概要
テレビ番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』の企画の一つで、番組史上最も過酷な罰ゲームとされる(但し、松本は後に自分が受ける事になった笑ってはいけないシリーズでのお尻に吹き矢の方がキツイのでは無いかと言っている)。因みに、20世紀に行われた最後の罰ゲームでもある。
自分が罰を受けたくないばかりに、仲間を盾にしたり鬼に仲間を売るなど、極限状況の中で浮き彫りになる大人たちの醜い本性が見所。
元祖は1999年に放送された「第1回 チキチキ 激走! 泣く子も黙る恐怖の鬼ごっこ大会」。
2015年にはゲーム化もされたが、その実態は…。
ゲームのルール
- 決められた時間をフィールド(体育館など)の中で過ごす。
- 不定期に現れる、黒タイツを着た「鬼」が登場したら鬼ごっこスタート。
- 鬼に捕まると、胸に書かれた様々な罰ゲームを受ける。
泣く子も黙る恐怖の鬼ごっこ大会
1999年9月12日放送。参加者はレギュラーメンバー全員+雨上がり決死隊とリットン調査団。
狭い場所で行われた為か田中と浜田が逃げる際に引っかかって浜田が罰を受ける羽目になるアクシデントがあった。
24時間耐久鬼ごっこ
2000年3月26日・4月2日・4月9日の3週に渡って放送。参加者は100メートル走対決で松本に負けた浜田、方正、田中、遠藤の4人。途中、松本が様々な妨害をしに来る。
4人にとってこの罰ゲームは執行から10年以上経った現在でもトラウマとなっているようで、『笑ってはいけないスパイ』で復活した際に痛めつけられた記憶が蘇っていた。
方正、ココリコの3人は「浜田さんがキレて途中で中止になるのを願ってた」と語っており、当の浜田は企画を中断させることはなかったが、ゲーム終了間際に一言「テレビちゃうかったら(鬼を)刺してるわ」とコメントし、田中も「芸能生活では一番しんどかった」とコメントしている。
捕まってはいけないシリーズ
2010年大晦日の『笑ってはいけないスパイ』で復活し、2013年の『笑ってはいけない地球防衛軍』以降恒例となった。制限時間は短くなっているものの、キツさは罰ゲームの時と全く変わらない。
『スパイ』では松本が股関節の手術明けで参加が困難と判断されたため不参加。これを受け『地球防衛軍』からは「松本が人質として別室へ監禁され、他のメンバーと松本の代役ゲストが鬼から逃げながら部屋の鍵を探す」という流れが定着した。
もちろん松本だけ楽ができるはずもなく、一定時間が経つか、不正解の鍵を使用すると罰ゲームを受ける。
最近は「部屋のカギを藤原が持っていた」「そもそも鍵がかかっていなかった」というオチが多い。
主な罰ゲーム
- 殴打系
鬼が持っている様々な器具で叩かれる。「ハリセン」、「ひしゃく」、「一本」(竹刀でシバかれる)、「布団叩き」、「バレーボールマシーン」、「スリッパ」、「日高昆布」、「ケツバット」、「玄関マット」など。
24時間のひしゃくは最初は鬼のステージから登場したが、2回目は鬼のステージのフェイントから数分後に体育館の舞台のカーテン裏から不意打ちをしている。
特にスパイ編の「ハリセン」は遠藤が「あれは受けたらマズいですよ!」という程の破壊力。
- 体術系
鬼に体術をかけられる。「張り手(スパイ編以降はデブ)」、「タイキック」、「4の字固め」、「サソリ固め」、「弓矢固め」、「ジャイアントスイング」(最初期は白タイツ)など。
獣神サンダーライガーやアニマル浜口一家など、本物のレスラーや著名タレントが刑を執行する例もある。
初期の張り手(2回目は不意打ちで登場)は鬼が肥満体系だったためメンバーが逃げ切れたが、スパイ編では角に追い詰めたりメンバーの年齢が上がっていた事から食らうことになった(罰ゲーム名も「デブ」に改められた)。
- チ○コ系
専用の装置や器具を用いて、男の急所に大ダメージを与える。「チ○コ薬」「チ○コマシーン」「キ○タマシーン」など。
- 食品系
顔に食べ物をかけられる。「パイ投げ」「ねりわさび」「ワンタンメン」など。
『24時間~』ではトイレに行っていた方正が油断していたところ一気に3人の鬼にパイ3連発を食らい、「ここに安全な所はない」とメンバーたちに安全地帯がないことを告げる一幕があった。
- ディープキス系
『24時間~』では全員が寝静まった後に物音も立てず腰振りおばちゃんが登場、浜田に熱烈キスをしたが、疲労困憊だったのか浜田は一度起きたもののおばちゃんが去った後特にリアクションもせず再び寝た。
『捕まってはいけないシリーズ』ではイジリー岡田や江頭2:50が登場し、ターゲットの顔面を舐め回す。
- 落書き系
顔にメイクをされる。他の参加者が集中力を削がれる効果がある。「麻呂」、「パンダ」、「プレスリー」など。田中が食らうことが多い。
