「私達は自由な結婚なんて諦めてる 諦めるか逃げるしかない」
「私の大好きだった姉さんも 自由な恋愛を求めて海へ飛び出したわ 求婚の旅へ!!」
「私との結婚は……!!! 地獄にはさせませんよ゛!!!」
プロフィール
本名 | シャーロット・プリン |
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CV | 沢城みゆき、桑島法子(856話 - 863話、沢城の産休による代役) |
所属 | ビッグ・マム海賊団、シャーロット家35女、カフェ「カラメル」オーナー |
種族 | 三つ目族(ハーフ) |
出身地 | 偉大なる航路 新世界 万国 |
年齢 | 16歳 |
誕生日 | 6月25日(シャー「ロ」ット+毎月25日はプリンの日) |
身長 | 166cm |
星座 | かに座 |
血液型 | XF型 |
好物 | 生チョコレート、プリン |
武器 | パーカッションロック式36口径拳銃「ウォーカー」 |
悪魔の実 | メモメモの実(超人系) |
初登場 | 単行本82巻 第824話「気まぐれ」 |
概要
ビッグ・マム海賊団船長・“ビッグ・マム”シャーロット・リンリンの娘にして、シャーロット家の三十五女。
チョコレート大臣の治めるショコラタウンにて、ゼリーのニトロ、絨毯のラビヤンと共にカフェ「カラメル」を営んでおり、店も自身で製作している。
人物
母親のリンリンとは(ロックス海賊団に所属していた時代は除く)似ても似つかない程の超絶な美人であり、女好きであるサンジやその兄弟達も写真一発で見惚れてしまい、ブルックもメロメロになる程(リンリンも28歳頃の顔立ちは悪くなかった様だが、プリンとは似ていない)。
性格も気立てが良い穏やかな心の持ち主(ブルック曰く「ど!!どこまでいい娘!! これが本当に『四皇』の娘!?」)で、機転も効く。かなりの恥ずかしがり屋でもある。
母親からは「お前はまるでお人形だね」と大事に扱われているが、初めて登場を果たした魚人島篇では部下(恐らくお菓子のホーミーズ)を食べる母の振る舞いに呆れる様な表情を浮かべており、汎ゆる事を強要してくる母に不満を抱いている節がある。
重大なネタバレを含みます。 |
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「アハハハ!!夢見てんじゃないわよ!!! あのチンピラと私が結婚!!?するわけないでしょう!!?」
第850話の終盤にて、プリンは今までの穏やかな一面とは打って変わって、サンジの姉であるヴィンスモーク・レイジュをソファに拘束した上で上記の凶悪な一面を見せ、多くの読者はその変貌ぶりに度肝を抜かれる事になる。
実は今までサンジ達に見せていた穏やかな一面は「演技」に過ぎず、裏の性格は母親に勝るとも劣らない冷酷且つ残忍。本心は結婚どころか男にも興味を持たないと言う。
プリンは、ビッグ・マム海賊団の真の目的が、自身の演技力でつけ込み、サンジを結婚式当日にヴィンスモーク家共々皆殺しにする事や、母親は最初からヴィンスモーク家ではなく彼らのクローン兵と科学力を掌中に収める事だけが狙いだった事を拘束した彼女の前で嘲笑いながら明かすのだった。
またルフィ達も皆殺しにするつもりである事も発覚する。そのうえ、サンジのこれまでの決意やプロポーズを底意地の悪い顔芸を交えながら(レイジュが顔を背ける程)コケにしており、銃殺する時に真実を知ったサンジのリアクションを予想する時にエネル顔になった。
メモメモの実の能力“編集”でレイジュの記憶を改竄し、プリンに銃撃された事を「侵入者」に騒ぐ兵士達に遭遇して巻き込まれたと思い込ませた。
