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魔国連邦の編集履歴

2023-09-07 15:12:13 バージョン

魔国連邦

てんぺすと

魔国連邦とは、転生したらスライムだった件に出てくる主人公、リムルが作った国の名前である。正式名称は、ジュラ・テンペスト連邦国。ここでは関係国の情報も記載する。関係人物達の集合絵等にもこのタグは有用である。

場所

ジュラの大森林に存在する国。守り神、守護者とされていたヴェルドラが消失した事から魔王や人間に手出しをされる前に共闘関係を作るため生まれた。

書籍13巻時点でも随時発展・拡張中。首都・リムルは人口にしておよそ三万人、冒険者・商人・観光客等の滞在人口も加えると常時数万人を擁する。国全体の人口はジュラの大森林に住む全部族を合計して少なくとも百万を超える。


主な住民や種族

住民の多くを魔物が占めるが、人族国家との国交を経てからは人間の住民も増え始める。異世界人であるリムルの嗜好に沿った現代日本的な文化を創り出している他、リムルの保有している知識を使い建造物の建築、インフラ整備が行われている。

リムルの前世にあった物が数多く再現された結果、舞台となる「基軸世界」としては非常に高水準な文明を擁することとなった。食文化や娯楽などといった魅力的な要素も揃っており、それを目当てにした他国からの来訪者も多々見られる。

文化大国にして軍事力も優れているだけでなく更に数多くの列強国や他の魔王陣営複数とも同盟関係を結んでおり、内政も公平公正であるなど国としてのポテンシャルは遥かに高い。

しかし一番の力はリムル率いる幹部陣営の戦闘能力もそうであるが、同盟国との協力とリムルが考案した文化・技術を用いた『巨大にして盤石な自由経済圏の確立』であり、書籍版ではその台頭を危険視した勢力と事を構えた事もある。

国家体制も非常に清廉かつ温かみのあるものであり、君主であるリムルの国是が「楽しい暮らし」である事からも国民や幹部陣の間での関係性は非常にアットホームであり、リムルが八星魔王に就任してからは君主制国家としての上層部において厳粛さも存在するようになったが、現在でも開国期の雰囲気は未だに薄れていない。

強いて欠点を上げるとすれば盟主たるリムルのカリスマと実力・実績を踏まえた優秀な幹部陣の人心掌握が成長の鍵であった為か、その反動として『明確な害意を以て敵対した者が許容不可能な域でのリムルに対する不敬罪(リムルを愚劣な口ぶりで誹謗する)を行った場合、状況が許す限り幹部陣営が不敬罪を犯した者に一切容赦せず排除にかかる』という傾向があるが、『害意を持った敵対者』が『君主制国家の国家元首に対して下劣な内容の誹謗中傷を行う』というのは寧ろ処断しない方が問題である。

無論の事魔国連邦に所属する国民の幸福度は非常に高く、異世界人もその噂を聞きつけて来訪したらリムルが再現した地球の文化・技術の虜となっている。


盟主 リムル=テンペスト

この国を仲間達と共に創り上げたスライムで、異世界からの転生者。ヴェルドラとは友達、もとい盟友。

「皆が種族問わず楽しく暮らせる国」を理念に、敏腕な仲間と共に内政・外交に辣腕を振るう。

テンペストにおける神にも等しき絶対君主であるが幹部陣営との関係は『家族』と言っていいものであり、国民とも気さくな態度で振る舞う等忠誠度や支持率は非常に高く、リムル自身も彼らを非常に大切にしている。

その感情の裏返しとして彼らに火の粉がかかる、かかってしまった時はその下手人に対しては非情かつ冷酷な態度で排除・粛清にかかるという側面も持つ。


守り神 ヴェルドラ=テンペスト

リムルの友達(盟友)である竜種。表向きは魔国連邦の守り神(守護竜)とされている。

存在そのものが世界における抑止力になるほどの圧倒的な力と存在感を放つ。

彼が自身に掛けられた封印結界を破る目的で一時的にリムルに取り込まれ、公の存在が消失したことがジュラの森に大きな変化を生みジュラ・テンペスト連邦国の建国の切っ掛けとなる。


