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井垣渉の編集履歴2022/11/02 19:43:14 版
編集内容:内容を追記

「怪人はねぇ!人間じゃないんですよぉ!」

演:今野浩喜

概要

『仮面ライダーBLACKSUN』の登場人物。人間。

反怪人団体の中心人物の男性で怪人のヘイトスピーチや排斥を訴えるデモを度々行っている。異論を唱える者への文句として「バカ言ってる!」または「バーカ言ってる!」と返すのが癖。

過去に何かあったのかは不明だが怪人への差別意識は異常なほど強く、「差別は人間が人間にするものであり、怪人は人間ではないから自分たちの行為は差別に当たらない」と開き直って堂々と差別を行っている(尚、怪人の誕生経緯を考えると怪人達も立派な人間であり、そもそもこの言い分自体も屁理屈のようなものである)。

更には同じ人間であったとしても下級国民に対しては怪人とさして変わらない態度を取っており「怪人と子供を作るような人間も化物と同じ」、自身の方がよほど化物だと批判されれば「自分達が化物ならお前らは化物以下のウンコ」と臆面もなく言い放っている。

その差別意識の強さと危険性から小松俊介の父親には「狂ってる」とばっさり切り捨てられ、俊介達からも差別主義者と呼ばれて心底嫌われている。

ファンの間では演者の代表作に絡めて「愛の無い今野」などと呼ばれる。

関連タグ

仮面ライダーBLACKSUN

右翼 差別 ヘイトクライム 正義中毒 正義のためなら人間はどこまでも残酷になれるんだ

吐き気を催す邪悪 自分が悪だと気づいていない最もドス黒い悪

ネット右翼ネット左翼白人至上主義ネットイナゴツイフェミ:現実世界に於いて政治的主張が先鋭化し過ぎた例。恐らくはこれらをモチーフにしているであろう事が窺える。

蛭川光彦作品は異なるが、こちらも特定の存在に対して理由不明な差別意識を抱き、その存在に対して、当てつけ同然な屁理屈を宣いながら、貶め、排斥しようと目論んだ。

差別主義者の蛮行と最期(ネタバレ注意)

第7話にて自分に突っかかってきた(といっても突っかかられるような原因を作ったのは井垣自身だが)俊介を集団暴行の上殺害。挙げ句その遺体を俊介の家の直ぐ側に吊るして見せ物同然にするという悪辣極まりない行為に及ぶ。

そして終盤、街頭演説をしている最中に息子の復讐を果たさんとする俊介の父親に襲われそうになるが、そこに突如現れた銀殿様飛蝗怪人に捕まる。

怪人の真実を知ったことに加えて上記の俊介の無残な姿を見たことで信彦の人間への怒りと憎しみは限界を超えており、井垣の目の前で完全体SHADOWMOONへと変化。

怪人相手にもかかわらずその迫力からか、はたまた単に我が身可愛さからか、今までの強気な態度とは打って変わって弱々しく命乞いをするものの当然許されるわけもなく、大勢の観衆の前で頭部を粉砕され、殺害された。

こうして大勢の人目がつく場所で死に様を晒されるという俊介にしたことをそのまま自分に返される自業自得な最期を迎えたが、この一件が原因で信彦は人間への情を完全に捨て去ってしまい、怪人が人間の上位に君臨する世界を作るために動き出すこととなってしまった。

振り返ると、彼が怪人に対して強気な態度を取れたのは、万が一に怪人が怒って襲いかかっても警察に守ってもらえるからと思われる。信彦に殺された時も周囲の人間たちは誰1人として井垣を助けようとしなかった(一応、悲痛な表情で井垣の名を叫んでいた者が一人だけいたが、その人物も彼を助けようとする事はおろか、仇であるSHADOWMOONに一矢報いようとしたりもしなかった)ことから、彼自身は守ってくれる存在がいなければ強気にはなれない弱い人間であったとも言える。

なお、井垣は先頭に立って悪質な怪人差別を行ったが、井垣以外にも強い敵意と憎しみを持って怪人を差別する人間は作中で多々見られ、彼が死んでも差別は収まらないばかりか、余計にエスカレートしている有様であった(しかも、動画配信で怪人の真実が全世界に知れ渡ったにも拘わらずである)。もう1人の悪人も悲惨な結末になったが、こちらもやはり状況の改善にはならなかった。

それどころか、エピローグでは別の対象が強い差別対象になっており、結局は怪人がいなくなっても差別自体は無くならなかった(なお、怪人側にも井垣たちのように悪辣に人間を惨殺して楽しむ個体もいるため、例え信彦たち怪人側が勝っても差別が無くならないと考えられる)。

余談

彼の発したセリフをもじってか「◯◯はね!人間じゃないんですよ!」等の言い回しがTwitter等における一部の界隈でネットミームと化している傾向が見られる。

ただし使い所を誤れば、あるいはBLACK SUNを知らない方々から見れば本物の差別主義者と捉えられかねないので、適宜注意を心掛けよう。

関連タグ(ネタバレ)*

南雅彦下霜草司シンクネット:仮面ライダー作品における似たような役回りの悪役。

水原:同じく怪人に対して強い敵意を懐き、最終的に自身の自分勝手な振る舞いが仇となって命を落とす事となったが、死してなお、その存在は物語に大きな暗雲を齎す事となった。

草加雅人(小説版):同じく善良な怪人を殺害したためにもう1人の主役に制裁された人物であるが、(一命こそ取り留めたものの)こちらは井垣以上に惨たらしい末路を辿っていた。

金城滔星:同じく普通の人間である立場を悪用した外道であるが、終盤では自身の醜悪な人間性が原因で陰我ホラー…つまり「殺してもいい怪人」へと変えられてしまい、最期はヒーローに容赦なく始末される末路を辿った。また、自分を守ってくれる存在が傍にいた間は大きな態度を見せていたものの、それがいなくなった途端に弱腰になるなど、その本質も井垣と同じ『弱い人間』そのものであった。

撃っていいのは撃たれる覚悟があるやつだけだ:彼にその覚悟が無かったために、上述のような最期を遂げた。

地獄へ堕ちろ!人間ども!!:まさに井垣や彼を取り巻く反怪人団体の人間達に相応しい台詞といえる。

井垣渉の編集履歴2022/11/02 19:43:14 版
編集内容:内容を追記
井垣渉の編集履歴2022/11/02 19:43:14 版