概要
ネガティブシンジケートの一角。
数万年前に宇宙から飛来した「破壊神ゴードム」を崇めており、プレシャス『ゴードムの心臓』の力で4万年ほど前に栄えた古代文明であった。
世界中に伝わる「海の神と契約して力を得る神話」(日本で言う海幸彦と山幸彦)の元になったとされ、ガジャ曰く、自分たちの力を恐れた人類によって封印されたらしい(LAST.Taskでガジャが自らを封印した際のセリフから察するに冒険者が関係しているようだが…)。
海水からエネルギーを取り出すシステムなど現代を遥かに凌駕するレベルの科学力を誇る。
Task.1でボウケンジャーたちが海底遺跡を調査に訪れ、ボウケンブラックが遺跡のパズルを解いてしまった為に4万年もの封印が解除されてしまった。なお、ゴードム文明の遺跡自体は海外にも存在しており、かなり広い勢力を持っていたと推測される。
指導者(事実上のボス)+戦闘員+数体の巨大戦力という構成で、戦隊恒例の所謂「今週の怪人枠」は存在しない(この点はダークシャドウとは対照的である)。そのため、プレシャスが怪人となる回での登場が多かった。
LAST.Taskにてボウケンジャーに敗れたガジャが自らを再封印した事で事実上、ゴードム文明は表舞台から姿を消した。
使用モチーフは主に『秘密戦隊ゴレンジャー』と同じく古代文明がモチーフの『超力戦隊オーレンジャー』である。
プレシャス
- ゴードムの心臓
海底遺跡の溶岩地帯に安置されていたプレシャス。
触れると大量に偽物を分身させて爆発する特性を持っているが、(封印当時の)人類には壊す手段がなかった事を見抜いたレッドによって連鎖的に爆破するという形で攻略された。
遺跡近くの海岸にある祭壇に設置し「ガードム…ゲードム…」と唱える事で赤く変色し、巨神ゴードムを起動させることが可能だが、巨神ゴードムは倒され、ボウケンジャーに回収された。
真墨はレッドを出し抜いてこれを売却するつもりでいたが、逆にレッドに助けられ、ボウケンジャーに残るきっかけとなった。
プレシャスバンクに保管されており、リュウオーンによってプレシャスバンクが破壊された後も無傷の状態であった為にガジャによって奪われてガジャドムへ進化する際の触媒となった。
- ゴードムの脳髄
ゴードムの心臓と対をなすプレシャス。
うちの一つは南米のドイル大密林の神殿跡地にあり、「ガガガム…ゲードム…」の呪文で解放された。
解放に際し、同行者のうち一人を仕掛けに利用する必要があり、リュウオーンがその犠牲となるも脱出され、強奪されそうになるが、ボウケンジャーによって保護された。
ガジャドムはこれを取り込んでゴードムそのものへの進化を目論んだが、プレシャスバンクとは別の場所に保管されており、レオナという少女が持ち出していた事でその野望も潰えた。
構成員
大神官ガジャ
演:大高洋夫
40000年の眠りから覚めたゴードム文明の指導者。
デザインモチーフは、『秘密戦隊ゴレンジャー』の気球型メカ・バリキキューン。
カース
ゴードム文明の戦闘員。石とガジャの魔力から生み出される。
状況によっては他のネガティブに貸し出されることもある。
海賊戦隊ゴーカイジャーの劇場版『空飛ぶ幽霊船』にも、ネガティブの戦闘員を代表して登場した。
デザインモチーフは、『超力戦隊オーレンジャー』に登場したタックルボーイと思われていたが実際にはロボモチーフは無い。
ゴードム文明の戦力
巨神
ゴードム文明の粋を結集して作り上げた巨大戦力。
ただし、劇中に登場した純粋な巨神は、ゴードムとガガドムの2体だけであった。
Task.20に登場したガガドムは、クエスターに奪われてクエスターロボに原理を悪用されてしまう。
巨神以外の巨大戦力についても含め、詳細は当該記事にて。
ゴードムエンジン
プレシャス『レオン・ジョルダーナの画帳』のパラレルエンジンの設計図を元にガジャがその理論を逆転させて作り出した機械。
所謂アンチ・パラレルエンジンで、パラレルエンジンの機能を阻害する特性を持つ。サイレンビルダーで初採用されたネオパラレルエンジンはこの特性への対策が為されている。
ガジャが自身の体に大量のプレシャスと共に取り込みガジャドムへ進化したりした。
Vシネマ『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』では、このゴードムエンジンを使って、ツエツエ、
ガッジャー電撃隊
ガジャ「我ら、ガッジャー電撃隊!(自分を指差して)…ビッグワン。」
↑東方不敗とマスター・シャーフーは登場しません。
本編には登場しない悪の戦隊。
Task.45のミニコーナー『30戦隊大百科スペシャルファイル』の「悪の戦隊」特集にて、ガジャが4色のカースを引き連れて結成した戦隊。
『ジャッカー電撃隊』のパロディで、配色も共通している。ジャッカーのリーダーは赤ではなく白なので、ガジャは自らを「ビッグワン」と称した。
関連イラスト
関連タグ
ネガティブシンジケート-ジャリュウ一族・ダークシャドウ・クエスター
妖怪軍団:主人公たちによって封印が解かれてしまった敵組織。
マトリンティス-同じく海中に没した古代文明である。
脳人-同じく一般怪人を保有していない組織。怪人自体は登場するがこの組織にとっては敵扱い。
地底冥府インフェルシア→ネガティブシンジケート→臨獣拳アクガタ(臨獣殿)(幻獣拳)