概要
由来となった原宿の町名は現存せず、今の所在地は神宮前となっている。
明治神宮の一の鳥居に近い表参道口、竹下通りの目の前の竹下口の2つの改札口がある。
かつては正月のみ使用された外回り臨時ホームがあり、明治神宮の境内に繋がる改札口もあった。
駅周辺はファッションなどの流行の発信地で、キデイランドやディズニーストア、等の若者向けの店が数多く並ぶ。2000年代まではハロプロファンの聖地でもあり、2021年まではジャニーズファンの聖地であるジャニーズショップもあった(渋谷駅最寄りの西武渋谷店に移転)。
また明治神宮と共に原宿自体が観光地となっているため利用客は女性の若年層を中心に修学旅行や、近年では外国人観光客の利用も目立つ。
地下道から東京メトロ千代田線・副都心線の明治神宮前駅への乗り換えが可能である。
このため明治神宮前駅は〈原宿〉とも付けられている。
ただし副都心線と山手線との乗り換えは少し遠い。
ちなみにこの千代田線の工事中、ナウマンゾウの化石丸々一頭分が発掘された。
名前のせいで誤解されやすいが大物アーティストのライブが多く開催される代々木第一体育館(代々木国立競技場)の最寄り駅は代々木駅ではなくここなので注意。いまだに地方民からはよく間違えられる。
その他代々木公園、渋谷区役所新庁舎、渋谷公会堂、NHKホールも当駅が最寄りである。
乗車人員(75,341人/日, 2018年度)に対して1面2線の狭いホームと現駅舎ではキャパオーバー気味になってきたこともあり、2020年東京オリンピックに向けて外回りの臨時ホームを常時使用とする2面2線化と新駅舎を2020年3月21日に竣工した。
リニューアルに伴い出口は南側に移動し、新設された東口により東京メトロの2番出口との距離がかなり近くなった。駅舎2階は猿田彦珈琲が新たにオープンしている。
かつては比較的都会に位置するにもかかわらず伝統ある古風な駅舎が特徴だったが、近年は老朽化が問題視されていた。
旧駅舎の保存を求める要望が渋谷区などから挙がっていたが、建物の痛み具合が激しいことや駅舎の耐火性能の問題から苦渋の決断で解体が決定した。跡地には耐火性のある素材で旧駅舎を完全再現した建築物に建て替えられる予定。
駅構造
JR
坂の途中に駅があるため、表参道口側は半地下、竹下口側は高架駅になっている。
ホーム配置は島式ホームと単式ホームを組み合わせた2面2線の変則配置。単式ホームは1940年の増設以来長らく正月のみ使用される臨時ホームという位置付けであり通常は島式ホームのみが使用されていたが、2020年3月以降は島式ホームが内回り専用ホームとなり単式ホームが外回り用として通年使用されるようになった。
埼京線・湘南新宿ラインの列車が走る山手貨物線には山手線駅から若干代々木駅寄りに離れた位置に本線から分岐する形で皇室専用の臨時ホーム「原宿駅側部乗降場」(通称「宮廷ホーム」)が設置されているものの、一般利用者が使用可能な駅施設は存在しない(もちろん乗降もできない)。ただし代わりに後述の副都心線から横浜・みなとみらい方面に行くことは出来る。
東京メトロ(明治神宮前駅)
共に島式1面2線ホームの地下駅。千代田線は地下3階、副都心線は地下5階にホームがある。副都心線は通勤急行は通過するので注意。
代々木第一体育館は1番出口、アニオタ御用達ラフォーレ原宿は5番出口、原宿ゲーマーズは7番出口が最寄り。
停車駅
JR
千代田線
副都心線
関連タグ
山手線 渋谷区 東京メトロ 千代田線 副都心線 東京23区の駅一覧
ラブライブ!シリーズ:長寿シリーズゆえに、シリーズを跨ぎ新旧両方の駅舎が登場している(劇場版ラブライブ!では旧駅舎、ラブライブ!スーパースター!!では新駅舎の方が登場)。