CV:假野剛彦
概要
「デルタギア」と呼ばれる装備群の一種であり、その中でも中核を担うベルト型デバイス。
デルタフォン、デルタムーバーとの併用で装着者を仮面ライダーデルタに変身させる。
スマートブレインが最初に開発した「変身ベルト1号機」であるためファイズドライバーやカイザドライバーとは相違点が多々見られる。
識別番号はSB-333B。
機能・外見
左右非対称デザインの機械的なベルト。
バックル部分には各種ツールのモード起動チップとなるカードキー「ミッションメモリー」が装着されており、右手側には白い"フォトンストリーム"が走っている。
ファイズ、カイザドライバーの「トランスフォルダー」のような接続部にはなっていない。
ベルト帯の両側面と背面には「デルタギア・クレードル」が1基ずつ、合計3基マウントされているが、デルタの携行装備はデルタムーバー1つしかないため使用されているのは右側の1基のみ。
最大の特徴は「デモンズスレート」という内包システム。電気信号"デモンズ・イデア"によって変身者の闘争本能を刺激する機能で、適合者であれば問題ないが、そうでなかった場合は変身後に精神に異常を来たすデメリットがあり、非常に好戦的で凶暴な性格に変貌させ、最悪の場合は精神が崩壊するという危険な副作用を持つ(この「デモンズスレート」は、変身状態では首元に特殊機構として形成される)。
なお、こんな物騒なシステムにもかかわらず変身に対する条件はない。
つまり(作中では描写されていないが)オルフェノクやその記号を持たない普通の人間でも変身できてしまう為、場合によっては本来想定された変身者であるオルフェノクにすら危険が及ぶ代物になってしまっている。
この反省を受けてか、以降に開発されたライダーズギアではデモンズスレートの機能は完全に省かれ、更にカイザギアは不適合者が変身すると解除した際に死亡、ファイズギアに至ってはそもそも不適合者は変身できない仕様にされている。
運用方法
- 変身
デルタフォンのグリップにあるトリガーを押しながら「変身」と音声キー入力を行い、右腰のデルタムーバーに接続する事で変身のロックが解除され、装着者が仮面ライダーデルタに変身する。この様に役割が各デルタギアに分けられているため、デルタドライバーに操作箇所は無い。
- 必殺技
デルタフォンに「チェック」と音声入力するとドライバーからフォトンブラッドが送られ、「ルシファーズハンマー」が使用可能になる。
これはファイズやカイザでは携帯電話型デバイスに搭載されている「トランスジェネレーター」が、デルタの場合はドライバーと一体構造になっているためである。
商品化
DX:2003年9月に「変身ベルト DXデルタドライバー」が一般販売。
CSM:2019年4月に「CSMデルタドライバー」がプレバンで予約開始。
余談
- 3号ライダー初の「ドライバー」と名の付く変身ベルトである。
関連タグ
- Vバックル(ゾルダ)、ギャレンバックル:前後年に登場した「近接武器としての機能がない銃武器」をマウントするベルト仲間。
- サガークベルト:デルタ同様0号であり3号ライダーの変身に使用するベルト。最終的に使用されなくなった。
- スクラッシュドライバー:デルタ程深刻ではなったが変身者を交戦的にする副作用のある変身ベルト。3号以外に2号、4号も使用したが、何故かこちらも使用されなくなった。
- デモンズドライバー:デモンズ繋がり。
0号ライダー変身ベルト
デルタドライバー → ライダーベルト(仮面ライダーカブト)