概要
CV:雪乃五月(現ゆきのさつき)(ドラマCD版)/瀬戸麻沙美(幻影異聞録♯FE/ヒーローズ/無双)
クラス:魔道士→司祭(FC暗黒竜/無双)/賢者(紋章/新暗黒竜/新紋章)
『暗黒竜と光の剣』および続編の『紋章の謎』(ともにリメイク版含む)に登場。
アカネイアの大司祭ミロアの娘。
同シリーズの『聖戦の系譜』でも「リンダ」という名前のキャラクターが登場するが、本キャラクターとは別人である。
詳細はリンダ(FE聖戦)参照。
箱田真紀版コミックや佐野&わたなべ版コミックでは勝気な性格にされていた。また、箱田版ではマジックシールドで魔法防御を限界まで上げたうえでガーネフの【マフーの書】と自身の【オーラの書】による一騎打ちを仕掛けるという、オリジナルの展開を繰り広げたことがある。
暗黒竜と光の剣
賢者ガトーの後継者として超破壊魔法オーラを受け継いだ父・ミロアを、ガトーに選ばれず嫉妬に狂ったガーネフに殺害されてしまう。しかも「オーラの書」を父から受け継いでいる事を知られ、命を狙われる羽目になる。
ガーネフから身を隠すべく男装して逃げ延びていたが、奴隷商人に捕われてノルダの市場に監禁されていた所をマルスに救われ、そのままオーラの書を携えてアリティア軍に加わる。
紋章の謎
ニーナ王妃の命でマルスにファイアーエムブレムを渡すため旅立つも、マケドニアで囚われの身となっていた中でアリティア軍と合流。
戦争終結後はパレスに建設された魔道学院に勤め、想い人の存在が噂されている。
リメイク版
本編に関係する重要な魔法である「オーラ」が専用装備ではなくなった事でシナリオにおいて問題が発生する事に…(後述)彼女といいマリクといい、「専用では無くなった」事でシナリオにツッコミどころが出来てしまった事に不満をあげる旧ユーザーは多かった。
また諸事情によりSFC版では「奴隷商人に売られていた」設定が「ならず者に捕まり捕虜になった」という設定にされた。
性格が掘り下げられ「やや勝気な性格だが、宮廷暮らしゆえ世間知らずなお嬢様」というキャラ付けがされた。このため田舎育ちのマイユニットの気にしている事に対して配慮ができない発言をしてしまうことも…。しかし、最終的にはしっかり互いを信頼しあえる仲となる。特にマイユニットが男性の場合はローブの事を指摘されて照れるなど、恋愛ものに近い支援となる。その場合、後日談で噂される「好きな人」というのはもしかすると…?
余談
- 正体を明かした際にロングヘアーの美少女が登場した事で男装は無理なのでは…と、言われていた事はよくネタにされる。FE無双以降の作品では身体のラインもはっきりして大人びた雰囲気になった事でより言われるようになった。
- 『新・暗黒竜』ではオーラがリンダ専用では無くなり、女性専用魔法になってしまったが、前述した様にガーネフが暴走するきっかけになったのはオーラの継承者に選ばれなかったからである。リメイク版で女性専用になってしまった事で、男性であるガーネフは使用権限すらない魔法の為に狂ったのか?、そもそも女性専用魔法を継承されたリンダの父は使えたのだろうか?それ以前に最初に作り出したガトーもオーラを使えないじゃないかとか、女性専用魔法を2人の男のどちらかに継承させようとした意味はなんなのかとか、たくさんの疑問と矛盾が発生する事になってしまった…流石にマズイと思ったのか『新・紋章の謎』において継承されたミロアが独自にこういう制限をかけたという設定が追加された。しかし制限をかけた事に関しての理由が語られてないので、何故ミロア自身が使えなくなる様な制限をかける必要があったのか?という疑問は残ったままとなっている…憶測にはなるが「万が一、ガーネフに渡ってしまった時に使えなくさせるため」といった所だと思われる。
- 『紋章の謎』の時点でマリクから一方通行の支援効果を受けることが出来た事でマリクに好意を持っているというのがユーザー間での認識であった。後日談などで語られる事はないため彼女の気持ちは知るすべもないが、『新・紋章の謎』で追加されたマリクとの支援会話にて、彼の想い人の存在を知ると少し気落ちする事からもそういう見解で良いと思われる。
