概要
承認欲求が肥大化しすぎて暴走した人物の俗称。
昔からある程度存在したが、2010年代以降はSNSの発達で誰もが情報発信を手軽に出来るようになり、目立つようになった。
インターネットにおいて
主にTwitterやInstagramといった利用者の多いSNSにて、承認欲求を満たすために過激な行為や嘘を投稿する人物をこのように呼ぶ。
通常、SNSでフォロワーを集めたり、いいねやリツイートのようなレスポンスを得るには、他人より抜きんでた個性を発揮する必要がある。
例として、創作活動、面白い写真・動画、珍しい乗り物、専門的な見識などである。
現在のSNSにおいて、これらを持ち合わせない平凡な投稿で反応を稼ぐことは難しい。
しかし、それらを持ち合わせないものの何とかして注目を浴びたい人間が、犯罪まがいの言動や、フェイクニュース、デマ、その他愚にもつかない情報を投稿し、強引に反応を集めることがある。
中にはフォロワーの多い有名人が発信元であることもあり、こちらは拡散のスピードが速いだけに猶更たちが悪い。
また、逆張り的に周囲を見境なく攻撃することで反応を得る悪質な人物もいる。
当人たちは承認欲求を満たし続けて満足するものの、多数の人間の正義感を悪用する行為であり、同時に「自己顕示欲を制御できない幼稚な人間」というこの上ない悪印象がつくため、ばれたときの批判は免れない。
刑事処分に発展した事例として、平成28年熊本地震で「動物園からライオンが脱走した」とのデマを発信した人物は、偽計業務妨害で逮捕されている。
ピクシブ百科事典でもこの傾向が強いものは潜在的に多く、内容がない記事の立て逃げや、トリビアの大量導入、考察や感想の押し付けなどに走りやすい。
そんな行動原理ゆえ注意喚起にも聞く耳など持たず、無視するか邪魔されたと敵意を向けるかのどちらかである。
対処法は、センセーショナルな情報が流れてきても冷静に見つめ、安易に反応しない、もしくは無視が定石である。
見知らぬ一個人の承認欲求のために、あなたが振り回されたりストレスを溜める必要性はどこにも無いのだから。
関連項目
Twitter Instagram YouTube 5ちゃんねる(2ちゃんねる)
嘘松 バカッター インスタ蝿 ネットイナゴ 愉快犯 フェイクニュース デマ メディアリテラシー 炎上商法 意識高い系
AI:2022年頃にAIで画像を作成できる技術が普及。これを悪用し、災害時に承認欲求モンスターがデマ画像を流布する事例が確認されている。
かまってちゃん:同義。
ぼっち・ざ・ろっく!:主人公の後藤ひとりの心理描写として、怪獣の着ぐるみを着て口から火を吐く彼女の姿をした「承認欲求モンスター」が登場する。
超電子鬼:「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」に登場する文字通りの承認欲求モンスター。