しかしその時、ベランダの外にはプリンが告白をする現場に偶然手作り弁当と花束を届けに来たサンジが訪れており、雨に打たれる中で話を一部始終聞かれてしまった為、後にサンジはレイジュに真実を告げてしまう。
当然、事実を知った彼は、深い絶望感を味わう事に…。
戦闘能力
「人はみんな頭の中に記憶のフィルムを持ってる 怖かった事 悲しい思い出 忘れたい過去 あるでしょ?」
悪魔の実 | メモメモの実 |
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解説 | 人の記憶をフィルム状に取り出し、自由に編集できる。 |
種類 | 超人系 |
人の記憶を頭から取り出した上で自由に改竄することが出来る記憶(メモリー)人間。改竄する際は様々な人の記憶を変更する等の多彩さを誇り、応用すれば秘密の計画を聞かれた時の隠蔽や、複数の敵対者の足止めとして使用出来る。その為、前衛向きではないものの、短時間であれば護身や防衛ができるだけの戦闘力も持つ。
他に、パーカッションロック式36口径『ウォーカー』という名の銃を所持し、弾丸はあらゆる頑丈な鉄も撃ち抜く威力を持つ『キャンディジャケット』を使用している。
世界でも希少な三つ目族の血を引いている。三つ目が「真の開眼」を果たすと、特殊な力が覚醒するらしい。
技
- 編集(エディット)
相手から取り出した記憶のフィルムに別の記憶を貼り付けたり、不都合な記憶を鋏で「カット」して改竄する。
- 記憶の糸フラッシュバック(メモリーズフィルフラッシュバック)
手から出した能力の糸に触れた相手の記憶を一時的に走馬灯の様に蘇らせる。作中ではホーミーズに使用し、元の魂の持ち主の記憶を蘇らせ、一時的にビッグ・マムの支配から解放した。
経歴
過去
幼い頃は、三つ目が原因で実の母親であるビッグ・マムを始めとする家族からは気味悪がられ、周囲の子供たちには酷く虐められていた。この2つの要因により自分を「三つ目の醜い化け物」と思い込む様になった結果、性格は歪んで行き、虐めてくる子供達に刃物で仕返ししていた。
現在はビッグ・マムのお気に入りの娘の一人で、容姿と猫被りによる「演技力」の高さを買われ、人形の様に大事に扱われつつも母の命令には逆らえない育て方をされてきた。そんな母に対しては呆れ、又は不満を抱いている。
一方で母の束縛を抜け出し、自由な恋愛を求め求婚の旅に出た姉・ローラを慕っている。ローラが家出してから欠番となっているチョコレート大臣の候補に挙げられているが、本人にその気は無くいつかローラが帰って来てくれるかも知れないという理由から断り続けている。またローラの姉・シフォンとの仲も良好で、よく一緒にケーキを作っていたという。
第2部・最後の海 新世界編
魚人島篇の終盤で初登場を果たす。
WCI篇
ビッグ・マム海賊団がジェルマ66の科学力を手に入れるキーパーソンとして配される(結婚式において誓いのキスの瞬間にサンジをプリンが射殺、それをヴィンスモーク家抹殺の合図とする予定だった)。
ショコラタウンでルフィ達と接触し、その際に翌日、南西の海岸にサンジを連れて行く事を約束しホールケーキアイランドへの航路を書いた地図を渡す。翌日はドレス選びで身動きが取れなくなり、その次の日ヴィンスモーク家との縁組を祝福する昼食に出席後、サンジと二人きりの場を設け、「王族に生まれて幸せだと思った事は一度もない」と言うサンジの境遇を気遣う。そして自分との結婚を“救い”だと受け入れたサンジからプロポーズされる。
だが、ここまでの全ての振る舞いはヴィンスモーク家を陥れる為の演技に過ぎず、ルフィ達に航路を教えたのも誘導していた為であった。その日の夜、囚人図書室に捕まったルフィとナミの元を訪れ、2人を嘲笑いながら自身の本性と母親の計画を耳打ちする。
