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グロイザーXの編集履歴

2023-01-02 15:52:10 バージョン

グロイザーX

ぐろいざーえっくす

ナック制作のロボットアニメ。または同作の主人公ロボットの名称。

概要

ダイナミックプロ企画作品で、原作に桜多吾作、監修に永井豪の名がクレジットされている。

東映ともめていたダイナミックプロから企画を持ち込んだとも、ナック独自企画をダイナミックプロに纏めてもらったとも言われる。


主人公機グロイザーXも敵側の「空爆ロボ」も同様に飛行形態が基本。タイトルの「グロイザーX」も飛行形態の名前である

グロイザーXから変形してグロイザーロボになるが、飛行形態のまま胸から発射した「フライング・トーペドー」で敵を撃ち抜いて倒すことが多く、出番は数えるほどしかない。最終話はグロイザーロボによる飛び蹴りで決着をつけている。

ちなみに「フライング・トーペドー」は「魚雷」を名乗っているが爆発しない。

→ 詳細は下記参照。


BGMは『チャージマン研!』のものが使いまわされていることでも知られ、キチガイレコードも何度か使われた

まあ、ナックではいつものことであるが。


主人公・海阪護役の古谷徹氏は本作の『スーパーロボット大戦』シリーズへの参戦を望んでいるようだが、あまりにもマイナーなためか実現していない。

また、『真マジンガー衝撃!Z編』では、グロイザーXがモデルの「爆撃獣グロイザーX10」及び「グロイザーX9・X11・X12」が登場しているが、名前の通り敵役である

→『第2次スーパーロボット大戦Z』に参戦している。


スパロボには登場しておらず、真マジンガー以外の他作品への客演も無かったが、2000年にダイナミック企画の創立25周年記念として制作された『ダイナミック スーパーロボット総進撃』にゲスト出演している。

→ 詳細は「余談」を参照。


一部媒体では第1話のサブタイトルから「大空の王者 グロイザーX」や「空爆ロボ グロイザーX」とも呼ばれることがある。


放映

全39話。

東京12チャンネル(現在のテレビ東京)で1976年7月1日から1977年3月31日まで放映された。

ナックにとって『アストロガンガー』に次ぐ2作目のロボットアニメで、東京12チャンネル初のロボットアニメである。


系列放送局放送日時
(独立局)東京12チャンネル1976年7月1日~1977年3月31日、木曜19:30~20:00
日本テレビ
  • 1977年、金曜17:00~17:30
  • 1976年、金曜17:00~17:30
  • 土曜17:30~18:00
TBS
  • 1976年、金曜17:30~18:00
  • 1977年、火曜17:30~18:00
  • 1976年、木曜17:00~17:30
  • 1976~1977年、木曜17:30~18:00
  • 1976年10月8日~1977年4月8日、金曜17:20~17:50
  • 不明
  • 1976年、月曜17:00~17:30
フジテレビ
  • 1976年、月曜16:45~17:15
  • 金曜17:00~17:30
  • 不明
TBS、フジテレビ、NETテレビ山口水曜17:30~18:00

ストーリー

事故によって、地球に不時着したガイラー星の探検隊の副長ゲルドンは隊長を暗殺して自らを皇帝と名乗り、「ガイラー帝国」として地球侵略に乗り出す。

平和主義の科学者ヤン博士は地球侵略用と偽り建造した空爆ロボ(超爆ロボとも)「グロイザーX」で日本へ亡命しようとするが失敗、娘のリタのみが亡命に成功した。

リタは飛島パイロットチームの海阪譲と知り合い、彼とともにグロイザーXを駆り、ガイラー帝国から裏切り者と罵られながらも戦う。

(Wikipediaより引用)


登場人物

飛島パイロットチーム

海阪護(声:古谷徹)

リタ(声:野崎貴美子)

飛島秀樹(声:勝田久)

バク(声:龍田直樹)

サブ(声:沢田和子)

一平(声:沢木郁也)


協力者

吉田局長(声:岡田道郎)

四村大吉(声:岡田道郎)

四村みどり(声:高木早苗)

ゲン(声:山下望)


ガイラー帝国

ゲルドン帝王(声:藪内英喜)

ダガー元帥(声:岡田道郎)

ドゴス元帥(声:河西清)


主役メカとしての「グロイザーX」

グロイザ〜X〜白銀の翼〜♪

上記にあるように、機種部分にロボットの頭部を有する「空爆ロボ」が基本形態。両腕が翼、下半身が推進器および尾翼になっており、完全な人型であるグロイザーロボへと変形可能。

