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阿佐海岸鉄道の編集履歴

2022-06-02 15:20:48 バージョン

阿佐海岸鉄道

あさかいがんてつどう

徳島県海陽町に本社を置く第三セクター鉄道。

概要

徳島県海陽町阿波海南駅高知県東洋町甲浦駅間、計10.0kmの阿佐東線を営業している第三セクター鉄道会社。徳島県唯一のJR以外の鉄道会社でもある。

元々国鉄の計画線であった阿佐線の未開業区間の一部を利用しており、全線が高架となっている。鉄道区間の終点・甲浦駅は、その先室戸市を通り土佐くろしお鉄道阿佐線(ごめん・なはり線)と繋がる予定だったが、鉄路としての延伸は断念している。


路線が短い上に、牟岐線の末端区間であることや沿線人口の減少が影響して、2011年度の営業係数(100円を稼ぐのに必要な運行経費)は「916」と、全国の鉄道路線で最も高い数値となっている。


2017年、徳島県が線路道路両方走行可能なバスDMV2020年度をめどに国内初の営業運転を開始することを発表した。甲浦駅から室戸岬方面へ、鉄路では成し得なかった乗り入れを行う予定である。DMV導入は観光資源としての意味合いも込められている。安全性検証を含め運行開始時期は当初より延期となったが、2021年12月25日営業開始。

またDMV導入に合わせて牟岐線の阿波海南駅〜海部駅間の1区間が阿佐海岸鉄道へ移管・編入された。阿波海南駅〜甲浦駅間は鉄道路線として、阿波海南文化村〜阿波海南駅間と甲浦駅〜宍喰温泉・室戸岬方面(室戸岬方面は土・休日のみ設定)間はバス路線として、阿佐海岸鉄道による一体的な運行が行われる。牟岐線列車との接続は阿波海南駅で行う。


運行形態

線内運転の普通列車が中心。宍喰駅車両基地があるために宍喰折り返しの区間列車も設定されていた。

  • 2019年3月時点で平日、土曜・休日共に全線16往復体制が確保され、大多数の列車が海部駅にて牟岐線列車と接続するダイヤが組まれていた。
  • 2019年3月改正まで朝の2往復はJR四国牟岐駅まで相互乗り入れを行っていたが、この運転は同改正で中止となった。かつては特急うずしお」が乗入れていた時期もあり、その時期は特急料金も設定されていた。

歴代車両

通常タイプの気動車


DMV車両

鉄道区間は「気動車」。JR北海道の試作車「DMV911」「DMV921」に続く形で、量産車は「DMV93形」、車種はトヨタ・コースター(4代目、2018年6月マイナーチェンジモデル)。

「徳島230 あ 〇〇〇」は徳島県版図柄入りナンバープレートに記載されている希望ナンバー。

  • DMV931徳島230 あ 931。車体色は青(水色)。「未来への波乗り」をコンセプトにした。
  • DMV932徳島230 あ 932。車体色は緑(黄緑)。「すだちの風」をコンセプトにした。
  • DMV933徳島230 あ 933。車体色は赤(橙)。「阿佐海岸維新」をコンセプトにした。

駅・停留所一覧

運行系統「海南宍喰線」

番号名称備考
阿波海南文化村停留所
M27阿波海南停留所JR四国牟岐線乗り換え・「バス停」で乗降取扱い
(阿波海南信号場)鉄道・バス切り替え地点
AK28海部駅
AK29宍喰駅本社所在地で有人駅駅長は2匹の伊勢海老
(甲浦信号場)旧・甲浦駅のホームの位置に設けられた、鉄道・バス切り替え地点
AK30甲浦停留所DMV化に伴い旧駅から移転・「バス停」で乗降取扱い
道の駅東洋町停留所
道の駅宍喰温泉停留所

運行系統「海南室戸線」

※土・休日のみ設定

番号名称備考
阿波海南文化村停留所
M27阿波海南停留所
(阿波海南信号場)
AK28海部駅
AK29宍喰駅
(甲浦信号場)
AK30甲浦停留所
道の駅東洋町停留所
むろと廃校水族館停留所
室戸世界ジオパークセンター停留所
室戸岬停留所
海の駅とろむ停留所

動画


関連項目

第三セクター 徳島県海陽町 高知県東洋町

土佐くろしお鉄道 阿佐線(ごめん・なはり線)

高千穂鉄道 JR四国 牟岐線


外部リンク

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