レイ(攻略本)
ひかりのせんしれい
概要
元々はごく普通の村人でしかない少年だったが、〈武勇の神霊〉プロミネンスのお告げにより『光の戦士』として選ばれ、更にはルクスン大公国の大公殿下の勅命により魔王モルルファイに仕える幹部にして八魔将の一人『魔弾将軍カリコーン』の討伐を命じられた。
だが自分以外にも選ばれた三人は
と言った感じに次々と裏切られ、レベリング目的で戦っていたアースドレイクの尻尾の一撃を受けて動けず絶体絶命の所をマグナスに助けられる。
キャラクター像
かつては勇者パーティーに所属していたマグナスの如く『リーダーの言うことに従うべし』という考えで今まで頑張ってきたがいずれにおいても裏切られてしまった為「僕に命令しないで」が半場口癖となっており、マグナスの提案(助力)にもすぐには乗る事ができなかったが、
マグナスが「命令でもなんでもない、だから君自身で考えて、吟味して、場合によっては断ってくれていい」と選択する権利(自分で決断する責任)を示してくれたことで、レイはマグナスのパーティーの一員として仲間に加わることとなる。
光の戦士
レイを含む4人の職業だが、その全てが同じ特徴を持っているわけがなく
- 〈力〉と〈硬さ〉の伸びが特によく、回復と防御の魔法も使える鉄壁前衛職タイプ:エルドラ
- 〈素早さ〉と〈器用さ〉の伸びが特によく、盗賊系や生産職まで多彩なスキルを習得できる万能中衛職タイプ:テレサ
- 〈魔力〉と〈神聖力〉の伸びが特によく、ほぼあらゆる魔法に加えて弓まで使える万能後衛職タイプ:アード
- 〈生命力〉と〈精神力〉の伸びが特によく、様々な前衛職のスキルを見て覚えることもできる万能前衛職タイプ:レイ
の4つに分類される。
戦闘力
所持スキル
- 万能学習・前衛
光の戦士のうち〈万能前衛職タイプ〉にしか習得できない専用スキルで、『自分が見たスキルを会得できる』という反則級の効果を持っている。これによりレイは剣士型でありながら多彩なスキルを習得することができる。
本人はこの特性に気付いておらず、マグナスの攻略本知識で初めて知った後は、彼の武道家としてスキルの他、カジウやアラバーナでマグナスが知り合った猛者たちから剣技主体のスキルを教わっている。
レベルアップで習得
- シャインブレード
レベル10で習得するスキル。
剣に輝きを集めて漲らせ、光属性を付加して斬りつける攻撃でヴァンパイアなどの闇属性の敵に有効。
- ソードウェイブ
レベル13で習得するスキル。
いわゆる飛び道具であるため、間合いの離れた敵への遠距離攻撃にも適している。
だが衝撃波は弓矢ほどに攻撃速度が速くないため、遠距離や空中の敵に当てるには工夫が必要である。
- ジャッジメント
レベル17で習得するスキル。
光属性の攻撃(と思われる)で、相手が犯した罪の分だけ追加ダメージが発生するという。
悪党や極悪人には極めて有効なダメージソースとなる。
- 武具浄化
レベル19で習得するスキル。
その効果は【呪いの武具の長所や性能はそのままに、呪われし効果だけを打ち消す】という反則級の効果。
これによりレイは性能こそ優秀だが、それを打ち消す程の無視できないデメリットのある呪いの武具であるブラッククレイモアとバーラックメイルをノーリスクで使用する事ができる。
万能学習・前衛で覚えたスキル
- 練気功
武道家がレベル10で習得可能なスキル。
『一度、深い集中状態になる』という過程が必要になるが。一定時間全てのステータスを(特に精神力が最も高く)上昇させる効果がある。
武道家に転職したマグナスの場合は、『呪文詠唱』が最も集中力を引き出せる行為である為「ア・ウン・レーナ」の呪文で行っている。(呪文自体は必須でないのだが、レイはそのやり方に習って精神集中している)
- 内気功
これも武道家が習得するスキルで使用者の毒状態を解除する《解毒》とHP回復の効果がある。
これも練気功と同じく集中状態になるのが必要なので、こちらも「ア・ウン・レーナ」の呪文で精神集中を行っている。
僧侶でないため回復魔法を使えないレイ(とマグナス)とっては貴重な自力での回復手段である。
装備品
- 鋼の剣
