概要
三国志を題材にした『『三国志大戦』、日本の戦国時代を題材にした『戦国大戦』に続く作品。
三国志と戦国時代に加え、江戸時代・幕末からの人物も武将として参戦する。
過去作に登場したデザインの三国志武将、戦国武将も登場し、さながら大戦シリーズのオールスター作品である。
東京都内において2021年6月18日から20日、2022年1月13日から2月3日までロケテストが開催。
2022年度初頭のロケテストでもって本稼働にむけた検証に目処が立ったと発表された(ツイート)。
3月10日に本稼働開始。三国志大戦シリーズ第二期(『三国志大戦4』~)と同じくカードは実機印刷タイプ。判型はほぼ同一だが、三国志大戦第一期と戦国大戦のように四隅に丸みがない。これは筐体含めWCCF FOOTISTA(2022年3月稼働終了)で使用していたものを流用しているため。
三国志大戦第二期では同種カードでも一枚一枚で将器スキルや副効果に差異が出る仕様になっていたが本作にはこうしたバリエ機能は実装されていない。
ゲームシステム
先立ってわかる人向けに一言で説明すると、三国志大戦と戦国大戦を足して二で割って少しシンプルにしたゲームと言える。
プレイヤーは規定コストの範囲で武将カードを配備しデッキを構築。そしてその武将たちを操作して相手の城を攻撃し、先に相手の城ゲージを0にするかタイムアップ時に残り城ゲージが多いほうが勝利となる。
武将にはそれぞれ以下のようなものが設定されている。
兵種 | 後述 |
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コスト | 以下の能力をもとに設定された数値。能力が高ければ高いほどコストも高くなり、デッキ構築の際の枷となる。また、この値が大きいほど攻城時の攻撃力も高くなる。 |
武力 | 与ダメージと被ダメージ、攻城攻撃力に影響する。 |
知力 | 計略の効果や伏兵発動時のダメージ、攻城速度に影響する。 |
計略 | 武将ごとに設定された必殺技。強化や妨害など様々なものがある。発動には一定時間ごとに得れる士気が必要で、効果の高いものほど多くの士気を要する。 |
特技 | 対戦開始時や対戦中にパッシブで効果を発揮する特殊能力。 |
また、武将はそれぞれの特徴を持つ”兵種”が設定されている。
騎兵 | 機動力が高く、攻城力の低い兵種。動かし続けることにより加速し、一定速以上で発生する「突撃オーラ」を纏った状態で的に接触すると「突撃」が発生して大ダメージを与えることができる。 |
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槍兵 | 機動力は低いが前面に槍を備えた兵種。槍に触れた相手を一方的に攻撃でき、一定以上の速度の敵に当てた場合は「迎撃」が発生して大ダメージを与えることができる。また、方向転換した際に槍が触れる事により「槍撃」が発生する。ただし敵と接触して「乱戦状態」になると槍は一時的に消える。 |
弓兵 | 静止することにより遠くの敵を攻撃し続けることができる兵種。また、しばらく静止してから部隊を動かすと少しの間移動しながら射撃を行う「走射」状態となる。なお、乱戦状態では射撃は行えない。 |
鉄砲隊 | 火縄銃による射撃を行える兵種。敵に向かってロックオンターゲットが現れた状態でカードを前後に動かすことにより射撃を行う。一度撃つと次の射撃までに時間を要するが瞬発力では弓兵に優る。当然ながら三国志の武将のなかにはこの兵種は存在しない。 |
剣豪 | 旧作における「歩兵」に相当する兵種。カードを回すことにより周囲を薙ぎ払う「斬撃」を行うことができ、突撃状態の騎兵を斬りつけた場合は少しの間速度を落とすことができる。 |
外部作品とのコラボ
これまでの大戦における「時代」の楔がなくなったこともあってか、当作でのコラボ参戦武将はこれまでのように既存の三国志、戦国武将の名前を被せることなく、原作そのままの名前で参戦している。
映像化された作品については声優も同じなのだが、版権料の問題かコラボカードはキャンペーン期間中に入手しそこねると期間終了後の再収得はできないと明言されており、更にイラストもアニメ絵で固定されるなど今までのシリーズと比べて窮屈だと感じるプレイヤーも少なくない。
参戦作品及びキャラクター一覧
キングダム
- 前半(2022/4/13〜2022/4/26)
- 後半(2022/4/27〜2022/5/10)
原哲夫戦国シリーズ
加藤清正(前田慶次かぶき旅)、直江兼続(義風堂々)、前田慶次(花の慶次)
銀魂
- 前半(2022/7/13〜2022/7/26)
- 後半(2022/7/27〜2022/8/8)
ゴールデンカムイ
- 前半(2022/10/19〜2022/11/1)
- 後半(2022/11/2〜2022/11/15)