異世界ロクシア
いせかいろくしあ
概要
2ちゃんねるをパロディした掲示板「おーぷん2ちゃんねる」の板の一つ「ニュー速VIP」の「おーぷん民でファンタジー世界を作ろう!!」スレッドを中心に活動している企画。
スレッド側には誰でも投稿ができるが、企画Wiki側は現在管理人と承認された編集ユーザー達のみが記事の作成や編集が可能という形になっている。
投稿後にスレ住人たちから反対がされなかったり、反対部分があっても修正案が通ればウィキ側に承認されて掲載される。
世界観上の整合性などについての問題が見いだされた場合はウィキ側に載っている設定ページが削除、修正される事もある。
スレとウィキに記述のある設定についてパブリックドメインが適用されるが、他の場所で制作された作品(pixivのような他の場所で投稿された作品)については適用外となる。
世界観
異世界ロクシアに存在する惑星ロクシアースを主な舞台とする。世界としてのロクシアは瘴気に侵された「妖精界」と重なり合い、神々や天使のいる「天界」、魔族が拠点とする「魔界」、真正の悪魔たちがいる「獄界」とも繋がっている。地球から異世界転生や異世界転移(ロクシア側から見れば地球側も「異界」である)でロクシアに渡ってくる者もいる。
雰囲気としては剣と魔法の世界、中世ヨーロッパ風ファンタジージャンルの小説やJRPGに通じる。
ウィキ側では現時点では明記されていないが、スレ住民たちの合意として、作風や雰囲気としてはドラゴンクエストシリーズのそれが意識されている。
称号などにおける漢字の使い方は『ロトの紋章』的であり、世界観内に登場する(限られた場所に存在する)高度なテクノロジーとしては肉体の変容を伴う身体改造技術が登場する『ダイの大冒険』に近いところもある。
ナンバリングタイトルに加え派生作品も含むような大きなくくりとしての「ドラクエ的」である。ファイナルファンタジーシリーズのようなSF的未来的要素が強い作品群とは異なるものと位置づけられている。
ビジュアル的な雰囲気としては「グミー」や「イラスト」でアタリをつけられると思われる。
コミカルな姿のモンスターがいるが、同時にウィザードリィ的な暗くて重いイメージもある。
主な登場人物
ロクシア世界における主人公的なキャラクターの一人。
本来いがみ合う存在で在るべき勇者の母と魔王の父との間に生まれた半人半魔の勇者候補。
無口で没個性でこそあるが両親から受け継いだ人魔共存の理想とそれに見合う実力を併せ持つ英傑。
ストーカーな妹がいる。
投稿されているキャラソンの歌詞を踏まえると名前の由来は(ゲーム等の)プレイヤーと英語の祈る者(=Prayer)からか。
とあるスレ民にしてその正統派なヒーロー然とした設定と在り方から司る概念は「王道」と称された。
元は時間を司る神の一柱の魔族として転生した存在にして魔王候補が筆頭、魔王と付いているがロクシア世界的な意味での魔王ではない。
その実力はロクシア世界でもトップクラスの部類であり今まで数々の勇者候補が挑んでは散っていったとされる。
本人も時間魔法を操る強大な存在であるが部下として四天王ならぬクロノス12柱という幹部を擁しており殆どの冒険者はその末席にも敵わず一握りの勇者候補すら第11位に勝つのがやっとというありさま。
そんな中12柱の中でも中堅クラスの存在を排撃したプレヤーに興味を抱いており以来因縁の相手。
- ニュー・ゲイム
ロクシア世界における主人公的なキャラクターの一人。
スタートゥ王国なる国の王子でありその習わしで駆け出し冒険者として仲間と共に世界を旅している青年。
経験値や実力と言った点ではまだまだだが彼の強みは失敗や敗因を徹底的に分析し即座に補強するという高い成長性にあり伸びしろに関してはトップクラスと言って差し支えないだろう。
名前の由来は彼のキャラソンにもある通り「強くなってニューゲーム」からだろう。
- ミリオン
ロクシア世界を己の居場所を求めて彷徨う冒険者の一人。
魔法の才覚には乏しいようだが人間離れしたフィジカルに加えて格闘術に長じほぼ唯一の武装であるトゲ付きグローブで他を圧倒する。
性格はやさぐれており皮肉が効いたジョークを飛ばす一方で「理想」やそれに関する言葉やそれを掲げる人間を嫌悪どころかそれを通り越して激しく憎悪している。
彼もまたかつては理想を掲げて戦った勇者候補であったらしいが…。
ミリオンという名前も本名ではなく何処かで名付けられたあだ名か二つ名の様なものを自分から好んで使っており人相を隠すように目深に被った帽子も相まってその過去は謎に包まれているがその言動や彼の登場する設定からは過去に何かあったであろうことが窺われる。
スレ内での愛称は「アニキ」。
またとあるスレ民にしてそのアンチヒーロー的な設定と在り方から司る概念は「邪道」と称された。
名前の由来は百万を表すmillionからだろう。
- 覇道丸
ロクシア世界における主人公的なキャラクターの一人。
薫桜ノ皇国なる和風な国の出身の冒険者であり武者修行と称して諸国を旅している。
只ひたすらに己を鍛え強くなることのみを希求し時として卑怯卑劣と捉えられる道具や手法も当然とばかりに平然と使用する。
