ジョーカー!
概要
左翔太郎が所持しているボディメモリで、彼との適合率が最も高いメモリである。
「ジョーカー(JOKER)」は本来「ひょうきん者」「道化師」を意味する英語だが、トランプにおける活躍から「切り札」の比喩として用いられる事が多い。
(ちなみに切り札の意味があるのは「トランプ」の方である。)
能力
使用者の身体能力や潜在能力を極限まで引き出す性質があり、この特性によって翔太郎の格闘技術や運動能力のポテンシャルを引き出す事ができる。そのため、正攻法の格闘戦ではかなり強い。
専用武器は持たないものの、どのソウルメモリと組み合わせてもそれなりの相性を発揮できる、さながらトランプのワイルドカードのようなメモリである。
また、『風都探偵』では使用者の感情が放つエネルギーにより性能の上限を超えた力を発揮できるという特性が明かされた。
原作本編において、フィリップの急激な成長に翔太郎が付いていけなくなった際、それに根性ひとつで喰らいつき進化を果たしたのも、フィリップとの別れの後に翔太郎が一人で仮面ライダーとして一年間戦い抜けたのも、「使い手の心の強さに応えて力を発揮する」という性質を鑑みれば納得である。
この特性がTV本編放送時から設定されていたのかは不明だが、ここまで挙げてきた本編での描写との符合や説得力のある設定から、ファンからは高い評価を得ている。
『風都探偵』にて翔太郎はこの性質を「時には俺の運命を狂わせ、時に切り札として俺を救う。まさにトランプのJOKERのような二面性を持ったメモリだ」と評している。
万灯も、Wが地球の写し身と呼ぶべき最強の姿を覚醒させ、旧組織を壊滅にまで追い込む事ができたのも、その基本形態がサイクロンジョーカーであったためだと考えており、自分たちの側も「切り札」がないと再び状況を覆されるかもしれないと考えている。
なお、サイクロンジョーカーがサイクロンメモリや『memory_of_heroez』で使用したとあるメモリを使ったマキシマムドライブは体が左右に分離しなかったため、ジョーカー系列のマキシマムドライブで体が分離するのはジョーカーメモリの特性だと思われる。
T2ジョーカーメモリ
劇場版『AtoZ/運命のガイアメモリ』に登場した、新型メモリ「T2ガイアメモリ」の一本。
エターナルによって旧型ガイアメモリが機能停止状態に陥り、さらにフィリップもNEVERに拐われてしまう中、翔太郎が手にした最後のT2ガイアメモリ。まさに「切り札」。
翔太郎やNEVERが血眼になって探していたのだが、実は既に映画の物語冒頭で事務所の屋根を突き破り、最も適合率の高い翔太郎のデスクのすぐそばへ落下していたのだった。
最終的にはNEVERの手に渡り、他の全てのT2ガイアメモリと共にブレイクされた。
主な変身形態
ダブルドライバー
- 仮面ライダーW サイクロンジョーカー
- 仮面ライダーW ヒートジョーカー
- 仮面ライダーW ルナジョーカー
- 仮面ライダーW ファングジョーカー
- 仮面ライダーW サイクロンジョーカーエクストリーム
ロストドライバー
立体化
ガイアメモリでは珍しく、ダブルドライバー用とロストドライバー用が別々に発売されている。
・DX版
・SURER BEST版
・Ver.20t版のジョーカーメモリ
いわゆるDX版の玩具。基本的には発売された時期の違いのみであり差はない。
・DXファングメモリに初回生産分限定で付属したDXジョーカーメモリ
左翔太郎のボイスが入った特殊なジョーカーメモリ。単体で鳴らせる他、ドライバーと連動させて変身音を慣らした後にも音声が流れる仕様となっている。
・食玩、ガチャポン版のジョーカーメモリ
放映当時から順次展開された食玩・ガチャポンにもラインナップ。ボタンを押すたびに劇中音声が流れる仕様であり、T1でありながら仮面ライダージョーカーに対応したバージョンなど複数種があった模様。情報求む。
・DXサウンドカプセルガイアメモリEX Light&Darkness of 風都に付属するジョーカーメモリ
