プロフィール
概要
ルーマニアはトランシルヴァニア一帯を支配する高等吸血鬼(ヴァンパイアロード)「竜の血一族」の始祖。
世界最初の吸血鬼退治人であるヘルシング教授と戦ったと言われており、恐らくヴラム・ストーカー原作の小説に登場するドラキュラに当たる人物と思われる。
(実際、Y談おじさんの口からイニシャルが「D」であることが語られている。)
遥か昔にヘルシングと闘い、その強さを認め何やかんやあって和解して飲み友達になったらしく、現在は人間を襲ったりはしていない(この出来事を物語風に編集したのが、ロナルドが憧れた映画「ヘルシング」であり、作成にはドラルク一家が協力していたとの事)。
古き吸血鬼だが日光は全然平気で弱点にならないらしい。
かなりの資産家であり、ドラルクの暮らしていた城も数ある始祖の別荘の一つだという。100年以上前、一時期家族を連れて南米の別荘に移住していたことがあり、ドラルクの使い魔であるジョーカーボールたまおマルスケオリハルコンZガーディアンもこの人(?)が怪我をしている所を救助したのが縁でドラルクと知り合った。
一族の当主だが当主に対する執着とかはないらしく息子のドラウスに「当主を譲る?」とか言い出して慌てさせたことも。
高性能トラブルメーカー
上記のヘルシングの影響から人間を無作為に襲撃する変態…もとい高等吸血鬼たちに対しては、吸血行為を妨害することも厭わない。
とはいえ別に正義の味方というわけではなく、他の全ての吸血鬼の能力を無制限に使用できるというチートすぎる性能とハッチャけすぎな行動力により、子や孫を巻き込んでは大騒ぎしている迷惑なジジイ。
ドラルク曰く『気力と体力が無限の小五のウルトラマン』、要するに災害。「素」の肉体も並大抵の攻撃では灰になるどころかダメージすら受けない(対人地雷を踏んでもギャグ漫画的に少し焦げただけという始末)ほど強靭(ちなみにほかの同族は地雷を踏んだら普通に死ぬ模様)。
一部の読者からは、その対人地雷が強過ぎるのではと推測されているが……。
「リアルワニワニパニック」や「日帰りエベレスト」などのハッチャケた行動に最初はロナルドも「誰かもうやめようと言えばいいだろ」とツッコんだ。だがドラルクは「それで止まるなら苦労はしない」と反論しており、なまじ一族の頂点に立つほどの実力の持ち主であるため、誰も彼を止められないのが現状である。ロナルドも何度か巻き込まれた事で考えを改め、ドラルクと共に戦々恐々する羽目に陥った。新横浜吸血鬼退治人組合の面々も、ハロウィンパーティーや野球試合などの出来事からすっかりトラウマを植え付けられており、ギルドにやって来た彼を見て一同が顔を青ざめさせるほど。
「おヒマ?」と聞いてきて遊び相手を探す時があるが「ヒマ」と言ったら最後、ガンガン振り回されることになる。新横浜に遊び相手を探し回った際はロナルドとドラルク、ドラウスが同行し、被害を抑えようと奔走する羽目になった(それでも「ヒマ」と答えてしまう人がいたら、その人を人柱として押し付けるつもりだったが)。
催眠セットや透明化薬など、自作したアイテムをドラルクに送りつける事があり、これらがトラブルの種になる事が多い。
作中で披露した能力
なお、ここに記していない邪眼や洗脳、結界なども当然使用可能と思われる。
- 変身:もちろん一族で一番得意。ドラルクそっくりに化け、声まで完全に模倣した。ただし、ヒナイチだけは真祖が変身したドラルクが作った料理の味に、違和感を覚えていた。
- 飛行:無数のコウモリに変身し夜空を翔ける。
- 怪力:ホームランバッターをピッチャー返しで場外まで吹っ飛ばすほどの馬鹿力を見せる。
- 分身:テンションが上がってつい3人に残像分身してしまった。
- テレパシー:一度に百人を超える人間や吸血鬼と精神をつなげることが可能。
なお能力ではないが料理の腕も息子や孫同様高い。
声優
- 担当声優の中田譲治氏はアニメ化以前から吸血鬼すぐ死ぬを読んでおり「もしアニメ化して自分が演じるなら真祖」と前々から言っていた。
- ファンからは「御真祖様の声優は中田譲治か若本規夫」と囁かれており、アニメでの第一声で「勝てない」「声だけでも強い」等のコメントが流れた。
- ちなみに、若本氏はティザーPVのナレーションと吸血デメキン役を担当している
関連項目
個別
関連キャラクター
ヴラド・ツェペシュ:元ネタの元ネタ。「竜の血」の名はヴラド公の二つ名「竜の子」にちなんだものと思われる。
アーカード ネロ・カオス:中の人繋がりの吸血鬼。両者ともにラスボス級の実力者で前者は元ネタも同じである。
係累
ミナ:妻。人間ですでに故人
ドラウス:長男
ミラ:長男の妻
ゴルゴナ:義娘(真祖が血を与え血族入り)
ドラルク:孫