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ロボコン(燃えろ)の編集履歴

2022-12-15 16:57:05 バージョン

ロボコン(燃えろ)

ろぼこん

「燃えろ!!ロボコン」の登場キャラクター。

(CV-伊倉一恵)(スーツアクター-神尾直子)

概要

燃えろ!!ロボコン』の主人公。

抽選で当たった栗原家に居候するお手伝いロボット。人間と仲良くするのが使命。

エネルギー源は電気エネルギーで、コンセントから給電可能(これが原因で栗原家の電気代が逼迫したばかりか、無理に給電すると街一体を停電させてしまう)。

失敗した時には両手で頭を押さえて「ウララ〜」というのが癖。

「ロボレナリン・全開!」の言葉と共にフルパワーを発揮する。さらに本気を出した時の掛け声は「根性! 根性!ロボ根性!」

先代同様、ゴキブリが苦手で遭遇すると大暴れで周囲を破壊してしまう。


デザインは概ね先代ロボコンを踏襲しているが、胴体の下部分にヘッドライトが追加されるなど自動車らしいフォルムになっており、ロボコンカーへの変形がより現実的なものになった。

先代とは異なりプロペラは備えておらず、ロボプルのプルプルローターを背中に装着することで飛行能力を得る。第33話では海中で潜水する描写があり、先代のようにカナヅチではなくなった。


各話での活躍(?)

■1話

空から落下し、栗原家の屋根をぶち抜いて初登場。

「まずは裸の付き合いを」と言って家族と一緒に入浴しようと風呂掃除をするも、ゴキブリを見てパニックを起こし蛇口を破壊。

栗原一家は車(トヨタ・マークⅡ)を出し温泉へ向かうと、自身もロボコンカーに変形し追いかける。

だが、栗原一家を乗せた車は「通行禁止 落石注意」の看板に差し掛かったところでブレーキが利かなくなり暴走、いよいよ崖から落ちそうになったところで腕を伸ばして車を引き上げた。


■2話

冒頭、充電するために通話中のママさんを尻目に電話線を抜き、給電プラグを空いたコンセントに接続する。

隣町のおばさんに茶碗を届けるのをジュンのはじめてのおつかいに決め、2人で出かける。

しかしママさんはロボビンに配達を頼んでおり、勝手に持ち出して怒られる。

途中で寄り道し、ジュンとはぐれてしまう(ジュンの方もロボコンを追いかけているうちに道を忘れてしまった)。

そのうちににわか雨が降り、さらに寄り道したことで口喧嘩になりすねるも、寒そうなジュンのために肉まんを買って来る。

2人は仲直りし再出発するが、偶然ロボビンと出くわし荷物を取り合ううちにロボボスも現れ彼も「二度と配達できないようグシャグシャにしてやる」と荷物を破壊しようとする。

ロボコンは荷物を守るべくロボボスと戦闘、見事ロボボスを投げ飛ばし無事おばさんの家に茶碗を届けた。

これで100点だと浮かれるロボコンだったが、結果は0点。

理由はあの直後投げ飛ばされたロボボスが天井をぶち抜いておばさんの部屋に落下したことで件の茶碗が割れたためであった。

その晩、先の2件で機嫌を損ねたママさんに「ジュンと一緒に夕飯の支度、手伝いなさい!」と怒鳴られるが、エネルギーが切れかかってるからと再び給電。

しかし、急速充電したために栗原家はおろか、近隣の家まで停電してしまい、家族から大目玉を食らう。


■3話

冒頭、モモコが早起きしてチョコを作っているところに寝ぼけて計量カップを踏んで転び、その弾みで鍋の中のチョコレートがかかって火傷し飛び上がる。

直後、栗原家を訪れたロボピーから特大チョコとキスを迫られ逃げ惑う。

その後、電器店『アキバトップ』店長の川崎太郎(演:住田隆)と大宮次郎(演:矢作兼)と会い、彼らの店を手伝うことに。

しかし、自分が100点取った時のことを妄想して浮かれてしまい、商品を次々倒し止めに入った川崎と大宮も弾き飛ばしてしまう。

その倒した商品に紛れていた『開発No.59 ゴキブリさんいらっしゃい』から這い出したゴキブリを見てパニックを起こし、ロボケロとぶつかる。

その後アキバトップのワゴン車に乗せられ、着いた先はアキバトップ秘密研究所。

手術着に着替えた川崎と大宮はロボコンの解体手術を行うも、頑丈なボディにはいかなる工具も通らなかった。

彼らの真意は「間抜けで役に立たないから解体して部品だけでも役立ててやろう」というものだった。

業を煮やした川崎は『開発No.009 切れるんです』(見た目はランドセルにチェーンソーが接続されたもの)を起動し、今度こそロボコンを解体しようとする。

そこへ追跡していたオサムとジュンが駆け付け、ロボコンを手術台から降ろそうとするも大宮に羽交い絞めにされるが、ロボピーが先程の特大チョコを投げて登場。

実はそれは導火線付きの花火チョコであり、既に切れるんですの火花に引火し爆発寸前だった。

オサムとジュンが自分を助けようとしているのを見て、ロボ根性で鎖を切り、ロボコンカーに変形して2人を乗せて脱出。

結果は自分を助けるために駆け付けた栗原兄弟とロボピーに迷惑をかけたとして0点

その晩、ママさんとモモコが朝のチョコを用いたケーキを家族に振舞った。

ロボコン用に用意したという、着火すると蝋燭から花火が出る「花火チョコ」を見て嫌がるロボコン、オサム、ジュンであった…。


■4話

パパさんが大切にしていた戦闘機のプラモデルが壊れ、絶版でもう売ってないと語るパパさんを尻目にそのプラモデルを直す。

その後、ネックが曲がったギターも直す…が、オサムとジュンと3人で出かけた時にはまた壊れた。

街で故障中の自販機を叩いて直そうとするが、叩きすぎて缶が乱射してしまい、通りかかったおばあさんの盾になる。

少し進んで自転車の外れたチェーンを元に戻そうとするが、力が強すぎて本体を曲げてしまい、さらにチェーンも切れてしまった。

その後、先程のおばあさんの家を訪れ、今は壊れて動かないステレオを目にする。

おばあさん曰く「ステレオに使われている部品がないから電気屋も修理できない」とのこと。

ここでロボデジを呼ぶが、彼によればその部品とは真空管であり、型の合う真空管を探すことに。

途中で鉢合わせしたロボボスが粗大ゴミから古いポータブルテレビを持ってきたという話を聞き、オサムと2人で粗大ゴミの山をあさり、家電を一台一台調べる(傍観していたロボデジは「無駄なことを」と呆れていた)。

しかし、オサムがゴミ山からテレビを引き抜いたことでその上に積まれていた冷蔵庫や洗濯機が崩れ2人は家電の下敷きに。

どうにか抜け出せた2人は、古いラジオから真空管を発見。それをおばあさんに届けステレオに接続すると、早速スイッチを入れる(真空管はスイッチONから効果を発揮するまで数秒かかるが、世代的にそのことを知らないオサムとロボコンはロボデジからこのことを聞かされるまでテンパっていた)。

結果は叩いた自販機が吐き出した缶でロボビンがつまずき、更に自転車と板塀を壊したことにより0点

帰宅後、パパさんがジュンたちの祖父が大切にしていた古いラジオを直してほしいと頼み、手刀で叩いたら火花を吹き出したためパパさんに激怒される。


■5話

冒頭、カレー用の皿を手を滑らせて割ってしまい、ママさんに怒られる。

ジュンを連れてオサムをパソコンショップまで迎えに行くと部活帰りのモモコも合流し、途中カレーの匂いにつられてロボモグの屋台を訪れる。「今食べちゃうと晩御飯が食べられなくなる」というロボコンを尻目に姉弟はロボモグのカレーライスを食べてしまう。

帰宅後、パパさんと姉弟はカレーを食べようとしないのでママさんは機嫌を悪くし翌朝家出。

家出したママさんに代わり家事をしようとするロボコンだったが、洗濯物には穴があき、風呂の蛇口は破壊、掃除機をかけているとゴキブリパニックで家中の壁を壊す。

その後同棲を迫るロボピーからロボコンカーに変形し逃げ出し、帰宅後おなかをすかせた姉弟のため通りかかったロボモグに声をかけるが彼の作る料理はみんなカレー味だったので不評。

母親の不在を寂しがる姉弟を連れてママさんを探しに行く(ちなみにすれ違いに帰宅したパパさんは、部屋の惨状を見て絶望していた)。

ロボコンカーに変形して商店街を一心不乱に走っていると、洋品店から袋を下げて退店するママさんに出くわす。

洗濯で家族の服に穴をあけたことを謝るが、ママさんは家族のために新しい服を買っていたのだった。

その夜、ママさんも無事帰宅し、家族皆でカニ鍋を食べるのであった。

結果は案の定0点。ママさんが言った「ロボコンに頑張られると心配」というのをロボコン自身は「自分が頑張ったから帰って来た」と勘違いしていた。

そして夜、パパさんがまた料理を作るも、その料理とはまたまたカレーであった(しかもロボコンの顔が米と海苔で描かれたプチトマト入り)。


■6話

冒頭、モモコが『21世紀美少女コンテスト』に合格したことを家族とともにバンザイして祝うが、直後「それって何のこと?」と尋ねてズッコケられる。

翌日、栗原家を訪問した同コンテストの主催者・高社武幸(演:ミスターちん)と若竹成紀(演:正木蒼二)から一週間以内に300万円の工面を頼まれ、栗原家自身の家計問題などもあって資金繰りが付かない中「オイラが働いて払う」と名乗り出る。

そして、宅配便、工事現場、厨房、新聞配達などのアルバイトを掛け持ちして働く。

眠気と疲労に襲われる中、ロボデジからは「自分の能力を考えたらどうなんだ」、宅配便の客からは「荷物がグチャグチャ」(東京から北海道や沖縄まで自分の足で走って届けたためか)、レストランの店長からは「寝ぼけてビールを何本も割った」、新聞の購読者からは「配達先がメチャクチャ」と説教を食らい、階段を踏み外して転倒。

直後に通りかかったモモコが起こし、「また明日から頑張る」と言うがそれに対し「もういいよ。一週間で300万円なんてどう考えても無理だし」と慰める。

彼女と2人家路につく途中、モモコが飛ばした紙飛行機を拾う。そこには「合格だあ うれしー」と書いてあり、「オイラが無理しないようにわざと『もういい』なんて言ったんだ…」と呟くと、絶対モモコをアイドルにしようと決意するのであった。

翌日、高社と若竹の事務所を探していると、当の2人に出くわし、まだ金の工面が終わっていないことを告げると、高社は「良いアルバイトがある」とロボコンを高台に連れて行く。果たしてその良いアルバイトとは「この場所から市街地まで穴を掘る」というものだった。

喜んで手で穴を掘るロボコンだったが、根性を出し過ぎてたくさん掘ってしまったのと腹ハッチにいれていた地図を焦がしてしまい、2人にもう一度聞いて来ようと一旦引き返す。が、その2人は「アイドルになれる」という甘言で過去に何百万と言う大金を騙し取っている詐欺師であり、銀行に抜ける近道をロボコンに掘らせ、まんまと金を盗むつもりであることを車中で話しており、小耳に挟んだ当のロボコンは激怒してフロントガラスに迫った。

自身をボンネットから振り落とそうとする高社と若竹に対し、駆け付けたモモコとロボピーが見守る中「モコちゃんは本気でアイドルになりたかったんだ!そんなモコちゃんを騙してたなんて絶対に許さない!!」といつも以上に激しい怒りをぶつけ、ロボ根性で車を転覆させた。

高社と若竹を逮捕したロボピーは95点を貰い、ロボコンは「今日は絶対0点」と落ち込むが、結果は20点。街の人たちに迷惑をかけ詐欺師に協力してしまったのは許し難いが、それでもモモコのために頑張ったことが評価されたのだ。

夕方の公園でブランコを漕いでいると、モモコは「(今度のコンテストがなかったとしても)あたしならモデルでもスッチーでも何でもアリアリ」と宣言。困惑するロボコンであった…。


■7話

冒頭、充電&昼寝中にママさんに叩き起こされ、割れた花瓶を見せられる。

ママさんは幼稚園帰りのジュンを叱るが、そのジュンは「(割ったのは)僕じゃない」と言って家出してしまい、ロボコンカーに変形して彼を探す。すると川原で犬と戯れているジュンを発見。

「何でこの仔犬と遊んでることをママさんに言わなかったの?」と尋ねると、ジュンは「ママが犬嫌いだから。それに、犬のために家の冷蔵庫から黙って食べ物を持って行った」ことから言うに言えなかったことを明かした。

更にこの犬は迷い犬であり、飼い主が見つかるまで自分が面倒見ると言うジュンに感心すると、2人で飼い主を探すことを決める。

そしてロボデジに頼んで迷い犬のチラシを作成してもらい、それをロボデジやロビーナの協力のもと通行人に配って行った。

夕方、ロビーナが連れてきた迷い犬ことハナの飼い主である江崎夫婦がジュンに感謝し、喜んで帰ろうとするがジュンは「まだママは僕が花瓶割ったと思ってる」と帰らない宣言する。

空が暗くなった頃、パパさん、ママさん、モモコ、オサムが帰って来ないジュンを心配する中1人で帰宅。虫眼鏡を片手に花瓶を壊した犯人を探し始めた。

家族全員がジュンを疑う中、ロボコンはジュンが江崎家に上がり、すき焼きを食べていることを告げる。

そうして怪しい所を調べて行くうちに壁の丸い凹みを見つけ、その部分を引き抜こうとしてママさんにフライパンで頭を殴られ気絶。と、そこに帰宅していたジュンが立っており、「ママなんか大嫌いだ!」とだけ言って2階へ上がる。

翌日、壁を凹ませた犯人について尋ねると、ロボデジは「500馬力以上のパワーを持つロボットがやった」と分析、ロボコンはそれを聞いて「ロボボスがやった」と思い込むが、そのロボボスは「工事現場で働いていた」と無実であることを明かし、彼からボスットハンマーを食らう。

そこへジュンが昨日、江崎のおじいさんとおばあさんが栗原家の前でロボビンを見かけたことを話し、今度はロボビンに疑いを向け、ロボコンカーに変形して彼を追いかけるが、ここで「花瓶を壊したのはロボコン、君だ」と逆に自分が真犯人であると突き止められる。

ロボビンとロボデジ曰く、真相は充電を兼ねて昼寝していた時に視界に入ったゴキブリを見てパニックを起こしたロボコンが誤って花瓶を割ってしまい気絶、壁の凹みもその時に出来た…というものだった。

これでジュンへの疑いは晴れたものの、今度はロボコンが家族に叱られ、採点もこの騒ぎの元凶であるとして0点(ちなみにロボデジもロボビンとロボボスに濡れ衣を着せたことで0点を食らった)。

その後、ジュンに木に縛り付けられ、特訓としてゴキブリのおもちゃを見せつけられ根っこごと逃げ出す。


■8話

オサムが昨日、パソコンショップの帰り道にラジコンを走らせていた少年3人組に出くわし、リンチされたことを聞き、「オイラが話付けてくる」と彼を助けることに。(この時ママさんが「オサムに何かあったらロボコンが代わりに殴られてきて」と発言した)

翌日、ロボコンカーに変形してオサムを乗せて走っていると、件の少年とラジコンカーに出会う。

リーダー格の少年・光からは「随分贅沢なロボット」と言われ、「そんなオモチャと一緒にするな」と返す。

こうして光のラジコンカーとレースになり、最初のうちはラジコンカーを追い抜いていたものの、折り返し地点で曲がれずそのまま塀に突っ込み、ラジコンカーも跳ね飛ばしてしまった(そしてそれはロボボスが働いている工事現場に落ちた)。