ユニット性能
初期ステータスはそこそこだが、成長率は極めて高く魔法キャラとしてはマリクと双璧をなす最強ユニット。FC版では魔法キャラは全員力の成長率が0%という事もあり、最強の威力を持つ専用魔法・オーラの存在が光る。
『紋章の謎』ではダメージに直結する力が伸びる様になったものの、守備の成長率が落とされてしまい「ガラスのエース」となってしまう。
『新・暗黒竜』では全体的に成長率が落とされている中、変わらず高い水準を誇るが、とうとう守備の成長率が0%になった。SFC版より耐久よりのバランスになった事で、成長率こそ高いものの相対的に弱くなるという悲しい事になってしまった…とはいえ魔防がさらに伸びる様になった事に加え、相変わらず火力はトップクラスなので相手をよく見て運用すれば強い。
他のシリーズ作品
幻影異聞録♯FE
終盤に賢者のミラージュとして登場。本作でCVが新規に設定され、ヒーローズや無双でも引き続き担当している。なお、作中に登場する「チキは俺の嫁P」と兼ね役である。
実は黒乃霧亜のミラージュブラスト候補として『覚醒』のサーリャと競合していたが、霧亜の近寄りがたいミステリアスな性格には合わないとして没になってしまった。
ファイアーエムブレムヒーローズ
光の魔道士 リンダ
「わたしはリンダ。
ミロア大司祭の娘よ。
…あんまりじろじろ見ないで。」
属性 | 青 |
---|---|
武器種別 | 魔法 |
タイプ | 歩行 |
武器 | オーラ(専用) |
補助 | 献身 |
パッシブA | HP3 |
パッシブC | 魔防の鼓舞3 |
配信初期から登場している通常版。
本作では「オーラ」は継承不可能な専用武器の扱いになっており、「生の息吹2」の効果を内包。攻撃しながら周囲の味方のHPを回復できる。錬成すると、1距離ユニットの攻撃力を上げる「共鳴オーラ」を習得できる。
自身のHPを分け与える補助スキルの「献身」や「魔防の鼓舞」も覚え味方のサポート面でも優秀。
ステータスは攻撃・速さに特化しておりアタッカーとしては非常に優秀な反面、守備が低いため物理耐久が低い。例え属性で有利の取れる剣属性が相手でも、物理攻撃を受けると一撃で沈みかねない。魔防も決して高いわけではなく、ニノやラインハルトなど、高火力な魔道士が相手ではやはり危険。
とにかく高い攻撃・速さを活かして相手を一方的に攻撃していくことが大事である。
守備・魔防を犠牲にして攻撃・速さを高める「死線」を継承させることでアタッカーとしてはより強力になり、全ユニット中最高レベルの攻撃と速さを得られるようになる。しかし、この運用だと最高レアリティの最高LVでも守備が僅か9(苦手個体だと6)という悲惨な事になる。
これでは有利不利関係なく物理キャラに叩かれただけで即死してしまう、ガラスのエースとなってしまう。素で持っている「献身」と相性のいい、「攻め立て」を併用すると反撃を受けずに追撃ができるようになり、耐久面の不安もある程度解消される。
とにかく攻撃を受けない位置取りを心がけて相手を一方的に攻撃することで真価を発揮できるユニット。
武器錬成で味方近接ユニットの攻撃力を上げるデューテの専用武器「共鳴オーラ」を習得できる。さらに、魔法と杖のユニットの攻撃力を上げる錬成も可能。いずれも元々の「オーラ」とは全く別物の効果に変わるので、うまく使い分けていきたいところ。
後に「オーラ」に錬成が実装され、戦闘後の回復効果から「ターン開始時に周囲1マスの味方の魔法、杖の攻撃+6」と魔法&杖ユニットの攻撃バフ効果へと変更でき、特殊錬成で更に「2マス以内に魔法、杖の味方がいる場合に戦闘中、自身の攻撃、速さ+5」と魔法&杖ユニットとのシナジーに溢れる効果となっている。
2019年3月に「共鳴オーラ」にも錬成が実装され、こちらは近距離攻撃ユニットとのシナジーがある。どちらを使うかはパーティ編成によってくるだろう。なお、双方とも弓と暗器とはシナジーしない。
2020年6月に神装英雄に抜擢され、アスク王国の衣装に。
夏の光条 リンダ
「わたしはリンダ。ミロア大司祭の…
…あ、あんまりじろじろ見ないで!
