ドーラフランケ
どーらふらんけ
概要
プリプリカンがドキータ粘土という新しい粘土で作ったドーラモンスター。
ドーラモンスターにしては珍しく衣服を身にまとっている。
怪力の持ち主であり、首に刺さっているネジを引き抜いたネジヌンチャクやネジヌンチャクを変化させた鉄球が武器。また非常に大食漢でもある。
劇中ではドキータ粘土の能力や大サタンの介入によって2回もパワーアップし、完全に倒すまでに実に4週間(4話)もかかった強敵中の強敵である。
活躍
第28話「大改造!粘土獣」
伸一少年の家のラーメン屋の地下土壌にあったドキータ粘土から誕生すると、人間に化けたトットパット、ブックバックと共に工事現場の作業員を装ってラーメン屋に侵入。
そこでラーメンを5~6杯も平らげ、駆けつけたジュウレンジャー相手にもドキータ粘土の硬度や怪力、ネジヌンチャクで苦戦させると、大地に眠る悪霊の力で巨大化。
ネジヌンチャクが変化した鉄球と恐竜剣ゴッドホーンでも傷つかない頑丈な体で大獣神を苦しめた。
第29話「謎!?襲う獣騎神」
その後、苦戦と判断した大獣神は分離して守護獣へと戻り、ゲキとブライは謎の空間へと飛ばされ、キングブラキオンの試練を受けることになってしまう。
その間、ゲキとブライを除くジュウレンジャー4人はドキータ粘土で作られたゴーレム兵の群れを相手に交戦するが、レンジャーガンが効かず、モスブレイカーやレンジャーソードで攻撃すると数が増えるという厄介な特性を持つドキータ粘土製ゴーレム兵に苦戦し、絶体絶命の危機へと追い詰められるが、そこにキングブラキオンの試練を乗り越え、新しい武器『サンダースリンガー』を手に入れたゲキとブライが帰還する。
そして4人はゲキとブライから受け取った『サンダースリンガー』の一斉射撃でゴーレム兵を全滅させると、ドーラフランケは再び巨大化し、大獣神とドラゴンシーザー二体を手にも一歩も引かず、剛龍神のヒートホーンを投げ返す等善戦したが、外へ出たジュウレンジャー達のレンジャースリンガー・ファイナルシュートにひるみ、剛龍神の超爆裂龍神突きで貫かれる。
これで倒されたかと思われたが、貫かれた穴から徐々に変化し、ゾンビフランケへと変貌した…
余談
モチーフはフランケンシュタインの怪物。
ネジヌンチャクおよび鉄球は、『鳥人戦隊ジェットマン』のジェットイカロスの武器『イカロスクラッシャー』の改造。
演者の田村氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となった(特撮作品自体は子役時代に『初代仮面ライダー』や『仮面ライダーV3』における少年ライダー隊員の役で出演済み)。次回作の『五星戦隊ダイレンジャー』では、敵組織の一員であるザイドス少佐役でレギュラー出演している。
ゲストキャラの伸一の父親を演じる牛山茂氏は
2022年現在も声優として精力的に活動している(代表キャラは『ONEPIECE』のDr.ヒルルク等)が、ジュウレンジャーが放送されていた1992年当時は顔出しの俳優としても活動していた。