このことでオサムと光は再度喧嘩になるが、そこへロボモグが屋台を引いて通りかかり、「人間はお腹が空くと怒りっぽくなる」と一旦腹ごしらえさせる。

しかし、ロボモグが出したのは激辛インドカレー風味の寿司(シャリがドライカレー)だったため4人は辛さで悶絶、光たちも怒って帰ってしまった。

「ロボコンが自分たちをいじめている」という光たちの嘘を鵜呑みにし、栗原家に殴り込みパパさんとママさんにもそのことを吹聴するロボボスに対し必死に否定。

とうとうロボット同士の喧嘩になりパパさんとママさんに追い出され、ロボボスから決闘を申し込まれる。

この話はたちまちロボット達の噂となり、ロボデジは「あいつらのコンピュータは知性も教養もお呼びでないようだね」、ロボケロは「家で楽しくカラオケ合戦でもやってればいいのに」、ロボピーは「どっちが私を取るかで揉めてるに違いない」(ロビーナは「絶対違うと思う」と呆れていた)とコメントした。

一週間の特訓を終えロボボスと決闘になるも、そこへオサムと光が駆け付け(光がモモコに一目惚れしてしまったのとラジコンカーを忘れて行ったのをパパさんが修理したことがきっかけでオサムと和解していた)「決闘をやめろ」と言われる。

なかなか拳を鎮めない両者の前に出た光が鉄骨に足を挟まれ、更にロボコンが打ち返したロボボスのボスットパンチがブルドーザーを動かしてしまい、足の抜けない光に迫る。

ロボコンもロボボスもついに決闘をやめ、ロボコンはロボ根性でブルドーザーを食い止め、ロボボスは鉄骨を持ち上げて光を救出。

和解したロボボスと握手を交わした。共々「ロボット同士の喧嘩で子供たちを危ない目に合わせるのはもっての外」であるとして0点を食らったが、2人の間には友情が芽生えていた。

光は一目惚れしたモモコに花束を渡そうとするがあっさりフラれてしまう(しかしその直後、懲りずに別の女子に声をかけるのであった)。


■9話

冒頭、「テレビ局が御多良市に来ている」というオサムの情報を聞き、ロボットがいる家族が珍しいという一家につられて自分もお風呂に入って身体を磨こうとする。

かくして栗原一家共々正装してテレビ局関係者のところへ訪れるも、天気予報の中継に来ただけと知りげんなり。

気象予報士の京野空(演:菊池美緒)の前にロボゲタが割って入り、どちらが天気予報を言い当てられるかで勝負となったが、ことごとく外すロボゲタを放っておけず京野に「どうしたら天気予報が当たるようになるかロボゲタに教えて」と頼み込む。

翌日、ロボゲタを連れて山奥まで歩くと、落とし穴に落ちて「気象予報士の里」に到着。

出迎えた京野曰く「日本の気象予報士の95%はここの出身者」だそうで、どう見ても忍者にしか見えない修行に勤しむ若者が「ヘクト~パスカル」「あーした天気になーれ」と叫びながら走ったり下駄を飛ばしたりしていた。

そして長老(演:石井愃一)と対面するも、「この里に足を踏み入れたからにはお前も気象予報士になってもらう」と言われロボゲタ共々なし崩し的に修行を受ける羽目に。

まず「天気の知識が必要」であるとして気象に関する本を読まされるが、本が苦手であるため本が逆さまであることにも気づかず居眠りしてしまう。するといびきで大きな地震が起き門下生が混乱。

次に「台風の中でも体張って伝える気象予報士は足腰を鍛えることも重要」としてタイヤを引いて走らされるが、熟練者の京野にロボゲタ共々抜かれてしまう。

その夜、「気象予報士は常に自然の動きに敏感であらねばならない」として門下生と一緒に木の幹で寝ることを強いられる。

木から降りて下山しようとしたロボゲタの頭上に落ち、寝言で彼を励ますのであった。

翌朝、相変わらず厳しい修行でへたり込み、ついロビーナが自分を励ますところを妄想するとそのロビーナ…のお面を付けたロボケロが現れ歌わされるが、長老に見つかり雷を落とされる。

しかし、電気エネルギーで稼働するロボコンにとっては充電になり元気を取り戻し、諦めかけるロボゲタを励ます。

そうして、掟に従いロボケロも加えて3人で修行を再開。ようやく気象予報士の腕が上達したところでいよいよ卒業試験を残すのみとなった。

ここで長老から自分の思い通りに天気を操ることこそが気象予報士の極意であると告げられ、彼を手本としてロボゲタ、ロボケロと3人で精神統一して雲や風を任意で召喚、だが調子に乗って異常気象を起こし里を崩壊させてしまい共々0点よりさらに酷い-100点を食らい、天気を操る能力も消失してしまった。

気象予報士の里は崩壊してなくなってしまったものの、長老と京野は後日栗原家を訪れロボコン達の素質に感心し再び彼らを修行に連れて行こうとしたため、嫌がるロボコンとロボゲタであった。


■10話

ジュンの小学校の入学式を翌日に控えた日の朝、パパさんの思い出話を聞き大人のパパさんとママさんがランドセルを背負って入学式に行くところを想像し引いたような顔をする(直後にパパさんから「僕達も昔は子供だった」とツッコまれた)。その話の中でいじめっ子の話題になり、ジュンが「小学校には不良の子も入って来る」と思い怖がり家出してしまい、公園にいた彼を励ます。

「元々乱暴な子なんているわけない」と話すロボコンの後頭部にロボボスのボスットパンチが当たり、「殴りたいから殴る」とコテンパンに殴られる。

更にロボピーからデートに誘われたり、ロボモグから給食は嫌いな物でも残せないと言われ、ロボデジに至っては数学を持ち出した講義でますますジュンが不安になり、ついに彼はランドセルを窓から投げ捨ててしまう。

ロボコンは嫌がるジュンを引き連れランドセルが乗ったトラックを追うことに決め、その途中で各々仕事に励むロボボスやロボピーを見て、ガンツ先生に「怖がったり不安がっていたりしたら何も始まらない」と励まされたのを思い出す。

そうして件のトラックを探すが、ロボビンから「朝日町で見かけた」という情報を入手。

ようやく件のトラックを発見すると、ロボコンカーに変形して追跡。

追っているうちに鉄骨の下敷きになり、通りかかったロボボスに助けられ、更にエネルギーが切れかかりロボモグの屋台で充電してもらい、ガンツ先生が言った「9人の友達」という言葉を思い出し再出発。

案の定トラックを見失ったがそこへロボデジが通りかかり、トラックの現在位置を分析。

ようやくトラックを発見するが、ランドセルが振動で跳んで線路に落ち、しかも電車が迫っていた。

線路に降りランドセルを取ると間一髪のところで電車を避け、無事回収した。

見事ジュンを小学校に行く気にさせたことが評価され99点を獲得。本人(本ロボ?)は100点でないことを不満がるが、皆の協力あってこその結果であるとガンツ先生に諭される。

翌日、パパさんは昨日話したいじめっ子と仲良くなったことをジュンに話し、安心して入学式の看板がかけられた小学校の門をくぐるジュンを見守った。

「入学おめでとうジュン。良い友達出来るからね、必ず。いっぱい、いっぱい」


■11話

冒頭、耳から蒸気を噴き出し、「オイラ、今日こそロボレナリン300%のロボ根性で良いことをして、ガンツ先生から100点もらうぞー!!」と大声で宣言し、団地の住民から「うるさい!」と物を投げつけられる。

怖くなって立体駐車場のスロープ下まで逃げ延び深呼吸し、100点獲得するところを妄想するが、いつの間にかそこにいたロボピーに捕まってまた逃げ出した。

どうにかロボピーから逃げきれたものの、前にはジュンが立っており、モモコとオサムが喧嘩したことを知る。

そして公園で2人が喧嘩しているところに割って入り、両者の目から出た火花を消そうとホースやじょうろを持ち出すが突き飛ばされ気絶。

仲直りの方法を考えるが、そのうちに居眠りしてしまいジュンから「寝るな!」とツッコまれる。

そこへ通りかかったロボビンに、プレゼントを贈って仲直りさせることを提案する。

「プレゼントされて嬉しいもの」の問いにジュンは「モモコ宛には芋虫、オサム宛にはクモが届きますます2人が怒る」という光景を想像して笑みを浮かべ、「ジュンがもらって嬉しいものを贈ってどうするのさ!」とツッコむ。

続いてロボケロの提案で「カエルの合唱」を流し、それにつられてモモコとオサムが歌い出すと、喧嘩していた姉弟を仲直りさせたと感心…したところでオサムの肩にゴキブリを見てパニックを起こし(オサム自身もパニックしていた)ブロックの遊具を投げつけ暴れ回る。

更にロボケロもゴキブリにマイクを向けデュエットさせる始末で、また姉弟喧嘩に。

ここで喧嘩の原因を探るが、2人は元々自宅で喧嘩したところから始まり、パパさんに追い出されて公園に来たことを思い出し、オサムとジュンの部屋まで戻って突き止めることに。

そのうちにまた喧嘩を始めた2人の間に入るが、モモコは機嫌を損ねて自分の部屋に戻ってしまう。

ロボコンは喧嘩の原因がモモコの部屋とオサム、ジュンの部屋の間の壁にあると思い込んでその壁を壊す

壁を壊してバンザイするロボコンに姉弟は愕然とし、パパさんには叱られ追い出された。

公園で落ち込んで泣き出す彼の前に栗原姉弟が駆け付け、喧嘩の原因が割れた地球儀であったことを思い出したと話す。

あの日ロボコンは二段ベッドの上(いつもオサムが寝る場所)で昼寝しており、「頭がスッキリしない」と地球儀で頭を叩き再び寝に入った。…その時だった。地球儀が真っ二つに割れたのは…。

果たして姉弟は仲直りしたが、ロボコン自身は姉弟にこっぴどく叩かれるのであった。

叩かれながら「今度こそ100点間違いなし」と笑うも、仲直りさせたことへの評価こそすれ喧嘩の原因であるとして0点を食らい卒倒。

その夜、栗原一家が寿司を食べている上で一人寂しく壁の穴と向き合っていると満月が出ており、それを見て心機一転するのであった…。


■12話

冒頭、「ガンツ先生が入院して今度の採点は取りやめ」というロボビン発の噂話を聞き100点が取れないと嘆くが、畳みかけるように更に「栗原家の重要な情報も握っている」ことを知らされ驚愕。

「パパさんが浮気している」という疑惑を鵜呑みにして彼を引っ叩くママさんを止めようとする(真相はモモコがパパさんと腕を組んで歩いていただけだった)。

今回もまた0点か…と落ち込む一方でガンツ先生が休みと知り喜ぶが翌日、その入院していたはずのガンツ先生が現れ採点になり他のロボット共々ショックを受ける(先生が病院に行っていたことは本当だが、これは知人のお見舞いだった)。

結局一番乗りで採点され夫婦喧嘩の原因であるとして0点。そしてこの日は全員が採点が休みだと思い込み100点を取る努力を怠ったことが共通点となり0点を食らい、噂の発信源であるロボビンに至っては「一週間噂話禁止」と厳重注意された。

そしてロビーナと話しているうちにロボビンのお喋りを見張ることにするが、早速ロボボスに噂話を吹き込もうとするロボビンを発見し両者間に割って入る。そこへオサムとジュンが通り、彼らと話しているうちにロボビンを見失う。ようやく公園でロボビンを見つけると、「まさかお喋りしてないだろうね?」と(その直前、伝声管に噂話を吹き込みトランクに集音していた)彼に詰め寄る。

ロボコンはロボビンのトランクに誰か隠れていると思い込んで開けようとするが、揉み合いになっているうちに噂話の一部が流れてしまいますます怪しむ。そこで手旗信号を通じて噂話を教えさせると、「ロビーナちゃんとロボケロは恋人同士」(両者がカラオケ店で抱き合っているところをロボビンが窓から見ていた)と伝わってしまい落胆。ロボケロに通信するが、そのロボケロはロビーナ共々ロープに縛られ人質にされていたためロビーナが助けを求めていた。危機を察しロボコンカーに変形するとロボビンと2人で現場まで駆け付け、ロボ根性で「本日休業」と書かれたシャッターを突き破り強盗に立ち向かう。そうして自分の頭をバットで殴る強盗の一人をジャイアントスイングで投げ飛ばすと、ロボビンが人質の2人を引き上げて救出した隙にもう一人の強盗も懲らしめた。ロボコン、ロビーナ、ロボケロ、ロボビンはテレビ局の取材を受けるが、誰が映るかで揉み合いになっているうちにロボビンのトランクが開き、閉じ込めていた噂話が全部流れてしまった。放送を見て激怒したロボボスとロボピーに詰め寄られるロボビン共々ボスットパンチとロボピーバズーカを食らいどこかへ飛んで行ってしまい、嘘の情報をばらまき皆に迷惑をかけたとして50点を獲得し落ち込む。ここでロビーナがロボコンのおかげで助かったとお礼を言い、ロボコンもキスしようとするが寝ぼけてロボケロとキスしてしまいお互いに気持ち悪がる。見ていられないと言わんばかりにその場を去るロボット生徒たちであった。


■13話

オサムのクラスメイトの平石司が同級生の逸見沙樹に思いを伝えられないでいるという話を聞き、ロビーナに司を紹介するがカップルを成就させたのを見た感激のあまり振った手がラブラブアローに当たり落としてしまう。ロビーナが拾うと「無事」とのことで、オサムが司にも使ってと頼むが「2人が相思相愛でなければダメ」と聞き彼にそのことを尋ねると「テストで沙樹が自分より高得点を取ったことがショックで、プレゼントをもらってもお返ししていない」と語り、オサム、ロビーナと3人で司と沙樹の告白を見守る。

「あの2人、お互いに嫌いなんじゃないの?」と尋ねると、ロビーナはラブラブアローを出すが射ることが出来ず、ロボコンはあの時落として壊れたんだと落ち込み、司と沙樹は険悪な状態に。

ガンツ先生にラブラブアローを見せたところ修理に最低でも一週間かかるとのことで、「3日ぐらいにまからないの、ガンツ先生!」と詰め寄ると「そんないい加減なものではない!」と叱られる。

その晩、ママさんから沙樹の家が3日後に引っ越すという話を聞き、それまでに2人が仲直りできる雰囲気を作ろうとオサムやロビーナと作戦を立てる。

まずロビーナと2人で不良学生の格好で歩いている沙樹の前に現れ「金を出しな」と迫るが、逆にロビーナ共々合気道技で投げられてしまう(ちなみに沙樹は現在初段とのこと。ドッキリで自分が出ようとした司はそのことをすっかり忘れていた)。

その後現れたロボケロが流した曲(『がんばれ!!ロボコン』)も「変な歌」と沙樹に止められ逃げられてしまい、彼と共に「いい歌だったのに~」と泣き出す。ここで司が沙樹はカレーが好きだったことを思い出し、続いてロビーナと2人でロボモグのカレー屋で呼び込みをすることに(なぜか名古屋弁で)。しかし司と沙樹はカレーの食べ方でまた喧嘩してしまいこれも失敗。

さて、引っ越しの日。沙樹が空になった部屋に佇んでいる頃、ロボコンは引っ越し業者の制服を着て、トラックに積んだ荷物を逆走して部屋に戻そうとした。ロビーナが司が川に投げ捨てたプレゼント箱を追いかけている頃、正規の業者が止めるのも構わず逆走を続け、テーブルを逆走している時に業者が運んでいた布団にぶつかり彼らに怒られるが、その彼らをテーブルに座らせた上で回した。

司と沙樹はロビーナが拾ったプレゼント箱の中身のオルゴール(音色はSMAPの『夜空ノムコウ』)に駆け寄りついに仲直りした。さっきまで業者に逆走を止められていたロボコンもロビーナと共にそれを見守る。こうして100点とハートマークを与えられたロビーナに「オイラも一緒に100点取るから」と笑顔でアピールするが、ラブラブアローの故障と前述の作戦でロビーナの足を引っ張り、並びに引っ越し業者への迷惑で0点。しかしロビーナは「100点はロボコンのおかげ」と彼にキスし、目をハートマークにして「もう100点なんかいらない」とはしゃぐのだった。


■14話

冒頭、栗原家で流れ星がこちらに迫って来る…かと思いきや方向転換して遠くへ飛んで行ったのを姉弟と見届ける。

ママさんがUFOではないかと言うそれを翌日落ちた場所まで行って見てみると、それはTERRA0130と書かれた機械だった(以下『テラ』。オサムは記名だけで地球のものと断定し、興味をなくして帰ってしまった)。ジュンが持ち帰ろうとするとテラはアンテナを伸ばして威嚇、緑色の電波を放つとそれがロボコンに浴びせられた。

