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中東の編集履歴2023/08/15 11:10:36 版
編集者:Null
編集内容:中東と近東

概要

Middle East英語)から訳された地域名。この呼び名は西欧から見た距離感によるもの。近東より遠く極東よりは近い中間の地域を意味する。

現代では一般に西アジア及び北アフリカアラブ諸国が含まれる。今はあまり用いないが、近東(Near East)というのは西欧からみてすぐ近くにある東の国、つまりオスマン帝国の領域を指した。すなわちバルカン半島小アジアシリア辺りを漠然と意味していたのである。

近東のトルコやシリア辺りを含めるというニュアンスでは「中近東」とも呼ばれるが、区別は曖昧でほぼ同義的に使われることが多い。それはオスマン帝国崩壊により近東という語がほぼ死語になったことも背景にある。

前述のとおり「中東」という言葉は「ヨーロッパから見て、近東より遠く極東より近い」という意味なため、日本人からすると多少不自然な単語ではある。欧州中心主義的な概念であると批判されることもある。

主にイランやアフガン辺りの「ペルシャ系」、イラクからアラビア半島辺りの「アラブ系」、トルコ辺りの「トルコ系」、北アフリカ辺りの「アフリカ系」に分かれる。

主にイスラム教が多く存在しており、国教としている国も多い。一方かつてはキリスト教も広く普及していた地域であり、イスラム教伝搬以降も有力なマイノリティとして強固なコミュニティを築いていたが、20世紀以降は欧米圏への移住が続いており、中近東におけるキリスト教コミュニティは劇的に縮小した。仏教徒も存在し、長らくガンダーラ大仏が残っていた。

国境線に直線が多いのは欧米が勝手に線引きを決めたものであり、イラントルコを除けばその傾向が強い。適当に線引きをされた為、とくにアラブ諸国は国粋意識が低く、ムスリムの連帯を目指すグローバル意識か、その逆の部族主義が強い。

部族争いが絶えないため、民主主義にすることが出来ない地域も多く、王の権力が強かったり、イランのように政教一致にしたりしている。トルコやアラブの春諸国のように民主化してもクーデターが起きやすい。石油の産出国が多いため、中東でなにか起こると世界経済が荒れる。

関連タグ

世界 地域

アジア アフリカ アラブ アラビア ペルシャ イスラム教

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