子鬼族 → 人鬼族

ヴェルドラの住処を出たリムルが最初に交流したゴブリン族。

牙狼族の襲撃を受けた彼らを保護する目的で行った街作りが、後の魔国連邦の礎となる。


牙狼族 → 嵐牙狼族

ジュラの森における勢力拡大のために子鬼族を急襲した、狼の外見をした魔物。

リムルに敗れたことで彼に恭順の意を示し、人鬼族のパートナーとしての地位を獲得。


大鬼族 → 鬼人族 → 妖鬼

豚頭帝(オークロード)によって滅ぼされたオーガの里の生き残りである六人。

絶対数こそ少ないが、個体全てが各々の得意分野において随一の能力を持つ。


豚頭族 → 猪人族

豚頭帝に率いられ、ジュラの森を侵攻していたオーク族。

リムル達同盟軍に敗れた後、生き残りが傘下に加わった。


蜥蜴人族 → 龍人族

ジュラの森の中央に位置する湿地帯を住処とする亜人種。

豚頭帝の一件でリムルに心酔した者を中心とした一団が、魔国連邦に身を寄せるようになる。


その他、樹人族・小人族・犬頭族・牛頭族・馬頭族・兎人族・長鼻族・耳長族など、多種多様な種族が加盟している。


首都 中央都市リムル

首都の名前「リムル」は、王の名から採られている。リムル自身は恥ずかしがり拒否していたが、部下の満場一致で決定となった。

整然とされた区画整備と上下水道の創設により美しい景観を誇り、四ブロックに分けられた区域となっている。結界で守られており、住民の多くが戦闘能力の高い魔物であるために城壁は存在しない。


居住地区

北東のブロックであり、テンペストの住民たちが住んでいる。商工業地区で働く者達はそちらで暮らしていることが多く、こちらは主にファミリー向けの住宅となっている。寺子屋や某有名な魔法学校風デザインの学校もここにある。さらにシュナの織物工業や工房、商店、倉庫も一部はここにある。


迎賓地区

北西ブロックで、外からの使者や国賓などが宿泊・歓待するための迎賓館(洋風)があり、他にも観光客のための和風高級旅館などがあるリゾート地区。庭園、池、温泉施設(露天風呂)、公園などがあり、ゆったりたっぷりのんびりできる。さらに、歌劇場、野外音楽堂、体育館、多目的ホールなどの大小様々な施設がある。


商工業地区

南西ブロック。建物は基本的に他国と同じ西洋風の建築。職人の工房を中心に工房や店が建ち並んでおり、日中は工房の煙突から上る煙が絶えない。クロベエカイジンの工房もここにある。働いている職人たちやその家族の住居もある。労働者のための食堂も多数あり、冒険者や一般客向けの武器屋、各種装備、工芸品を売るお店や繁華街もある。


観光娯楽地区

南東ブロックであり、将来的には娯楽・観光地区としてテーマパークなどが作られる予定。今は円形闘技場が作られており、その地下にはラミリスの迷宮、一大冒険エンターテイメント施設がある。


封印の洞窟

ヴェルドラが封印されていた洞窟で、街の北側から延びる未整備の細道の先にある。修行場として利用されている他、地底湖周辺には回復薬の材料の栽培と生産研究施設がある。街とは転移の魔法陣で結ばれている。


シス湖と蜥蜴人族の大集落

ジュラの森の中央あたりにある大河を源とする湖の周辺には、湿地帯が広がっている。その付近に存在する無数の鍾乳洞の最奥が蜥蜴人族の住まいとなり、洞窟は天然の迷路と化している。


トレントの集落

樹妖精達が住む集落。かつては希少な華が咲き乱れており、蟲型の魔物がリムルの命令で蜂蜜や集落の警護を行っていた。のちにラミリスの配下となり迷宮の九十五階層へと移動している。


街道

リムルによって造られた、歩きやすく舗装された街道。十キロごとに魔物の侵入を防御する結界があり、二十キロ地点ごとに警備をする交番、四十キロ地点に宿屋がある。将来的には軌道を敷いて列車を走らせる予定となっている。