その後、自分を嗅ぎ回っていたレイジュをソファに拘束し、メモメモの実の能力を保険として、レイジュにその本性とヴィンスモーク家・麦わらの一味皆殺しの計画を明かす。更にサンジのこれまでの決意、プロポーズを口汚い暴言や意地の悪い顔芸を交えて馬鹿にしながらレイジュの記憶を改竄し、母親と結婚式の最終確認を行う。
いかんせん自らの能力を過信したばかりに、計画の情報が漏れてしまうミスを犯してしまったようだ。
結婚式当日、計画通りサンジに「第3の目」を見せるが、初めて自分の三つ目を肯定してくれた言葉をかけてくれたサンジに不意の涙を流し、その場に崩れ落ちてしまう。
暗殺失敗後は大きく動揺し、サンジに銃を乱射し本性を見せつけるも、母や兄弟、そして自分をも騙して来た生き様を指摘されると三つ目に更なる涙を浮かべる。以後、混乱したお茶会の場では戦力になれず、兄であるダイフクからも役立たず呼ばわりされ突き飛ばされてしまう。
この騒動の中で本当にサンジに好意を抱き、ホールケーキ城崩壊後は、食い煩いを発症した母親からサンジを救う為、兄達を欺きながら(ペロスペロー達には、「サンジに侮辱されたの 私…!! あいつらを消してくれるなら…ママにご褒美くらいあげなくちゃ…」と説明した)密かに麦わらの一味の脱出に加勢する。
この際言いたいことと言ってることがメチャクチャになっており、残忍な性格と優しい性格が無意識のうちに切り替わるという半ば二重人格のような状態になってしまう。
- 「ビッグマムが、ウェディングケーキを麦わらの一味が盗んだと思い込んでる」と伝えようとして、
- とんでもない悪人面で「逃げようとしても無駄、ママはあんた達を海底に沈める」と言ったり、
- サンジに「こっちにきてケーキを作るのを手伝って欲しい」と伝えようとして、
- これまたとんでもない悪人面で「こっちにきてママに仲間が殺されるのを見物するといい」と言い放ったり、
- 挙げ句の果てには「偶然ケーキ作って食べようかなと思ってただけでビッグマムを止めてアンタ達を助けようとか思ってる訳じゃないんだからね!」と伝統の台詞を吐く等とんでもないツンデレを披露している(毎回シフォンに「違うでしょ!?何言ってんの!?」とツッコまれ本人も困惑している)。
また、サンジの事を「サンジ!……さん」と呼ぶようになってしまっておりサンジの前では本性が隠せなくなってしまっている様である。尚その場で一緒に逃げていたルフィ達もそんな彼女の態度に唖然としていた。(曰く「感情の裏返しが凄い…!!!」)
なんとかシフォンとサンジの協力を得て母親の欲するウェディングケーキ作りに取り掛かる。
海上でケーキを完成させ、ベッジとシフォンに引き渡すとルフィを出迎える為、サンジを連れカカオ島に引き返す。
サンジとの別れ際、最後のお願いとして口付けを交わし、キスの記憶をサンジの頭から抜き取り、その場から去る。
ケーキによって食いわずらいは治まり、島民からは国を救ったと賞賛されたが、それが自分の功績ではないとして思い詰め、それまでのサンジとのやり取りの記憶のフィルムを振り返り、大粒の涙を流した。
- ジェルマ66のあゝ無感情海遊記
扉絵連載にてビッグ・マムに敗れ、モンドールの能力で本の中に閉じ込められていたニジとヨンジに、サンジを虐めた罰の意味を込めて「プリンパンチ」をお見舞いする彼女の姿が見られた。
失恋しても尚、彼に対する愛情は忘れていない模様。
関連イラスト
関連タグ
“ビッグ・マム”
姉
堕姫:中の人繋がり。さらには「美人だが残忍」、「兄がいる」、「幼少期に容貌が原因で母親や周囲の人間から迫害されていた」、「三つ目(あちらの場合は兄の目を借りるだけである)」が共通している。ただしプリンとは違い癇癪持ちであり下の者をいじめており、あまつにさえ自殺に追い込んでいる。また思い通りにならないことが続くと泣きじゃくってすぐ兄に頼み込むという違いがある。