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TDG三部作の編集履歴

2022-02-25 09:23:18 バージョン

TDG三部作

てぃーでぃーじーさんぶさく

TDG三部作とは『ウルトラマンティガ』、『ウルトラマンダイナ』、『ウルトラマンガイア』の三作品を指す『ウルトラシリーズ』の作品群である。

概要

1996年から3年連続で放送されていわゆる平成ウルトラマンの魁となった、

  1. ウルトラマンティガTIGA(1996~1997年)※ウルトラシリーズ30周年記念作品
  2. ウルトラマンダイナDYNA(1997~1998年)
  3. ウルトラマンガイアGAIA(1998~1999年)

の三作品のことを指す用語。「平成三部作」「90年台3部作」とも。


この呼び名が広まったのはティガとダイナの合体技である「TDスペシャル」からだろうか。

近年の公式でも「TDG」の通称が使用されるようになったが、上記の通りガイアのみ別世界であること、またストーリーやタイプチェンジの内容なども異なることから、この括りに違和感を感じ嫌うファンもいる。

作風

タイプチェンジという様々な色をした特殊な姿に変身する能力を使用できるようになったことは特にウルトラシリーズにおいても革新的であり、以降の平成ウルトラマンもタイプチェンジ能力を使用できるのが一般的になった。唯一の例外はウルトラマンマックスだが、マックスは途中で専用の武器が追加された。


デザイン面では、TDG三部作では赤と銀以外のウルトラマンが登場、登場するウルトラマン全員に金色を含む派手なプロテクターが存在する。ダイナのみタイプチェンジ後はプロテクターがなくなる。ティガ、ダイナ、ガイアのカラータイマーウルトラ8兄弟客演時には色が青緑になっていた。


また、これまで基本的に1話完結だった作劇が、「ティガ」以降、1年を通して大河ドラマのような大きな流れを描くようになり、現在まで続く作風の源流となっている。


全作品に共通して劇場版とOVが存在する。ただし、ティガのみ放送中に劇場版が公開されておらず、完結から4年後の2000年に公開されるという異例の作品となった。OVは翌年の1月から3月までの25日に発売され、ウルトラマンネオスと共にウルトラマンコスモス放送までの期間を繋いだ。なお、OVはダイナ以外は最終回以降の後日談となっている。


一方で巨額の制作費用が掛けられていたことでも有名であり、一説によれば『ガイア』第1話の製作費は1億円を超えていたとも言われている…が2018年のイベントにて単純な予算は『ダイナ』の方が多く使ったと当時のスタッフがコメントしていた。いずれにせよかなりの製作費がかけられたことは間違いない。

その結果、非常に完成度の高い作品が多く生み出されているが、これが円谷プロの経営を圧迫することとなってしまった。そのため後の時代に円谷プロ子会社化の原因は今作であるとする見方も存在する。

事実円谷プロを買収したTYO関係者は「これだけ売り上げがあってどうして赤字が出るんだ」と頭を抱えたという。

放送枠

平日のゴールデンタイムに放送していた昭和ウルトラマンとは違い、TDG三部作は土曜の夕方に放送されていたのが特徴(後の『コスモス』も同じ)。


制作局は昭和ウルトラマンのTBSから代わってTBS系列のMBSこと毎日放送。ちなみに毎日放送は3部作だけでなく、ガイアから2年後の『ウルトラマンコスモス』も制作。『ネクサス』以降の『メビウス』までのハイコンセプト・ウルトラマンCBCこと中部日本放送が制作した。


放送期間は3作品とも1年間だが、「9月開始・翌年8月終了」という当時にしては珍しいパターンだった。

世界観のつながり

このうち世界観を共有しているのは『ティガ』と『ダイナ』のみで、『ガイア』は別世界を舞台としている。『ティガ』は2007年、『ダイナ』は2017年と近未来を舞台にしているのに比べ、『ガイア』はリアルタイムが舞台。例外的に放送当時に公開された劇場版で共演を果たしている。TDG三部作は本来昭和ウルトラマンとは世界観がつながらないものの、後の作品では、昭和世界の作品に出張していることもある。


最近の作品群に過去作要素が多いこともあってか、ファンからはよく「過去作要素のない作品群」と言われることが多いが、実際に過去作要素が全く存在しないのは『ガイア』のみである。『ティガ』には初代ウルトラマン客演『ダイナ』はそもそもティガの世界観を共有した直接の続編であり、こちらにもある通り、最近の作品以上に過去作(ティガのみだが)との繋がりが強い。

またガイアのTV本編に過去作要素は存在しないが、後の劇場版ではティガとダイナ両名との共演を果たしている為、完全に過去作との繋がりが無い訳ではない。

公式サイト

上記の通り、三部作とコスモスはMBSが制作したが、TDGの3人はCBC制作の大決戦!超ウルトラ8兄弟に客演したため、CBCにより新たに公式サイトが作られた。

何気に本放送時に制作に関わらなかったにもかかわらず、公式サイトが放送終了から約10年たってから新たに開設されるという異例な対処となった。

これらのサイトおよび、ハイコンセプト・ウルトラマン、さらにはテレビ東京移行後の新世代ヒーローズのサイトは現在でも閲覧可能であり、2021年、『コスモス』を除く全てのTVシリーズの平成ウルトラマンの公式サイトが閲覧可能である。


サイト一覧

『ウルトラマンティガ』公式サイト

『ウルトラマンダイナ』公式サイト

『ウルトラマンガイア』公式サイト

関連動画

関連項目

ウルトラシリーズ 20代ホイホイ 30代ホイホイ 円谷こわれる


ウルトラマンナイス


超時空の大決戦/大決戦!超ウルトラ8兄弟…この3作の主人公がメインとも言える映画。

決戦!ウルトラ10勇士!!

超時空のアドベンチャー…上記『超時空の大決戦』の続編。



ウルトラフュージョンブレス - ティガ、ダイナ、ガイアが同じ位置にソートされている。

ガンマフューチャー - ティガ・ダイナ・ガイアの力を授けられたウルトラマンゼット戦闘形態


ハイコンセプト・ウルトラマン - 同じく3作品で括られるネクサスマックスメビウスの平成ウルトラマン3作。


権藤俊輔 中村浩二 清水一哉 三宅敏夫

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