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編集者:九頭 龍怖
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葛葉ライドウ

くずのはらいどう

アトラスのアクションRPG『デビルサマナー葛葉ライドウ』シリーズの主人公。正しい表記は「葛󠄀葉ライドウ」。

概要

デビルサマナーシリーズ3作目にあたる「デビルサマナー葛󠄀葉ライドウ 対 超力兵団」、4作目の「デビルサマナー葛󠄀葉ライドウ対アバドン王」で共に主役を務めている他、漫画「デビルサマナー葛󠄀葉ライドウ対コドクノマレビト」などの派生作品やゲスト出演も複数ある。

昨今のRPGとしては珍しく、主人公が変わらずに続投した新作が作られているキャラクターである。

モデルは『帝都物語』シリーズなどでしられる加藤保憲とされるが、2000年11月17日に創刊された『富士見ミステリー文庫』の広告イラストを金子氏が制作したのだそのが、それに描かれたキャラクターがライドウに酷似しているため、こちらを流用した可能性もある(実物を見たい場合は『富士見ミステリー 2000年代 金子一馬』で画像検索すると、発見できる可能性が高いので、チェックするのをオススメする)。

デビルサマナー(悪魔召喚師)の中でも名高い存在の葛葉四天王、その一角である「葛葉ライドウ」の座を十四代目として受け継いだ少年。

多数の候補者が命を落としていった襲名試験を若くして合格すると、極めて高い実力の持ち主。

本名は別にあり、プレイヤーが自由に姓名を付けるのが可能。襲名後はずっと葛葉ライドウの名で通っているので、帝都で彼の本名を知る者はほぼいない(そもそも葛葉ライドウが本名ではない、名跡の十四代目などの事情も知られていない)。

小説版では本名として「錠平(じょうへい)」と設定されていた。

「弓月の君高等師範学校に通う書生」「鳴海探偵社の探偵見習い」「葛葉ライドウの十四代目を務めるデビルサマナー」「超國家機関ヤタガラスと提携している帝都の守護者」の4足のわらじを履く。

表向きは探偵見習い書生として暮らしており、悪魔や怪異から帝都の人々の平和を守るデビルサマナーとしての活動は、世間には隠している裏の顔である。それを知らない町の大人達からは「ライドウちゃん」と呼ばれ親しまれている。まだ少年なので初対面の人には小僧・ボウヤ扱いでナメられる場面もしばしば。

歴代の葛葉ライドウは神道系の術のスペシャリストであり、十四代目も例外ではない。ゲーム中で彼がプレイヤーの選択肢を除くと、唯一自発的に喋る台詞は祝詞だったりする。

プロフィール

性別
生年不明
年齢17歳→10代後半
身長175cm
体重65kg
血液型O型
好物蜜がたっぷりの大学芋
好みのタイプ任務があるので頓着しないようにしている
職業デビルサマナー(兼探偵見習い)
住まい矢来区鳴海探偵社に住み込み

一人称はゲーム中では不明(おふざけ系の選択肢では「俺」)。小説・ドラマCD・コドクノマレビトでは「自分」。3DS版ソウルハッカーズでは「僕」。

年齢は超力兵団発表時に17歳と公表されていたが、その後何故か10代後半とぼかした表記に変更された(これは恐らくだが、後にライドウの名を襲名する修行の過程で、ライドウが不老長寿……とまでいかないが、常人よりも長命かつ外見上の老化が著しく遅くなっている設定が明らかになったための処理と思われる)。

CVは超力兵団は判明していないが、アバドン王では原田友貴が務めている。

ドラマCDでは杉田智和氏が担当。

性格

基本的に正義感があり真面目で優しい性格とされているが、とにかく無口無表情淡々としている。他のメガテンシリーズ主人公はゲームの便宜上無口になっている場合が多いが、ライドウの場合はライドウ本人が寡黙な性格で感情を顔に出すのが不慣れ(意図的に冷静を装っているわけではない)設定である。

小説、ドラマCD、漫画などのゲーム以外の媒体の作品においても、主人公でありながらライドウの口数はかなり少ない。真・女神転生Ⅲに登場した際は一言も台詞を喋らず、ライドウの意思は全てゴウトが代弁するなど無口を徹底していた。