- 妨害系
方正専用の罰。音の鳴る物を体に付けられる。鬼に居場所がわかってしまう上、鳴り物やそれを括り付けている紐が突起物に引っかかったりして、行動を阻害する要因になる。「ハネムーン」「足かせ」など。
『名探偵』からは音が鳴らない代わりに大量の風船を付けられたり、動きづらい格好(「マリー・アントワネット」、宝塚歌劇団のトップスターなど)で鬼からの逃走が困難になる。
しかし、動きにくい事を逆手にとって方正は他の3人の動きを邪魔して来る。
『科学博士』では101匹の犬型風船を行列を成した形で括り付けられた。しかし突風で殆どの風船が巻き上げられた上、2匹が浜田の腰に結わえつけられた(犯人はその時のゲスト・ヒロミ)。
- 家族系
遠藤の家族やアニマル浜口一家が鬼として登場する。
家族のうち誰かが浜田(たまに田中)に声をかけて一室に誘い入れる。そこでもてなしを受けたり、ヨイショ(「遠藤を頼む」と言うのが多い)されたりするが、突然スイッチが切り替わって技をかけられる。
- 三角木馬系
神輿型の三角木馬に乗せられ、下から突き上げられる。「祭」「真田丸」など。
- ボーナス系
- その他
ボーナス系の亜種。正座させられ、無理矢理紙芝居を見せられる。
ちなみに絵は全て真っ黒。
最初はそれだけだったが、2回目は最後の1枚が「おわり」ではなく「頭突き」になっており、方正が喰らう羽目に。
おしり
24時間の時に浜田が受けた罰。
寝かせられ、全裸の男児(モザイク無し)たちが尻を顔面騎乗していく。
2回目は松本も参加し、浜田のガチの悲鳴が体育館内に轟き渡った。
その後、松本は「本当は嫌やねんで」「相方の顔にケツ付けたないわ」と本当は嫌だったことを笑いながら話していた。
24時間の時に全員が受けた罰。
その名の通り食事の机をひっくり返す(ちなみにこのときに出た食事は豪華ステーキディナーであったため、この罰によって豪華ステーキディナーが一瞬でゴミと化した)。
その後、企画の内容が変わったのか罰の内容に苦情が来たのかはわからないが笑ってはいけないシリーズで復活しても出ることは無かった。
鼻に鼻フックを着けさせられ、上から釣竿で引っ張られる。
車のボンネットに固定され、猛スピードでフィールド内を周回させられる。
『地球防衛軍』では代役ゲストの溝端順平と方正が餌食となり、脇阪寿一の運転する漆黒のレクサスLFAでコースを一周。特に方正の時はブレーキングやスピンターンと言ったドライビングテクニックを織り交ぜ、恐怖に陥れた。
また、『科学博士』では方正がモンスタートラックに乗せられてカースタントをさせられた。
おたすけマン
白タイツを着た人物で、鬼から4人を守ってくれた。が、その正体はジャイアントスイング鬼であった。
出てきた瞬間からビビっており、坂でコケるなど鬼として機能しなかったため、参加者のストレス解消役としてよってたかってシバかれる等返り討ちに遭う羽目になってしまった。
浜田はその醜態に「あいつこの企画壊す気やな」と語った。
24時間ではパイ投げ、スパイではハリセン。
スペシャルゲスト
ゲスト鬼(アスリート、タレントなど)が執行する罰。罰名が書かれた黒タイツの鬼が対象メンバーを捕まえると、登場してゲストにちなんだ罰が行われる。上記にもある有名レスラーによる体術以外にも様々なパターンがある。
シリーズ | 罰名 | 鬼 | 被害者 | 内容 |
---|---|---|---|---|
名探偵 | 銀盤の女王 | 安藤美姫 | 田中 | スケートリンクの中央に立たされた田中の周りを安藤が華麗にスケーティング。安藤が途中で黒タイツの鬼からハリセンを受け取り、田中の顔面を思い切り叩く |
科学博士 | 積年の恨み | デビッド伊東、ミスターちん | ヒロミ | B21スペシャル時代のヒロミの悪行を暴露し、ハリセンで叩く |
科学博士 | ハマの番長 | 三浦大輔 | 遠藤 | 遠藤をホームベースに後ろ向き・四つん這いで座らせ、尻を突き出させた後、三浦が遠藤の尻目掛けて豪速球をぶつける。2回執行 |
アメリカンポリス | 怪力レスラー | 中西学 | 方正 | 中西が方正を捕え、ヘッドロックしたままジャイアントスウィングを行う通称「地獄のメリーゴーラウンド」を浴びせる |
トレジャーハンター | ハンドパワー | Mr.マリック | 浜田 | 講堂のステージでギロチンマジックの餌食になる。その後娘を呼び出し箱に入れ、入れ替わりマジックで江頭を出した。 |
- 不明
内容が不明であり、上記のいずれに該当するか不明確なもの。
不発に終わった上、一度きりの登場であるためどのような罰なのかは一切不明。
吊り天井
DVDでの特典映像「あの時は…」内にて鬼ごっこ時のタイムスケジュール内に表記有り。
カットされたようでどのような罰なのか誰が受けたのか一切不明。