生まれてしまう…！承認欲求モンスター…！
概要
ぼっち・ざ・ろっく!の主人公のぼっちちゃんこと後藤ひとりの心理描写として描かれる承認欲求モンスターのことである。怪獣の着ぐるみを着たひとりの姿をしている。
元々は海外視聴者の間でゴジラ(GODZILLA)に引っ掛けて使われていたものが、逆輸入されて使用されるようになった。日本語の表記にあわせて ボチラ （もしくはボッチラ）とも。
巨大化して両手サムズアップしながら熱光線を吐き、「いいねくれ～～！」と叫び暴れ回る。
原作では1コマのみだったが、アニメ版第4話『ジャンピングガール(ズ)』では詳細に映像化され、どこかで見たことのあるようなカメラワークやどこかで見たことのあるような光線で街を破壊する等、巨大怪獣特撮をオマージュしたものとなっている。
その後もひとりが承認欲求を拗らせそうになると精神世界に度々登場するようになった。
登場シーンは原作・アニメ本編共にモノクロで描かれているため、着ぐるみの色は描き手によってまちまち。トカゲ/ドラゴンの鱗として定番な緑か、ひとりのイメージカラーとして定着しているピンクのどちらかが多い。
一瞬のみ登場するアニメOPでは緑色であるため、公式のLINEスタンプやフィギュア商品ではそれに準じた緑色が多く、ピンク色でのカラバリもあるが少なめである。
広報への抜擢
劇場版総集編を控えた2024年には広報用の着ぐるみも製作され、アニメ系イベント等に出演・参加するようになった。キャストと記念撮影したり（公式SNS）、緊急ビラ配布と題したゲリライベントではひとり役の青山吉能氏が中の人を演じるなどSNS上では話題を集めている（公式SNS 、同左）。今後の活躍にも期待が高まるところか。
ちなみに、会場スタッフからの名称は一貫して「ぼっちちゃん」ではなく「後藤さん」で通されている様子。
後に同じく青山氏が演じるドットが同じく着ぐるみを着るという役柄だったために、スーツアクター担当から時期が経たないアニポケのインタビュー企画において「最近は青山さんも着ぐるみに入られてましたね」とインタビュアーに質問されるなど、早速ネタにされている。青山氏曰く「暑すぎて15分が限界」「ぐるみんを尊敬してます」と語るなどかなり大変だった模様。
着ぐるみ以外でも活躍しており、新宿・東宝ビルに壁面広告が掲載。観光名所としての同ビルを飾る本家ゴジラヘッドとの共演を果たした（公式SNS）。更に入場特典ではちびゴジラ(ちびゴジラの逆襲名義)とも共演（公式サイト告知）。
さらに非アニメ誌であるサンデー毎日2024年8月4日号ではその表紙も飾った（出版社公式）。週刊誌や経済誌でも、アニメファン外部まで波及した流行時事として（主に日頃あまりアニメを観ない層向けの）大ヒット作の紹介記事が載る事はたまにあるのだが、「結束バンド4人の集合図」を差し置いての単独表紙はやはり特筆ものだろう。
総じて、『ぼっち・ざ・ろっく!』のマスコットキャラクターとしての地位を確立している。
関連イラスト
ひとり以外の登場人物をボチラ化させたものや、怪獣映画を始めとした特撮作品ネタも見られる。