コドクノマレビトに登場する串蛇が語るところでは、ライドウに対する第一印象は「感情が無く命令に従うお人形さん」。

公式の裏設定によると“世間から切り離された葛葉の里で、幼い頃より厳しい修業漬けの生活を送っていた為、無口無表情が形成された”らしい。特殊な生い立ちを共有できる他人がいなかった孤独感もあり、それ故か平行世界の自分である葛葉雷堂や、ヤタガラスに遣える陰陽師の安部星命など同年代のサマナーに親しみを感じやすい傾向がある。

デビルサマナーとしての能力は高いものの、若年ゆえの人生経験の薄さからか駆け引きの甘さを見せる面も多く、相手の仕掛けた罠に容易く嵌る場面が多い。一方で嵌められても実力での突破を容易に行えるため、相手側からすれば厄介極まりない存在でもある。

クールなイメージが強いがバナナの皮で滑って転んだり、ラスプーチンを酒瓶で殴打する際に一瞬だけ笑っていたりするなど、以外にギャグシーンをこなす一面もある。ところどころで選択肢に悪ふざけをしているものが見られ、アバドン王でカオス属性が付与される選択肢では、結構ろくでもない発言をしたりする。これらの言動はライドウ個人のキャラ付けよりは、プレイヤーの分身として機能しているものと思われる。

また、高い身体能力を持っているが、トンカチで釘を打っている最中にうっかり自分の手を叩いたり(アバドン王)、自転車に乗るのが下手だったり(コドクノマレビト)etc……と、妙なところで不器用だったりする。他人や動物に擬態した時は演技力の高さ(?)でかなりフリーダムな行動を取る。

容姿

何と言っても鋭く凛々しいモミアゲが特徴。眉目秀麗美少年であり、女性達から「御伽話の王子様のように綺麗な顔」「背景に薔薇が咲いて見える」等と形容される。更に色白で指も美しい(らしい)。

その極めて端正な容姿が原因で妖精夫婦に気に入られ、無理やり小姓にされそうになる難儀なサブイベントもある。瞳の色は絵によって若干のバラつきがあるが、少し青みがかった灰色である場合が多い。

弓月の君高等師範学校の学生服学帽を常に着用しており、特に学帽は銭湯や温泉であっても脱ぐことはない。佐竹に「なんで風呂場で帽子やねんっ!?」とツッコまれたが無反応のまま終わった。その為髪型の全容は不明だが、学帽から露出している後頭部に髪の流れがあるので、少なくとも刈り上げや坊主頭ではない。

「細っこいサマナー」だとバカにされる扱いもあるが、修行で鍛えているだけあって脱ぐと結構いい体をしている

ゲスト出演

デビルサマナー 葛󠄀葉ライドウ 対 アバドン王」の初回版に付属された「真・女神転生III -NOCTURNE マニアクス クロニクルエディション」において、主人公に立ちはだかる敵として、ライドウがゲスト出演している。

このため、真・女神転生Ⅲや、その主人公人修羅と共にライドウが描かれた絵が多数存在している(詳細はマニクロへ)。

3DSリメイク版ソウルハッカーズのEXダンジョンにCV付き〈杉田智和氏〉でゴウトとともに登場。ゴウトのCVは中田譲治氏。

リマスター版真・女神転生Ⅲでも、杉田氏、中田氏が担当。

好物

好きな食べ物は大学芋だが、これは『超力兵団』の発売イベントでファンからの「ライドウの好きな食べ物は何ですか?」との質問に、想定外であったためか非常にうろたえた金子一馬氏が苦し紛れで答えた「大学イモ?」とする回答から生まれた設定である。

後に『アバドン王』にて別世界のライドウである雷同との最後の会話での選択肢に「大学芋を所望する」があるが、これはここから来たもの。これに雷同は「私と同じか」との旨の返しをしたため、雷同の好物も大学芋だと思われる。

コドクノマレビトでは大学芋をトーストの上に載せて食べていた。

関連タグ

ライドウ アバドン王 超力兵団 デビルサマナー 仲魔 女神転生 マニクロ マニアクス 人ライ 鳴ライ ライ凪 ライ伽耶 ライホーくん RPG 大正

リンゴアロウ:ともに『ソウルハッカーズ2』のキャラクター。ライドウ関連のDLC適用でともに『ライドウの衣装』という学ラン学帽に召喚用の管を付けた服装が着れる。

ちなみに、アロウの方は顔に傷があるため雷堂の方が元と思われる。

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