各国における反露
ウクライナ
1918年、ロシアによる支配から完全に脱却して独立。
しかし、1917年に勃発したソ宇戦争にて1921年に敗北。翌年、全国土をソ連により奪われた。
1932年から1934年にかけて、ソ連によってホロドモールと呼ばれる計画的な飢餓を起こされた。
1991年、ソ連崩壊に伴い独立。
2014年、ロシアがクリミア半島を不法的に占拠したことによって反露感情が増加。
2022年にロシアがウクライナへと侵攻したことにより、2023年3月現在もロシアと交戦中。
アメリカ合衆国
NATOの事実上の盟主国。
冷戦にて資本主義国の盟主であったため、共産主義国の盟主だったソ連と敵対した。
ソ連崩壊後も、ソ連を事実上継承したロシアと敵対を続けている。
ロシアによるウクライナ侵攻において、ウクライナを支持したことにより対立が激化中。
ポーランド
ロシア帝国によるポーランド分割や、ソ連によるポーランド侵攻などによってロシアに侵略された歴史がある。その間、ソ連によるカティンの森事件により約2万5千人ものポーランド人捕虜が虐殺された。冷戦ではソ連によって傀儡化されたが、1989年後に民主化。のちにNATOや欧州連合に加盟し、明確にロシアと対立した。
日本国
幕末には一時期、対馬をロシア軍に占拠された。しかしイギリスがロシアに対して圧力をかけたことでロシア軍は対馬から退去し、日本は対馬を再び実効支配できるようになった。
近代化を遂げた後、日英同盟を締結し、日露戦争においてロシア帝国に対して勝利。しかし、太平洋戦争ではソ連が日ソ中立条約を破棄して降伏寸前の(及び降伏後も)日本へと侵攻した。その後、ソ連における日本人捕虜がシベリアに抑留され、強制労働させられた。
(日本が降伏した後にソ連軍が侵攻した)北方四島がソ連及びそれを継承したロシアによる不法占拠を受け続けている(北方領土問題)。
アメリカとの間に日米同盟を締結し、NATOとも友好関係を築き、前述した北方領土問題もあってロシアと対立している。
大韓民国
現在も事実上続いている朝鮮戦争において、ロシアは(韓国と交戦中の)北朝鮮を支持している。
韓国はこれに対抗するために、アメリカとの間に米韓同盟を締結し、NATOとも友好関係を築いてロシアに対抗している。
フィンランド
かつてロシア帝国の事実上の属国で、クリミア戦争後に反露感情が爆発した。
フィンランドの独立運動家・コンニ・シリヤクスは、日露戦争中に日本の支援を受けて反露運動を展開。フィンランドは1917年にロシアから独立した。
しかし、冬戦争にてソ連軍による侵攻を受ける。シモ・ヘイヘなどの活躍もあり善戦したものの、最終的に講和。領土をソ連に割譲した。その後、継続戦争において失地奪還を試みるも失敗。その後、ロシアとの関係は緩和された。
しかし、ロシアによるウクライナ侵攻後にロシアとの対立が再燃。2023年にNATOに加盟した。
トルコ
オスマン帝国時代、露土戦争にてロシア帝国と交戦するも敗北。その後、日露戦争における日本の勝利は高く評価された。
冷戦期に、ソ連に対抗するためにNATOに加盟。ソ連が崩壊した後も、ソ連の事実上の継承国・ロシア連邦に対抗するためにNATOへの加盟を続けている。
アゼルバイジャン
黒い一月事件やナゴルノ・カラバフ戦争においてロシアがアルメニア寄りの立場を表明し、反露感情が存在する。