果たしてロボコンは全身から蒸気を噴き出し気絶、帰宅した時には太眉で凛々しい目つき、一人称も「オイラ」から「私」になり、全体的に真面目な性格になっていた。そしてパパさんがゴールデンウィークの予算も顧みず買いだめしたプラモデルを「こんなのを作るのに連休を丸々使うなんてナンセンスです」とその全てを開封、見事全部完成させた。続いて家中をテキパキと掃除し、苦手だったゴキブリもパニックなく洗剤をかけて追い出した。

しかし、ジュンがテラと会話しているうちに元の「オイラ」に戻ってしまい、急な疲労を訴える。

すかさずテラが電波を放ち、「私」になってテラをベビーカーに乗せて散歩に出た。通りかかったロボゲタから、テラが宇宙から落ちてきた通信衛星であると告げられる。

少し歩くとロボモグが屋台を開いており、客がカレーが不味いことを訴えると厨房に上がってスパイスのブレンドを始め、それらをほどよく調合したカレーを改めて客に振舞い、ロボモグに「季節に合わせてブレンドを変えて微妙な味を出すのがシェフの心得」というアドバイスを与えた。

その後、ロボピーが追っていた空き巣を取り押さえ、彼女の手の甲にキス。ロボボスが持ち上げようとしているクレーン車も押して元あった位置に戻し、ロボデジが頭を悩ます設計図も彼のキーボードを無断で開き、理想の設計図を弾き出した。直後、「オイラ」状態で散歩中にロボボスに先程の件を感謝されるが、また疲労を訴えてその場にへたり込み、更に通りかかったロビーナからテラの電波がロボットにとって危険なものであることを告げられる。というのもこの電波が当たると短時間でロボレナリンを全開するようになり、ロボコンのパーツが既にあちこちショートしていたのだった(テラ自身はジュンがこのことを尋ねても画面に「?」、つまり「わからない」と答えた)。ロボゲタとロボデジも通りかかり、テラが行方不明になったために気象衛星仲間がパニックを起こしていること、自分たちロボットも電波の影響で壊れてしまうことを聞き、破壊しようとするロボボスの提案を止める。

そこで皆でテラを宇宙に帰そうということになり、ロボボスと2人で協力してパチンコになり、ロボレナリン全開で腕から火花を出しながらテラを打ち上げると気絶した。

その後ガンツ先生に「ドジで間抜けでもいいから自分らしく努力する」と宣言、自分の命を削って人間のために役立とうとした気持ちは尊いが、自分の命も大切なものであると諭されこの分を減点として99点を獲得。

その夜、栗原家で窓からテラの「ありがとう」サインをジュンと2人で見届ける。


■15話

冒頭、全員が100点を獲得する中自分だけ0点で自暴自棄になり、ロボット学校を荒らす…という夢から覚めるとパパさん、ママさん、モモコ、ジュンが立っており、彼らが指さす方を見ると部屋が滅茶苦茶になっていた。どうやら先の夢を見ながら現実でも暴れていたようで、家族に追い出され表に出る。

落ち込んで街を歩いていると朝から宅配の依頼が来たロボビンが通りかかり、自分も元気を取り戻したとは言え何をすべきか迷うロボコンはオサムに会い、穴を掘るのを手伝わされる。オサムは「昨日、親友の大久保ユウヤと遊ぶ約束を忘れて彼を雨の中2時間も待たせてしまい、それが元で風邪ひいて寝込んでしまった。そこでどうにか誤魔化そうとしてつい無茶な嘘を言ってしまい、ユウヤもそれを鵜呑みにしてきたので穴だけは掘らないとと思った」と語り、ロボコンも自分が100点取った時のことを想像し快く引き受ける。

と、そこへロボビンが慌ただしく駆け込んで来て、荷物をなくしたことを伝えるとこれも引き受けるが、一瞬オサムの穴掘りを放り出す無責任な自分を想像し断る。すると今度はロビーナが通りかかり、「友達が困っているのに冷たいのね」と言われ落胆。ロボビンがなくした荷物とは、パン屋から預かったあんパン3個だった。「たかがあんパンくらいで」と楽観視するロボコンとオサムに対し、ロボビンはひたすらあんパンを探しに出た。その直後エネルギー切れを起こし、どこか充電できる場所を探して街をふらついていると、ロボビンがあんパンを受け取った「パンのアカネヤ」の前で倒れ、同店の老主人に拾われ充電してもらう。老主人は今日この店を畳む予定であり、最後の記念にとあんパン3個を遠方に住む息子一家に送ったことを話す。

しばらくしてまた歩き出すと、(チンピラに暴行を受け)弱りながらもあんパンを探すロボビンを発見。「どうせすぐ見つかるさ」と高を括ってその場を去り、オサムのところに戻って再び穴掘りを手伝う。そのうちに焦げ臭い匂いが漂い、その先にはオーバーヒートであちこちから火花を出して歩くロボビンの姿があった。ロボコンは「僕とユウヤの友情はどうなってもいいの?」と聞くオサムに対し「オイラの友達」と豪語するロボビンを放っておけず、その上で「あんパン見つけたら戻って来る」と2人に約束しあんパン探しに出る。

途中「雨でも雪でもないものが降る」というロボゲタの予報に、空を見ると紙袋が木の枝に引っかかっていた。木をゆすって紙袋を落とし、中を見るとあんパン3個が入っており、それをロボビンに手渡し彼に感謝される。「もう行ける」と取り繕うロボビンだったが、まだ万全ではなく歩くたびに火花が出る。「お前に迷惑かけたくない」と言うロボビンに対し「迷惑なんかかけたっていいよ!友達なんだから、嘘つかれるよりずっといいよ!!」と返し、あんパンの配達を引き受ける。

そしてロボコンカー(99㎏)に変形しロボビン(155㎏)を乗せ、自身から煙が出ているのも構わずロボ根性で配達先を目指す。かくしてあんパンは無事届けられ、改めてロボビンにお礼を言われ穴を掘るオサムのもとへ戻ると、オサムは「ロボコンを見て正直に話すことに決めた」と言い去って行った。「あんまりオイラが(戻るのが)遅いんで、怒ってやけになっちゃった」と落ち込むロボコンだったが、友であるロボビンを思う優しさがオサムに真実を話す決心をさせたとガンツ先生に評価されまさかの100点を獲得(ちなみにこのままオサムの穴掘りを手伝う=嘘をつく手伝いをしていれば、0点どころか-1000点を与えるつもりだったそう)。ハートマークを授与された。

その後、(オサムの嘘を見抜いていた)ユウヤに正直に話し和解したオサムが帰宅すると、ハートマークを見せびらかすロボコンから逃げ惑う家族の姿が。そのうちにソファにつまずきタンスを倒してしまう。「学校じゃ100点だったかもしれないけど、我が家ではロボコン0点ーーーーっ!!!!」と叫ばれ困惑するのであった…。


■16話

冒頭、公園でジュンとサッカーして遊んでいる時に象牙の板が飛んで来て、ジュンがそれを拾いコケたロボコンの尻を叩く。次の瞬間ジュンは寒気に襲われ、彼のおでこを触ると高熱だったので急いで帰宅。

医者に診てもらっているジュンを心配していると、テレビで「閻魔堂から閻魔大王の笏が盗まれる」というニュースが伝えられる。その「笏」の写真が出ると、それは先程ジュンが拾った象牙の板と似ており、犯人逮捕後も未だ紛失したままだという。以上のニュースを見て、ジュンが風邪をひいたのは閻魔大王の祟り(当初「祟り」の意味を知らず、モモコから「神様や仏様からの罰」と聞いて初めて知った)だと確信し、モモコやオサムが「今時祟りなんて」と呆れる中玄関ドアを突き破って笏を探しに出る。

そして閻魔堂の本堂に入り閻魔像と対面、「祟りをやめろ」と怒鳴り殴りかかるがゴキブリが3匹発生。パニックを起こし祟りだと騒ぎ、壁にぶつかって気絶した。

しかし夢の中で地獄に落ち、閻魔大王から「ジュンの熱を下げたければ、明日の朝までにわしの笏を持って来い。さもなくばジュンは地獄に落ちる」と言われ、目が覚めると昼間の公園で笏を探し始める。すると笏を持ったロボピーが現れ、抱き着こうとするのを避けると(この時笏を投げ捨てている)逃げ出し、そのうちにロビーナから「ジュンが会いたがっている」との通信が入り帰宅。

ジュンはあの笏でロボコンをぶったことを謝り、ロボコンは改めて笏探しに出る。

そのうちに日が暮れ、しかもロボゲタの天気が珍しく当たり雷雨が降って来た。いよいよエネルギーが切れかかり、日の出まであと5時間の23時48分頃、歩道橋でロボデジと鉢合わせする。彼はロボボスに「象牙の板で」殴られた弾みで思考が壊れており会話すらままならなかったが、その発言で笏はロボボスが持っていると踏み工事会社を訪れ案の定笏を持ったまま就寝中のロボボスを発見。

ようやく笏を手に入れたところでロボボスが目を覚まし、突き飛ばされたのをきっかけに乱闘状態になり寮がメチャクチャに。ここでついにエネルギーが尽きるが、そこにロボピーがホイッスルを吹いて駆けつけた。即座に意識を取り戻したロボコンはいつものようにロボピーに追いかけてもらおうと腕を伸ばして助けを求めると、驚いて壁を突き破って逃げ出した。追いかけるのを利用して閻魔堂までたどり着こうとしていたのだ。途中で見失い倒れるが程なくしてロボピーが追いつき、また怖がって逃げ出す。

そして日の出まで間もなくというところでようやく閻魔堂に到着。自分のエネルギーが僅かな中ロボ根性で石段を登り、見事本堂に入り笏を閻魔像の右手に戻すと今度こそ0%になりその場に倒れる。

その頃栗原家ではジュンの熱も下がり全快。その後ジュンが風邪をひいただけで祟りだと大騒ぎし辺りを壊し人に迷惑をかけたことでその分が減点され50点を獲得。ジュンの風邪が治ったのも「先生の注射が効いた」と言うパパさんを始め、ガンツ先生も「祟りは迷信」だと話すが、それでもジュンは「閻魔様の夢を見た」と話し、「祟りなんて迷信の嘘に決まってるんだよ!」と軽くあしらい、本堂に向けてお尻ペンペンするが、直後石段を踏み外して転び「お尻ペンペンの祟りだーっ!!」と悲鳴を上げるのであった。


■17話

冒頭、姉弟とババ抜きで遊んでいるところにパパさんが帰宅、「社内野球大会」が明後日に迫っていることを知らされる。

翌朝、パパさんとジュンはロボコンを野球の練習に誘うが、何を血迷ったかピンポンラケットを持って来たのであれだけ得意だと聞かされていたパパさんは落ち込む。ともあれ、ジュンが投げた球を見事に打ち返し、ソファで寝込んでいたパパさんも安堵。

  • さて試合当日、パパさんがケーリーズ監督(普段は経理部長。演:エド山口)にロボコンを紹介。「ロボット学校のマグワイアを自称するロボコンは金色のマントに黒のマスクをして現れるが、エーギョーズ監督(普段は営業部長。演:市川勉)もロボボスを助っ人として連れてきており睨み合いになる。
  • かくして、ケーリーズ側スタンドのロビーナからの声援で闘志を燃やし、バット束を素振り…しているうちにバットが吹っ飛んでケーリーズ選手達に当たり怪我。主審に至っては気絶してしまった。

そこで、ガンツ先生が生徒の不始末を詫びる責任として主審を、ロボデジがレフトを務めることになり、どうにか試合開始。

  • ロボコンも自分のポジションに就こうとするがわからず、社員に尋ねたらライトと言われ外野を守ることを最初は不満がるも、ファインプレイを狙えるとわかりやる気を起こす。
  • 早速最初の打球をロボデジが取ろうとした時、自分が取ろうと割り込んでぶつかってしまい、初ヒットを許してしまう。そしてロボデジとボールを取り合っているうちに1点入り、次の打球もミットを構えた背後でヒット、その次の打球もエラー、さらに次も…そうこうしているうちにエーギョーズが1回表で5点先取。
  • 1回裏、ケーリーズの1番打者として登板すると、ピッチャーのロボボスが投げた剛速球に圧倒され三振。その後もやっと打てた…かと思いきやバットの方を飛ばしてしまい退場、次の攻撃回でも三振でパパさんやオサムから呆れられる(この間、スタンドではロボモグがホームランボールを胸の電子レンジでキャッチし、カレー掛けにして出したり、ロボゲタが傘の上でボールを回したりしていた)。こうしてロボデジが順調に活躍する一方、ロボコンは相変わらず三振とエラーの連続で、ピッチャーとして登板しても四球を連発したため、8回表だけでもエーギョーズが10点獲得する羽目に(ここまで19対16、3点差でエーギョーズが勝っており点数だけならそこまで悪くはない)。
  • 8回裏、パパさんが経理部長にひたすら頭を下げているのを見て同情し落ち込んでいるとにわか雨が降りゲーム中断。そこへロビーナが傘を差し出し、「まだ結果は出てないじゃない」と励まされる。ようやく雨が止み試合再開すると、ロボボスの変化球に圧倒され2ストライクになるが、「絶対に打つ」という声援とロボコンコールを受けついにロボレナリン全開、ミートポイントをとらえて打つとエーギョーズの野手がボールを取り合っているうちにケーリーズの走者が次々帰塁、ロボコンもロボボスが止めるのも構わずホームベースまで走る。かくしてボールはミットからこぼれ落ち、無事セーフとなったがその手はホームベースに届いていなかった。ロボボスがボールを探しているうちに匍匐前進でホームベースに触れようとするがアウトが決まり、結局同点で試合終了。

しかし改めてロボコンの活躍に拍手が送られ、負けた方が女装の賭けをしていた経理、営業両部長も和解、ガンツ先生も生徒たちに「今日は皆、実によく頑張った」と激励。

「君の頑張りは100点に値する」と言われたロボコンは喜び、採点台につくがガンツ先生は審判を頑張りすぎて右腕が上がらなくなり、今日の採点は延期となった(しかし、元はと言えばロボコンが主審と選手を怪我させたせいでガンツ先生らを登板させる羽目になったのも事実であり、後日採点が行われたとしても低得点になっていたであろう)。退室する先生に文句を言う生徒たちであった…。


■18話

冒頭、凄い形相で帰宅してきたモモコに詰め寄られる。それというのも昨夜、「数学が得意」と豪語したロボコンに見てもらった宿題が全部間違っていたことでクラスの皆に笑われ大恥かいたのだと言う。

その上「スーパーコンピュータじゃなくてスカタンコンピュータ」「役立たず」「粗大ゴミ」などと馬鹿にされ、追い出されてしまう。するとロボボスやロボデジもそれぞれパワハラを受け出て行ったことを打ち明け、3人で不良になろうと誘う。そしてロボボスが「腕力の次男」、ロボデジが「おつむの三男」、自身が「とにかく長男」を名乗り、それぞれの続柄が書かれた鉢巻、サングラス、葉巻、そして「不良3兄弟」と書かれた襷を身に着けて街を闊歩する。

手始めに団子屋の屋台から団子を盗み逃走、「盗む」という行為自体が目的だったロボボスとロボデジは途中で団子を捨てており、ロボコンも団子を捨てようとするがいつの間にかそこにいたロボピーの唇に触れてしまう。喜んで食べようとするロボピーだがその団子は腐っており、お腹から異音を発する。

店主にこのことを報告すると「腐った団子を売らずに済んだ」と感謝され、面白くない表情の不良3兄弟は今度は民家という民家にピンポンダッシュするが、被害に遭った家の夫人により空き巣を摘発できたことが先程お腹を壊したロボピーの口から語られまた感謝されてしまう。

その頃栗原家では、ママさん、オサム、ジュンが団子の件に対する感謝状と共に進呈された団子をご馳走になっていると、パパさんが空き巣の件に対する感謝状を持って帰宅。

その後、悪いことをしようとしても裏目に出て良いことになってしまうことに不満を感じたロボボスによって強引に長男と次男を交代させられ、工事会社に押し入って鉄骨を盗み、川原に放棄。

