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CV:依田英助(『BLACK』)、濱田岳(『BLACKSUN』)

概要

 第46話から登場した、バラオム配下のゴルゴム怪人マッコウクジラの姿をしているコウモリ怪人同様、言葉を話す。

 武器は頭部から発射する白い粘液で、これを浴びるとゴルゴムの大怪人でさえも動けなくなってしまう。また、超音波を放射して敵を混乱させることも可能。

 南光太郎とは終始「クジラ怪人」「ライダー」と呼び合っていた。

活躍

 海をコンビナートの油で汚そうとするダロムと、それに反対するバラオムの会話を聞いてしまい、それを機にゴルゴムを裏切った。

 バラオムはクジラ怪人が裏切った事を知り、捨て石(墓石変わり)にして仮面ライダーBLACKを倒そうとするが、クジラ怪人は粘液でバラオムの動きを封じ、BLACKの勝利に貢献した。

 第48話では、第47話でシャドームーンに敗れ死亡したBLACKを助け、洞窟に匿った。そしてクジラ怪人の一族に代々伝わる「命のエキス」を与えて復活させた。その命のエキスの効果は、蘇生だけではなくパワーアップ効果もある。

 第49話では、ダロムとコウモリ怪人に追い詰められ重傷を負わされてしまうが、間一髪の所をBLACKに救われる。が、わが身可愛さでゴルゴムに寝返った人々(ゴルゴム親衛隊)によって捕らえられ、BLACKをおびき出す人質として利用されてしまう(この時、かつてゴルゴムに所属していた罪滅ぼしの意味も込めて、親衛隊の人々を救うため無抵抗で捕まっている)。その後、ダロム達に追い詰められるライダーを救うため囚われの状態でありながら超音波を放ち、コウモリ怪人の動きを狂わせるというアシストを行う、更に使い捨ての駒としてゴルゴム親衛隊の人々を始末しようとしたコウモリ怪人に粘液を浴びせて攻撃、自分を捕らえた人間たちを救うという活躍も見せた。この行動に心打たれた親衛隊の人々は自分たちの行動を恥じ、クジラ怪人に謝罪し「自分たちもゴルゴムと戦う」と改心している。

悲しき最期

 そして第50話では光太郎をゴルゴム神殿へと案内したが、トゲウオ怪人と遭遇し川の中へ。光太郎がクジラ怪人を探す中、満身創痍の状態でトゲウオ怪人と戦うが、追い詰められていく。

 最期は光太郎への見せしめとして、トゲ攻撃と鱗爆弾、そしてヒレ攻撃で切り裂かれて殺される。死ぬ間際に「自分の生まれた故郷・海を守ってほしい」とBLACKに告げ、爆死した。

「ライダー・・・海を守ってくれ・・・うみを・・・ぉぉ・・・」

 BLACKを匿った洞窟は、後にライドロンの人工知能を目覚めさせるために光太郎が再び訪れた。

特撮冒険活劇スーパーヒーロー烈伝

プレイアブルキャラクターとして参戦。

仮面ライダーBLACKSUN

「生き残りたくないのかぁぁぁ!」

南光太郎からキングストーンを奪う為の刺客「白長須鯨怪人」として登場。モチーフは変わっているが、原典と同じく頭部から液体を噴射して攻撃する。南光太郎=黒殿様飛蝗怪人と戦うも戦力差は大きく敢え無く敗北。殺されかけるが和泉葵の介入によって命は助かった。その後は任務に失敗した身である為にゴルゴムへの帰還を躊躇い、行く宛を失う。

ゴルゴムからの刺客ではあるが、原典と同じく悪人ではなく、むしろ人間臭い性格をしている。

なお、演者の濱田氏は『超時空の大決戦』に新星勉役で出演しており、特撮作品への出演は本作で2度目であるが仮面ライダーシリーズへの出演は初。

余談

 頭から発する白い液体は、鯨の噴気だけでなく、マッコウクジラの頭部から採取できる脳油(鯨蝋)がモチーフ。脳油は精液に似ているため、かつて精液と誤解されていたことがある。

英名「スパーム(精液の意)・ホエール」もこれが由来。

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