通常のダブル用ジョーカーメモリと、Movie大戦2010に登場したジョーカージョーカー仕様の2種類が付属する。サウンドカプセルガイアメモリの名を冠しているので待機音は無いが、LED内蔵で発光ギミックあり。また、内部基盤が見えないような外観になっている。
・DXサウンドカプセルガイアメモリEX2に付属するT2ジョーカーメモリ
こちらは仮面ライダージョーカー仕様のT2メモリ。同梱の他のT2メモリがドーパント変身音収録の中、エターナルメモリと共に仮面ライダーへの変身音を鳴らせる仕様になっている。
・フィギュア王プレミアムシリーズ8に付属するT2ジョーカーメモリ
初のDX仕様のT2ジョーカーメモリ。変身音はもちろん仮面ライダージョーカー版。
なんと26種類のT2ガイアメモリのメモリ名読み上げ音声を全て収録しており、付属したシールで好きなメモリに見た目を変えることができた(本体カラーは黒なので完全再現できるメモリは極めて限られていたが)。
・COMPLETE SELECTION MODIFICATIONダブルドライバー版のジョーカーメモリ
CSM第一弾のダブルドライバーに付属したジョーカーメモリ。仕様はDX版と全く変わりないが、シール部分にホロが追加されている。
・CSM版のT2ジョーカーメモリ
CSMロストドライバーとCSMファングメモリの同時予約特典として貰えたジョーカーメモリ。仕様としてはフィギュア王の物と全く同じで、上記のCSM版と同じくホロシール仕様になっているのが唯一の変更点。
・CSMダブルドライバーVer.1.5版のジョーカーメモリ
CSMシリーズ初の単独イベントを記念して発売された、上記CSM版の改良再販版に付属したジョーカーメモリ。これまた仕様はDX版と全く変わりないが、表面のシールがより劇中に近づいたデザインに変更されている。もちろんホロ仕様。
・CSMダブルドライバーVer.1.5 風都探偵edition版のジョーカーメモリ。
上記の1.5版にアニメ「風都探偵」のキャストボイスが入った仕様のもの。その為、見た目としてはVer.1.5と全く同じだが、基盤の色が緑から黒へと変更されている。
それまでのCSM版と比べても圧倒的に音質が良く、必殺技も各ハーフチェンジの物を別個に選択可能。更には仮面ライダージョーカー版の変身音・必殺音を鳴らすこともできる仕様となっている。
・CSM ロストドライバー Ver.1.5版のT2ジョーカーメモリ
こちらも旧CSM版からシールが劇中通りに、基盤の色が黒に変更された。
仮面ライダージョーカーへの変身音は劇中仕様の風の効果音が入ったものが収録されており、ボタンも劇中通りに塗装された。T2の全26種類の読み上げ音声も入っており、ゾーンの音声を鳴らしてからマキシマムスロットに装填することで、仮面ライダーエターナルが劇場版で行った「T2メモリを一括でマキシマムドライブする音声」を鳴らすことができる。
関連タグ
スカルメモリ:翔太郎の師匠が変身する仮面ライダーのガイアメモリ。端子を除いてカラーリングはほぼ同じで、T2となると外見の差異はラベルぐらいである。
テラー・ドーパント:相手を恐怖で支配し最悪の場合精神崩壊まで起こさせてしまう名前に違わぬ恐怖のドーパント。感情を力に変えるジョーカーからすれば天敵と言える。
【警告】これより先、ある情報が記載されているため閲覧には注意されたし
ジョーカーメモリ(風都探偵)
『風都探偵』に登場するときめが持っていたガイアメモリ。
翔太郎が持つ次世代型と異なり、ドーパントの使う化石型である。
当初はイニシャル部分が中破していたため正体不明であったが、検証の為の修復中の間、パズルとの戦闘中に出力が上がった翔太郎のジョーカーメモリと共鳴反応を示したことで判明した。
「超人r/終焉、そして···」にてメモリの修復は完了(とはいえ破損した動力を外部電源でどうにか繋いでいる上、もう人体には差せない他イニシャルの部分も直せていない)し、メモリを確認のために起動した際にはときめの体に生体コネクタの反応が出ず、少なくとも体に直接挿して使用したものではないことが判明している。
後に、ときめとの適合率が最も高いメモリであることが明言された。
ときめの高い身体能力もこれが由来だと思われる。
そして遂に………