地下迷宮

ラミリスが能力で造り上げた迷宮。地下百階層まであり、最深部ではヴェルドラが精霊の住処への門の番人をしているが、実際はただの魔素抜きのための部屋。

対外的にはテンペストによる娯楽施設もしくは冒険者育成のための養成施設という形になっているが、実際には魔国連邦における最重要施設であり、事実上の最高戦力施設。

最下層手前には機密の研究施設もある。また戦時中は通常時には存在しない101階層目を作り、表の街ごと避難させている。

逆ピラミッドの形をしており、下へ行くほど魔物が強くなっていくのはヴェルドラが放つ魔素の影響である。ラミリスの力により、ラミリスの配下あるいはラミリスが与えた腕輪の持ち主はここで死んでも外で生き返るという仕組みである。


軍事力

トップは大元帥のスキルを持つベニマルが勤めており、人鬼族、大鬼族、猪人族という主力部隊の他、シオンガビル指揮下の精鋭部隊が存在する。諜報・隠密担当のソウエイの配下、さらにハクロウは技量だけなら魔王とも渡り合える。さらに、各種族から編成した部隊を予備戦力とし、同盟関係にある国の助力を考えると規模はとんでもない

軍事方針については捕虜に対しての暴行・略奪・民間人への攻撃等を厳禁とする倫理意識は高いが、リムルが『大切な者を脅かすなら誰であろうと、どんなイデオロギーを有していようと関係なく排除対象とみなす』という人種である故かテンペストに対する侵略行為・テロ破壊活動に対しては敵軍に対して一切の慈悲をかけない。

但し相手に対して和睦の余地が見いだせて尚且つ状況が許すならばその限りではない。


第一軍団

軍団長はゴブタ、軍事顧問にハクロウ

ゴブタ自身が隊長を務める*狼鬼兵部隊(ゴブリン・ライダー)*があり、この部隊は同一化により嵐牙狼族と百名の人鬼族で構成される。合体時の強さはAーランクとなる精鋭部隊。

緑色軍団(グリーンナンバース)

ジュラの大森林からの魔物達、約一万二千名で構成されている。ゴブタが狼鬼兵部隊の指揮に手一杯の際はハクロウが指揮をとる。


第二軍団

ゲルドが軍団長を務める。

以前からゲルドの配下だったB+ランクの猪人族二千名からなる黄色軍団(イエローナンバーズ)と、Cランクの猪人族の志願兵三万五千名からなる橙色軍団(オレンジナンバーズ)という構成。

身体強化と防御に特化した軍団であり、前線で高い守備力を発揮する。塹壕も作れる工作隊としても優秀で、普段は各地で建設作業に従事している。


第三軍団

ガビルが軍団長を務める、龍人族・蜥蜴人族で構成された遊撃飛空兵団。

種族能力が高く、各人がA-ランク担当でブレスにより遠距離攻撃が可能であり、竜戦士化もある上に飛行能力まであるため、速度・攻撃・防御の三拍子が揃った万能急襲部隊である。飛竜衆百名とC+ランクの蜥蜴人族の志願兵三千名が飛空龍に騎乗する青色兵団三千名からなる。


第四軍団

軍団長はベニマルが兼任し、後述の紅炎衆が千人隊長としてまとめる。元クレイマン配下の戦闘を得意とする魔人、及びジュラの大森林から志願した者達三万名で構成されている。


義勇兵団

軍団長はマサユキが担う。魔国連邦や近隣諸国の冒険者、傭兵二万名で組織されている。


西方配備軍

軍団長はテスタロッサ

評議会の所属であるが、軍権は魔国連邦が握っている。元からあった小規模軍隊に雇った志願兵が加わっている。西側諸国各地で運用されており、災害救助・土木工事・治安維持・後方支援等が主な任務。


紅炎衆(クレナイ)

ベニマル直轄の親衛隊。ベニマルに憧れ大鬼族に進化した三百名からなる精鋭部隊。個々がA-のランクであり、現在は参謀本部も兼ねている。


紫克衆(ヨミガエリ)

シオンが率いるリムル親衛隊。死亡から蘇生した百名で構築されており、不死性を所持している。シオンのしごきにより成長し、B+ランクとなっている。あくまでリムルの命を守るための部隊であり、リムルの命令は聞かない

