プロフィール
世代 | 究極体 |
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タイプ | 魔人型 |
属性 | ウィルス |
必殺技 | トランプソード |
得意技 | クラウントリック、エンディングスナイプ、エンディングスペル、トイワンダネス |
装備 | トランプソード、マジックボックス |
勢力 | ナイトメアソルジャーズ |
概要
別次元的な存在で、正体はまったくの不明である。
何の為に出現したのか、その存在目的も不明であり、それを解明する手段も現時点では無い。しかし、戦闘力は強力であり、出会ってしまった場合は、己の運命を呪うしかない。
トランプソードはトランプを投げているわけではなく、背中の4つの剣で串刺しにする技である(柄の部分のトランプのスートの意匠があるから『トランプソード』なのである)。
亜種
カオスピエモン
GAIAが作り出したカオスロード配下のカオス三将軍に属するデジモンで、服装が黒くなっている。『デジモンワールド2』のオリジナルデジモンであり、その後の出番は特にない。
作品での活躍
『デジモンアドベンチャー』
CV:大塚周夫
魔の山の四天王ダークマスターズの一員として登場。四天王の参報格にして事実上のリーダー的存在。
初登場時はトランプのジョーカーのような愉快な玉乗り道化師として現れ「良い子のみんな~」とやたら軽快な口調で話しかけてきた。
その戦闘力は最強クラスで、現実世界から戻ってきたばかりの太一達と戦い、ウォーグレイモンとメタルガルルモンを必殺技トランプソードの一撃で倒すという驚異的な戦闘力を見せている。
アニメオリジナルの技として、白いハンカチで敵を包み人形に変えてしまう「トイワンダネス」(衝撃波として放っているシーンもある)、衝撃波を敵にぶつける「エンディングスペル」を使ってくる。
実は過去に選ばれし子供達のパートナーのデジタマと紋章・タグを奪うため、ゲンナイら「自律エージェント」の組織を襲撃したことがある。
詳細は不明だが、この際にゲンナイに暗黒球なるものを植え付けており、その影響を抑えるためにゲンナイは青年の姿から老人の姿へ変えたとされている。
また、このピエモンらの襲撃がきっかけで、テイルモンのみが別の場所へと落とされ、それが他のデジモンたちと孤立する原因になった。
四天王の3体を太一達に倒され、最後の一体としてスパイラルマウンテンの頂上にて彼らを待ち受けていた。
トイワンダネスでタケル、ヒカリ、パタモン以外の仲間たちを人形に変えていき全滅寸前に追い込むも、タケルが最後まで希望を捨てなかった為、ホーリーエンジェモンの超進化を許してしまう。人形化された子供達とデジモン達もホーリーエンジェモンによって元に戻され、遅れてきたミミが引き連れた仲間のデジモンと合流し、劣勢になる。
焦ったピエモンは大量のイビルモンを呼び寄せて総力戦を開始するも、完全体デジモンからの攻撃にすら防戦一方になった挙句、ホーリーエンジェモンのヘブンズゲートによってイビルモン共々亜空間に飛ばされて消滅。彼の死をもってダークマスターズは全滅したが……。
『デジモンアドベンチャーVテイマー01』
エイリアス3の1人であるシグマのパートナーとして登場した。
究極体としての誇りが高く、パートナーには忠実な性格。信頼関係も高い
。
八神太一とゼロ達を仮面広場「マスクズ・スクエアー」に連れ込み、太一とゼロのコマンドをシグマに筒抜けにしてコンビネーションを封じ、さらに自分やトランプソードを意のままに瞬間移動させて追い込むが、太一達がアイコンタクトによるコンビネーションで行ったフェイントに引っかかり自滅した。
その後シグマの心からの願いで太一には見逃してもらったが、デーモン城に帰還後彩羽ネオにアルカディモン幼年期の餌にされてしまい消滅した。
『デジモンサヴァイブ』
※ネタバレ注意!