ただし、グロイザーロボ形態は全36話中、第1話、3話、5話、8話、10話、13話、22話、32話、34話、36話の計12話しか登場していない。

グロイザーX

ロボ形態への変形は「ファイト・アップ!」、空爆ロボ形態へ戻る時は「リターン・エックス!」とコールする。

動力源はタキオンエネルギー、機体を構成している特殊金属「ミラクルシリコニウム」は、小規模の破損ならば戦闘中でも自己修復が可能(ただし緊急措置なので、基地での修理は必須)。

また、自動消火装置も搭載。


内部には戦闘機「Gジェット」、ドリル戦車「Gタンク」、潜水艇「Gシャーク」の、三機の小型メカを収容。

コクピットは頭部で、左右の目の部分から直接外を見る有視界型。右目に譲、左目にリタが搭乗する。

第23話ではWA銃によって、目のガラスを撃ち抜かれて敗北。第24話では3倍に強化した防弾ガラスを風防に取り付け、WA銃を無力化させた。


原案とアニメではカラーリングが異なり、やまとから発売された「群雄」の鋼シリーズ 第1弾として発売された際にはアニメに準拠した「通常版」と、数量限定で原案と同じカラーの「原作版」が用意された。


空爆ロボ形態で胸部から放つ特殊魚雷「フライング・トーペドー」が必殺技。

また、頭部アンテナから放つ「タキオン光弾」など、多彩な武装を有する。多くが空爆ロボ形態での使用を想定されているためか、ロボット形態になると使用可能な武装が少なくなる(ロボット形態のみ使用可能な武装もあるが)。


主題歌

オープニングテーマ「飛(と)べ!グロイザーX」

エンディングテーマ「ゴーゴー・グロイザーX」

いずれも作詞:永井豪と高円寺博、作曲・編曲:クニ河内、歌:池田鴻


余談

グロイザーX10

上記の通り、「真マジンガー」5話、6話に、機械獣の一種「爆弾獣」として登場した。

グールからの投下による、自己爆撃のみに特化された機械獣。そのため、格闘戦などは行えない。頭部を収納し、手足を折り畳んだ爆弾のような形状でグールから投下。空中で翼(両腕)を広げ、頭部と両足を伸ばして空爆ロボ形態に変形した。

自爆によって熱海の街ごとマジンガーZを消滅させることが目的だったが、落下途中にマジンガーZから発射された最大出力の光子力ビームを食らい、爆散した。


グロイザーX9、X11、X12

「真マジンガー」12話に登場した、グロイザーX10の兄弟機である爆弾獣。

サルードにとどめを刺すべく、ブロッケン伯爵がグールから投下。3体同時爆発を実行した。デザインはX10の没案3種を流用したもの。グールの機内で、人型で直立した状態から投下されている。

X9はX10に最も近いデザインで、両腕となっている翼に多くの爆弾を搭載している。

X11は翼の両腕の先端が、人間と同様に大きな五指のマニピュレーターになっており、平手にする事で翼端に。

X12は空爆ロボ形態ではなく、グロイザーロボ同様の人型。両腕も翼ではなく、グロイザーロボと同様のデザインになっている。ただし胴体部は卵のような丸い体型で、グロイザーロボとはプロポーションが異なる。


客演に関して

ナック社長の西野聖市によれば、「永井豪が当時『マジンガーZ』関連で、東映を相手に裁判をした事から、東映側が『今後一切、永井豪の作品をやらない』という姿勢を見せたため、ナックに持ちこまれた企画」との事。

一方、双葉社刊『永井豪TVアニメ大全』によれば、「発端はナックの独自企画だったものに、ナック側が企画の総纏めをダイナミック側に持ち掛けたもの」とされている。その裏付けとして、菊地忠昭の証言や、ダイナミックプロの名が企画書に登場したのが第2稿以後である点が示されている。

東映とのトラブルや、マジンガーやゲッターロボなどの永井豪の他作品とは完全に独立していたため、メディアへの露出は少なく、本放送後は殆ど顧みられなかった。現在まで、リメイクやスーパーロボット大戦シリーズなどへの登場例はない(真マジンガーのX10を除く)。

例外的に、2000年にダイナミック企画の創立25周年記念として制作された『ダイナミック スーパーロボット総進撃』には、新作画でゲスト出演している(同作には、同じナック製作の「サイコアーマー・ゴーバリアン」の主役ロボ・ゴーバリアンも共演している)。


関連タグ

ナック ダイナミックプロ 桜多吾作

無敵超人ザンボット3:民間人による防衛チーム繋がりで、此方は親族一同で地球を守る。

氷河戦士ガイスラッガー:敵が主人公達の基地を見つけるのが遅かった共通点だが、ガイスラッガーの方は遂に基地を見つけられなかった。

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