続いて大学の黒板に落書きして数式をメチャクチャにし、ロボボスもロボデジも満足する中、ロボコンは不良行為ができないことを嘆いていた。

その頃栗原家では、先程まで拗ねていたモモコがこれまでのロボコンとの付き合いを思い出し、迎えに行こうと家を出るところだった。

さて、不良3兄弟が街を闊歩していると、モモコがバイクに乗った不良に絡まれていた。

「あいつらが代わりに手出ししてくれる」「省エネ」とその場を去ろうとするロボボス、ロボデジに対し、ロボコンは見殺しに出来ないと不良に立ち向かい、うち1人のバイクを倒す。不良は怖気づいて退散、助かったモモコは追い出したことをロボコンに謝るが「不良になったオイラにあの家は似合わない」と帰ろうとしない。モモコは不良をやめるよう3兄弟に説得、彼らで迷惑かけた人たちに謝りに行こうとするが、その頃工事会社の人々は川原にあった鉄骨を発見、「明日ここに運ぶ予定だった」と安堵し、メチャクチャな数式にショックを受け気絶した教員もその内容を見て「完璧に解けてる!ノーベル賞ものだ」と歓喜、いずれも見届けたロボコン、ロボボス、ロボデジは結局自分たちに不良は向いていないと悟り、襷の文字を「善良3兄弟」に直して夕焼けの河川敷を歩く。

ここでロボデジが「今日は4つも良いことをした」ことに気付き、3人で100点間違いなしだと喜ぶが現実はそう甘くはなく、ガンツ先生から「結果が良ければ良いというものではない!泥棒もピンポンダッシュも絶対にやってはいけないことだ!!そもそも不良になるなど言語道断」と大目玉を食らい、採点すら受けられなかった。

結局罰として一週間街のゴミ拾いを手伝わされ、空き缶を拾っている時にバナナの皮を踏んで転び、拾った空き缶を道路にぶちまけてしまうのであった…。


■19話

冒頭、栗原家の居間で充電を兼ねた昼寝をしていると、ロボゲタの中継で「食事に行ってる」という家族からの伝言が入り、自分もうらやましがる。

程なくしてロビーナに会い、彼女からテストで100点しか取ったことのない大学生・百点満点(以下『満点さん』。演:古田新太)を紹介される。それを聞き一瞬嫌な予感になるが、「早く100点取れるよう頑張りましょ」と励まされ満面の笑みに。ロビーナは喧嘩していた高校生カップルのことを思い出し退散、ロボコンも栗原一家が食事に行くのを追っていたことを思い出し公園を後にするが、そこへ満点さんが立ち塞がり、ロビーナとの関係を聞かれる。ロボコンは自分とロビーナが教会式を挙げている図を妄想し、「結婚したいと思ってる関係だ」と即答。満点さんも自分とロビーナが神前式を挙げている図を妄想し、「僕と結婚するんだ」と返してくる。続いてロボコンはロビーナが満点さんと結婚してガリ勉になる図を妄想、満点さんもロビーナがロボコンと結婚して不良になる図を妄想し、睨み合いになっているとロボモグが割って入り手料理対決を提案してきた。

ロボコンはロボ根性入りカレーライス、満点さんは学問入りスパゲティをお題に決め、それぞれメニューを作る。こうして出来上がった料理だがロボコンのカレーは野菜を顔に見立てて並べてあり、満点さんのスパゲティはアルファベット型にカットされたニンジンを「LOVE ROBINA」になるよう並べてあった。しかしお粗末な見た目の前者はおろか、見た目はそれほど悪くない後者もまずかったようで引き分け。

続いて現れたロボケロの提案でカラオケ対決になるが、共に音痴でうるさいだけだったので周囲から物を投げつけられこれも引き分け(直後ロボケロ自身も『歌は世界を救う!!』を歌おうとして歌う前に2人同様に物を投げつけられた)。

そこへロボビンが慌てた様子で駆け込み、ロビーナがラブラブアローを誤射して矢が木に刺さって抜けないことを2人に伝える。

追いかける満点さんを転けさせて一人その木のところへ向かい、「オイラがロボ根性で抜いてやる!」と矢を引っ張るが押しても引いても抜けない。遅れてきた満点さんは参考書を広げ、ロボコンが木と格闘している間に「ミサイルをぶち込む」というとんでもない結論を導き出し、本当にその場でミサイルを製作。

かくしてミサイルは完成してしまい、「もしあのミサイルで矢が抜けたら満点さんにロビーナちゃんを奪われてしまう」ことへの心配をよそに満点さんが発射スイッチを押すとそれは木目がけて勢いよく飛んで行き、ロボレナリン全開してミサイルを食い止めようとするがミサイルの方がロボレナリンに反応し照準を変え、ロボコンへのホーミングを始めた。

ロボコンカーに変形しホーミングするミサイルから逃げ惑っているうちにエネルギーが一気に減り、距離が詰まったところでジャンプして避け、魔法使いの箒の要領で逆に跨って強引に向きを変え、そのまま木に突っ込んだ。爆発の中矢は抜けたが、木は文字通り木端微塵になってしまった。

その矢を満点さんと同時に掴み「ロビーナちゃん(さん)、愛し(す)てる!!」とロビーナに差し出すが、「2人とも大嫌い!!」と共々ハンマーで殴られ立ち去られてしまう。

結局「100点を取る努力を怠ったばかりか、公園まで滅茶苦茶にした」ことでまたしても0点

しかし本人(本ロボ?)としては0点よりも失恋のショックの方が大きいのであった。

後日、満点さんは失恋の痛手を負いながら新たなる勉強の旅に出ることを決意し、ロボコンはその誠実さに感動する。満点さんの方も、ロボコンの根性に感動し感謝を述べ、2人は握手を交わすのであった。

「でも、根性だけじゃ100点は取れねっぞ」と言う満点さんに、ロボコンは「大きなお世話なんだよーっ!!!!」と地団駄を踏む。その場には地震が起きていた…。


■20話

ロボコンと姉弟が仲良く帰宅すると、ママさんが『キヨシくん』なる男性と電話をしているところだった。

その会話内容を小耳に挟んだ姉弟は「もしかして不倫」と不安になる(例の如く「不倫」の意味を知らないロボコン、モモコから「ママがよその男の人とデートしたりすること」と聞き初めて知る)。

そしてロボビンからママさんが若い男性と会い、彼と腕組んで歩いていたことを聞かされ、ロボケロはママさんと彼が交差点で仲良く信号待ちしていたのを目撃したと話す。ロボモグもママさんと彼が喫茶店でまるで恋人同士のように会話していたのを目撃したと話し、直後に姉弟で通りかかったオサムもママさんがおめかしして出かけたと話す。

かくしてロボコンと栗原姉弟はママさんの後を追い見張ることにした。するとママさんが若い男性に道を聞かれたり、おじいさんに落とし物を渡したりしているのを目撃、その彼らを次々に『キヨシくん』だと思い込む。そのうちにママさんが利発そうな男性(演:能見達也)と会っているのを目撃。「うちのパパ勝ち目ないよね」と落ち込むジュン達にパパさんの良い所を思い出させるが、思い出すのは酔っぱらって帰宅したり年甲斐もなく無邪気にプラモで遊ぶなどといったカッコ悪い面ばかりで落ち込む姉弟。

(この回想でパパさんが言っていた「たくわんをたくわん(沢山)食べよう」という親父ギャグは、演じた渡辺いっけい氏が『ズッコケ三人組』で演じていた宅和先生のあだ名に因む)

とっさに「だからってママさんが他の男の人と仲良くなっちゃっていいの?」と尋ね、一様に首を横に振る姉弟を鼓舞し再出発すると、ママさんが先程の男性と別れるところを目撃。

ママさんが出たビルまで進むとそこには「1F 村山潔絵画教室」とあり、入り口で円陣を組み何やら話し合う。

その潔が絵の準備をしているところに予告状を投げ、姉弟共々カーテン越しにポーズを取って名乗り、先鋒としてカーテンを開けて侵入。姉弟と協力して画材を荒らし、潔を網にかけて樽に押し込め、色水をかけおしおき…しているところにママさんが戻ってきて叱られる。

実はママさんは不倫などしておらず、足を怪我した潔の介抱で腕を組んでいただけだった。

潔はママさんの大学時代の後輩に当たり、先輩であるママさんに「絵が描きたい」と言われ断れないとのこと。

その絵とは15年前、パパさんとママさんがプロポーズした海と砂浜を描いたものだった。

不倫だと勘違いする息子たちに、ママさんは照れ臭くて黙ってたことを謝る。

しかしこの絵はまだ未完成であり、海の青を表現するのに相応しいアズライトの絵の具を潔が外国から調達したという。そしてそのアズライト絵の具は先程ロボコンが潰した画材の中にあり、昔は日本に沢山あったその原石も採掘のあおりで最早希少となっていることを潔から聞かされる。

帰宅後、相変わらず姉弟と共に落ち込んでいるとロボデジから通信が入り、「アズライト石は丹沢山渓の青柿山に僅かながら存在する」ことを知らされ4人で取りに出かける。

青柿山の洞窟を進み、最深部に青く輝くアズライトを発見。歓喜するロボコン&姉弟の傍で落石が落ち、来た道を引き返す。

ロボコンはアズライトに手を伸ばして取ろうとするも、また岩が崩れる。ここでジュンを先頭に姉弟が手をつなぎ、アズライトに手を伸ばす…がやっぱり岩が崩れ怖気づく。そこへ心配したママさんが駆け付け、姉弟に穴から出るように言う。ここでアズライトを入手して、あの絵を描き上げて欲しいという姉弟の願いを汲み、「私がやる」と言い必死の思いでアズライトに手を伸ばすママさんを姉弟と見守り、どうにか掴んだところでまた崩れた岩をロボ根性で抑え、ママさん、モモコ、オサム、ジュンを逃がす。

その後、ママさんはロボモグの電子レンジで加熱したアズライトを粉にした絵の具で無事絵を完成させた。

しかし美術教室を荒らしたこと(ガンツ先生曰くこの時点で「本来なら0点」のところだが、ママさんの絵が無事完成したことへの温情あり)がきっかけで20点獲得。

その夜、パパさんがたこ焼き饅頭をお土産に帰宅すると、ママさんたちと居間で居眠りしていた。


■21話

朝、パパさんとママさんの会話で「ナニ」や「アレ」で通じることが気になりママさんに聞くと、「以心伝心」「ツーカーの仲」と返される。

そこでロボゲタ、ロボボス、ロビーナ、ロボピーにナニアレ話を振るがいずれも全く通じない。

最後に会ったロボピーは「私とデートがしたい」と勘違いしロボコンを追いかけるが、通りかかった同僚警官から「脱走犯がこの辺りに逃げ込んでいる」ことを聞かされ職務に戻る。

その脱走犯が栗原家に忍び込み、ママさんを人質に取ったことなど露知らず、下校するジュンと2人で帰宅。例によってナニアレ話を振り、結局伝わらず先に帰られてしまう。

何とか追いかけて帰宅するが、呼鈴を何度押しても出ないことに異変を感じ窓から居間を見てみようとすると、(人質に取られていた)モモコがドアを開けて迎え入れる。

居間に入るとママさん、オサム、見知らぬ男2人がおり、「お客さん?」と尋ねるとママさんは「パパのお友達」と苦し紛れに答える。

顔ジェスチャーで何かを訴えようとするオサムとママさんに、ロボコンはお茶の用意をしようとするが、割って入ったモモコも顔ジェスチャーで何かを訴えようとし、どういうわけかケーキ屋へのおつかいを頼む。

ロボコンが意気揚々とおつかいに行くと、男2人、すなわち脱走犯は脅迫を再開。と、そこへ運良くお金を忘れたロボコンが引き返して来て、とうとう小耳に挟んだであろう彼にも2人が脱走犯であることがバレてしまう。

暴れる脱走犯の1人と乱闘になっているうち、もう1人がジュンのこめかみに拳銃を突きつけ、手も足も出ないうちに家族共々縄で縛られてしまう。

そこへロビーナが訪問するが、ロボコンは怒った顔で、しかし目に涙を溜め「ロビーナちゃんなんか嫌いだ!!」と怒鳴り彼女を追い出す。

「ロボコンがあんなひどいこと言うはずがない」と思ったロビーナが窓から居間を見てみると、栗原一家が人質に取られていた。

ロビーナに助けられたロボコンは、ジュンを連れ去った脱走犯が栗原家の車を盗んで逃走したためロボコンカーに変形しそれを追うことに。ようやく追いつくとロボレナリン全開で車を転覆させようとするが逆に振り切られ、鉄骨に突っ込み乗り捨てたところでまた逃げられた。

どうにか追いつきジュンの代わりに自分を人質にしろと迫り、「お望み通りに」人質に取られクレーンで吊るされてしまう。しかし、約束を守るつもりもない脱走犯は引き続きジュンを人質に取り、ロボコンをクレーンで振り回した。が、何度か振り回されているうちにジュンが競走が遅く「カメ」と馬鹿にされていたことを思い出し、その話をジュン本人に振るとジュンは「カメ」「噛め」と解釈し脱走犯が拳銃を握る手を噛み、男が悶えている隙にロボレナリン全開し鎖を引きちぎり、男にロボコンラリアットを食らわす。2人にひき逃げされたロボピーも駆けつけ、脱走犯は再度お縄となった。

結果はジュンとの心の会話や、脱走犯の逮捕に貢献したとして90点(追跡時民家の壁を貫通した分が差し引かれた)。

その夜、帰宅したパパさんは木材を抱え「今朝の『アレ』って、『棚の修理』じゃなかったの?」と困惑するがママさんが指さす先には「結婚記念日おめでとう」と書かれたケーキとワインが。土下座するパパさんを尻目に、「僕達は心が通じた」と言うジュンと談笑するのであった…。


■22話

冒頭、家庭訪問を検討しているというガンツ先生に生徒ロボット一同嫌だ嫌だと駄々をこねる。

例によって「家庭訪問」の意味を知らないロボコンだったが、普段より良い所を見せないとと思い、ロボボスやロボケロと意気投合する。

と、そこへ浮かない表情のロボモグが通りかかり、彼から「屋台引きをやめて、修行を兼ねてレストランで働いている」ことを知らされる。

栗原家帰宅後、「立派な家で立派に役立っているオイラを見てもらいたい」とパパさんに掃除機を持たせ、ママさんに無理矢理化粧をしまたも家族を振り回した。

その後、庭いじりと称して大穴を掘っているところを何故か正装の栗原一家に案内されたガンツ先生が目撃、その時パイプ(水道管)に当たり噴水され先生を呆れさせた。

「何をやっても上手くいかない」とロビーナに話しているとロボモグが浮かない顔をして現れ、新しい職場で上手くいっていないことを伝える。

そのロボモグの職場であるレストラン『ラ・セーヌ』に栗原姉弟と共に来店するが、若旦那こと川喜多雄蔵(演:岸祐二)が適当に調理したものだから料理が想像を絶するほど不味かった。怒り心頭の姉弟に詰め寄られ困惑するロボコンだったが、そこへロボモグが通りかかる。

彼は入院中の先代店主(雄蔵の父)の紹介もあり『ラ・セーヌ』に就職したが、雄蔵が料理中にぼやを起こして以来火が怖くなり、温めるにも電子レンジしか使わなくなっていたため、雄蔵をもう一度やる気にさせるよう先代から頼まれていたのだった。「若旦那は私の言葉に耳を貸さない」と落ち込むロボモグとロボコンの元に美女(演:大場久美子)が通りかかる。彼女は「『ラ・セーヌ』のハンバーグが子供の頃から好き」とのこと。

そして彼女――アメリカから帰国して来た榎美佐を『ラ・セーヌ』に招待し、ロボモグが厨房で雄蔵を説得しているところに割って入ると、「若旦那が(ハンバーグを)作れないならオイラが作る!だから…作り方教えてください」と懇願。雄蔵はレシピを適当に渡し、それを元にロボモグと2人でハンバーグを作ることになった。だがひき肉を叩いて空気を抜く時に勢い余ってまな板を貫通してしまいやり直しに。