その強さで何かを成そうというのではなく愚直かつどこまでも純粋に強さのみを求める探求者。
その名前に反し、とあるスレ民にしてその設定と在り方から司る概念は「求道」と称された。
- 狗山 座敷郎
ロクシア世界における主人公的なキャラクターの一人、フルネームではなくグザンと呼ばれることが多い。
薫桜ノ皇国の皇子であり天下統一の大義を掲げて太平の世を築かんとする半人半神の勇者候補。
その大義はプレヤーの理想と限りなく近しくも違う物であり全ての勇者候補や魔王候補を筆頭とする強者を下す事で頂点に立ち支配層や善悪の流転でしかない現状を打破せんとしている。
とあるスレ民にしてそのダークヒーロー的な設定と在り方から司る概念は「覇道」と称された。
- 魔将ノブナガ
皆さん大好き尾張の大うつけこと第六天魔王の転生体である魔族であり魔王候補の一人。
その武力もさることながら政治力とカリスマ性による組織力で様々な種族を配下に擁した非常にグローバル色豊かな手勢を従えている。
一説には魔王候補として有名な実力者も多数その中に名を連ねているらしく交渉で他の魔王候補を手玉に取る等底が知れない。
ガイドライン
ウィキに掲載されたガイドラインでは共通設定として採用できないものの例が挙げられている。
設定の傾向に触れたものをあげると
- ファンタジーに落とし込めていない設定(SF、現代の軍事などに寄り過ぎている等)
既存設定のうちにも先んじて急激に科学技術が進んだ(電球が発明されているので現実世界の19世紀相当)場所はあるが、他地域と隔絶していて影響が及びにくい等の理由で容認されている。大量生産などの勢力図や文化レベルじたいに関わる範囲については現在「保留」扱いである。
- 極端にインフレした設定(神以上の存在は概ね暈していく傾向があります)
各神話体系の最高神や強力な神、じたいは既に存在し、世界を滅ぼし得る怪物として黒滅竜が設定されているが、お伽噺や神話での話となっており少なくとも作中の「現代(現在)」や「ひと昔前」の時代において地上世界にホイホイ出張ってくる感じの存在ではない。
ロクシアの世界観中でもこうしたガイドラインを体現したようなキャラクターがおり、外神ディオという存在はロクシアに持ち込まれた、本来存在し得ない技術、異能、チート、それによって起こったあらゆる事象を抹消するとされている。
この他既存設定と被るもの、矛盾し打ち消してしまうものは採用できないものとされている。
現状では他作品パロは過剰で無ければ可とされているが、氾濫した場合は方針そのものの全面撤回もありえるとされている。
世界観における強さの範囲
超存在ではない、個人・個体レベルの強さのランクの目安は以下の通り
人側 | 人外側 | |
---|---|---|
伝説級 | 物語に登場する勇者 | 魔王、一部のドラゴン |
超越者 | 勇者候補の極一部 | 最高位の魔物、最上位の悪魔、魔王候補、上位種のドラゴン |
人間としての壁 | ||
英雄 | 偉業を成し遂げた、またはそれが可能な英雄、S~上位Aランク冒険者、「候補」でない勇者相当の者 | 平均的なドラゴン、上位魔族、バトルデーモン、ハイフォールンエンジェル |
傑物 | Aランク冒険者の多く | 高位レッサードラゴン、平均的な竜人族、グレートオーガ、ハイエンジェル(単独)、ハイデーモン(単独) |
達人 | Bランク冒険者、勇者候補の多くが至るレベル | 下位魔族、レッサードラゴン、ヘルゴブリン、(達人相当が複数人で)デーモンやエンジェル |
才能の壁 | ||
戦闘職 | Cランク冒険者、大多数の国の兵士(軍事国家の兵士の中~上位は達人より少し下) | リトルデーモン、(数人がかりで)レッサーオーガ、レッサーデーモン、リトルエンジェル |
鍛えてる人 | E~Dランク冒険者、村の狩人 | 猪などの野生動物やオークなど低位の魔物、(頑張れば)単体のハイゴブリン、ゴブリン数体、スライムの小集団 |
一般人 | 普通の人、冒険者Fランク(見習い) | (武器を持てば)単独行動のジェルやゴブリン |
キャラが持ち得る力の上限としては以下のように定められている。
- キャラクターが瞬間的に出せる速度は音速未満まで
- 通常攻撃で地形が変わるレベルのものは無理、遠くから城などの堅牢な建築物を破壊できる攻撃も却下。
建築物をまとめて消し飛ばせるものも結果的に(瓦礫などを)遠くに飛ばす形になる為か不許可扱い。「戦略兵器」的なもの代替となる事で戦力図が塗り替えられる可能性を潰しているととれる。
- 武器・魔法の最大射程距離は1キロ未満。それでも長距離なものは「溜め」や回数等の条件についての審議が必要。
これらを合わせて『ドラゴンボール』的な戦闘を行えるキャラクターは不可とされている。
その他
現状ではガイドラインのページからリンクは貼られていないが、(現実世界でも機密情報とされる時代や地域がある)地図の扱いや、情報や手紙の届きやすさについても目安が存在している(【ロクシアでの世界地理について】)。