レイが光の戦士として活動していたときから使用している(と思われる)初期武器。
- ブラッククレイモア
レイの新たな愛剣である呪いの魔剣。レア度を付けた場合はSSSと最高クラス。
鞘に生物の様な目玉が有り、「ギケケケケケケケ」と笑い声を上げる。
柄の触り心地は「生き物見たいにネトネトする」模様。
また、四砦でのボスラッシュの際は、キングバジリスクの毒を剣に塗っていた事で、グレーターデーモンのゲレンベズズを一刺ししただけで一撃で撃破する際の威力を見せている。
だが、『この武器を装備した者はこの武器で一振り(攻撃)する度に〈HP〉や〈MP〉が減少する』という見た目と同じく呪いの装備そのものな欠点が存在する。
だが、レイの場合は〈武具浄化〉のスキルでこの欠点を無効化している。
- バーラックメイル
古代アラバーナ精製ミスリル製の鎧で、要所に魔海将軍バーラックの根城の船から入手したオリハルコンが使用されている。クレイモア同様呪いの装備。
また、バーラックのドロップアイテムである合成アイテム〈魔海将軍の魂〉が合成素材に用いられているため後述の特殊能力を使用できる。
水でできた膜(ウォータースクリーン) |
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その名の通りあらゆる攻撃を受け流す水のバリアを前面全てに展開できるが一日に三回までしか使用できない |
水流の盾(ウォーターバックラー) |
水でできた膜の下位版に相当する能力で、その名の通り半球盾程度の形のサイズしか受け流せないが、こちらは使用回数に制限がない |
人物関係
マグナス一行
その後は彼に同行して戦いや職業、スキル、モンスターの知識のイロハを詳しく教えてもらい、レイは心技体いずれにおいても高い能力を身につけて行くことになる。
最初はマグナスに『さん付け』だったが「同じパーティーだから」ということで呼び捨てに改めた。(さすがに年上及び恩人であるマグナスにタメ口を利くのは憚られるので敬語のままではあるが)
マグナスに付き従うメイド。マグナスが素性を隠していた間は彼とただならぬ関係であると誤解していた。
ルクスン大公国
- デベロン大公
- ベアトリクシーヌ
ルクスン大公国の第一公女。
かつては光の戦士であるレイ含む光の戦士達を『神霊プロミネンスに選ばれて努力もせずにいきなり強い力を得た』ということで嫌っていたが、城の庭で生真面目に修行に励むレイを見てレイの評価を改めている。
元仲間
- エルドラ/エルドラ=カリコーン
元々は光の戦士の中で最年長で戦闘経験も一番豊富だった事から、リーダーとして先陣を切って行動したが、とある町を治めるポスティアン伯爵からの依頼でオークキングに攫われた伯爵の娘であるイザベル姫を救出した際、逆玉の輿で使命を放棄した挙句、修行していたレイ自身の努力を踏みにじる様な行為をした事から覚悟を決めたレイは彼を一蹴する。
その後、魔王軍に魂を売りルクスン大公国にクーデターを引き起こした彼をマグナスと共に討伐した。
- テレサ
光の戦士パーティーの紅一点。エルドラが抜けた後の二代目リーダー。
だが、領地を救う依頼をとある侯爵から受けて達成した際に報酬として貰った『白炎の剣』を持ち逃げして使命を放棄した。
その後、カリコーンに魂を撃ったエルドラにパワーアップの糧として殺害された。
- アード(なろう版では「ラッド」)
光の戦士パーティの一人。『カリコーンの軍勢に故郷を滅ぼされたことへの復讐』という動機も有り、レイと共に旅を続けていたが、レベリングのため挑んだアースドレイク相手に臆してしまい、負傷したレイを置き去りにして敵前逃亡した。
その後、レイを見捨てた後悔こそしたが、それを支えてくれた村娘と心を通わせ結婚、狩人として生計を立て、光の戦士の能力はそのための軽度の脱法行為に利用していた。レイが生還しマグナスと共に活躍していることは噂で把握していたものの、後ろめたさとわが身可愛さから会おうとせず家族との平和な日々を享受し続けるつもりでいたが、テレサ同様エルドラのパワーアップの糧として狙われ、胸を刺された後に首を斬首されると言う因果応報な末路を迎えた。