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ローズヒップの編集履歴

2024-04-02 20:41:12 バージョン

ローズヒップ

ろーずひっぷ

ローズヒップとは、バラの果実。もしくは、『ガールズ&パンツァー』の登場キャラクター。

曖昧さ回避


バラの果実

バラの果実の英語名「rose hip」。hipは果実の意。

色は赤やオレンジ色などでビタミンCを多く含む。商業的に流通しているのは栽培されたイヌバラの実がほとんどである。

関連タグ

バラ ノバラ イヌバラ ハーブ ローズヒップティー


『ガールズ&パンツァー』のローズヒップ

CV:高森奈津美


概要

聖グロリアーナ女学院の女子生徒。クルセイダーMk.IIIの戦車長及び聖グロのクルセイダー隊の隊長。誕生日は11月25日

劇場版』時点では学年不明だったが、本編スーパーバイザーの鈴木貴昭氏が構成を担当する『リボンの武者』にて、ようやく一年生であることが明かされた。ただ、スピンオフ作品での設定がアニメ本編では食い違う場合もあるので、今後の展開次第では違う学年設定になる可能性もなくはない。


人物

気品と優雅さに溢れる聖グロの中では珍しく常にハイテンションで落ち着きがなく、猪突猛進な性格をしている。何事に対してもスピード狂な面があり、「聖グロ一の俊足」を自称している。

走行中でも紅茶はこぼさないと言われる聖グロであるが、彼女の紅茶は常にこぼれまくりである。

その他、「マジですの!?」「やっつけますのよー!」「いざ尋常に勝負!」など聖グロの生徒らしからぬ言葉選びが目立つ。

これでも本人は努めてお嬢様らしく振舞おうとしているようだが、その半ば無理矢理なお嬢様口調をはじめ、日頃から廊下を走り回って注意されていたり紅茶を正しく淹れることすら出来なかったりとイマイチお嬢様になり切れていない(アッサムによれば「あれでも随分マシになった」らしいのだが…)。


ドラマCD5では、18人の大家族(家族構成は本人を除くと大黒柱である曾祖母、祖父母、父母、兄姉7人、兄嫁2人、その兄の子供が3人となっている)であることが判明する。

その生い立ちゆえに、何かと急かされる場面が多いことが前述の性格の一因となっているようで、他にも、洗い物を少なくしようとしたり自分の食事が誰かに取られることを警戒したりするなど、大家族ならではの所帯じみた一面を見せている。

ちなみに、ちゃっかり末っ子であることが判明している。


劇場版のコミカライズである「Variante」では劇場版の各場面が個別にクローズアップされているため、登場キャラクターの台詞も格段に増えており、従ってローズヒップの台詞も大幅増量「噂に違わぬお猛者……」などと暴走全開のお嬢様口調を披露してくれる。


意外なことにオレンジペコと同じく一年生にしてお茶のニックネームを与えられ、更に聖グロリアーナ三大戦車派閥のひとつである、クルセイダー隊の隊長という重要ポストを任されるほどの実力者なのである。ちなみに、クルセイダー隊の戦車長の名前はクランベリーバニラ、そしてピーチ(『最終章』第4話で判明するが、劇場版ノベライズではジャスミン)。その内、バニラは1年生であるが、自分より上の学年であるクランベリーやピーチに対しても物おじしない態度を取るなど、年上であろうが立場が同等もしくは自分よりも下の者には生粋の姉御肌な一面を見せる場面もある。

以前から搭乗していたのかは不明だが、同車両は整備性の劣悪さや他の戦車との足並みが揃わないことから、なかなか戦線に投入されることがなかった。

黒森峰女学園との準決勝戦では投入されたようだが、映像化はされていないため、劇場版のエキシビションマッチにて満を持しての初登場を果たしている。

ちなみに、大洗女子学園との親善試合に選抜されなかった理由は、「聖グロリアーナらしい気品がないから」とのこと。それでもクルセイダー隊の隊長である


事実には反するが「彼女の戦車が静止している場面はない」とまで言われるほど、彼女が指揮するクルセイダーは終始うろちょろチョコマカ動き続けており、狙ってなのかたまたまか、それが敵の狙いを撹乱し味方を掩護する結果になっている場面もある。

ダージリンがローズヒップに向けた台詞は半分くらいが彼女を制する言葉である。ただし、命令は忠実に聞くようで「戻りなさい」と言われると必ず帰ってくる。


なお、言うまでもないことだがローズヒップはクルセイダーの車長であって操縦手ではない。彼女のクルセイダーの機動それ自体は画面で描写されることのない操縦手によるものである。ローズヒップの同類なのか、ローズヒップの無茶な指揮をそのまま機動に反映する素直な子なのか、気になるところだがその辺は個々の想像に委ねられている。


前述した通り、ダージリンからも認められた隠れた実力者なのだが、エキシビションマッチの顛末が後述の通りだったかと思えば、大学選抜チームとの戦いでは小細工なしの真っ向勝負で互角に渡り合うなど、その活躍にはかなりの落差が見られる。これらのことから、気持ちのノリ具合で実力が大きく変動するタイプなのだと思われる……って、なんかこういうタイプの人ばかりが集まったチームがあったような……?


