曖昧さ回避
- ギリシア神話の怪物。=ヒュドラ
- 1.をモチーフとした『ドラゴンクエスト3』に登場するモンスターで、『ダイの大冒険』にも登場した。 =ヒドラ(DQ)
- クラゲの仲間。本項で解説
- 「風の谷のナウシカ」に登場する不死の兵士。また、それを施すための術の名称。
- 冥王星の衛星の一つ。
- チェス対戦用コンピュータ。
- 「聖闘士星矢」に登場する聖闘士。=ヒドラの市
- 「ウルトラマン」の怪獣。 =高原竜ヒドラ
- 「仮面ライダーウィザード」に登場する怪人。=ヒドラ(ファントム)
- MARVEL作品に登場するテロ組織。本稿で解説
生物のヒドラ
刺胞動物門ヒドロ虫綱花クラゲ目ヒドラ科で淡水域に生息する無脊椎動物。
クラゲの仲間。細長い体を持ち、一端には口、反対側には6〜7本の触手を生やしている。体長約1㎝程度で、触手はそれ以上伸びるという。
触手には刺胞という毒針があり、引っ掛かったミジンコ等を麻痺させて捕食する。
多くは透き通った白や赤みがある白の体色だが、緑藻を体に共生させ緑色の体を持つ者もいる。
MARVELのヒドラ
アメコミ出版社・MARVELの作品に登場する国際的な組織力を有するテロリスト団体。
作品やメディアによって細かい設定は異なるが、『ナチスドイツにルーツを持つ世界征服を企む組織』というのは共通している。
骸骨とタコを組み合わせたようなマークをシンボルとし、メンバー間の挨拶及び掛け声は『ハイル・ヒドラ!』(MCU作品の日本語字幕を始めとする一部作品の日本語訳では『ヒドラ万歳』)。
『頭を1つ切り落とされても、そこに2つの頭が生える(= 例え倒されても、すぐに復活する)』をモットーにしている。
MCU
初登場。
元々はナチスドイツ配下の極秘研究機関だったのだが、組織のトップだったレッドスカル / ヨハン・シュミットが四次元キューブのエネルギーの利用に成功した事により、組織ごとナチスから離反。
連合国でも枢軸国でもない、第二次世界大戦の第三勢力として全世界に宣戦布告した。
しかし、キャプテンアメリカの活躍によって各地の秘密基地を潰され、最終的に首領であるレッドスカルも地球外に強制転移してしまい、組織としてのヒドラは壊滅した……………。
しかし、戦後すぐから残党が水面下で暗躍し、戦後70年間にかけて世界中でメンバーやシンパを増やし、世界情勢を操っていた事が発覚。
21世紀の現在では、ヒーロー達の味方である筈のスパイ組織S.H.I.E.L.D.の内部にもメンバーが潜入し、国際的影響力を有した一大勢力へと変貌していた。
まさに『頭を一つ切り落とされても、そこに2つの頭が生える』という組織のモットーを体現した展開と言えるだろう。
S.H.I.E.L.Dを密かに乗っ取り、自分達の邪魔になる可能性がある人物を抹殺する『インサイト計画』を実行しようとするも、キャプテンアメリカの活躍によって計画は失敗。
更にS.H.I.E.L.Dとヒドラの機密情報をインターネットで公開されてしまい、その存在が白日の元に晒されて各地でシンパやメンバーが逮捕される結果となった。
元S.H.I.E.L.Dメンバーでもあるバロン・フォン・ストラッカーが率いるグループが東欧のソコヴィアを拠点に『アベンジャーズ』の時に地球に飛来したチタウリの技術やロキのセプターを元に新兵器の開発を行っていたが、作品冒頭でアベンジャーズの強襲を受けて敗北。
後に誕生したウルトロンによって、残された施設や研究が利用される事になった。
関連タグ
MARVELのヒドラの関連タグ
ショッカー、ブラックゴースト、ギャラクター、黒十字軍:日本の創作作品における悪の組織の代表例。特にショッカーとは『ナチスドイツにルーツを持つ』、『組織の首領の素顔が異形』、『人間を改造した兵士が主戦力』などの共通点がある。