どうにかこうにかハンバーグは完成し、美佐が実食するも「先代が元気だった頃の昔の味と違う」と言われてしまう。

ロボコンカーに変形して美佐を追い、彼女を連れ戻す(この時「アメリカのおばさん」と若干デリカシーのない呼び方をしていた)。

再度ハンバーグ作りに取り掛かるも、ぼやを起こしたあの日の出来事がフラッシュバックし怯える雄蔵に無理矢理フライパンを持たせ、その腕がブランデーの瓶に当たり中の酒がコンロの火にかかるがとっさに拾い事なきを得る。と、ここで雄蔵は父のフランベを思い出し、「レシピにはない料理人の腕とセンスだけが作れる味」が大事だったと痛感、ロボコンにお礼を言うと火を恐れることなく手際良く調理。

こうして『秘伝のハンバーグ』は完成し、美佐も昔の味と言ってご満悦の様子。退店する美佐を送り届けた。

雄蔵に感謝されているのをガンツ先生に見られていたロボモグは100点を獲得したが、ロボコンはあの庭いじりで水道管が壊れ街の人たちに迷惑をかけたとして0点

後日、改めて栗原姉弟と『ラ・セーヌ』に来店するが、ロボモグの相変わらずのカレー攻めフルコースに悶絶するのであった…。


■23話

朝、オサムが忘れた絵の具を学校に届けるため飛び出したが、自転車に乗った男性(演:植松洋)とぶつかる。

男性はオサムの担任の安永先生で、今の事故で腕を骨折したという。居合わせたロビーナが安永を病院に連れて行き、ロボコンは小学校へ。

そしてヒゲとネクタイを付けて6年2組の教壇に立ち、早速「ガンツ先生、0点」とガンツ先生のマネをしてスベり、続いてGTR(グレートティーチャーロボコン)と自己紹介し、その上で「安永先生はお休み」と告げた。

国語の授業では生徒が音読中に居眠り、理科の授業では適当に取った薬品を混ぜ合わせて爆発を起こし、体育の授業(バレーボール)ではトスが強すぎる、しかも何故かそこにいたロボボスとボールの投げ合いになるなど何をやってもダメ。

休み時間になり、6-2生徒の高橋夏美(演:皆川優紀)に「折り入って相談がある」と体育用具室に呼び出されたが、プレゼントと称してゴキブリの罠を仕掛けられパニックになり、壁を貫通して逃げ出す。高橋と取り巻きの女子は「もう二度と来るな」と罵声を浴びせた。桜の木にぶつかり気絶するとオサムが駆け付け、高橋達に弱点を教えてしまったことを謝られる。

(黒板に自分をバカにした落書きがされているのにも気づかず)休み時間が終わり教室に入ると、高橋から「逃げたんじゃなかったの?」と聞かれるが「オイラこのクラスの担任だもの、逃げるわけないよ」と返す。すると高橋は「安永先生以外の授業なんか受けたくない」と怒り教室を出てしまう。ロボコンは「自習」と告げて「あの子の担任として責任がある」と言い高橋を追う。すると花壇にかかっていたビニールが風で飛び、ロボコンに覆い被さる。ビニールには「絶対開けるな 6年2組 高橋夏美」と書いてあり、それがかかっていた花壇には彼女が植えたであろう花が咲いていた。

ブランコを漕いでいた高橋をいつの間にか木陰で見守っていたロボコンは花壇のことを彼女に尋ねると、今日が安永の誕生日であり、彼の好きな花であるペチュニアを植えたことを話す。そこで高橋を安永が入院している病院に見舞いに行かせ、自分はロボ根性で花壇を引っこ抜き、同院まで運んで安永と高橋に見せた。安永に感謝され病室を出た高橋から蹴りを入れられ、倒れたところに腰掛けられながらも感謝される。一方、6-2では代理の先生(ロボデジとロボケロ)に生徒たちが辟易し、「ロボコーン!早く帰って来てー!!」と心配されていた。結果は安永の怪我と授業をメチャクチャにしたことで0点。しかし先生の大変さを痛感したロボコンは潔くそれを受け入れ、その上で「ガンツ先生はオイラ達のこと好き?」と尋ねると、ガンツ先生は赤面して「そんな当たり前のことを聞くな」と返した。


■24話

掃除機をかけている時ママさんから2万円を渡されおつかいに出ると、泣いている少女(演:河辺千恵子)に出会う。

少女ことヨーコは「転校する友達に記念品を買うための2万円を落とした」と涙ながらに話し、2人で探すことになるが結局見つからず、ロボコンが持っていた2万円を渡した。

その夜、嬉々として栗原家に帰宅するが真っ暗で明かりが点いていなかった。しかし鍵は開いており、ヘッドライトを点灯するとお冠の家族が仁王立ちしており激怒される。

先程ママさんから渡された2万円は電気代で、払わなかったために止められて蝋燭で凌いでいたのだった。パパさんに理由を聞かれてヨーコのことを話そうとするが約束のために口ごもり、何も話さなかったので追い出された。

翌日、ロボデジがジュンから聞いた「お金のことでママさんに家を追い出された」という話が他のロボットに伝わるたびに「お金を盗んだ」「悪い遊びに夢中」「ギャングになった」と根も葉もない噂になっていき(この時彼らはロボコンが「ほっかむりをして金庫を漁る」「丁半博打にハマる」「アル・カポネのような格好で機関銃をぶっぱなす」光景を妄想していた)、そんな噂話をしているところに現れると逃げられる。唯一噂を信用しなかったロビーナからは「ママさんのお金盗んだって本当なの?」と聞かれそれを否定、しかし続く「お金をどうしたの?」という質問には約束を守り黙秘した。

ヨーコがあの2万円で親友のユカと遊んでいることなど知らず、ロボコンはラーメン屋で雇ってもらおうと頼むが「金を盗むようなロボットはいらん」という噂話を真に受けたであろう店主に追い出され、ロボケロ、ロボボス、ロボビンも同様の理由でそれぞれクビを言い渡されてしまう。

どこも雇ってもらえず落ち込んでいると、ロボボスを筆頭にロボット達から尋問を受ける。

ここでジュンと共にロボコンの潔白を信じて事の真相を探っていたロボビンが仲裁に入り、彼女があの2万円で友人と豪遊していたことやロボコンに対して暴言を吐いていたことを打ち明ける。ロボコンは信じられず、なおもヨーコをかばって事情を話そうとしないが、ロボデジは「どうしても言わないなら、僕たちはガンツ先生に言って解体してもらう」と進言、それにビビると当のヨーコが前に出て自分の行いを反省し、全てを打ち明けて謝罪。ロボコンはちゃんと謝れたと彼女を責めず、彼の底抜けの献身に真相を知ったロボボスやロボデジらも怒るに怒れなくなり、何も言えなくなってしまう。

結果は本来なら-100点のところをヨーコを更正させたとして差し引き0点

その後、ラーメン屋の岡持ちをしているところに、ヨーコから母親の手伝いで貯めたお駄賃として1200円分の100円玉を渡される。ヨーコは「豪遊した責任で自分が弁償しなきゃいけない」と感じ、少しずつだけど必ず返すと話した。


■25話

冒頭、マイカーを洗車しているところにガンツ先生から呼び出しがあり、そこでロボガシャロボプルロボパチロボイドを紹介される。

ロボガシャのハンドルを回し、ご祝儀のタオルを出したり、ロボパチに記念写真を撮ってもらったりする。

ロボボスより力があり、ロボモグより美味しい料理を作り、ロボゲタが予想し外した天気予報を当て、ロボデジが解けない数式を見事に解き、ロボビンよりも速く走るロボイドに彼らは滅入ってしまいげんなりする中、「他人と比べたって仕方ないよ。それぞれ自分のできる範囲で頑張るしかない」と励ます。ここでロボコンも自分の仕事を思い出し帰宅、再び洗車しているところにロボボスのボスットパンチを後頭部に食らう。彼とロボゲタ曰く「どうせ地道にやったってロボイドには敵わねぇ。悪役に徹することにした」らしく、他のロボットが地道な努力を邪魔することを生きがいにすることを話した。そこへまたロボイドがトランペットを吹いて現れ、スーパーガンで頑固な汚れを落とす彼に呆然となる。ロボボスとロボゲタ「コツコツ頑張っても、才能のねぇ奴ぁバカ見るだけなのよ」と諭して去り、「努力じゃなく才能が全て」と言うジュンのために彼が出来ないという跳び箱代わりの木箱を用意し、跳んでもらおうとするが案の定ジュンは跳べなかった。「根性で跳べるようになる」と励ましているところにまたロボイドが現れ、木箱を軽く跳んで見せる。ロボイドはジュンに「君の運動神経から割り出して1000回目には必ず跳べる」とアドバイスを送りその場を去る。その直後ロボボスとロボゲタが現れると、木箱を破壊する。

さて、ロボコンは壊れた木箱に代わり、自身が跳び箱になってジュンに跳んでもらうことにした。

最初は「1000回も無理」と愚痴るジュンもその気になり、出来るまでロボコン跳び箱を跳ぶことに。

500回目でも跳べず「僕才能ないよなぁ」と嘆くジュンに、「才能は大事だよ。でも努力の方がもっと大事なんだ!」と励ました。

ロボイドにお株を奪われ、それでもこの様子を見守るロボビンは本物の跳び箱を学校から調達、ロボモグはカレーを作り、ロボデジは回数のカウント、ロボガシャはドリンクを出した。

しかし休憩が終わり900回目の跳躍に入るところでショートしはじめ、それでもジュンに自分を跳んでもらおうとする。ここまでで999回跳んでも失敗するジュンは「やっぱり最初から無理だったんだ」と弱音を吐くが、そこへロボビンが本物の跳び箱を持って来た。

そして、本物跳び箱で1000回目の跳躍に成功するジュンをロボット達で見守り、その瞬間はロボパチが撮影していた。

歓喜するロボコン達の前にロボイドが現れ、ジュンのTシャツにロボイドスタンプを押印。ロボビン達は「アイツの手柄にされていいのか!?」と怒るがロボコンは「ジュンが跳べるようになっただけでも満足」と満更でもない様子。こうして「お前の励まし無くしてジュンくんは1000回もの練習に耐えられなかったはずだ。一度は落ち込んだロボモグたちを励ましたのも良かった」として100点を獲得。

ちなみに不良に徹したロボボスとロボゲタはともに0点、あれだけ完璧にこなしたロボイドも「優れたその能力を殊更ひけらかすような姿勢、それが如何に仲間たちを傷つける(ロボボス、ロボゲタがグレてロボモグ、ロボビン、ロボデジが落ち込んだ件)かがわかっていない。自分さえカッコよくあればいいというものではない」として0点(ロボイド自身はこのことを踏まえ「ナイスな採点だ」と言いつつも反省の色を見せなかった)。

その後、ジュンと手をつないで嬉々として帰宅すると、ママさんから車に押印されたロボイドスタンプのことで説教されるのであった…。


■26話

オサムが携帯ゲームで遊び、モモコがファッション誌を読み、パパさんがプラモを作るのも構わず張り切って掃除していると、ママさんが連れてきたロボプルが掃除し始める。

ムキになって「ロボプルは掃除くらいしか出来ないけど、オイラもっといろんなこと出来ちゃうもんね~!」と対抗心を見せるが、家族は可愛くて有能なロボプルばかり褒める。そしてジュンが落とした100円玉を探すロボプルに勝負を申し込み、車の下の100円玉らしきものを発見する。しかし車を持ち上げて取ったそれはパチンコ屋のメダルだった。一方ロボプルは茂みから100円玉を発見、ジュンに感謝されると眠ってしまう。

帰宅後、モモコやオサムからも人気のロボプルをよそにトマトジュースを用意するが「いらないことばっかりする」と煙たがられる。ジュンの発言にキレてうっかりお盆を傾けジュースをこぼしてしまい、モモコのTシャツにかかる。ロボコンは脱がそうとするが当然「やだエッチ!」と拒否されてしまう。

「人が親切でやってんのにちょっと失敗したぐらいで…」と愚痴るロボコンの前にロボデジが現れ、開発したばかりのスーパー洗剤を持って来た。しかし「何でも落ちる」という文言だけ聞くとロボデジが「用法・用量を守って…ってまだ話は終わってない」と言うのも聞かずそれを持って走って行った。

栗原家に帰宅すると、Tシャツのシミを取ったのを感謝されるロボプルに姉弟が「ロボコン返しちゃうから」と話しているのを小耳に挟み、怒って居間に上がると「ロボコンさえいなければステキな日曜日だったんだぞ!」とまで言われてしまい、「オイラだってこれ持って来たのに!」とスーパー洗剤を掲げてジュンのTシャツで試した。するとシャツの柄が消えてしまい、怒ったジュンはロボコンを追い出す。

追い出されたロボコンは、ジュンがロボプルの散歩に出るのを目の当たりにする。ここで同じくムシャクシャしていたロボボスが一発殴ろうとすると、「ジュンのバカヤロー!」と叫んでロボボスに八つ当たりする。

そして、ジュンとロボプルのことをロビーナに話すが「いつもの自分を思い出して」と言われ、つくづく自分は役立たずだと落ち込む。と、そこへ駆けつけたロボパチから幽霊ビルが火事だと知らされる。そこは自分とジュンが秘密基地にしていた場所であり、先程「良い所に連れて行く」と言っていたのはそこだろうと確信すると、ロボピーの制止を振り切りビルに突入。

そのまま炎上する室内を駆け抜け、助けを求めるジュンとロボプルを発見。ジュンはロボガシャからもらった唐草模様の風呂敷に身を包んでいた。そしてロボ根性で開かないドアを破り脱出するがその時エネルギーがダウン、ロボプルに充電してもらう。満タンになったところでロボプルのプロペラを背中に接続、ジュンとロボプル本体を抱えて飛んで行った。ロボパチは飛んで行くロボコンを撮影、ロボイドはスーパーガンでビルを消火した。

飛行中のロボコンは、ジュンに空からの景色を見せているうちにエネルギーが尽き公園の木に墜落。結果はジュンの救助こそ素晴らしかったものの、そこに至るまでに自分らしさを忘れ、栗原一家に迷惑をかけたとして0点。ガンツ先生は続けて「お前の良さは、他人のために無心で頑張れることだ」と諭し、ロボコンも勘違いしていたと反省。その後、「僕、やっぱりロボコンが好き」と言うジュンと簡易パチンコで遊んでいた。


■27話

おつかいの途中でロボパチに会い、ロボピーに追われていて助けを求められる。ロボパチが保護色になり難を逃れ、ロボピーは見失いどこかへ走って行った。命拾いしたロボパチはロボコンや町内の人々に記事を渡し、そこには「ロボピー 居眠りで泥棒に逃げられる」とあり笑う。しかしガンツ先生は同記事を「いくら本当のことでも仲間の失敗を盗み撮りし、それを新聞にして配るとは何事だ」と切り捨てた。

公園でモモコやロボプルとお釣りの100円玉を探しているとロボイドが現れ頼もうとするが、「這いつくばるのは好きじゃない」と去られる寸前でロボイドの頬をビンタするモモコを目の当たりにする。かくして100円玉はロボプルにより見つかり、モモコは「小室哲哉テレビで歌うのを録画しないと」と急いで帰宅。

帰宅後、パパさんが紙袋を抱えて「これがパチンコの景品だってことは言うな」と口止めされる。その様子を透明になったロボパチが盗撮していたことなど知らず、パパさんはその景品の指輪をママさんにプレゼントする。姉弟が(ママさんが作ったが熱くて直後シンクに落とした)ホットケーキを食べた後、(オサムは0点の答案用紙を丸めてゴミ箱に捨て、ジュンは壊した零戦のプラモを直そうとし、)モモコはママさんが録画したドラマのビデオテープのデータを消し、その上に歌番組を録画してしまったことをロボコンに話す。ロボコンもパパさんの部屋のアルカリ乾電池の電気を盗み食い…していると、✕印に貼られた絆創膏が浮いているのが目に入りパニックを起こす。絆創膏の正体は保護色になり家族の一連の行動を盗撮していたロボパチで、バツが悪くなりその場を去る。

その後、ロボパチ新聞社で先の写真を並べて記事を作ろうとしているロボパチの元に壁を破って詰め寄り、家族喧嘩の末家を爆発させる栗原一家を想像しつつも写真を一枚残らず破り捨てようとする。

