データ
登場 | 第1世代 |
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タイプ | ノーマル |
分類 | 物理 |
威力 | - |
命中率 | 90 |
PP | 10 |
範囲 | 単体 |
直接攻撃 | ○ |
備考 | 相手の残りHPの半分(端数切り捨て)の固定ダメージを与える |
英語名 | Super Fang |
概要
初代から存在する技。
鋭い前歯で激しくかみついて攻撃し、相手のHPを半分にする。ノーマル技なのでゴーストタイプには効かない。
初代ではコラッタとラッタ専用の技だった。当時は固定技の仕様でゴーストタイプにも効いていた。
第4世代以降教え技になっており、同じく前歯を使う「ひっさつまえば」よりも習得できるポケモンは多い。
なお与えるダメージは切り捨てだが、相手のHPが1しか無い場合はしっかりと1ダメージ与える。
類似技である「しぜんのいかり」「カタストロフィ」は特殊・非接触で全タイプに通るが、そもそも習得者がそれぞれ準伝説4匹しかいない為相互互換の関係と言える。
ちなみに、かみつく系統の技に見えるが、第7世代時点では特性「がんじょうあご」による補正はかからない。かかっても困るが。
基本的にダメージを期待できないサポーターや耐久型に採用する事が多い。
前述通りこの技で相手を倒せるのは相手のHPが1の時のみなので、「倒す」と言うよりは「相手の耐久を削り取る」為に使用するのが基本。
「どくどく」とは相性が良く、相手が居残る限りはいかなる回復も追いつかなくなってしまう。
「しおみず」などと組んでも良いが、ダメージが切り捨てなので、ダメージ計算をミスすると酷い事になるので注意。
逆に言えば半分以下で発動する「オボンのみ」が発動しない可能性が高まるので、切り捨てが一概にマイナスとは言えないが。
ダブルバトル等では「いかりのまえば」の後に「りゅうせいぐん」等の高火力技を繰り出して相手を1ターンで処理するという作戦が有名。
「みねうち」の存在しない初代において、「野生ポケモンを倒さず削る」用途に使える数少ない技なので、捕獲のお供にも役立つ。「みねうち」登場後はそっちの方が手っ取り早く確実だが、例えば相手が反動技持ちでそいつをどうしても捕まえたいという場合、「みねうち」よりも相手が倒れるリスクが少なく有用。
命中率90%である事が最大の欠点か。要するにたまに外す。
ポケモンカードゲームでは
初期シリーズではラッタやマチスのラッタに搭載され、「相手の残りHPの半分(切り上げ)のダメージを与える」効果を持っていた。
しかしBWシーズンのラッタやXYシーズンのラッタBREAKと共に再登場したそれは、似て非なる別の技であった。
裏面デザインが変わって以降(現行)のポケカにおけるダメージ計算には「半分(切り捨て)」の概念が無いため、その効果は「相手のバトルポケモンの残りHPが『10』になるように、ダメカンをのせる」までにパワーアップされていたのである。しかも確定で。
あのみねうちでさえコイントスが必要だったというのに……
アニメでは
ヒカリのパチリスがこの技を覚えているが、ウララのガバイトにポフィンを踏みつぶされた怒りからわざを取得した、と言う経緯を持っている。
アニメ版ではHPの概念が無い為、一見ひっさつまえばと変わらないような感じになってしまっている。
関連タグ
他固定ダメージ技