概要
コウモリの姿をしたモンスター。一応、吸血コウモリらしい。
当初は蛾のモンスターという設定だったようだが、なぜかコウモリになったようである。そのためなのか、コウモリなのに頭に触覚のようなものが生えている。
昼夜の概念のある作品では、最序盤エリアの夜に登場する場合が多い。
初登場は初代ドラゴンクエストで、スライムよりは申し訳程度に強い敵。
とはいえレベル1で初期装備の主人公にとっては結構危険な存在で、以後の作品でも「最序盤に調子に乗って遠出したり夜に出歩く、山や森に入る」という死亡フラグな行動をとった時に出くわすとそこそこ危険度が高い。
スライムと並ぶマスコットキャラクター的な存在として広く知られているものの、登場作品はDQ1、DQ2、DQ5、DQ8とかなり飛んでいた。
DQ8以降でやっとレギュラーになり、連続で登場するようになっている。
DQ5では空中を飛ぶため敵対時は画面上段に出現するモンスター。仲間にすることができる(後述)。
ドラゴンクエストの音楽を手掛けるすぎやまこういち氏のお気に入りのモンスターであり、DQ8のスカウトモンスターでは氏のニックネームである「すぎやん」というという名前を貰っていたり、ドラクエシリーズ30周年を記念して刊行された氏の作曲した曲を振り返る書籍では表紙・背表紙にドラキーが登場している。氏曰く「シルエットが燕尾服を着た指揮者みたいで可愛いから」との事。
トルネコの大冒険では不規則に動く。ダメージを与えにくいが受けにくい。
DQMPでは
「ドラゴンクエストモンスターパレード」ではゲーム内で初めて遭遇する空中敵としてそれなりの存在感を見せてくれた。HPはゲーム中最低値で攻撃さえ出来れば一撃なのだが、まだ最序盤のためその時点で空中攻撃が出来るメンバーが不在なことがあり、そうなると上をふわふわ飛んでくるドラキーを黙って見送るしかなく直接馬車を攻撃されてパレード失敗である。
なお遅くても開始3日目にはログインボーナスで空中攻撃可能なリリパットのリリーが貰えるため普通に突破できる。
現在では仲間モンスターの加入が緩和されたため普通に進めてしまう人が多いかも知れない。
ドラきち
『DQⅤ』における仲間モンスター、『DQⅧ』におけるスカウトモンスターとしてのドラキーの名前。
ドラきち(DQⅤ)
二匹目以降は「ラッキー」「まなぶ」「ミワリン」。
初期Lv1、最高Lv99まで育てられ、「マヌーサ」「ラリホー」「ラナルータ」「ふしぎなおどり」「マホトラ」「まぶしいひかり」「ドラゴラム」を覚える。
Ⅴでのドラキーは幼年時代の方が遭遇する機会が多く、モンスターを仲間に加えられるようになる青年時代以降は棲息範囲が狭いうえ出現率も低い。また勧誘条件を満たしていても加入率が低い。
また能力値はスラリンより優れているものの、習得する特技と装備可能な武具については冷遇されており、終盤まで活躍の機会に恵まれない。
使い手の限られるラナルータやドラゴラムといった呪文を習得するのが強味ではあるが、これらも後々確実に参加する人物が習得する。
一応ルラムーン草採取イベントの段階でラナルータを使えるのはドラキーだけなのだが、「やみのランプ」を入手していれば事足りる。さらに言うと、ラナルータもランプも必須というわけではない。
なお、SFC版では歩行グラフィックが敵キャラクターに流用されることが多かった。
ドラきち(DQⅧ)
スカウトモンスターとしてのドラキー。「パワフル・ドラキー」の通り名を持つ。
行動は通常攻撃に限られるが、回避率が非常に高いのが長所。
二匹目のドラキーは「幸せの黒い鳥」ことラッキー、三匹目は「闇のコンダクター」ことすぎやん。
ドラきち、ラッキー、すぎやんの三匹でチームを組むと、必殺技「合体ドラキー」が発動し、グレートドラキーのグレドラに合体する。
ドラキー系のモンスター
メイジドラキー
初代ドラクエに登場。ピンク色をしている。攻撃呪文の「ギラ」を使うが、それほど強くはない。
数あるドラキーの色違いの中では最も影が薄く、他のナンバリング作品ではDQ10、DQ11にしか登場出来ていない。しかも10の豆知識には「長らく修行に出ていたが、その間に他のドラキーからは忘れ去られた」というこいつの扱いを皮肉ったような事が書かれている。
黄色をしている。「ギラ」だけではなく、「ホイミ」で回復を行ってくる。
緑色をしている。ドラクエ2から登場。「ルカナン」で相手の守備力を下げてくる。
ツンドラキー
DQ10のVer.3.1後期に登場したドラキーの転生モンスター。白銀色で、体の周りに結晶が舞っている。ヒャドを使うがあんまり強くはない。
倒すと「寒帯翼鬼ハンター」の称号を得られる。
デビルドラキー
モンパレに登場する色違い。紫色で目が赤い。
亜種
グレートドラキー
DQ8で登場した巨大なドラキー。紫色のオーラを纏っている。必殺技「合体ドラキー」が発動するとこれになる。
DQMBシリーズではドラキー、タホドラキー、ドラキーマを出すと合体してこれになる。
おおドラキー
初代ジョーカーで初登場した大きいドラキー。
DQ10のVer.4.2で初登場した水色で太ったドラキー。ドラゴンクエストミュージアム大阪開催分一般公募により名前が採用された。
ボミオスを唱えるほか、ふっとばし効果がある「ポヨロンプレス」という特技も使う。
ジャンボドラキー
10のVer.6.0で登場したドラポヨロンの色違い。体色は普通のドラキーと同じ。
「マホトーン」、「ドルマドン」、そしてやはり「ポヨロンプレス」を使ってくる。