シオンファンクラブ(非公式)

ダグリュールの息子達が隊長を務める非公式部隊。なぜかB+ランク以上の実力者が万名ほどいるらしい。


藍闇衆

ソウエイが率いる諜報活動を務める部隊。

ソーカとその部下四名の隊長が百名の人員をまとめている。Aランクや特Aランクの実力者が所属している謎多き部隊。


黒色軍団(ブラックナンバーズ)

軍団長であるディアブロ、及びテスタロッサウルティマカレラからの命令しか受け付けない上位悪魔達からなる軍団。団員は七百名しかいないが全員がAランクオーバーであり、膨大な戦闘経験がある魔国連邦での最強部隊。軍の内部では唯一ベニマルの指揮下になく、リムル直属の完全独立部隊である。


地下迷宮

地下迷宮のラスボスであるヴェルドラと、迷宮の主であるラミリスが率いる迷宮十傑を中心とした勢力。地下迷宮は表向きは冒険者用の娯楽施設だが、その実態は魔国連邦の防衛軍。戦時下では通常時に存在しない101階を作り、表の街ごと避難させている。十傑たちが魔王並の実力を誇り、更に迷宮内ではラミリスがいる限り配下たちは不死であるため、それを生かした堅牢な守りを誇る。



関係他国

友好関係を築いている国もあるが全てではない。


ドワーフの王国

正式名称は武装国家ドワルゴン。中立の自由貿易都市であり、王国内での争いは王の名において禁じられている。国王とリムルは浅からぬ縁があり、最初に国交を結んだ。技術大国とされており、高い技術力と生産量は他国の追随を許さない。食物自給率は低いために食料品は他国からの輸入に頼っている現状。テンペストの発展にも多大な貢献を果たした。


ブルムンド王国

ジュラの森に接する小国で、テンペストがドワルゴンに続き友好条約を結んだ西方評議会の加盟国。農耕や牧畜が行われているも自給自足程度の生産量しかないために、交易品と呼べるものはない。小国ゆえに貴族すら領土を持たない地方管理者か行政担当のみで、領土を持つのは国王のみ。一方で情報収拾に優れており、国王は意外としたたかである。テンペストと近い事からテンペストとの街道も設備され、交通の便とテンペストの外での商売の最初の窓口となる。


ファルムス王国→ファルメナス王国

西方諸国でも一二を争う大国で、西方諸国からドワルゴン、東の帝国方面を繋ぐ交易の拠点として栄えていた。一方で交易と観光以外の主だった産業を持たず、加えてテンペストの台頭によって自国の権益がおびやかされる事をおそれ(元々交易で暴利をむさぼっていた事も手伝い、ドワルゴンからは良く思われていなかった)、ルミナス教の教義を利用して悪しき魔物の国を打倒する大義名分を掲げ、テンペストに侵略戦争を仕掛ける。

だが少なくないテンペストの国民が犠牲となった事でリムルの怒りを買い、国王ほか二名の捕虜を除いた侵攻軍全てが全滅。結果的にリムルが魔王へと覚醒する切っ掛けを作る事になった(なおファルムス軍の全滅は以降の外交を円滑にするため、公にはヴェルドラの復活によるものとして処理されている)。

この戦争の責任を取る形で国王は弟に王位を譲り退位。その後、和平交渉においてテンペストから請求された多額の賠償金に対し、新王は前王に責任を押し付けて再び対立する構えを取るも、結局テンペストに屈することになった。新王の廃位後は国名をファルメナスと改め、英雄ヨウムを王に戴く新王国となった。

ちなみにこの国家転覆劇の影でディアブロが暗躍していた事を知る者は、ごく一部しかいない。


シルトロッゾ王国

北海に面した小国で冒険者がいない。主な産業は金融や工芸などで、貿易の中継国。ロッゾの一族が世界経済を支配しようと動いていたが、リムルによって排除された。極秘に異界人の召喚を行っていた様子。また、西方評議会を支配していた。


