概要
初出は『夢工場ドキドキパニック』およびその移植版である『スーパーマリオUSA』。
中ボスであり、マムーの手下としてゴールゲートの鍵となるクリスタルボールを守っている。
ヨッシー同様いろんな色のキャサリンがおり、基本的に口から卵を吐いて攻撃するが、赤色や緑色など色の違う固体は炎を吐いてくることもある。
オリジナル版ではクリスタルボールを両手で抱えるようにして守っているが、コレクション版以降では口の中にしまっており、倒すことで吐き出す。
マリオカートシリーズでは『マリオカートダブルダッシュ!!』でヨッシーとのタッグが見られることが多いが、公式では恐竜ではないらしい。
マリオカートツアーでは通常のピンクのキャサリンに加え水色と黄色と青、さらには黒や白、オレンジのキャサリンも登場している他スポーツ系のゲームには赤と緑のキャサリンも登場しておりマリオカート8デラックスのコース追加パス第4弾にて他の色のキャサリンと共に参戦する。ジャンプアクションはツアーと8DXで異なるものとなっている。
性別は雄だが心は女の子。
しかし、時代や作り手のオッサンらにより、USA発売当時のテレビCMで主演した際のセリフや演技がオカマにされている。
一部の漫画版では女性として扱われることも少なくない。キャシーと呼ばれると喜ぶ(特に『スーパーマリオくん』では完全に雌として描かれており、ヨッシーの恋人にもなっている。)。
ちなみに、頭のリボンは取って持ち上げられるが、本人に投げつけると何故か元の位置にくっつく。(赤と緑のみ。ピンクは何故か取れない)
英語名は「Birdo(バードー)」だが、ファミコン版やスーファミ版のスタッフロールでは何故か上下に隣接していたダウチョと名前が入れ替わって「Ostro(オストロ)」と誤って紹介されていた。
『スーパーマリオコレクション』の公式攻略本でも「オストロ」と紹介していたため、英語名を勘違いされることもある。
このミスは『スーパーマリオアドバンス』で修正された。
サテラビューで放送されていた『BSスーパーマリオUSA パワーチャレンジ』によると、ピーチ姫をライバル視しており、同作ではお互い罵り合うなどかなり仲が悪く描かれていた。
この設定は後の作品では拾われる事は少なく、『マリオ&ルイージRPG』ではゲラゲモーナを欺くためピーチの影武者を勤めるなどむしろ仲が良いのではないかと思えるような描写が多いが、『スーパーマリオスタジアム』でのみ前述のラジオドラマの設定を拾ったのかキャサリンとピーチは相性が悪い選手に設定されている(他の作品では普通に女子チームという括りで組んでいる事もある)。
スポーツ系作品では『マリオテニス64』でスピード系キャラとして初登場。
ダブルスのパートナーはデイジーだったが、以後の作品では恐竜・卵キャラという繋がりからヨッシーとペアを組んでいる事が多く、ヨッシーの事を「ヨッシーちゃん」と呼んでいたり(スーパーマリオパーティでは誰に対してもちゃん付けで呼んでいる)恋仲を思わせるような発言もある(この恋仲については後述の『スーパーマリオくん』の方が先出)。
登場頻度があまり高くない事もあってか、登場する度にキャラ性能が大きく変わりやすいが卵飛ばし、ふんばりジャンプなどヨッシーの互換キャラとして設定される事もある。
『キャプテン★レインボー』にも登場。一応マイナーなキャラとは言い難いキャラだが、これは「マイナーだが一応は認知されているキャラを出したい」というスタッフの意向から登場することになった。伏せ字や放送禁止音が入るほどの暴言を吐くなど、口が悪くてかなりの気分屋でもある。
ペーパーマリオシリーズではスーパーシール、カラースプラッシュ、オリガミキングに登場。
一連の作品ではアイドルという設定になっているが、『カラースプラッシュ』でステージを見に来たヘイホーに「老けた」と言われていたり、『オリガミキング』では喫茶店経営に手を出していたりと、そこそこ歳が行って飲食店経営を始めるアイドルという妙に具体的な描写がなされている。
ちなみに余談だが『夢工場ドキドキパニック』からマリオシリーズに作り変えられた『スーパーマリオUSA』のCMではセクシー女優のような出で立ちで大胆に脚を組み替えてみたり『ワリオの森』では画面右上のウィンドウを窓枠のように見立ててキノピオとプレイヤーを応援したりと、マリオシリーズとしては異色のお色気キャラのような扱いをされていた時期もある。
ちなみにCMで声を担当したのはドラァグクイーンでも著名な日出郎だったりする。
