はじめに
当記事は「ミュウツー」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
第2作『大乱闘スマッシュブラザーズDX』から参戦。
ファイター番号は24、通り名は覚醒する遺伝子。
『ミュウツーの逆襲』の個体を元にしており、勝利画面では人間の言葉を喋る。
特徴
ゆるやかな動きが特徴で、移動は浮遊によるもの。更にアイテムを念力で持ち上げるという異例のファイター。
強攻撃や一部の空中ワザは長い尻尾を使うためリーチが長く、スマッシュ攻撃などでは暗黒を纏う。
復帰性能が非常に高く、距離が長い上、空中の軌道もあいまって妨害もされにくい。
単発火力に優れ、チャージ系飛び道具である通常必殺ワザ「シャドーボール」を始め、各種スマッシュ攻撃、投げなど強力なワザが揃う。
しかし空中ワザは癖の強いワザが多く、ジャンプの軌道が独特過ぎるため当てるまでの練習が必要。
そして浮いているという性質のせいで体重が軽い。しかも体が大きい(=喰らい判定が広い)ため連続でダメージを貰いやすく、あっさり逆転されることも。
これらの性能から上級者向けと言われ、特に『DX』では周りのキャラが軒並み素早いこともあってかなり苦戦を強いられていた。
ダメージを貰わないように慎重に立ち回ることが求められる。
経緯
大乱闘スマッシュブラザーズDX
『DX』では隠しキャラクターとして参戦しているが、その解禁条件が「対戦のべ時間が20時間を超える」か「対戦ゲームの試合を700回おこなう」という骨の折れるものであった。もっとも「のべ時間」というのはすべてのプレイヤーの合計なので、時間無制限&プレイヤー4人全員を人間操作に設定して対戦画面放置で寝てる間に解禁できたのはナイショ。
声優は『ミュウツーの逆襲』と同じく市村正親氏。
映画とは違い声に加工が加えられているが、星になったときはアニメのイメージからは想像できない拍子抜けした悲鳴が聞ける。
「体重が軽い」と前述したが、『DX』ではマルスより若干軽い程度で、自身よりもさらに軽い……というか軽すぎるファイターが多かったため、どちらかといえば中量級に属するファイターだった(平均90に対しミュウツーは85)。
ただし落下速度が遅いため、上方向にふっとばすワザに対して弱い。
イベント戦にも敵として出ているが、中でも「ホントの最終決戦」というイベント戦が印象的で、ミュウツーがガノンドロフやギガクッパと組んで登場する。
ミュウツーは遠距離からシャドーボールを撃ってくる妨害がかなり鬱陶しい存在となる。他の2人が近距離メインなのに対し、ミュウツーは遠距離で援護してくるのが特に厄介。ギガクッパが大きすぎて気づきにくいのもポイント。かといってミュウツーばかり気に取られてると、超火力のガノンドロフ、そしてギガクッパの餌食となる。
このイベント戦をクリアすると「終点」が解禁される為、なんとしてでも倒したい。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U
『X』ではルカリオに世代交代する形で不参戦となったものの、ファンから復活の要望が多かったことから、『for』ではシリーズ初の追加コンテンツとして復活。
さすがに声優が本業ではない市村氏を起用するわけにはいかなかったのか、CVは藤原啓治に変更された。
声の加工が行われているのは『DX』と同様。
使用するワザは新たに追加された百裂フィニッシュを除き『DX』と同じ。
横必殺ワザ「ねんりき」は、『DX』では飛び道具を反射しても移動方向を逆にするだけ、つまり相手側の攻撃のままという謎仕様だったが、本作からちゃんとミュウツー側の攻撃として反射するようになった。
下必殺ワザ「かなしばり」は発生や後隙が弱体化したものの、相手をふらふら状態にさせる時間が長くなったため、追撃しやすくなった。
一方で、通常必殺ワザ「シャドーボール」はふっとばし力が低下し、溜めている間の攻撃判定もなくなっている(一方でルカリオの「はどうだん」にはそのまま残っているが)。
しかし、弱点の一つである体重の軽さは大幅に悪化し、なんとプリンに次いで軽くなった(85→72)。身体の大きさも相まって、防御力は事実上の最下位。
Ver.1.1.5で若干重くなったものの、それでもMr.ゲーム&ウォッチより軽い(74)。
最後の切りふだは原作の専用わざでもある「サイコブレイク」。
メガミュウツーYにメガシンカした後すぐに、巨大な念力の詰まった貫通性の球を放つ。当たると相手は拘束され、脳内に対して物理的と思われる電撃らしき衝撃を相手に叩きつけ、ふっとばす。球が消える、もしくはヒットが終わるとすぐにメガシンカが解除される。
球のスピードは速めで大きいので、少しジャンプしながら撃つと当たりやすい。
ちなみに見た目に反し切りふだにしてはあまりふっとばしは強くない。よって大量撃墜を狙うにはそこそこダメージが溜まっている必要がある。
アップデートで最も多くの強化を得たファイターの一角。
機動力の大幅な上昇(特に歩行速度・走行速度は1.2倍に)をはじめ、横スマ根本・空上のダメージ増加、空上のふっとび増加、空前の発生高速化、上スマの後隙減少、空下の持続増加、横スマ・空N・空後・空上の判定拡大、空中攻撃の着地隙減少…と、目に見えるほどにパワーアップ。
キャラランクも当初はあまり高くなかったが、これらの強化を境に一気に強キャラの一角にまで上り詰めた。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
他のファイターと比べると変化は控えめな方だが、どちらかといえば弱体化された部分が多い。
比較的目立つ部分としてはつかみ攻撃が電撃属性から暗黒属性に変更されたことと、尻尾の喰らい判定が先端近くまで拡大されたこと、体重が増えたこと(それでも77→79だが)あたりか。
勝ちあがり乱闘「洗脳による支配」
ROUND | 敵 | 味方(カラー) |
---|---|---|
1 | ネス、リュカ | (なし) |
2 | クラウド | リュカ(5P) |
3 | リュウ、ケン | クラウド(2P) |
4 | リヒター | ケン(2P) |
5 | パルテナ、ピット | リヒター(7P) |
6 | ピカチュウ、ピチュー、プリン、ルカリオ | ピット(6P) |
BOSS | マスターハンド&クレイジーハンド | ピカチュウ(2P) |
ROUND2以降では前のROUNDにいたファイターの一人を洗脳し、味方として参加させる。
それだけでなく色もピカチュウを除いて黒系統に変化し、更にボス戦を含めてBGMも洗脳されたファイターに関係した暗いものになっており、洗脳されたファイターの不気味さと悲しさが表れている。
味方ファイターは、いずれも原作でも洗脳されたことがあるキャラ(ピカチュウは『ミュウツーの逆襲』のコピーポケモンがモチーフ)である。
マスターハンド&クレイジーハンド戦で通常とは異なるBGMが流れるルートの一つ。
余談
『スマブラ』のファイター達は(一部例外を除いて)負けた時に拍手して勝者を称えるのだが、ミュウツーはイメージを反映してなのか、拍手せず不服そうに腕を組んで立っているだけである。
関連タグ
ポケットモンスターシリーズ参戦ファイター
No | ファイター | 初参戦 |
---|---|---|
08 | ピカチュウ | 64 |
12 | プリン | 64 |
19 | ピチュー | DX |
24 | ミュウツー | DX |
33-35 | ポケモントレーナー(ゼニガメ/フシギソウ/リザードン) | X |
41 | ルカリオ | X |
50 | ゲッコウガ | for |
69 | ガオガエン | SP |