イングラシア王国

大陸のほぼ中央に存在しており、交通の要であり諸国の調停機関である評議会の本部もある。また自由組合の本部や西方聖教会の実務拠点もある。王都中央は美しく荘厳な白亜の城がある。野外コンサートやガラス張りのショーウィンドー、図書館に学園など文化的施設が充実している。そのためテンペストを除くと文化的に優れた国でもある。


神聖法皇国ルベリオス

大陸西部に位置する、唯一神ルミナスを崇める宗教国家。国民のほとんどが法皇を頂点とするルミナス教の信者であり、自由人が存在しない。

その実態は、魔王ルミナスが吸血鬼と人間の共存共栄を図るために生み出した国。

偽りの魔王を擁立して脅威を演出し、国家はルミナス教の教義の下、魔物の脅威から国民を庇護し幸福にする対価として、吸血鬼の存続に必要な生気を提供してもらうシステムが組まれている。

雨量が少なく土地は多くが乾燥しており、とりたてて主だった産業を持っていないが、ルミナスの賜物とされる乾燥に強い小麦が主作物として国を安定させている。

一方で寺院の奥の地下にはルミナスの住まう真の皇都、夜想宮庭(ナイトガーデン)が広がっている。地下に真の皇都を建造したのは、過去にヴェルドラの襲撃を受けた事例から。ちなみに、この事実を知る者はごく少数。

当初、宗教概念から魔物の国を滅ぼそうとする動きがあったが、ルミナスがテンペストを正式な国家と認め国交を結んだことで、教義も一部改められた。


魔導王朝サリオン

古き王朝国家。エレン達の母国である。

ファルムス王国の一件の後、エレンの父エラルドが全権大使として自身のコピーであるホムンクルスをテンペストに派遣し、人魔会議において魔国連邦との友誼を結ぶに至った。

詳細は魔導王朝サリオンを参照。


ウルグレイシア王国

国民全員が精霊魔法の使い手という国。そのため小さな国だが安定した農耕を行っており、サリオンとの交易も可能。ラミリスが住んでいた場所への入り口もあった。


東の帝国

正式名称:ナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国。大陸北東を支配している国。統一皇帝ルドラ・ナム・ウル・ナスカの名の下に覇権主義・世界支配を掲げ、圧倒的な武力と権勢を背景に完全統治を成し遂げている。未だに謎が多く油断が出来ない国であり、テンペスト及び西側諸国における最大の宿敵国。


失われた竜の都

ミリムが支配する領地。国家としては機能しておらず、住民による共同体である。住民は一見すると人間だが、実は龍人族であり実力も高く、軍隊がないのではなく国民全員が戦えるため必要が無いだけだった。また、閉鎖的なために料理という文化(概念)がまったく無かったが、テンペストとの交友で文明の遅れを自覚した模様。


獣王国ユーラザニア

カリオンが支配していた獣人族中心の王国。クレイマンの企みのとばっちりでミリムに吹き飛ばされたが、ミリムの支配領地となった。また直前に友好国となっていたテンペストの手助けもあってミリムの領地となり、新たな首都として摩天楼が建設される予定が立っている。果物が名産品。


天翼国フルブロジア

フレイが支配していたハーピィ中心の国。希少金属や宝石がよく取れる。天を貫く山脈の中心部をくりぬいた都市では、翼を持たない者は入れない。フレイがミリムの配下となったために、現在はミリムの領地となっている。


傀儡国ジスターヴ

クレイマンが支配していた国。ダークエルフを始めとした魔物が住んでいたが、大半は奴隷階級。元々は魔王カザリームの支配地であったが、レオンに倒された後に配下のクレイマンが継承した。現在は、クレイマンがリムルに敗北した事からミリムの領地となっている。遺跡があり、その奥地にはミリムの友であったドラゴンが封印されていたが、現在は解かれている。


白氷宮(氷土の大陸)

永久凍土の氷原に存在する、魔王ギィの領地に建つ城。普通の生物は生きていけないので、悪魔族のギィやその配下、及び魔王級に相当する人物以外は足を踏み入れることすら出来ない。そのため国民はおらず、国家ではない(もっとも配下一人だけでも軍事力としては十分であるのだが)。ヴェルドラはある理由からここには足を踏み入れない。