主に従い、アルケニモン達に子供達の生贄を集めるよう指示していた。第3章から存在は確認されていたが、フードで姿を隠されていた。
第7章で対面、激突することになる。
完全体までにしか進化できないアグモンたちにとっては苦戦するが、バトル勝利後は本気では戦っておらず、ミユキを主に捧げるとタクマとともに黒いモヤに包まれる。
その後はタクマの世界に飛ばされ、アグモン達と激突。先程の戦闘でダメージを受けており、アグモンに敗北し、ミユキが開いたゲートに飛ばされた。
分岐ルートで道義ルートでは生存確認はされなかったが、激情ルート、調和ルートの第10章で姿を現す。
激情ルートではアオイを抹殺しようとするが、アオイとラブラモンが融合、暗黒進化して、プルートモンとなり逆に殺される。
調和ルートでは妹を殺されたカイトとともに主に復讐することを提案し、ドラクモンがヴァンデモンに進化し、融合することにより、ボルトバウタモンとなる。
『デジモンゴーストゲーム』
CV:山路和弘
第41話で登場。
ついに回想以外で正式登場した究極体で、アニメでの登場はアドベンチャー以来となる。他のダークマスターズの面子の中で唯一アニメシリーズで再登場していなかったが今作で遂に再登場することになった。
デジタルワールドでは公式設定同様恐れられた存在であり、神出鬼没さと幻想的な演出で話題の『ピエール・ドリームサーカス』を人間のサーカス団長"ピエール"に扮し率いていた。
今回はきちんと『サーカスのピエロ』をしており、表向きには真っ当なサーカスで観客を魅了しているが、その裏ではマスコットキャラに扮したオポッサモンに怪しげな招待状を配らせており、サーカスに招待されれば最後、危険な綱渡りに参加させられ成功失敗問わず参加者をトランプに変えてしまう。その目的は「強者に従う」という己の信念の元、人間世界でゲームを行うためジョーカーを除くA~Kのトランプの札を全て用意するためだった。
(このトランプへの変化は人間により変化する札が異なるため、劇中でもダブりが発生しており集めるのに苦労したらしい)
このほかに初代アドベンチャーに見せた人形化のようにマスコット要員としてアンゴラモンを小動物化する能力も使用した。
本編では「人間と勝負した事が無い」という宙の指摘からアンゴラモンとカードにされた人たちの命運を賭け瑠璃とトランプを使い「互いにトランプを捲り数字を比べ数字が大きい方が勝ち3勝した方がこのゲームの勝利者となる」というルールでゲームを行うことになり互角の勝負を繰り広げるも敗北、「勝利した強者へのルールに従う」と素直に負けを認めアンゴラモンとカード化した人間を元に戻し、宙から「トランプは人間界で購入すればいい」と言われて何処かへ姿を消していった。
勝つために手段を問わなかった初代アドベンチャーの個体に比べると、自分の陣営もデメリットを受けるルール(カード捲りで敗北すると敗北側の人員に攻撃が行く)で正々堂々戦い敗北を潔く認めており、敗北後にイカサマと疑い瑠璃に襲い掛かった仲間のメフィスモンに対してもカード化して止めたりなど「ゲーム」という範囲の元だが潔い性格をしている。
V テイマー01以来の和解できたピエモンと言えるかもしれない。
余談
アニメでは初代から参戦している古参デジモンであるにも関わらず、その特異なデザインか、はたまた正体が全くの謎に包まれているという設定故か、アニメの放送当時には固定の進化ルートが存在していなかった。(他のダークマスターズは進化前がかなりわかりやすい部類である。)
デジモンリアライズやデジモンカードゲームを見る限りではファントモンから進化する場合が多い。(デジモンカードゲームではファントモン+その他の完全体デジモンをジョグレス進化させることで進化するようである。)
スマホアプリ『デジモン新世紀』では大塚周夫氏が既に亡くなっているため、息子である大塚明夫氏がCVを担当している。
進化ルート
バイタルブレスにて設定された進化ルート。これまではファントモンが進化前に据えられていたが、デジモンクロスウォーズにてジョーカーモンが初登場し、後に世代が完全体だと設定された為、進化ルートに組み込まれた。実際にジョーカーモンには「ピエモンの同属ではないかと言われている」という設定がある。