概要
三国志を題材にした『三国志大戦』からはじまり、1期最終作『三国志大戦3』の後には日本の戦国時代を題材にした『戦国大戦』が展開された。
『三国志大戦』は筐体でのカード印刷方式に切り替えた2期に突入し、現在は『三国志大戦6(第二期ver.3)』が稼働中。
2021年、三国志、戦国時代、さらに江戸・幕末勢力が参戦する新作『英傑大戦』が発表。ロケテストが同年6月18日から20日にかけて開催された。
システム
大きなタッチパネルにカードを配置し、カードそのものを動かす事でゲーム中の武将達を移動させ、様々な計略をも組み合わせて敵を撃破し、城門に凸して対戦相手のゲージを削る、というのがおおよその骨子である。
初代『三国志大戦』は2005年からの稼働で、パネル状に配置したカードを移動させてプレイするリアルタイムストラテジーゲームとしては世界初の作品である。
これをサッカーに置き換えた『WORLD CLUB Champion Football(WCCF)』も同社より展開されている。
大戦シリーズと同じく合戦・戦闘系の作品として『悠久の車輪』や『ロードオブヴァーミリオン』シリーズ等が存在する。2021年現在、バトルものかつ現役で稼働し続けているシリーズは大戦シリーズのみである。
武将カード
タッチパネルに配置するカードを「武将カード」と呼び、それぞれのカードに描かれゲーム中で使用できるキャラクター達を「武将」と呼称する。
武将や武人ではない人物モチーフも多いが、兵卒を従えて一緒に行動する、という形にする事で非戦闘員系の歴史上の人物も戦える世界観となっている。
同じ人物でも複数のイラストレーターがデザインすることで複数種の武将カードが生まれている。
例えば上杉謙信だと、お馴染みの白頭巾(行人包)を身につけた初期カードにも使われるデザイン版(イラスト:杉浦善夫)のほか、女性説を採用した歩鳥謙信や電影武将・宴版(イラスト:山中虎鉄)、阿弥陀丸めいた毘沙門天と憑依合体する麻倉葉めいたマンキン謙信(イラスト:武井宏之)などが存在する。別カードであっても基本的に同名武将は同じ編成に入れられないシステムだが、特定のモードやイベントにおいて逆にこれを可能とするレギュレーションが設けられることもある。
他作品とのコラボを積極的に行っている。前述の『シャーマンキング』のように三国志や戦国時代を扱わない作品も多く、その場合はコラボ作品側のキャラクターを武将に置き換えたデザインがなされ、コラボ側の名台詞や決め台詞を口にすることも多い。