そして写真を死守するロボパチを追い駆けるが、ロボパチはロボイドに「ロボコンが報道の自由を奪う」と吹聴し逃がされてしまう。怒り心頭のロボコンは「モコちゃん達を盗み撮りしたんだ!」とロボイドに話すと、モモコに惚れたロボイドはスーパーガンで逃げるロボパチに放水し吹き飛ばす(この後更にロボピーバズーカを食らいまた飛ばされる)。飛んで行ったロボパチを探していると落ち込むママさんに会うが、その時号外を町内の人々に配るロボパチを発見する。人々はその記事を見て大笑いしており、読者の一人(演:ココリコ田中)がママさんに差し出すが、「パパはウソつき!指輪はパチンコの景品なのに」ということがバレてしまい、帰宅するや夫婦喧嘩に。記事を手にしたパパさんにも「ジュン、自分が壊したプラモをこっそり直す」「オサム、0点の答案を丸めて捨てる」「モモコ、ママの大切なドラマのテープに歌番組を録画してしまいそのテープを処分する」ことがバレてしまい、子供達も最後のページにある「ママ、台所に落としたホットケーキを子供達に食べさせる」という記事を突きつけ栗原家は乱闘状態に。帰って来たロボコンは止めようとするが突き飛ばされて「もうおしまいだぁ~!」と頭を抱える。荒れ果てた居間で平静を取り戻した一家は「隠しててごめんなさい」とお互いに謝罪。「やっぱり最高の家族だ」と安堵していると、ロボパチが保護色を解いて現れ報道の意義を語って失敬した。ここでパパさんが「ロボコン、電池の電気を盗み食いする」という記事を拾い、その記事のことで説教される。

結果はお世話になっている栗原家の平和を守ろうとしたのはえらかったが、電気を盗み食いした分を差し引き0点。ちなみにロボパチも他人の家に忍び込み盗み撮りを重ねたために0点だった。

夕方、盗み食いした分働いてもらうと一人で部屋を片付けるのを頼まれる。栗原一家はファミレスに行ってしまい、残され荒れた居間を目の当たりにして「やっぱりひどい家族だ~!」と悲嘆するのであった…。


■28話

オサムが夏休みの自由研究でパパさんの会社を見学することになり、同伴することに。

そして黄胡商事に着くと、オサムが「坊ちゃま」と呼ばれ重役から手厚くもてなされた。ロボコンは「パパさん偉いんだね」と感心するが、そこに中森明社長の御曹司・修(以下「修くん」。演:本郷達也)が立っており、人違いだったことが発覚。改めて「僕は栗原治だけど」と自己紹介するオサムそっちのけで修くんを出迎える重役達(と彼に呼ばれたロボパチ)に、「勝手に間違えたのに失礼な連中だね」と白ける。

パパさんの部署は経理総務部であり、江戸山部長に挨拶するがその時デスクの下からゴキブリが発生、パニックを起こしデスクをメチャクチャに。

女子社員にも人気のロボプルに嫉妬心を抱きつつも、パパさんから仕事内容を聞き「パソコンを自由自在に扱えるなんてすごい」と感心。その時ビジネスフォンが鳴り、コピー機が故障したので営業部に行くパパさんに同行。パパさんはコピー機を叩くが同じ書面のものが何枚もコピーされてしまい、ロボコンがコピー機を蹴った。すると同じ書面の用紙が素早く吹き出てしまい余計おかしなことになり、仕方なく経理総務部でコピーすることに。その後もコーヒーを淹れるがマジックペンにつまずきこぼしてしまうパパさんに布巾を渡すがそれは雑巾で、拭かれた取引先社員の顔が真っ黒になり怒って出て行かれてしまう。さらに「栗原係長」というパパさんの現役職を知ってショックを受け出て行くオサムを追うが、その背後で蛍光灯を交換していた業者の男性(演:久保晶)が脚立から落ちそうになり支える。業者に代わり蛍光灯を付けると、お礼にと昼食に誘われるが社員食堂があいにく満員のため屋上へ。そこでロボモグお手製のカレーライスを食べることに。相変わらずデリカシーなく業者を「おじいさん」と呼ぶロボコンは栗原親子を紹介するが、オサムは「雑用係のおじいさんにまで頭下げちゃって…」と不満げに呟くと、「昨日まで好きだったパパのことが見学に来て嫌いになった」ことを業者に話す。更に「中森巌」と書かれた創業者の銅像に対しても「自分の像立てて偉そうにしてる人なんてロクなもんじゃないよ」とその頭を叩く(これらの様子を傍から見ていたパパさんと部長は「会長になんてこと言うんだ!」と詰め寄ったり顔面蒼白になっていた)。

業者がロボコンとオサムにサラリーマンの心得を話している時、修くんと彼にゴマをする重役が通りかかるが「あんな奴らよりパパさんの方が立派だよ。ホント、この会社は人を見る目がないね」と一蹴。業者はオサムに「もう一度パパの頑張っている姿を見てあげなさい」と言うと仕事に戻った。そして辞表の用意をしていたパパさんのもとへ駆け寄り、今の話を小耳に挟んでか筆ペンを買いに走る。

そして文房具屋に着いたところでロボプルが通りかかり、オサムが創業者像に落書きした容疑を掛けられていることを知りロボコプターになり帰社。駆けつけるとオサムが重役に捕まり、修くんが「その子(オサム)が落書きしてるのを見た」と証言。御曹司の言い分を鵜呑みにし土下座する重役達と、息子の無実を信じ頑なに頭を下げないパパさんに明社長(演:神崎智孝)は「息子に頭を下げられないなら君はクビだ」と告げるが、その時あの業者…いや正装した会長が現れ、「バカモン!お前はそれでも社長か!!」と一喝。会長は「オサムくんは犯人ではない。犯人はうちの孫だ」と修くんを指さし、ロボパチが撮影した写真を社長に提出。そこには白ペンで創業者像に落書きする修くんの姿がバッチリ映っていた。修くんは「おじいちゃんにお小遣い欲しいと言ったらダメって言われたんだ。それで頭にきて…」と腹いせにやったことを吐露するが父親に叱られ、会長は疑いの晴れたオサムに改めて頭を下げる。ここに来て「まさかおじいさんが会長だなんて思わなかったよ…」と呟く。ロボパチは偶然オサムの無実を証明したことで80点を、ロボコンは会社に迷惑をかけ過ぎたとして0点を獲得。帰宅後、親孝行にパパさんの肩を揉むオサムを見守るのであった。

「サラリーマンは大変な仕事だとわかりました。それでも頑張ってるパパは、偉いと思いました」


■29話

冒頭、ママさんが語る御多良市郊外にあるという「幽霊の館」にまつわる怖い話をオサム、ジュンとともに聞いて怯え出す。それを聞いてパパさんもモモコも「幽霊なんかいるわけない」「こういうのは記者が話をでっち上げてるんだ」とまるで気にしない様子。とその時正面の窓が開いて家族全員急な悪寒を感じるが、そこに天井に忍び込んでいたロボパチが透明化を解いて現れ、「幽霊の館」の記事は自分が書いたことを話す。モモコが「バカみたい」とその記事を破り捨てると雷鳴と共に空が暗転し、家族共々気絶してしまう。ロボパチは「呪い」と言って栗原家を後にする。

翌日、ロボコンカーに変形してオープンカーを運転するロボイドと話していると、彼から「幽霊は存在しないとは限らない」ことを聞かされ、その上で「現実に呪いが原因と思われる不可解な事件はいくつも起きている。呪いを受けるような心当たりがあるならすぐに何とかすることだな」と続けられる。しかし、一人で幽霊退治に行くのも心細いと思い、まずはロビーナを連れて行こうとする。

怖がるロビーナを自分が抱きしめる…という光景を妄想していると件の彼女が目の前におり、ビンタされた挙句去られてしまう。すると今度はロボケロが目の下にクマを作り、お経のようなメロディーの『静かな湖畔』の替え歌を歌って現れる。「幽霊の呪いのせいで陽気な歌が歌えなくなったんです」と話すロボケロに、ロボコンは「一緒に幽霊退治しよう」と誘う。この様子を見ていたロボガシャも「自分も協力させてほしいガシャ」と名乗り出ると、ロボコンに神社のお札を出してもらう。

かくして3人で幽霊退治に向かうことに。さて「幽霊の館」がある山に入って早々、3人は不気味なピアノの音色を耳にする。そして「幽霊の館」を発見し恐る恐るドアを開けると、柱時計の時報や猫の鳴き声に怯えてパニックを起こしあたふたする。そしてまた恐る恐るピアノの音色がする方のドアを開けて部屋に入る。そこでは幽霊(演:水島かおり)がグランドピアノを弾いており、姿を見られた幽霊に尚更怯え出した。ここでロボガシャが幽霊に効くお経があると言ってロボコンに出してもらうが出てきたのは吸血鬼に効くニンニクで不発に終わり、3人まとめて縄で縛られてしまう(その上自分だけがゴキブリの呪いをかけられ目を回し気絶)。

ロボケロが「正直言ってあなたの歌は下手です」とハッキリ言うと、ロボコンは「とてもお上手です」と取り繕うとするが、その話題に振れられた幽霊は急に項垂れる。

幽霊こと伊藤智子は生前カラオケが大好きなOLだったが、ある晩トラックに轢かれて死んでしまい、しかし三途の川を渡る船のチケットが買えなかった。そこで「一芸渡し」の権利を与えられ、亡者から課題曲の楽譜を渡されるも未だに弾けずにいるという。呪いをかけていたのは、練習の邪魔になるからとのこと。ロボケロが「そんな音がずれたピアノで練習してたんじゃ、上手く弾けるわけありません」と言うと楽譜の中の音符…いやオタマジャクシの幽霊が飛び出し、窓の外へ飛び去って行った。

「あんなちっぽけな幽霊、朝日を浴びたら消えてしまうガシャ」と言うロボガシャを尻目に、このまま音符が消えたら成仏できなくなると嘆く幽霊智子のために「(死者含む)人間の役に立ちたい」とオタマジャクシ霊を探しに行くことを決める。

そして3人で金だらいを手に庭に隠れたオタマジャクシ霊を捕まえ、元の楽譜に戻していく(逃げる最後の一匹はロボイドが手伝った)。その元通りになった楽譜で課題曲を演奏する幽霊智子と歌うのであった。

幽霊智子は成仏したが、採点の際ガンツ先生がモニタリングした映像では「空き家でドタバタするロボコン、ロボケロ、ロボガシャ」しか映っておらず、とりあえず採点して0点を言い渡されるが、その時ガンツ先生のコンピュータにバグが発生し本人の知らぬ間に100点に上書きされた。改めて釈然としないながらも100点を言い渡すガンツ先生に、思わず「やったー!」と歓喜。生徒ロボット達と喜んでいると先生の背後には幽霊智子の姿があり(先生自身には幽霊智子の姿はおろか声すらも聞こえない)、(100点取らせてあげるからみんなで一緒にあの世へ逝かない?)という声がして「それだけは勘弁して~!」とみんなで逃げ出すのであった…。


■30話

その日は40度を超す猛暑、エアコンも故障中でパパさんとママさんにうちわを向けていた。自身もぐったりする中大きなうちわを出して仰ぐと、ソファごと吹き飛ばしてしまい大目玉を食らう。

子供部屋に入ると姉弟が扇風機の前で涼んでおり、モモコの夏休みの宿題である昆虫採集と、栗原家の子供達との親睦を深めるためとキャンプに誘われ二つ返事で了承。

「どうせならロビーナちゃんも連れて行こう」とつい彼女と一緒に星見をしている光景を妄想していると、目の前にロボピーがおり逃げ出す。そこへロボビンが通りかかり、ロボット達の団結を高めるためとロボモグとロボガシャを連れてキャンプに行くことを話すとロボコンはこれも二つ返事で了承。こうして二重の約束をしてしまい悩んだまま帰宅すると、既にモモコ達はロボプルを連れてキャンプに出ていた。そこで「だったらみんなでキャンプすれば…」と思うと、一瞬「結局両グループから言い寄られ川に突き落とされる」光景が浮かんでしまうが、栗原家の親睦とロボット達の団結の両方を取ろうと気持ちを切り替えてロボコンカーに変形、ロボビン達の待つキャンプ場を訪れる。外面ではロボット達の団結を高めようと乗り気だったが心の中では(モコちゃん達とキャンプの約束をしたことは言えないよな…)と思い、ロボビン達は妙にそわそわするロボコンを怪しむ。

(薪なんかスーパーで買えば)と腹の内で思いながらロボビン達と薪拾いをしていると、栗原姉弟も薪拾いしているところを目撃。そこで「薪はオイラが拾うからさ、みんなはテント張るの頑張って」と前に出てロボビン達にテントを張りに行かせる。その隙に姉弟の所へ行きロボット用の薪をオサムに渡すと、姉弟にもテントを張りに行かせて自分はロボビン達のテントに戻った。

合流すると西城秀樹の曲をかけて踊っていたが、「向こうの方からもカレーの匂いがする」と言うロボモグに、ロボガシャも「一体誰がキャンプに来てるのか推測しよう」と提案しロボビン達3人はその場を去る。すかさずテントを抜きわざと倒して「テント倒れちゃったよ~」と呼びかけると、3人は倒れたテントに駆け寄りその隙に姉弟組と合流。姉弟がロボプルお手製のカレーを食べているところに現れ、強引にお代わりさせて鍋が空っぽになるまで無理矢理頬張らせカレーの匂いを消す。その時ロボット組の方から煙が出ているので合流すると、キャンプファイヤーで踊っていた(この時の曲は『炭坑節』)。

ロボガシャのカプセルから消火器を出して焚火を消そうと放水するが、慌てて泡がロボビン達にかかってしまい「川で洗い流そう。ついでに泳いじゃおう」とするのをダメと言って止めた。

その時姉弟組の方から花火音がしたので行って見ると、線香花火で遊んでいた。その先には打ち上げ花火を何本も用意したロボプルが着火しようとしていた。ロボコンは急いで止めようとするが時既に遅く、花火と一緒に打ち上がってしまった。「綺麗だった」と感動する姉弟に、「綺麗なわけないでしょ!」と怒るがここで同じく花火を見ていたロボット組も駆け寄り、二股をかけていたことがバレてしまう。両グループから言い寄られ、「両方とキャンプに行きたいな~と思って…」と蚊の鳴くような声で返答するが両方から見捨てられてしまう。

一人キャンプなんて寂しいと泣いているところにロボプルから(それぞれ蝶を追いかけているうちに崖の木の枝に引っかかった)モモコとロボビンが行方不明であることを知らされ駆け付けると、ロボコプターとなって2人を救出。「2人ともオイラにとっては同じくらい大切」と言って2人の手を繋ぎ、枝が完全に折れたところでロボガシャが出した天蓋付きベッドの天井に着地。「モコちゃん、重い……」

結果はいくら両方好きでも両方に迷惑をかけるだけだとして0点

その後、昆虫採集が台無しになったと怒るモモコの前に現れたロボイドの提案で自分が蝶になって虫取り網を持ったモモコに追い駆けられるのであった…。


■31話

ジュンの夏休みの宿題である公園の模型作りをロビーナやロボプル、ロボデジと手伝うことになるが、考えているうちに模型を倒してしまう。とそこへロボイドが現れ、理想的な設置例を弾き出すとジュンのTシャツにロボイドスタンプを押印。それをロボプルが消そうとすると警察が「消すな」と止めに入り、ロボピーが写真のそれと照合しロボイドは三億円強奪事件の容疑者として逮捕されてしまう。何でも昨日盗まれた現金のトランクにロボイドスタンプが押されていたらしい。

(御多良署で取り調べを受ける)ロボイドの無実をロビーナ達とともに信じ、フランスパンとやすりを差し入れに拘置所へ(例によって「冤罪」の意味を知らないロボコン、「無実でも濡れ衣で最悪一生刑務所から出られない」ことをロボデジから聞かされる)。