黄金郷エルドラド

海を隔てた別大陸にある、魔王レオンの領地。面積は地球のオーストラリア以上。中央に年中噴火している巨大な火山があるが、魔法による気流操作により都市に噴煙や火山灰が降り注ぐことはない。

金属鉱床が多く、特に金鉱脈が豊富。人間社会とも密かに取り引きを行い、栄華を極めている。

ルベリオスにおけるグランベルの反乱騒動後、魔国連邦と友好的に交流が開始された。


不毛の大地

ルベリオスの西に位置する、巨人族の魔王ダグリュールの領地。他国との交流に乏しく、東の帝国以上に謎が多い。


関連タグ

転生したらスライムだった件


迷宮都市オラリオ(ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか):地下に巨大な迷宮を擁する国家であり、多様な種族が住まう他に他国の追随を許さぬ強大な軍事力を持つ点が同じ。

しかしながら、無法者による犯罪やテロ、派閥間の抗争など血生臭い事件が頻発しているため、魔国と対照的に治安は悪い。そして何より重要なのが、ほぼ全ての住民にモンスターへの恐怖が染みついているということ。具体的には、喋る魔物が一体いるだけで都市全土が大パニックに陥るほどである。実際、ミリム声が同じ竜の娘が街中に現れたことで国を揺るがす大事件に発展した。


この魔物に対する恐怖については、宗教ではなく太古の時代から魔物の脅威に晒された経験からくるものであるためルベリオス以上に根が深い難問となっており、共存への糸口が未だに見えていない。中にはヒナタ以上に魔物への怒りが突き抜けた人物もいる(しかもこの人物、魔物に対しては攻撃力が超向上するスキル持ちという徹底した魔物キラーである)ほどで、魔国連邦にとっては最も仲良くするのが難しい国と言っても過言ではない。


アインズ・ウール・ゴウン魔導国(オーバーロード):「国のトップと幹部陣が(ほぼ)人外で固められた君主制大国家」「建国から日が浅いにもかかわらず周辺国家に多大な影響を及ぼしている」「全ての種族が共存出来る理想郷を標榜している」「食料事情・食文化が世界水準からしても異常に発達している」「非常に治安が良く重犯罪はゼロに近い」「強大な軍事力・技術力・戦力を有する」など共通点が多い別作品の国家。ただしこちら(魔国連邦)と比べて娯楽・教育面ではまだまだ発展途上・試行錯誤の段階にあり、(アンデッドを除いて)人材不足にも悩まされている。


最大の違いは「勢力・領土拡大における手段」「人間(人類)に対する認識」。

前者はこちらが「森の管理者や古の魔王等上位存在からの承認」「氏族全体の自主的かつ好意的な恭順」「領土ではなく巨大経済圏による支配」と温和に進めているのに対して、「力による世界征服を推し進めている」「敵対勢力の制圧・属国化が殆ど(滅亡した集落・国家もある)」であり、領土の拡充・支配を精力的に進めている。

後者はリムル(≒魔国連邦)の思想として「友好的ならば手を取り合い、敵対するなら相応の報いを」「魔物と一緒で良い奴もいれば悪い奴もいる、全てが敵ではない」のスタンスを取り、優秀な人材なら要職にも積極的に採用するし、多くの人類国家の要人たちとも信頼関係を築いているなど『対等な存在』と見做している。

対してあちらは表向きこそ平等としているが、真の支配層であり過剰な人間種蔑視・反人類思想の住人ばかりの《アインズ・ウール・ゴウン》にとっては『下等生物』『餌』『面白い玩具』にしか過ぎないなど実態としては『どうなろうと知ったこっちゃない』、奴隷なんかよりも酷い最底辺の扱いデミウルゴス牧場(リンク先ネタバレ注意!)が最たる例である。

別作品同士な上にコラボやクロスオーバーも無いため杞憂ではあるが、もしも最初は友好関係を築けたとしても、これらの違い(真相)を互いが知ったならば修復不可能な亀裂が入り国交断絶、最悪全面戦争突入もあり得ないとは言い切れないのが恐ろしい所である・・・

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