラブリッツ

ライブラリアンが、ブリッツガンダムをベースにゴールドフレーム天ミナの機体データを組み合わせて改修した機体。

詳細はネブラブリッツを参照。

ゴールドフレーム天/天ミナ/天ハナ

大破したブリッツの右腕を移植してミラージュコロイド、トリケロスを搭載した機体。

ブリッツ(再生機)

「機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY B」に登場。複数いるリリー・サヴァリーの一人が搭乗する。

武装はオリジナルと同様だが、ヴァリアブルフェイズシフト装甲を初めとした次世代技術によって性能が向上している。

立体物

ガンプラ

リアルタイムでは1/144のコレクションモデルとHG、1/100が発売された。

パイロットが早期に退場したことやバックパック換装変形追加装甲武装連結と派手なギミックの多い第1期GAT-Xシリーズでは特にこれといった強みがなかったためか、元々1/100は立体化される予定はなかったが、反響の強さもあって後発されたという経緯がある。そのため、本編放送中に出された他の4機(+ストライカーパック違い2機)から発売日が大きく離れており、唯一放送後(2003年12月)に発売されている。

2012年にはMGでも登場。

地球連合製ガンダム5機連続リリースではデュエルガンダムアサルトシュラウドに次ぐ2番手の発売となった。

GAT-X200系フレームの再現はストライクのX100系の一部を変更することで再現されたため、ストライクの独特な肩フレームが露出した形状になっている。

イベント限定でミラージュコロイドを再現した全パーツ透明のバージョンも存在する。

ちなみにRGでは、上述した移植元のゴールドフレーム天系列が立体化されている影響で右腕のみRG化されているという何とも言えない現状となっている。

アクションフィギュア

リアルタイムではMS IN ACTIONで発売されている。

ROBOT魂でも発売されたが、第1期GAT-Xシリーズ5機では唯一プレミアムバンダイ送りにされてしまった。

こちらもゴールドフレーム天系列の影響で右腕だけがMETAL BUILD化しているという現状に…

関連タグ

機動戦士ガンダムSEED ミラージュコロイド ステルス機 光学迷彩

ニコル・アマルフィ

ストライクガンダム デュエルガンダム バスターガンダム イージスガンダム

フォビドゥンガンダム

ガンダムデスサイズガンダムデスサイズヘル:同じくステルス特性を持った黒いガンダム。ただしこちらに導入されているのは光学迷彩ではなく、その素材こそ異なるもののレーダー感知を鈍らせる電磁波吸収剤や塗料といった現実のステルス戦闘機にもよく取り入れられている技術である(同作では光学迷彩自体は他の機体で登場している)。また、奇しくも乗っていたのはクルーゼ隊長と同じ中の人。