御多良署を後にしたロボコンはロボゲタと会い、昨日ロボイドがトランクを運ぶ連中を手伝うのを目撃したと話す。「話せばまたロボボスに殴られる」と後ずさりなロボゲタを引きずり、署に戻ってロボピーに報告。すると島崎刑事(演:土屋大輔)が慌てて割り込み、拘置所に向かうとロボイドの監房には誰もおらず、既に脱獄していた。「無実なら脱獄する必要ないわよ」と言うロボピーの足元にはロボコンが差し入れたあのやすりが。かくしてロボイドは指名手配される羽目になり、捜査に出るロボピーをロボコンは話をしようと追いかける。そのうちにロボゲタと再度合流し、ロボボスを恐れる彼にロボデジと2人で「解体してもらおうか」と脅し目撃したことを話させる。するとあの日、犯人らしき人物が鉄格子に軍手をした手をついたことが判明する。これで指紋は付かない…と思われたが、ロボデジが機械油の痕を検出。犯人が山奥の廃工場に潜伏していることも突き止められた(一方脱獄したロボイドも、タイヤ轍から犯人の車を特定した)。

ロボコン達は犯人のアジトに到着すると、怖気づくロボデジとロボゲタを説得し突撃…したところでエネルギー切れを起こし、連中から機関銃を向けられる。しかし彼らの弾はロボイドが83発全て受け止めており無事だった。「お前達、どうしてこんな危険な真似を?」と問うロボイドに、ロボコンは「君の無実を証明するためなら真犯人捕まえるしかないもの、オイラが先走ってやすりなんか差し入れしたから尚更誤解されちゃったんだ…」と話し、ロボデジも「元はと言えば僕が『冤罪』なんて話するから…」、ロボゲタも「ロボボスの暴力を怖がって警察に話さなかったアチキも悪い」とそれぞれ反省の色を見せる。そして犯人がリロードした銃弾を目に見えない速さで捉えるロボイドの背後で、3人で縮こまる。またも弾切れで逃走する犯人に3人でタイヤを投げつけ身動きを封じる(仕上げとばかりにロボイドもドラム缶を犯人目がけて蹴飛ばした)。ようやく駆け付けたロボピーと島崎がロボイドに手錠をかけようとすると「相手が違うよ」とすっかり伸びた真犯人を差し出し三億円事件は解決、ロボイドの容疑は晴れたのであった。

結果はロボデジ、ロボゲタ共々同級生の汚名返上のために動いたのはえらかったが、その汚名に対し自分達にも少なからず責任があるとして50点。一方当のロボイドは、「ロボコン達を機関銃から守ったのは100点に値する。…しかしだ、頼まれもしないことに首を突っ込み、そのために誤解され――」ガンツ先生がそこまで言うと急に退室してしまった。騒然とする中、波止場でトランペットを吹くロボイドを追う。

「今日初めて気付いた…。私は良い同級生を持っていたんだな…」


■32話

冒頭、町内会の秋祭りで櫓作りをすることになり、「オイラお祭り大好きだから」と名乗り出て出かける。

そして祭り会場に出て櫓作りをすると名乗り出ると、町内会長(演:大山豊。氏は前番組『テツワン探偵ロボタック』の長老役でお馴染み)らは安心して健康ランドに行ってしまう。またも100点をもらうのを妄想しつつ、1人で櫓を建てることに。すると杭打ちの段階でロボイドが現れ、自分のせいでグレたロボボスとロボゲタの更生に当たってほしいと相談される。

彼らは他のロボットをいじめており、こと2期生に当たりが強く、

  • ロボパチの場合…「俺達をカッコ良く撮れ」と脅され撮影するも、その写真がことごとく気に入らず殴られる
  • ロボガシャの場合…「何か出してみろ」と脅され(この時点で事実上のカツアゲ)玩具や万国旗、ミニカーサイズに圧縮された自動車を出して殴られる
  • ロボプルの場合…猛暑日に無理矢理扇風機にされる

という。話を聞いたロボコンは怒り、ロボコンカーに変形してその場を後にした。

途中で会ったロビーナとは「ロボット同士で喧嘩は良くないわ。喧嘩しないって私と約束して」と指切りし、後を追ってきたジュンが追いついた時には目がハートになっていた。そこへロボピーが「私とも結婚の約束して~」と迫り、思わず逃げ出す。

ようやくロボプルを扇風機にして涼んでいるロボボスとロボゲタの前に現れ、ロボプルを助ける。ここで2人を懲らしめようとするが先の約束を思い出して拳を引っ込め、2人でその場を去った。

どうにか櫓作りに戻り、骨組みが完成したところで仕返しとばかりにロボボスとロボゲタが現れ、ロボゲタが飛ばした下駄が頭に直撃。先の約束で出そうになった拳を引っ込め、下駄を返しに行く(が、その間更にロボボスが折角作った櫓を倒し、「俺に楯突く奴は容赦しない」と高らかに宣言して去って行った)。

戻るなりバラバラの櫓を目の当たりにし、またも怒りがこみ上げるが先の約束を思い出してとぼとぼと再建にかかる(この様子を見たジュンとロボプルは、いくらロボコンが櫓を建ててもその度にロボボスが壊しにかかってキリがないと嘆いていた)。

案の定再建した櫓の前にロボボスとロボゲタが現れ、お願いだから壊さないでと穏便に出る。そこへ2人にいじめられていたロボビン、ロボケロ、ロボパチ、ロボガシャも合流、「コイツらなんかやっつけちゃってください」と頼まれる。しかしそこはあの約束をしたロボコンのこと、「今日は戦えない」とそれを拒否、お構いなしに拳を出したロボボスとロボゲタにみんなで殴られてしまう。

リンチされるロボビン達を前にしてついに怒りが爆発、ロボボスと一瞬メンチ切りかけるが、約束のためにやっぱり戦えないと言ってズッコケられ今度は自分が「だったら戦わせてやる」とロボボスとロボゲタにリンチされてしまう。「不良ロボットには、不良ロボットの正しい生き方が、あるんだよっ!!」

そうしてリンチの末コブラツイストまでかけられるロボコンの前に、ついに約束した相手であるロビーナが現れ、「暴力はやめなさい!」と止めに入って来る。興奮するロボボスに投げ飛ばされるロビーナを見て流石に激怒、ついに怒りの鉄拳を2人に食らわした。ここであれだけ約束を守って出さずにいた拳を出してしまったことに落胆するが、やけになって2人にダブルラリアットを食らわす。再建した櫓は2人がぶつかってまた倒れ、ロボコンは号泣するが、「今日だけは許してあげる。でも今度からは絶対ダメよ」と言うロビーナに「オイラももう喧嘩しない」と再度約束する。結果は1人で櫓を建てたことこそ良かったが、自分で壊してしまっては元も子もないとして0点。しかしガンツ先生からは「その悔しさをバネにして、100点を取れるよう頑張りなさい」と励まされた。

その夜、「この悔しさをバネに秋祭りを楽しむ」とどうにかこうにか再建された櫓で音頭を取るロボコン。皆が盆踊りする中(ジュンは浴衣に加えロボコンのお面を付けていた)、論外の-100点を食らったロボボスとロボゲタは踊りのジャンルで揉めていた…。


■33話

来る「段後町写真コンテスト テーマは『美』」(プロ及びロボパチの出場は禁止します)でアメリカ旅行を目指すべく、下校したばかりのモモコにカメラを向けるが彼女はそれを見るなり嫌がって自室に上がってしまう。

ママさんが植込みの花、パパさんが戦争のジオラマをそれぞれ撮影しているのを見て自分も「美」をテーマにロビーナの写真を撮ろうとするが、そのロビーナはオタク風の男性陣に囲まれ何度もシャッターを切られており「仕事がある」と逃げ出してしまう。男性陣に揉みくちゃにされ倒れるロボコンだったが、そこにロボピーが花嫁衣装のようなものを着て現れ、ロボコンカーに変形して逃げ出す(ちなみにロボピーは追う途中でコケて地球とキスした)。

やがて日も暮れ、夕焼けを撮ろうとカメラを構えると下校途中のモモコがファインダーに入り、案の定写真嫌いの彼女に腹を蹴られ、その時シャッターが切られて悶える自分の顔が撮影されてしまう。

モモコ曰く「写真で見る自分の顔が凄いブス(※演者は翌年のおはガールです)」らしく、ロボコンはそれを聞いて「オイラがモコちゃんを撮って、ブスじゃないことを証明してあげる」と翌日から彼女の撮影に取り掛かる。

まずロボケロのカラオケボックスでモモコが歌っているところを撮る…がすかさずロボケロが間に入り「ここでは歌いましょう!写真を撮るのは私一人で十分なのです!!」と追い出され、続いてロボモグのレストランで食事するモモコを撮ろうとすると、ロボモグが料理の写真を撮ろうとカメラを出す。何度もシャッターが切られた頃には、折角の料理も冷めてまずくなっていた。ここでよろけてロボモグの姿が撮影される。

その後、ロボイドの提案で(本人は赤面していたが)水着写真を撮ることに。東京マリンで水着姿のモモコを撮影…しているロボコンの後頭部にロボボスのボスットパンチが炸裂、プールに落ちそうになっているところをモモコに引き上げられる。するとロボゲタが「アチキもアメリカ行ったことないんですよ」と下駄で殴り、モモコ共々プールへ落下。呆れるモモコに先に帰られてしまう。

どうにかプールから上がり、モモコを探しているとオサムとジュンに会い、「お姉ちゃんってそんな写真嫌いじゃなかったはず」と話される。そこへ女子中学生(モモコの同級生)が通りかかり、彼女らにも話を聞く。すると中学生は「写真嫌いなんて初耳」「でも前に『タコと2ショットしたい』って言ってた」とのこと。「これでモコちゃんの写真嫌いが直せる」とやる気になり、ロボコプターになって海に潜りタコを獲って来てモモコに無理矢理持たせる。しかし「タコと2ショットしたい」というのはアイドルグループ・スナップの多胡光くんのことで、「蛸と写真撮りたい女の子なんているわけないじゃない!!」と突き返される。そのタコに墨を吐かれ、前が見えなくなってオサムとジュンとぶつかる。墨を吐かれたロボコン、オサム、ジュンはモモコに笑われ、そのモモコの笑顔を写真に収め「美」というタイトルでコンテストに展示。優勝こそ逃したものの佳作には入選した。結果は優勝より大切なもの――モモコの心からの笑顔を引き出せたとして75点(しかし、ガンツ先生が次に採点しようとしたロボイドの不在を案じており、そのロボイドは一足先に自由の女神に立ってモモコを待ち合わせていた)。

実は、モモコは多胡くんと婚約会見する夢を見ており、その夢に出てきた自分の顔がブタみたいになっていたことが原因で写真嫌いになっていたのだった。


■34話

冒頭、栗原姉弟と共に捨ててあった携帯電話を拾ってロボピーに見せると、早速その電話に着信が入り「トシキ」なる男性からの通話だった。男性は電話に出たロボピーを持ち主の女性と勘違いしており、「君に会いたい。会えなきゃ僕はもう死ぬ」と告げて切った。

ロボコンカーに変形してロボピーとロボプルを乗せ、発信元のリハビリセンターに向かう。看護婦曰く、現在入院している「トシキ」は伊神敏樹という車椅子の青年(演:宝井誠明)しかおらず、その敏樹は今まさにリハビリに励んでいた。近く恋人も見舞いに来るという。

敏樹が先の携帯電話の持ち主「みゆきちゃん」(実際の相手はロボピー)に電話をかけているのをロボプルと2人で見守り、交番でロボピーに会うと「みゆきちゃん」が見つかったことを知り敏樹のリハビリを手伝うことに。

そしてリハビリ中の敏樹に会うと、彼にロボガシャのハンドルを回してもらい歩行器(「みゆきちゃん」の似顔絵付き)を出す。

翌日、階段の昇降のリハビリをしている敏樹のもとにロボケロを連れて訪れ、院内を歩かせる(しかし、ナースステーションを通過したところで婦長と目が合い、「廊下は静かに!」と注意された)。

さらに翌日には「みゆきちゃん」のお面を付けて、艶めかしい声を出しつつもリハビリを手伝うが、坂で足を踏み外して転げ落ちる。どうにか起き上がり、今度は敏樹の肩を持つがゴキブリパニックで暴れ回り、セールのワゴンを倒し置かれていたポリバケツが飛んで敏樹の頭に被さった。

また翌日、出会い坂に挑戦するという敏樹の車椅子を押しながら「みゆきちゃんは来ないの?」と尋ねると敏樹は「僕がこの足で歩いて逢いに行く」と返すがその先には「みゆきちゃん」こと大学生・橋本みゆき(演:あかぎあい)がいた。ロボコンは「やっぱり来てくれたんだ」と喜ぶがみゆきは「電話って何のこと?いつまでも私があなたみたいな冴えない男、相手にしてると思う?」と事実上敏樹をフる発言をし、別の男が運転するオープンカーに乗って行ってしまった。毎晩の電話の相手が本物のみゆきでなかったことに落胆した敏樹も「みんなして僕を騙してたんだな!」と怒って車椅子を動かし去ってしまう。そして交番でロボピーに詰め寄ると、彼女は走ってどこかに行ってしまい、ロボプルと共に後を追う。

着いた先はリハビリセンターで、病室のドアの前で土下座するロボピーを見守る。

ロボピーは敏樹を騙していたことを謝罪するが、それでも気持ちを切り替えられないと言う彼を何としても歩かせようとロボコンは耳から蒸気を噴き出し、ドアを破って敏樹をベッドごと出会い坂に連行。敏樹が一向に登ろうとしないうちにロボボスとロボゲタが現れ、パチンコ玉を撒いてロボコンを滑らせる。彼らはその他にもいろいろなボールを撒き、ロボコン自身もボールを食らいながらロボコプターとなり迫るボールやドラム缶をかわしロボボスとロボゲタに立ち向かいついには弾き飛ばされる。そこにさらに追い打ちをかけるように大岩が迫り、ロボピーが受け止めて投げ飛ばす。とここでようやく敏樹が松葉杖でも車椅子でもなく、自分の足で歩き始めた。そのまま自分の足で坂を登る敏樹をロボピーと共に見守る。結果は病室のドアを破った分が減点され90点。ちなみにロボピーは「どんな理由があっても嘘はいかんが、お前の純粋な気持ちが敏樹くんの足を治したことを誇りにするがいい」という理由で98点だった。その後、「オイラ今回のことで君のこと見直したよ」と言うロボコンだったが、即座に「惚れ直した」と勘違いされ困惑するのであった…。


■35話

冒頭、居間で寝ているところに(保護色で忍び込んだロボパチの手により)ゴキブリが乗りパニックを起こし暴れ回る。

さて、街中でママさんと歩いていると通行人が自分たちを見て笑っていた。そこへ姉弟がロボパチ新聞の記事を持って現れ、そこには「パパ、犬に吠えられ逃げ登った電柱から落ちる」「ママ、体重計に乗り自分の体重に驚く」「モモコ、歯磨き粉とシェービングクリームを間違える」「オサム、水着アイドルのグラビアを見てにやける」という栗原一家のみっともない写真が載っていた(モモコやオサムはこの記事が元で笑いものにされたことを恥ずかしく思う反面、ジュンは自分だけ載っていないのを不満がっていた)。

そして川原でロボパチに「オイラや栗原家の皆の写真を撮るのはやめろ」と詰め寄るが、そのロボパチは「報道の自由」を訴え、保護色となり去って行った。続いて現れたロボイドが「立ちどころに解決する」と言って栗原家に上がり、テレビの脇に向けてダーツの矢を放つと保護色中のロボパチが。

(しかし、ロボパチはその後も懲りずにロボイドのみっともない姿をカメラに収めていた。ロボイド本人は全国7000万の女性ファンが失望すると落ち込んでいた)

翌朝には「ジュン、おねしょしたにもかかわらず自慢げにVサイン」という記事がロボパチ新聞に載り、ロボコンは怒ってその記事を丸めて捨てる。その上でこちらも「ロボコン新聞」を出してロボパチのみっともない姿を載せようと提案。

かくして栗原家の表札の横に「ロボコン新聞社」と書いたダンボール製の表札を掲げ、早速栗原家に入ろうとして水をかけられたロボパチを撮影。しかしロボパチが同時に目からフラッシュを出したために現像しても真っ白で何も写っておらず、「もっと面白い記事でロボパチ新聞の人気を奪っちゃおう」と作戦変更。