こんな格好だけど、れっきとした魔道士よ。」
属性 | 無 |
---|---|
武器種別 | 暗器 |
タイプ | 騎馬 |
武器 | ヒトデ+ |
補助 | 献身 |
パッシブA | 攻撃魔防の大覚醒3 |
パッシブB | 相性相殺3 |
2018年7月に登場した水着版の超英雄。初の暗器騎馬ユニットである。
普段のローブを水着デザインにしたような見た目のセクシーな服装。星型のアクセサリーが可愛らしいが、それとは裏腹に武器としてヒトデを投げつけてくるという意外とエグい攻撃をしてくる。見た目は手裏剣みたいだけど生物です、それ…。
武器(?)の「ヒトデ+」は戦闘後に相手とその2マスの敵の防御、魔防を-7させる暗器で、HPが75%以下の時に二連続攻撃が可能な「攻め立て」効果も内蔵している。パッシブAに「攻撃魔防の大覚醒3」も覚え、パッシブBの「相性相殺3」も持つので無属性有利になる「レイヴン」系の魔法には強い。
基本はデバフをバラ撒くサポートユニットとして立ち回れるが、「献身」でHP調整をして武器とパッシブA効果を発動しておくと魔法ユニット相手に強く立ち回れるようになる。再行動すればなお確実に仕留められる。逆に物理相手には低HP低防御が祟ってまず一発で消し飛ばされるので注意。
ちなみに、この水着は本人にとってはとても恥ずかしいらしく、スキル習得時に羽織るものを欲しがったり、外伝ストーリーでは「こんな下着同然の格好で戦うなんて…」「こんな格好だとうまく戦えないわ…!」と苦言を漏らしたりしている。なお、カミラからは普段のローブもかなり際どいことについて突っ込まれてるが、「あ、あれは大切なものだから、恥ずかしくないわ!」と返している、ホントかな?
もしかしたら今後もイースターのバニー衣装など、衣装で弄られるポジションのキャラとなるかもしれない…。彼女に失礼のないよう、紳士的な気持ちを持って次の登場を待とう。
ファイアーエムブレム無双
DLC第2弾「ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣」追加パックでナバール・ミネルバと共に参戦。
キャラ設定自体はリメイク版に準拠しているが、クラスはFC版準拠で司祭になる。司祭にクラスチェンジすると杖が使えるようになる。
専用武器は「オーラの書」。
ルフレと同じく魔道士系のキャラだがモーションは別のものが設定されている。
オーラを始め、ブリザー、トロン、ボルガノンなど原作に登場した様々な魔法を駆使して戦う。覚醒奥義ではリザイアを使い敵からHPを吸収する。また、デュアル奥義では原作でガーネフのマフーの書に唯一対抗できた魔法「スターライト・エクスプロージョン」まで使用する。
ステータス傾向は原作同様に攻撃よりで魔力の数値は全キャラトップ。さらに幸運も全キャラトップなので、本作屈指の強スキル『滅殺』との相性がよく雑魚もボスもあっという間に殲滅していく。欠点も原作と同じ守備の低さでこちらはぶっちぎりのワースト値であり、高難易度ではネームドキャラの強攻撃一発で瀕死、レベル差次第では即死すらありうるので敵の攻撃を喰らわない様な立ち回りが求められる。
関連イラスト
関連タグ
暗黒竜と光の剣 紋章の謎 新・暗黒竜と光の剣 新・紋章の謎 幻影異聞録♯FE ファイアーエムブレムヒーローズ ファイアーエムブレム無双
ガーネフ…父の仇
オーラの書…父から受け継いだ最上位魔法
イナ…同シリーズによる中の人繋がり