概要
NHKから特番の打診を受けた歌手の星野源が、堅っ苦しい音楽番組の本番ではないリハーサルのゆる~い雰囲気の音楽番組を世に届けたいというコンセプトから誕生した不定期特番。東京・渋谷にあるおげんさん(星野源)の家にて、おげんさんファミリーに扮した出演者が生演奏や音楽トークに花咲かせる。
放送前に必ずYouTube上にて数回に分けたメタ発言含みの宣伝動画をアップロードする。
番組の経過
2017年
第1弾(2017年)の放送時には「#おげんさん」などの関連タグ付きツイートが30万を超え、第55回ギャラクシー賞奨励賞を受賞した。反響を受けて放送された第2弾(2018年)も大きな反響を呼んでTwitterトレンドの世界1位を獲得している。
2018年
老若男女問わず視聴者を釘付けにしたこともあって、NHKは局の目玉番組である紅白歌合戦(2018年)に『おげんさんといっしょ』のコーナーを設けてまさかの紅白出場を果たした。ただ、声優の宮野真守は自分が扮する雅マモルが先にホットパンツ姿で紅白出場を達成したことに所属する劇団ひまわりのスタッフ共々、当の本人より「有名になってしまうのでは?」と危惧している。
2019年
紅白に出演してからしばらく音沙汰がなかったが、おげんさんちのねずみグッズがNHK公式ショップで販売開始したことを番宣材料として第3弾(2019年)が放送された。台風による大災害で関東甲信越や東北を中心に被災している状況下で放送時間も予定より30分遅くなったが、番組が始まる前からTwitterトレンド入りして放送終盤には世界トレンド1位となった。
紅白歌合戦(2019年)も星野源の前座役を務めた。ただ、レギュラーファミリーである長女の藤井隆は仕事の都合で放送に参加しなかった一方、次男の三浦大知、ビヨンセこと渡辺直美、雅マモルが他のレギュラーファミリーと共にドラえもんを熱唱した。
2020年
この年初頭から世界的にコロナウイルス『COVID-19』が大流行した。感染拡大を防ぐため外出規制が日本でも発令され、世の中も鬱屈とした気持ちに包まれていった。このためNHKはパペットを新規製作して、同年5月25日に特番『おげんさんと"ほぼ"いっしょ』を放送した。レギュラーファミリーと豊豊によるテレワーク風の30分収録番組だったが、放送時間になると安定してTwitterトレンド1位になった。
秋口になると第4弾(2020年)が発表され、第3弾の再放送も未来少年コナンデジタルリマスター版最終回後に放送された。ただ、Twitterトレンド上は当日実施されたアイドルグループ・嵐の『アラフェス2020』やアメリカ大統領選挙という強力なライバルイベントがあったので、過去の放送回よりトレンド1位入りするタイミングが遅れた。
2021年
11月に入るとNHKより同月20日に『おげんさんといっしょ~オールタイムリクエスト~』、同月23日22時より第5弾(2021年)の放送が発表。過去放送回のベスト場面をリクエストする『おげんさんといっしょ~オールタイムリクエスト~』には12700通以上ものお便りが寄せられ、おげんさんとおげんさんちのねずみがパペット姿で某他局深夜番組テイストで番組をお送りした。あわせて、過去の本編4回分も再放送される。
第5弾本編では、Eテレの音楽番組『ハッチポッチステーション』『ゆうがたクインテット』がテレ朝のひな壇番組っぽい形式でゲスト出演した。プロ野球日本シリーズ第三戦試合終了のタイミングでテレビ朝日からチャンネルを切り替える視聴者が多かった。Twitterトレンドはおげんさん関連と日本シリーズ関連のワードで埋め尽くされた。ちなみに、放送一曲目にタブー視された曲を披露している。
放送日
いずれもNHK総合にて放送
- 第1弾:2017年5月4日 22:50~23:50(再放送:2018年8月4日 1:00~2:00)
- 第2弾:2018年8月20日 22:00~23:10(再放送:2019年10月6日 0:35~1:45)
- 第3弾:2019年10月14日 22:30~24:00(再放送:2020年11月1日 1:20~2:50)
- おげんさんと"ほぼ"いっしょ:2020年5月25日 22:45~23:15
- 第4弾:2020年11月3日 22:00~23:25
- おげんさんといっしょ~オールタイムリクエスト~:2021年11月20日 23:45~24:30
- 第5弾:2021年11月23日 22:00~23:15
おげんさんファミリー
レギュラーファミリー
ゲストファミリー
- 長男:細野晴臣(第1弾のみ)
その他
おげんさんの子どもたち(サポートバンド)
ゲスト
- ビヨンセ(第3弾のみ):渡辺直美
- ELEVEN_PLAY(第4弾のみ)
- スナック豊豊のボーイ(第3弾のみ):PUNPEE
- スナック豊豊のボーイ(第4弾のみ):U-zhaan
- グッチ裕三(第5弾のみ)
- 宮川彬良(第5弾のみ)