スーパーマリオくん
初登場は6巻から。前述の通り完全な女性として描かれている。
当初は敵でありクッパがなかなかマリオたちを倒せないことから手下を引き連れ横槍を入れて来た。クッパに「わしの城で勝手なことはさせんぞ!」と取り押さえられそうになったが、触れた途端に「いや~んエッチ!」と言って連続タマゴ攻撃でやっつけてしまった。そのままマリオ、ルイージ、ヨッシーと一戦交え優位に立つが、ヨッシーに倒されたことで惚れ込んでしまい戦意喪失する。マリオたちに同行するが仲間になったつもりはなく、あくまで「ヨッシーだけの味方」というスタンスだった。また肝心のヨッシーには嫌がられていた。
と、このように微妙な関係だったのだが……。
その後、マムーの刺客としてドドリゲスが送り込まれマリオたち諸共サブコンへと連れ去られてしまう(この時点でもうマムーたちには見限られていた)。8巻ではマムーの刺客と戦う中でヨッシーにも愛が芽生え、晴れて恋人同士となる。だがしかし、空から降って来た柏餅をヨッシーが食べようとした時、キャサリンはそれが爆弾だと気づきヨッシーを突き飛ばす。結果、キャサリンは跡形もなく消し炭になるという何気にかなりエグい最期を遂げてしまう。柏餅はドン・チュルゲが仕掛けたもので、怒りに燃えるヨッシーはヨッシーのクッキーを使って逆襲し、マリオとの同時ファイヤー攻撃で仇討ちを果たした。
だが直後に現れた本命の刺客ヒーボーボーに大苦戦を強いられる。鍋の中で煮えられ絶体絶命の中、キノピオと共にキャサリンが救援に駆け付ける。二人が乗ったクジラくんのプレス攻撃によりヒーボーボーは消え去った。
ヨッシーはキャサリンが生きていたと喜ぶが、実はこのキャサリンは京言葉で話す別個体であった(ただし次の話からは今までのキャサリンと同じ話し方になる。マリオ曰く「生まれ変わりみたいなもの」)。マムーとの決戦では他のキャサリンたちも集まり、「キャサリン族はマリオに協力します」と助っ人に加わった。
「敵だったがパーティーに加わる」というのはスーパーマリオくんでは珍しく、「仲間の死」に至ってはキャサリンくらいしか描かれていない。
「クリスタルキノコアドベンチャー編」では、クリスタルキノコ探知能力を持つ妖精として登場した。料金を取る代わりにクリスタルキノコ探知リボンを使ってクリスタルキノコを探し出す。独自設定のためかお金にがめついという面が見られた。
「ワリオの森編」では、デ・ブーとの戦いで捕まっていたワンダを助け、そのまま仲間に加わる。しかし仲間になっている間は殆ど役に立たなかった。終盤ではワリオ軍の新造兵器「ドラゴ」との戦いには遅れて駆けつけ、一目惚れされたことで無力化した(キャサリンは猛烈に嫌がっていた)。
7巻の巻末漫画ではマリオたちと初対面という設定で登場。戦いとなるが実は太ってしまったマリオのためにピーチ姫が送り込んだ刺客だったと判明する(事実キャサリンのおかげでマリオは痩せて体型が戻っている)。
「マリオストーリー編」にもゲスト出演しており、ヨッシーとデートの約束をしていた(ただし26巻ではメカキャサリンとしての出演である)。
本山一城版スーパーマリオ
USA編に登場。サブコンの天上界(雲の上)に住むおじょうさま(自称)という設定で登場。実際はオカマだが「口から卵を産むし、リボンを付けているから女の子」と名乗っている。
当初はマリオたちと敵対していたが「キャシー」と呼ばれると機嫌がよくなるので、ルイージに「美しいキャシー」などとおだてられて協力する。と思いきや邪魔してきたりと立ち位置が曖昧であった(女心は複雑とのこと)。
終盤ではキャサリンと同じく卵を産む恐竜のボーイフレンドを紹介すると言われ、今度は完全にマリオたちの味方となる。直後に立ちふさがったヒーボーボーに小便を掛けて無力化・降参させた。
ワリオの森編ではマリオたちの味方として登場。マリオに好意を抱いているが、そのマリオには爆弾を発射するための連射砲代わりにされていた。エンディングでは捕虜になったワリオを監視して畑仕事にコキ使っている。
マリオカート編では3巻に登場。ヨッシーとコンビを組んでレースに参加する。
関連イラスト
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マリオ ヨッシー 恐竜 リボン マリオシリーズ マリオファミリー
キャプテン★レインボー:ゲスト出演
ナメック星人:口から卵を出す者繋がり