ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

土佐くろしお鉄道の編集履歴

2022-03-06 12:51:41 バージョン

土佐くろしお鉄道

とさくろしおてつどう

高知県内において3路線を保有・運営する第三セクターの鉄道会社。

いずれもJR四国土讃線との直通運転を行っている。


路線

四万十くろしおライン

窪川駅宿毛駅間。正式な路線名は「中村線」(窪川駅〜中村駅間)と「宿毛線」(中村駅〜宿毛駅間)で、2015年平成27年)9月26日に両路線の総称として「四万十くろしおライン」の愛称が付けられた。両路線とも事実上、土讃線の延長線として建設された経緯を持ち、運用も土讃線と一体化されている。


中村線は日本国有鉄道国鉄)の鉄道路線(地方交通線)であったが、1986年昭和61年)4月7日特定地方交通線に選定され、同年5月27日に第3次廃止対象特定地方交通線として運輸大臣に承認された。このため、1987年(昭和62年)4月1日の国鉄分割民営化によるJR四国への承継を経て1988年(昭和63年)4月1日に土佐くろしお鉄道へと移管された。


宿毛線は元々は日本鉄道建設公団鉄建公団)の工事線であり、宇和島駅愛媛県宇和島市)から中村駅(高知県中村市(※))までを結ぶ路線として計画された「宿毛線」であった。このうち、建設線の宿毛駅〜中村駅間を土佐くろしお鉄道が引き継ぐ形で建設され、1997年平成9年)10月1日に新規路線として開通した。そのため、実質的には中村線を延長した形で開通したものの、路線の起点は中村線と接続する中村駅ではなく宿毛駅である。


(※)2005年(平成17年)4月10日幡多郡西土佐村と合併して四万十市になった。


ごめん・なはり線

後免駅奈半利駅間。正式な路線名は「阿佐線」で、開通当初から「ごめん・なはり線」の愛称が付けられている。


元々は宿毛線と同様に日本鉄道建設公団の工事線であり、牟岐駅徳島県海部郡牟岐町)から後免駅高知県南国市)までを結ぶ路線として計画された「阿佐線」であった。このうち、高知県側の「阿佐西線」として予定されていた一部区間(奈半利駅〜後免駅間)の建設を引き継いで完成させ、2002年(平成14年)7月1日に新規路線として開通した。公団によりAB線(地方開発線及び地方幹線)に位置付けられた路線としては、建設中止路線を除けば最後の開通路線・開通区間となった。なお、徳島県側の「阿佐東線」は阿佐海岸鉄道海部駅甲浦駅間の建設を引き継ぎ、1992年(平成4年)3月26日に開通させている。


駅ごとにやなせたかし(高知県香美郡香北町(※)出身の漫画家)がデザインしたイメージキャラクターがある。


(※)2006年(平成18年)3月1日に同郡土佐山田町物部村と合併して香美市になった。


車両

2000系

四万十くろしおライン(中村線・宿毛線)用の特急形車両。JR四国土讃線などとの相互直通運転を行うにあたり、車両使用料の調整のためにJR四国とほぼ同一仕様で新製された。1990年に4両が製造され、JR四国の高知運転所に配置された。JR所有車と区別するため車番が30番台となっている。2001年3月3日からは「土讃線アンパンマン列車」仕様(ピンク→2009年10月1日のリニューアル後はオレンジ)となった。2020年7月18日の運転をもって2700系に役目を譲り引退。翌日(7月19日)廃車回送された。


2700系

四万十くろしおライン(中村線・宿毛線)用の特急形車両。上記2000系の後継車として、やはりJR四国とほぼ同一仕様で新製された。2020年に2両が製造され、JR四国の高知運転所に配置された。「アンパンマン列車」ではないが、2000系と同様にJR所有車と区別するため車番が30番台となっている。


TKT8000形

四万十くろしおライン(中村線・宿毛線)の普通列車用。両運転台で8両在籍。


9640形

ごめん・なはり線(阿佐線)の普通・快速列車用。両運転台車。在籍する11両のうち2両は特別仕様。


関連タグ

第三セクター ローカル線 地方交通線特定地方交通線

日本国有鉄道国鉄) JR四国 阿佐海岸鉄道 日本鉄道建設公団

土讃線

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました