「いつか-」
「どこかで、誰かが私を倒すでしょう」
「けれどそれは今ここではなく、貴女にでもない」
CV:和泉風花
変身者の詳細→柊うてな
概要
柊うてなが変身した姿。黒いマスコットキャラクターであるヴェナリータに選ばれたことによって、悪の組織「エノルミータ」の女幹部となって、魔法少女「トレスマジア」と戦う悪女。
元々からエノルミータの幹部であったが、後に組織内での下克上を起こすことになり、エノルミータの総帥になる。
この名前は自称で、マジアサルファ(天川薫子)に「あなたたちの悪となるもの」と名乗っていることと、命名の前にドイツ語の話題が出ていること、サルファが「悪(ベーゼ)」と発言したことから、作中としてはトレスマジアの「マジア」に対する「悪="Böse"」として名付けられたと考えられる。中文(繁体字)版の単行本ではこの解釈に従って「瑪吉雅邪惡(マジヤシェイウァ)」と意訳されている。
ファンの考察としては「ベーゼ」と同音で「口づけ」という意味のフランス語"baiser"もある。日本で市販されているグッズ(参考)をはじめ英語版の単行本(電子書籍のみ)やアニメの海外字幕でもこちらの綴りが採用されているが、フランス語版の単行本では前述のドイツ語に近い "Magia Bôse" となっている。
上記以外では「『クソヤバ女』なので“ア”を“ヤ”に変えると『まじやべーぜ』になるから」というネタ的な解釈もある。
外見はフリルの付いた白いスカートや悪魔の羽を模した装飾、エナメル生地の手袋など、魔法少女と悪の女戦士のコスチュームを足して2で割ったかのような服装をしている。
悪の戦士らしく露出度も極めて高く、特に胸はニプレスのみと言う大変けしからん事になっている。スカートやズボンである程度誤魔化されているが下半身も正面からはギリギリ見えてないレベル。5巻の応援店限定リーフレットやアニメ設定画ではコルセットは外せる様子。また犬歯から臼歯にかけての歯が全て肉食恐竜の様な鋭い牙と化している他サキュバスのような角など、人外化が進んでいるかのような特徴も多く見受けられる。
戦闘能力
【支配の鞭(フルスタ・ドミネイト)】
触れたものを魔物に変え、意のままに操る(連載時は「フルスタ・ドミナツィオーネ」となっていた)能力を持つ。通常の打撃にも使用している。なおタコなど「意思があるもの」については魔物に変えても「操りづらい」らしい。
【メナスヴァルナー】
episode24で初登場。他のメンバーが攻撃にかっこいい名前をつけているのをみて名付けた技。支配の鞭に魔力を込めて振るうことでギゴンという効果音と共に黒い斬撃(か衝撃波)を放つ技。episode24では真化アズールに受け止められて(?)しまったが傷は負わせており、episode30でのサルファとのタイマンではクリーンヒットさせ軽くないダメージを与えた。
トレスマジアとの戦いの際には人質などの卑劣な手段は使わず、持てる力(と欲望)をぶつけて戦っている(ただし相手が魔法少女以外なら話は別である)。
魔物化の能力もあってか戦闘での頭は回る様子。ちなみにマジアアズール(水神小夜)からは「手癖が悪い」と言われている。
エノルミータ構成員の強さを示す肌に刻まれた「黒星」の数は2つ(角にも星はあるが肌に刻まれていないからか作中でこちらはカウントされていない)。
しかし彼女のみ興奮や怒りなどの感情の昂りと共に、肌に刻まれた黒星が異常な数にまで増殖し、多い時には現時点で確認される最大数の4つを遥かに上回る数の黒星が確認されている。
後にエノルミータ側ではレオパルトに続いて「真化」を獲得した。
強化形態
エノルミータの首領であるロードエノルメとの戦いにおいて、「脳内で相手の姿を少女(幼女)にすることで、自身のテンションを上げる」と言う手段によって自身の魔力を爆発的に増加させることに成功し、それによってロードエノルメを倒すことに成功する。
その際に、肌には大小を問わずに無数の黒星が刻まれ、瞳の形すらも黒星の形に変化する。その圧倒的な力によってロードエノルメを倒した後に、「彼女を全裸に剥いて尻たたきを行い、泣きながら「ごめんなさい」を言わせる」という最大の屈辱を味わわせる。ロードエノルメを倒したことで、彼女がエノルミータの総帥となる。
これ以降角が上に尖り長髪となった姿を強化形態として得た。
のちに後述の暴走後、滝行を通して「理性」と「欲望」をひとつとしたことで、現在はこちらの姿が基本形態になっている様子。ちなみに単行本9巻のおまけ漫画では、キウィから「興奮して乳首が立ってるみたいなもの」と言われている。
戦闘は変わらず支配の鞭とメナスヴァルナーがメインウェポンである。加えて支配の鞭を使わないでも魔物を生成できるのか(それとも別所に取っておいたのか)、ポータルを開きそこから魔物を召喚することもできる。
【メナスロンド】
episode31で初登場。相手の周囲に支配の鞭を伸ばし、収束するようにメナスヴァルナーが放たれる技。強力な技であることは窺えるが真化したサルファの攻撃で相殺されたり、高速移動で全て回避されたりと今のところハッキリとしたダメージを負わせられたことがない不遇の技。真化時での使用に期待である。
暴走形態
_咲いた
_斯くも醜き
_欲望の華が
トレスマジアとの決戦で膨大な魔力を抱えてしまい、周りを巻き込んだ暴走状態。本人の意思はなく、理性の伴わない欲望のままに力を振るう。
ヴェナはここが目的だった様子。
全身に星模様が現れ蜘蛛の巣のように見え、さらに肌が黒ずんで見えるようになる。黒い触手と蜘蛛の糸を武器としており、触手を突き刺し侵食することでマゼンタを操ったり(これがマゼンタの真化に大きな影響を与えた)、触手を振るいメナスヴァルナーを放つのかアズールも耐えられないほどの激しい痛みを伴う傷を負わせた。
暴走を止めるため真化レオパルトから一撃を貰うも、反撃に黒い魔力を放出しトレスマジアとエノルミータの面々をまとめて取り込もうとしたが、シオちゃんズの介入で胸に大剣を突き刺され活動停止、解除された。
ヴェナ曰く、この形態は無防備な魔力の塊であり「痛いところを突かれた」とのこと。
関連イラスト
関連タグ
阿良河キウィ(レオパルト) 杜乃こりす(ネロアリス) 阿古屋真珠(ロコムジカ) 姉母ネモ(ルベルブルーメ)
ジョーカー(バットマン):敵対者に対して歪んだ愛情を抱く悪役繋がり。
マキマ:敵対者に対して歪んだ愛情を抱く悪役その2。彼女は厄介オタクと言う点も共通している。
愛染マコト(チェレーザ):自らの描く「理想のヒーロー像」をヒーローたち本人に押し付ける厄介オタク繋がり。ただしうてなの場合はその「理想」を実現させるために自身は喜んで悪役を演じているのに対し、愛染はその理想を自らに当てはめて自分がヒーローとなるために自演行為などの悪事(?)を働いている。
ブレイバーン:同時期に放送されたアニメで主人公に度を超えた歪んだ感情を持つ主人公専用機。更に正体が人間であることも共通している
プルーン(ボンバーガール):何処となくコイツに似ていると言う声も。
真化形態
※この先、『魔法少女にあこがれて』第45・46話のネタバレが含まれます。
……
その意気やよし
…と言いたいところですが
「どんな手を使ってでも」というのは頂けませんねぇ
そのセリフは悪の組織(わたしたち)の為にあるものです
_...そうですね
_ならばこちらも
_相応の対応をさせていただかなければ
_ 真 化
夜蜘蛛の帳(よぐものとばり)
第45話で初変身、第46話で本格的に登場した、マジアベーゼがさらに変身した姿(真化については、第42話にてヴェナリータから「いつでも可能」と言われていた)。黒く角張った角がおでこから2本生え、胸元は下部分だけを残し隠され、かなり角度のきついハイレグ姿となる。
暴走形態を思わせるような膨大な魔力を纏っており、顔の星模様は蜘蛛の巣のように見える。
宙に浮いたマントから相手に全く気づかれない程の速度で蜘蛛の巣を射出し、相手を絡め取って拘束する【マリネネスト】や、マントを大きなカーテンとして周囲からの視界を遮断する【蜘蛛の天蓋(バルダキン・アラクネ)】などの技を行使する。またマントの布部分を円錐状に丸めることで攻撃にも転用でき、サルファのパンチとぶつけ合い打ち破った。
マントを介さずとも蜘蛛の巣を生成できるようであり、拘束だけでなく防御にも使用することでこちらもサルファのパンチを受け止めた。
支配の鞭はステッキのような形状になるが、先端に蜘蛛の巣をまとわせることで従来通りの振るう攻撃も可能。趣味(魔法少女を弄ぶ)用の魔物生成の能力ももちろん健在。一方で今のところ真化状態でメナスヴァルナー(およびメナスロンド)は使用していない。
さらにロードエノルメの能力であった質量で圧倒するタイプの魔物も召喚することができイミタシオを相手取った。
持ち前の魔力量もありトレスマジアほど反動がある様子はないが、episode48のイミタシオ光落ち作戦時では間の少ない三連続での真化なこともあってか戦闘中に解除されてしまい、イミタシオの大剣によるお仕置きでベーゼは星となった。本望であろう。
現時点で必殺技は不明であり、魔力に実質上限のないベーゼの特性も相まってまだまだ底が見えない真化である。