「下の下・・・以下ですねッ!」
初登場話:第33話「真理、死す」
概要
(身長と体重、特色/力の出典はテレ朝版公式サイト、東映公式『仮面ライダー図鑑』より)
薔薇をモチーフとしている(また一部にハカイダーの意匠も取り入れられている。詳細は後述)。
特定の武器等は持たないが格闘戦に長けている上に、瞬間移動・念動力・衝撃波を発するなどの強力な超能力やバラの花弁による攻撃を行う為に、遠近を問わないバランスの取れた戦闘力を発揮する。人間態のままでも、空中に浮遊したり掲げた両手に溜めたエネルギー弾を放ったりと、規格外の強さをもつ。他にも、バラの蔓状のムチなども攻撃手段として備えているが、劇中では未使用。腕からは拘束用の蔦状の光輪も放つ。
なお、テレビマガジンで特集された図解によれば、体内はバラの蔦が絡まったような形状になっており、中でもバラの花に似た心臓からは使徒再生用の触手を生み出すという。
また、腕だけ怪人態に変身させるといった能力も存在する辺り、戦闘力の高さが窺える。
数多くのオルフェノクを従えているスマートブレインの支配者だけあって、劇中に登場したオルフェノクの中でもトップクラスの実力者であり、一度はラッキークローバーのメンバー入りを果たした澤田…スパイダーオルフェノクや乾巧…ウルフオルフェノクを凌駕し、アークオルフェノクやゴートオルフェノク、ドラゴンオルフェノクに次ぐ戦闘力を発揮した。
劇中終盤では、ファイズ、カイザ、デルタの三人を相手にしても互角以上に渡り合う活躍を見せている。彼らのトリプルキックの直撃を受けても紋章が現れず、よろめいた後に赤い薔薇の花弁を撒き散らして撤退しているほどのタフネスさを持っている。
HEROSAGAでは各家庭に青いバラの花束を贈って、人々を灰化ないしは使徒再生させる事により人類の大半をオルフェノク化させる事に成功している。つまり、パラダイス・ロストに登場する一般人の子供達もオルフェノクというわけで、村上がどれだけ人間に絶望し、情を捨て去っているかがわかるだろう。タガメラスやグロンギ、アンノウンなど子供を殺害した怪人はそれなりにいるものの、HEROSAGA内での話が真実ならばローズオルフェノクが一番子供を殺害した怪人という事になる。
容姿
最大の特徴としてその容姿が上げられる。
多くのオルフェノクは鎧等を纏い、武装したような容姿をとるのに対し、彼はほとんど生身に近い姿をしており、体色もオルフェノクの中では明るく、白に近い灰色となっている。額の透けた部分にはバラの花が咲いており、青白く発光している。
これは彼の強い自尊心が投影された姿と思われる。
幹部格では唯一の植物モチーフである(一般枠ではサボテンモチーフのカクタスオルフェノクがいる。ただし、トードスツールオルフェノクはキノコモチーフなので厳密には植物ではない)。
余談
自分のことを正義を遂行するヒーローだと思っているような、自惚れの象徴としてバラがあしらわれている(『完全超悪』p.143)。
『仮面ライダー913』第23話「花形の理想」でも、彼と思しきシルエットが1コマ登場している。
関連タグ
仮面ライダー555 仮面ライダーファイズ オルフェノク 薔薇 村上峡児 特撮 スマートブレイン
ハカイダー:モデルとされるが、あくまで演じた村井氏の発言が定着したものであり、後年の篠原氏の発言によれば「子供が思い描く”ヒーローになった自分の典型”」として光速エスパーがイメージにあったとの事(『完全超悪』p.143)。部下がハカイダー四人衆モチーフなのでソレがハカイダー説の定着につながったと考えられる。
ガーゴイルレジェンドルガ:スーツがローズオルフェノクの改造。胴体や四肢のディティールに着目すると気付きやすいか。