概要
ポケモン遊園地の人気マジシャン。名前の由来は、執事を表す英単語である「Butler」だろうか。
本作におけるヴィラン。
過去はマグマ団に所属していた研究員で、採取したグラードンの化石からグラードンを復活させる研究を行っていたが、デモンストレーションの際に装置を動かすエネルギーが不足していた事で実験は失敗し、そのことをマグマ団から散々嘲られた末に組織からも追い出されてしまう。
自身を追放したマグマ団への復讐の為、ジラーチの集める千年彗星のエネルギーに注目し、ジラーチとパートナーになれる相手を探しながら、恋人のダイアンと共に各地を旅していた。
なお、ダイアンによると幼少期は純粋に手品が好きな少年であったという。
エンターテイナーらしく、アドリブも巧みであり、サトシ達やロケット団を使ったマジックも披露した。
そして、マサトとの出会いでジラーチが目覚めたことを知ると、自らの願いの為に遂に行動を開始。
マサトたちが寝ている隙にジラーチを密かに持ち出し、第三の目を無理矢理開眼させて千年彗星のエネルギーを得ようとするが、想定以上に膨大なエネルギーに装置が耐えられずに大破、さらに事態に気づいて駆け付けたサトシたちや反旗を翻したダイアンによりジラーチを奪われてしまい、計画は失敗する。
それでも諦めずにダイアンの車に発信機を取り付けて執念深く追跡、ファウンスで再びジラーチを強奪して装置の起動にも成功するが、生まれたのは自らの願いとは全く異なる怪物:メタグラードンであった。
呆然とする最中、自らを庇ったダイアンの献身から改心。彼女を救出するためにサトシ達と共闘し、装置の逆稼働に成功するも取り込まれてしまう(漫画版ではジラーチを庇って触手に叩きつけれられて気絶)。
しかし、その直後にジラーチのはめつのねがいによってメタグラードンは倒され、ダイアン共々生還する。事件終息後は、荒れ果てたファウンスの自然を元に戻す為、ダイアンと共にファウンスに残る。
野心家ではあったものの、自らの過ちに気づいた後は、事態終息のために奔走し、犯した罪の償いをする決意を固めるなど、根っからのマッドサイエンティストというわけではなかったようである。
『波導の勇者』にも少しだけ登場している。
ポケモンカード化もされており、カード名が「バトラーの手品」となっている。
手持ち
グラエナ(CV:坂口候一)
マジックショーのアシスタント。
走り出した車に追いつく脚の速さを持ち、ダイアンの車に発信機を取り付ける役割も担った。
ゲーム版での性別は♀。
キルリア(CV:西村ちなみ)
マジックショーのアシスタント。
アブソルに対してはさいみんじゅつで対抗し、眠らせた。
ゲーム版での性別は♀。
サマヨール(CV:小西克幸)
マジックショーのアシスタント。
サトシが入った箱を破壊するイリュージョンにてはかいこうせんを放った。
ロケット団に対してはナイトヘッドで吹っ飛ばした。
本作の汚れ役の一人で、サイコキネシスでジラーチの真実の目を無理やり開かせた。
この他にもおにびを使用している。
ゲーム版での性別は♂。
ボーマンダ(CV:小西克幸)
バトラーのエースで彼を背中に乗せて飛ぶことができる。
ファウンスでの戦いではサトシ一行を背中に乗せた野生のフライゴンと対決。
もっとも、根は悪いやつではないらしく、メタグラードンを倒すべく共闘した場面では吸収攻撃からサトシ達をかばっている。
使用技はかえんほうしゃ。
ゲーム版での性別は♂。
その他
チルット
マジックの鳩役として複数体登場。
余談
手持ちもサマヨールとボーマンダ。更にはマジシャンらしい言動をしている。
また、彼の向かい側にいる女性エリートトレーナーも「ダイアン」という名前で「バトラーと私は幼馴染」といった事が聞けるなどとサービス要素満載であった。
関連タグ
グズマ、ビート…同じく他者に自分の存在や努力を認めれらなかったのが原因で凶暴な危険人物に変貌した面々。悪の組織とも関与していた。