- 鉄道車両の種類のひとつ。寝台(ベッド)を装備した車両。走行区間中に車内泊がある長距離列車・夜行列車に連結されることが多い。
- 自動車の場合、高齢者や病人を乗せるための寝台(ベッド)を装備した車両。広い意味では救急車や霊柩車も含む。
- 病院などで使用される患者を寝かしたまま移動させる寝台に車輪と足がついた用具、別名ストレッチャー。
1.に関して
内容は列車の等級により、開放式(プルマン式、ツーリスト式、コンパートメント式)であったり個室であったり、さらには寝台の広さ・占有空間の大きさも異なってくる。
また日本独特の制度ではあるが、れっきとした寝台車の寝台を、寝具の提供をしない代わり寝台料金を徴収せず、指定席扱いで販売していたり(ゴロンとシート)、カーペット敷の雑魚寝席であるノビノビ座席も、類例に入りうる。
運用に関して
(1)急行や特急などの長距離優等列車に付随させる形で連結。日本の例でははまなすなど
(2)夜行列車に単独運用する、日本の例ではサンライズ出雲・サンライズ瀬戸という形で行われている。
また定期運航だけではなく、臨時列車、企画列車などとして用いられることがある。例としてはななつ星in九州など。
また、長距離を走行する関係上食堂車なども連結されることも多い(ただし日本では定期運航では廃止されてしまったが)。
日本に関する運用について詳しくは寝台列車を参照していただきたい。
外国における運用
なお、鉄道における長距離路線(の需要)が存在することもあり、ヨーロッパやロシア、インドや中国などではいまだ盛んに用いられている。
関連タグ
客車:20系客車 14系・14系15形 24系・24系25形 77系