そしてロビーナにセーラー服を着せて、その姿を写真に収めようとするがフィルムが入っていなかった。するとシャッターを切る音が近くから聞こえ、その先には懲りないロボパチの姿が。案の定「お宝写真」を撮ってご満悦の表情で去って行った。その写真を売るロボパチに詰め寄り、「その写真オイラにもちょーだい」とねだるが「もう1枚も残ってないよ」と彼やオタク連中に嘲笑される。

そこで姉弟と協力してUFO写真を撮る(が、この様子も木陰に潜んでいたロボパチに撮られてしまう)。その後も事件を探して歩いていると、ロボビンが白バイに追われておりその様子を撮影…しようとしたところでまたしても前に出たロボパチに先を越される。ともあれ何とかカメラに収め、ジュンが描いた絵と共にロボコン新聞に載せることにするが、先の写真が何か嘘っぽいよなぁと呟く中モモコの顔とグラビアアイドルの体、オサムの顔とボディビルダーの体をコラージュした写真まで用意されており、「こんな気味悪いの載せられない」「こっちの方こそ大嘘じゃないか」と姉弟喧嘩になる。そこへロボプルが「UFOは作り物!写真はヤラセ!」というロボパチ新聞の記事を持って現れ、UFOの嘘がバレてしまい落ち込む。

それでも姉弟の励ましにより「今度こそ面白い写真を撮る」と意気込むロボコンの前にロボガシャのカプセルが大量に転がり、姉弟と共に拾う。転がる最後の1個もロボコンカーに変形して追いかけ、そば屋の自転車と衝突したり川に落ちたりとドジ踏みながらも取った(これらの瞬間ももれなくロボパチに撮影されている)。その写真がロボパチ新聞に載り、「これじゃ恥ずかしくて、表も歩けない…」と尚のこと落ち込んでいると、同記事を読んでいたロビーナから「ロボガシャを助けようとしたんだから立派よ」と励まされる(一方ロボパチは、同記事のことでロボビン、ロボピー、ロボガシャ、ロボプルや読者たちからボロクソに叩かれて落ち込み、とぼとぼと歩いていると少年が川で溺れて助けを求めているところに出くわした)。

そうして栗原姉弟やロビーナと橋を歩いていると川で溺れている少年を泳げないロボパチが助けようとしているのを目撃、ロボコプターになってあれだけ自分たちを笑いものにしたにも関わらず仲間だから助けるのは当然と気絶するロボパチと少年を救助した。結果はUFOのインチキ写真さえなければ100点だったと99点。そしてロボパチは報道の自由を振りかざしてロボコンや栗原家に迷惑をかけたのは落第にも匹敵するが、壊れゆく自分を顧みず少年を助けようとしたとして0点を獲得し、仲間の大切さや命の大事さが分かった気がすると生徒ロボット達に頭を下げた。

そしてロボコン新聞には、「ロボコン、ロボパチお手柄!溺れる少年を救出!!」という記事が載るのであった。


■36話

今日はロボット大運動会。朝早くから選手宣誓の練習をしていると、目が覚めた家族が迷惑そうに起きて来た。

舞台は競技場に移り、ガンツ先生の進行のもと選手が入場する。

白組はロビーナ、ロボビン、ロボデジ、ロボガシャ、ロボモグ、ロボパチ。

赤組はロボコン、ロボピー、ロボケロ、ロボボス、ロボゲタ、ロボプル。

一人遅刻したロボイドは本来割り振られた赤組にいるのが納得いかないようで青組キャプテンを名乗り、その3チームで行うことに。

赤組は全く息が合わずぎこちなく行進し、ガンツ先生から呆れられる。そしてロビーナとロボイドと3人でお立ち台に上がり選手宣誓した。

(以下各競技での活躍)

  • ロボコン体操で旗揚げを投げ出そうとするロボボスを赤組の皆で止める。(ここで「体操も運動のうち」として-50点
  • 100m走で白組のロビーナの応援につい目を輝かせ、その気になってスピードを出すが当然応援の対象はロボビンであり、落ち込みフラフラになって抜かれ、ロボイドにゴールテープを切られてしまう。(只今の結果白組20点、赤組-40点、青組30点
  • 大玉転がしでロボピー、ロボケロから引き継いだ大玉をロボケロごと転がす。そしていつの間にか大玉から手が離れていた。
  • ハンマー投げでロボボスが投げたハンマー(withボスットパンチ)が見当違いの方向に飛びそれを食らう。(只今の結果白組90点、赤組-20点、青組140点
  • ムカデ競争で白組が息ピッタリで進んで行くのに対し、赤組は案の定息が合わず倒れてしまう。(只今の結果白組120点、赤組-20点、青組190点)ロボコンは白組の面々に「なんでそんな速いの?」と尋ねるとロビーナは「皆で練習したから」と答え、それを受けて自分達赤組も午後の部に向けて練習するようチームメイトに呼びかけた(が、ロボボスとロボゲタは「アチキ達不良にスポーツは似合わない」とバックレて競技場を出て行ってしまう)。
  • ロボボスとロボゲタが抜けた競技場では、残った赤組のロボコン、ロボケロ、ロボピーが2人が戻って来ないのを心配していた。そこへ(ロボボス、ロボゲタとすれ違った)オサムとジュンが応援に来たと駆け付け、彼らが街の方に行ったことを話す。ロボコンはキャプテンの責任で2人を連れ戻しに行く。するとゲームセンターでエアホッケーをして遊んでいるロボボスとロボゲタを発見。何とか説得して2人を競技場まで連れ戻そうとするが聞く耳を持たない2人にリンチされる。そこへロボプルが駆け付け、ロボピーがリレーで無理して倒れたことを知る。
  • 競技場に戻り倒れたロボピーのもとへ駆け寄ると「オイラがだらしないせいで」と謝るが、ロボピーも「私見たの。ダーリンが競技の合間に一生懸命体操の練習しているのを…減点されるのは私たちのせいなのにダーリンはそれを取り戻そうとしてる」と話す。
  • そして重量上げでダンベルを持とうと構えた…ところで「ここは俺様の見せ場」とロボボスに割って入られる。その上で「体操の練習でもしてろ」と言われ、また場外で体操の練習に励んだ。
  • 玉入れでロボプルの活躍もあって赤組が1等賞になるが、ロボイド1人しかいない青組は勝負にならず籠が空のままだった(そしてその後のプログラムも「騎馬戦」「二人三脚」「綱引き」と団体ものばかりであり、これ以上の一人相撲は無理と判断し棄権した。記録260点)。
  • 棒倒しで白組の棒をロボボスと共に倒す。騎馬戦でロボピーを担ぎロボパチに担がれたロビーナの頭上の紙風船をロボピーが割る。二人三脚でまたロボピーと組み、白組のロボパチ&ロボデジペアを抜く。(ここまでの結果白組350点、赤組300点
  • いよいよ最後の競技…の前に赤組の体操の審査を行うことになり、練習の成果をガンツ先生に見せる。それを見た赤組の面々はやる気が再燃、各々自分たちも体操に参加しガンツ先生を尚のこと唸らせた。(これを以て最初の原点が帳消しになり、赤白共に350点の同点となる)
  • 最終種目・綱引きで絶対負けられないと意気込む両組の勢いにより綱の中心が行き来する中、ロボコンは思い出していた。抜け出した2人の穴を埋めて倒れるまで走り抜いたロボピー、その抜け出した2人であり戻ってからは大変頑張ったロボボスとロボゲタ、小さな体を利用して玉入れなどで活躍したロボプル、そして何をしたか忘れたけどとにかく頑張ったロボケロのことを。そしてロボレナリン大全開で綱を引き、そこで綱が切れて両組ともその場に尻餅をつく。結果は両組400点で引き分け。

これにより赤・白両組の同点優勝が決まり、両組の面々は歓声を上げる。

今回のMVP:ロビーナ。理由は「スポーツを通して協力し合うことの大切さを学んでほしいというのが今大会の趣旨であり、その中で白組キャプテンとしてチームを上手くまとめ優勝に導いた」から。ロビーナは100点相当のハートマークを受け取り、ロボコン達は拍手を送った。

その夜帰宅後、運動会で相当疲れたのか居間のソファで寝ていた(ジュンがハート型の紙メダルを首にかけた)。


■37話

玄関に忘れたノートが学校の自分の引き出しに入っていたり、自分が打って人に当たりそうになっていたテニスボールが曲がったり、下校時も誰かに見られているような気がするという現象を目の当たりにしたモモコからその話を聞き不思議がる。

翌朝ストーカーじゃないかと言うパパさんが防犯グッズを用意しモモコに持たせるが、当のモモコは恥ずかしがり、続いて長いおつかいのメモを渡したママさんが「ロボコンにボディーガードになってもらう?」と提案。

丁度オサム、ジュンとテレビのカンフー映画を見ていたロボコンは二つ返事で了承、早速モモコと2人で外出。

本屋で『燃えろ×4!!ロボコン』が流れると同じく来店していたロボケロや若者とノリノリで踊るが、モモコは困惑して出て行ってしまい後を追う。

そのまま追い付き拗ねるモモコを説得するが、その時ロボイドが現れ「ボディーガードなら私にお任せを」と前に出ると「それはオイラだよ!」と返すがスーパーガンをかけられ吹っ飛び、しかしロボコンカーに変形してモモコの肩に手をやるロボイドに体当たりをかました。それでまた喧嘩になるがその隙にモモコは走ってどこかに行ってしまっていた。

しばらくして、(水たまりにジャケットを投げてモモコに渡らせようとした)ロボイドの前に現れるが、ジャケットを踏んで足を滑らせたこ焼き屋の屋台に突っ込んだ。更に濡れたジャケットを回収した洋品店の店長とたこ焼き屋の親父から言い寄られ、そのうちにまたモモコの肩に手をやるロボイドを見失う。

どうにかしてまた会うと、今度は(モモコにおつかいへの同行を拒否された)ロボイドの顔に軍手を投げつけ、決闘を申し込む。

そして「必勝」と書かれた鉢巻を着けて、先程の映画のような構えでロボイドに立ち向かうがゴキブリを投げつけられパニックを起こし気絶、その場に倒れてしまった。「と…飛び道具とは…卑怯なり~…」

数十分後目を覚ますと「(モコちゃんが)ストーカーに狙われてるんだ」とロビーナ、ロボビン、ロボプルに話し、急いでモモコを探しに行く。途中でロボパチに会うと、ロボパチはロボイドのスーパーガンで壊れた腹カメラの修理にあたっており、その時にモモコと2ショット写真を撮ろうとして彼女をずっと見張っていたこと話す。そして彼女が向こうの路地に行ったと道を教えられると「お前のせいで大騒ぎなんだからな!」とどついてその場を去る。しばらく歩いているとロボデジにも会い、ロボデジはモモコが冷凍車のコンテナに乗って行ったことを話す。「あの冷凍車は85年型でコンテナの中は常に-20℃に保たれています。人間が30分も乗っていると凍り付いて死んでしまうんですが…」それを聞いたロボコンはモモコが凍死するのを想像し、ロボコプターになって日の出食品の冷凍車を追う。空から「日の出冷凍」と書かれたコンテナを目撃すると着陸、耳から蒸気を噴き出しロボ根性で鉄パイプに足を取られながらもそこへ現れたロボイドと共に冷凍車を止める。続いてコンテナの扉を開けモモコを救出、彼女に感謝され抱き着かれる(落とした買い物袋を差し出そうとしたロボイドはひどく落胆した)。結果は本屋での踊りとたこ焼き屋の屋台に突っ込んだ分、並びに決闘に夢中になり結果的にモモコを寒さに凍えさせた分が差し引かれ50点(ちなみにロボイドはまたも採点をすっぽかし、ビルの屋上でプロポーズの練習をしていた)。その夜、風呂場に怪しい人影がないことを確認し、モモコにシャンプーボトルを渡して入浴させるが直後にゴキブリが降って来てパニックを起こし暴れ回る。

「ゴキブリが怖いボディーガードなんてカッコ悪いし、クビかしら~?」


■38話

冒頭、いきなり逃げ惑っているうちにエネルギーが切れ、その場に倒れる。

目線の先にいたロボプルに充電してもらおうとするが、そのロボプルはロビーナに腹を触られ「分けてあげられないプル」と返し、ロボコンは拗ねてその場を去る。

栗原家に帰宅し充電しながら「まったく、どこが忙しいんだよ!ロビーナちゃんとイチャついてただけで…あんな奴とは絶交だ!!」と怒り、家族からは「本当に忙しかったのかも」「あのロボプルがケチで電気分けてくれないなんて考えられない」と諭される。やがて充電完了し「仲直りしてくる」と公園まで戻るが、見るとロボプルがロボモグの背中に自分のプロペラを付けていた。それを見て「あのプロペラはオイラだけに貸す約束だったのに…ロボプルの嘘つき!」と尚更落胆しその場を去る。途中で会ったロボデジに「あんな奴のプロペラなんかなくても飛べるようにオイラを改造して」と頼むが「それは無理です」と返し、しかし変身ベルトのような部品を取り出し「これで自家発電くらいは可能なはず」とそれを組み込んでもらうことに。早速ロボコンカーに変形し走ると、発電機のモーターも同時に回転しエネルギーゲージが上昇。下校途中のジュンを乗せて家まで送ることにし、途中ですれ違ったロボプルには「もうケチな君なんかあてにしないもんね~!」と捨て台詞を吐き自身は満面の笑みで走行するがスピードを増すばかりで止まらなくなっていた。止まらないロボコンカーはそのままロボビンを軽く追い抜き、赤い光球と化して地球を一周した。ロボデジ曰く、発電機はまだ試作品とのこと。結局ロボイドに強引に止められ事なきを得るが、今度はあちこち痛いと回した腕が止まらなくなっていた。その止まらない手を止めるよう頼んだロボデジ、ロボビンを弾き飛ばし、栗原姉弟や通行人からは逃げられ、ラーメン屋の自転車とぶつかり、ぶつけて止めようとした塀や鉄骨を逆に壊し(その様子をロボパチが撮影)、ドラム缶を投げ飛ばし、電柱、水道管も…。これらの惨状を目の当たりにした人々が逃げ惑う中、「オイラ別に破壊してるわけじゃないよーっ!!」と必死に弁明する。(ロボデジの話では「腕を回す→発電する→その電気で腕が回る」を繰り返しているので充電が切れることはなく、永遠にこのままとのこと)

どうにか人や物がない場所を求め公園まで移動するが、そこへロボボスとロボゲタが「赤い悪魔」「ロボコン街を破壊!」というロボパチ新聞の記事を持って現れ、なかなかの悪っぷりと感心される。

例によってこの2人も弾き飛ばし、その上ゴミ箱の横から発生したゴキブリにパニックを起こし公園の像を破壊。

続いて丘の上に移動、今度こそ人や物がない場所だったが、そこでふと「オイラここで一生このまま誰にも会えないってこと…?」と不安になる。心配した栗原姉弟とロボット達が見守る中、とうとう白煙まで噴き出し、ロボデジがオーバーヒートしていることを皆に知らせる。

「このままでは、ロボコンは夕方までに爆発して粉々に…!」

助けるには発電機を外すしかないとのことだが近付けるものではなく、ロボイドも寄せ付けなかった。

そしてロボプルが身体の小ささを利用して何度も体当たりしては弾き飛ばされた末、腕の動きを見切って腹ハッチを開き発電機を外す。

実はロボプルは発電機の調整をしており、あの「分けてあげられないプル」発言の真意はそこにあった。ロボモグの背中のプロペラもやはり調整のため。ロボプルがロボコンを好きなのは変わらなかったのだ。かくしてロボコンの腕の回転は止まり改めてロボプルに謝ると、姉弟とロボット達は歓声を上げる。

結果は度を越した街の破壊が原因で0点の上、その壊した街の修繕を任された。

ちなみにロボプルは捨て身になってロボコンを助けたことで100点、一方ロボデジは未完成の発明品をロボコンと言う友達で試したことで0点をそれぞれ獲得。

その後、街の修繕にあたっているところにロボボスとロボゲタが現れ、「赤い悪魔」とからかって去って行くのと入れ替わりにロボビン達も現れ手伝うことに。しかし、ロボプルの「ロボコンが一番好きなのは」という問いになると手伝いに来たロビーナに目がハートになり、「無理しなくていいプル」と受け流されるのであった。


関連項目

ロボコン(がんばれいわ)

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