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悪戯仕掛け人の編集履歴

2023-12-04 18:12:41 バージョン

悪戯仕掛け人

まろーだーず

『ウィザーディング・ワールド(魔法ワールド)』に登場する四人組。原語では「Marauders(マローダーズ)」。ジェームズ、シリウス、リーマス、ピーターのこと。

「我ここに誓う。我よからぬ事をたくらむものなり」



概要

ウィザーディング・ワールド(魔法ワールド)』に登場する四人組

ジェームズ・ポッターシリウス・ブラックリーマス・ルーピンピーター・ペティグリュー


原語版では「悪戯仕掛け人」ではなく「Marauders(マローダーズ)」である。

意味は襲撃者、徘徊者。

原作者曰く、ピーターだけがマローダーズをそのままの意味で捉えてしまっていた。


全員がグリフィンドール寮の同学年で、ホグワーツで様々な悪戯や冒険を繰り広げ、「Marauder's Map」というホグワーツの地図を製作した。


リーダー格はシリウス・ブラックジェームズ・ポッター

「Black and Potter. Ringleaders of their little gang.」とマクゴナガルから言われており、日本語版では「いたずらっ子たちの首謀者」と訳されている。


誤訳と日本における勘違い

原作者によると、彼らが自分たちを「Marauders」と呼んでいたことは公式設定である。


Marauder's Mapの中の記述には、

「Messrs Moony, Wormtail, Padfoot and Prongs

Purveyors of Aids to Magical Mischief-Makers are proud to present」

という一説があり「Mischief-Makers(悪戯仕掛け人)」という言葉が登場する。


しかし、この一節全体を正確に訳すと

「我らはムーニー、ワームテール、パッドフット、プロングズ

魔法の悪戯仕掛け人のためのお助け道具の調達人」

ここに自信をもって提供する一品」

となる。


つまり、四人が「悪戯仕掛け人」を自称しているというのは誤訳であり、「悪戯仕掛け人」というのは彼らが地図を託した未来の悪戯っ子たちのことになる。


時に、「悪戯仕掛け人(Magical Mischief Makers)というのはジェームズたちの自称で、彼らのあまりの行いの酷さに周囲は彼らをマローダーズ(Marauders)と呼んだ」という説が公式設定であるかのように提示されることがあるが、間違いである。


四人は自身たちのことを「Marauders」としか呼んだことがなく、作中(そして作者の設定)に出ている限りでは周囲も同じである。


もっとも、日本のファンダムでは「悪戯仕掛け人」と呼ばれることが多い。


一覧

変身する動物名前異名
鹿ジェームズ・ポッター(James Potter)
俺について来い
プロングズ(Prongs)
シリウス・ブラック(Sirius Black)
シリウス・ブラック
パッドフット(Padfoot)
リーマス・ルーピン(Remus John Lupin)
狼少年
ムーニー(Moony)
ピーター・ペティグリュー(Peter Pettigrew)
ピーター・ペティグリュー
ワームテール(Wormtail)

全員動物に変身でき、それに基づいた異名を持っていた。

これは一人はWerewolf、三人はAnimagusであるため。


また、彼らの間だけでなく、リリー・エバンズと親密になってからは彼女も使っていた。

ワームテールに関してはDeath Eaterも使っている(詳細後述)。


ジェームズの渾名。牡鹿。由来はジェームズが変身する牡鹿の角の枝分かれ"prong"から。


シリウスの渾名。黒犬。由来はシリウスが変身する犬の足"foot"の肉球"pad"から。


また脱獄後のシリウスは「スナッフル」という異名を使った。由来は鼻をくんくん言わせる犬の仕草"snuffle"から。


リーマスの渾名。人狼。由来はリーマスが変身する人狼→満月から月の形容詞"moony"より。


ピーターの渾名。ネズミ。由来はピーターが変身するネズミの尻尾"tail"がミミズ"worm"を連想させることから。

他、リリーからは「ワーミー」とも呼ばれた。


忍びの地図

原語版では「Marauder's Map」。Marauder(徘徊するもの)≒忍びというわけである。


ホグワーツ全域を網羅した詳細な地図。


普段はただの羊皮紙だが「我ここに誓う。我よからぬ事をたくらむものなり」と唱えて杖で叩くと地図に変化する。(「いたずら完了!」で元に戻る)


更に、「ホムンクルスの術」と呼ばれる高等魔法により、なんと敷地全域の人間の名前と動きを捕捉することが可能。


公式サイトの記事「The Marauder’s Map」も参照。


来歴

友情の結末

彼らがホグワーツを卒業する頃にはヴォルデモートと彼が率いるDeath Eaterが魔法界に暗い影を落としており、その支配を拡大していた。そのため、四人はアルバス・ダンブルドア率いる不死鳥の騎士団に創設メンバーとして入団し、闇の勢力との戦いに身を投じることになる。


そんな中ジェームズは交際していたリリー・エバンズと結婚し、息子ハリー・ポッターをもうける。


ダンブルドアはシビル・トレローニーの予言とセブルス・スネイプの離反によりポッター家がヴォルデモートに狙われていることを察知、自らが「Secret Keeper(秘密の守り人)」になろうとするもジェームズから断られる。

そしてハリーのGodfather(名付け親、後見人、代父)のシリウスがKeeperとなるが、シリウスは世間の誰もがシリウスをKeeperと思い込んだのを逆手に取り、ダンブルドアをも騙す形でピーターをKepeerに変更した。───これをきっかけに彼らの結束は崩壊していく。


実はピーターは既にヴォルデモートの手の内にあり、ジェームズの居場所を密告したのである。

ジェームズとリリーはヴォルデモートによって殺害され、シリウスはピーターの裏切りを知り彼を追跡するも逆に罠に嵌められて大量殺人の汚名を着せられる。ピーターはそのまま鼠に変身して逃走、シリウスはバーテミウス・クラウチ・シニアの手によりアズカバンに投獄されることになる。


最後の最後

蘇りの石でハリー・ポッターの前に現れたマローダーズは、父ジェームズ・ポッター、母リリー・ポッター、代父シリウス・ブラック、恩師リーマス・ルーピンと、ピーターが抜けてリリーが新たに加わっていた。(参照)


二次創作では

ファンアートでこの四人が描かれる際は、学生時代の姿で描かれることが多い。


若かりし頃の姿のため四人とも容姿が整っていることがある。

原作で容姿が整っていると描写があるのはシリウス・ブラックのみであり、他の三人は言及されていないが、ジェームズ・ポッター原作者インタビュー美形と述べられている。


四人とセブルス・スネイプリリー・エバンズをはじめとした世代は「親世代」と呼ばれ、『ウィザーディング・ワールド(魔法ワールド)』/『ハリー・ポッターシリーズ』の二次創作では最も人気のあるジャンルである。


関連イラスト

ホグズミード悪戯されたい!

とある一室そろそろ本気出す

「さて、どちらにしようか」2016年


関連タグ

ハリポタ 親世代 グリフィンドール

ジェームズ・ポッター シリウス・ブラック リーマス・ルーピン ピーター・ペティグリュー

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