亀ポケモン
かめぽけもん
亀の姿をしたポケモンの総称である。
概要
亀の姿をしたポケモンの総称。毎世代ではないが多くの世代に、異なる種類の亀をモチーフとしたポケモンが登場する。
亀の固い甲羅と緩慢な動きのイメージからか、素早さが低く防御が高いポケモンが多く、また体重も全体的に重め。しかし、「からをやぶる」の習得者が増えてからは鈍足というイメージも変化しつつある。
- しかし、実際の淡水性の亀は、緊急時になるとかなり速く走れることもある。
御三家にも2回選ばれており、この2系統を含め6系統も存在するため、犬ポケモン、猫ポケモン、鳥ポケモン、魚ポケモンなどに次いで、ある意味定番化したジャンルといえるだろう。
亀ポケモンの一覧
たね | 1進化 | 2進化 | モチーフ |
---|---|---|---|
ゼニガメ | カメール | カメックス | ゼニガメ→ミノガメ→カメバズーカ |
コータス | - | - | リクガメ+ゾウガメ |
ナエトル | ハヤシガメ | ドダイトス | リクガメ+アクパーラ+玄武※1 |
プロトーガ | アバゴーラ | - | プロトステガ |
バクガメス | - | - | マタマタ+タラスク※2 |
カムカメ | カジリガメ | - | カミツキガメ |
霊獣ラブトロス | - | - | 玄武+スッポン |
テラパゴス/ノーマルテラパゴス | - | - | 『浦島太郎』の亀(ウミガメ)+ガラパゴスゾウガメ+アクパーラ |
※1玄武が象徴する地形は山脈である。
関連イラスト
余談
- アニメやゲームなどの関連作品では、サトシのゼニガメの「ハイドロポンプ」、カキのバクガメスの「ドラゴンテール」や「ポケゾリジャンプ」での描写、『NEWポケモンスナップ』におけるカメックスの飛行方法やゼニガメを背中に乗せる飛行描写(参照)、アバゴーラの牙と「アクアジェット」、コータスやバクガメスのタイプ、霊獣ラブトロスの設定と描写(「玄武」「命の守護者」「飛行能力」)など、ガメラを意識したと思われる描写が散見される。
- この様な現象(ポケモンに限らず、世界中の多くの作品における亀関連のトピックに関して、ガメラにばかりオマージュが集中する)が見られる理由としては、ガメラがアイコンとして機能してきただけでなく、「亀のモンスターをヒーローとする作品」自体が非常に少ないことが関係しているからだと思われる。「亀のヒーロー」を主役とするメジャーなシリーズは、他にはたとえば『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ(TMNT)』などごく僅かしか存在しないし、『TMNT』はあくまでも「人型の亀」である事も無関係ではないだろう。
- 『TMNT』自体にもガメラへのオマージュが存在する(例えば、2012年のシリーズに登場した「トッカ(Tokka)」は、姿や能力や性格の全てが明確にガメラを意識していた)。
- また、戦後のポップカルチャーの黎明期において、「アイコンとして確立」されてきた「亀のヒーロー」は実質的にガメラ(1965年デビュー)が最古である事も関係していると思われる。