活躍

  • 大洗女子学園と知波単学園の混合チームとのエキシビションマッチでは、自身を含めた4両のクルセイダー部隊を率いていた。
  • 巡航戦車特有の機動力を活かし、逃げるフラッグ車のあんこうチームを先回りして急襲するが、巧みに対処されて返り討ちに遭い、自分以外の3両を撃破される。
  • 不利を悟って一旦退くものの、プラウダ高校と合流すると再びあんこうチームを追跡する。が、クラーラが倒した信号機に引っ掛かってスリップすると、そのまま傍の旅館に突っ込む。この際、すんでのところで旅館玄関で停止していたクラーラのT-34/85に衝突、その衝撃で補助燃料タンクに引火して大爆発を起こすと旅館が倒壊。瓦礫に埋もれる。
  • しかし、奇跡的に走行不能になることなく戦線に復帰する。アクアワールド・大洗の駐車場で戦っているあんこうチーム目掛けて飛び込んで行ったが、致命的なノーコンで知られるあの河嶋桃の砲撃(流れ弾)が命中し、撃破される。あの河嶋桃に撃破されたのである……

大事なことなので2回言いました……


(ローズヒップの強襲が決まっていればそこで試合終了もあり得たので桃ちゃんのファインプレーではあったのだが、砲身が曲がっているとしか思えない変態ショット+ラッキーヒットだったため素直に賞賛してくれる人はあんまりいない。南無)


  • 大学選抜チーム戦でも、クルセイダーMk.IIIに搭乗して参戦。
  • たんぽぽ中隊に配属され、序盤でルミ中隊と交戦した際、対峙する両チームの中間地点を縦横無尽に駆け回ってはカール自走臼砲の砲撃に晒され、ダージリンに制止される。

「おのれぇ~ッ!!」「ローズヒップ、戻りなさい」


  • 遊園地跡に後退後、東通用門からの侵攻に備えて配置に就く。この際、侵入してきた敵先頭車輌がM24チャーフィーだと思い込んで突っ込んで行く。しかし、現れたのはチャーフィーではなくT28重戦車であり、危うく撃破されるところだったが、瞬時に危険を察知したダージリンの制止で難を逃れる。なお、この際には逃げ場のない狭い路地だというのに神業的な回避を見せており、懲りずにもう一回突っ込んではまた砲撃を回避するなど、地味にとんでもない機動を披露している。
  • 野外音楽堂に誘い込まれた際、ウサギさんチームによって転がってきた観覧車先輩によって敵の包囲網が崩れるのだが、ローズヒップが銃撃と砲撃を浴びせたせいで観覧車が向きを変えて味方の方に転がってきたため、アリサと桃から怒鳴られることに。

「あらぁ? 変ですわぁ」「変ですわぁじゃなーい!」「余計なことすんなーッ!」


  • もっとも、混乱から立ち直りかけて再包囲しようとしていた大学選抜チームを再び混乱に陥れているので結果オーライ。
  • 包囲網脱出後は、カバさんチームカモさんチームと共に行動し、カバさんチームの「マカロニ作戦ツヴァイ」に貢献している。
  • 終盤、チャーフィーと堀を挟んで一騎打ちの砲撃戦を繰り広げる。最後はリミッターを外してスピードを上げまくり、堀を飛び越えてすれ違いざまに砲撃し、見事撃破する。だが、勢い余ってそのまま壁に激突し、自身も走行不能となった。
  • その後、他のクルセイダーの搭乗員とチャーフィーの搭乗員らと共に紅茶を飲んでいた。ここでも周囲の面々が優雅に立っていたのに対し、1人だけ地面に座り込んで足を広げるというお行儀の悪さを晒していた。

  • 『最終章』では、冬季大会「無限軌道杯」の一回戦のワッフル学院戦で、(ローズヒップ車かは不明だが)クルセイダーが敵フラッグ車に突っ込んで被弾した隙に、ダージリン達が敵フラッグ車を撃破して試合に勝利している。
  • 二回戦のアンツィオ高校戦では、ダージリン達の本隊の背後を取ったアンツィオチームが攻撃にもたついている隙にダージリン達と入れ替わる形で他の2輌(1輌はすでに撃破されている)とともにアンツィオチームに突撃してせめぎ合っていたが、アンツィオチームの機転で2輌が河に落とされてしまい、慌てて逃走する。
  • だが実はそれは誘導で、ダージリン達が待ち伏せしている地点に誘い込み、調子に乗って追って来たアンツィオチームを見事撃破している。
  • 準決勝の黒森峰戦では、敵フラッグ車の部隊の救援に向かう逸見エリカら本隊を迎え撃つべく、ダージリンとクルセイダー隊とともに渓谷へ向かう。
  • 渓谷の左右の崖の上にクルセイダー隊を配置し、ローズヒップは(敵側から見て)左側の崖の上にバニラとともにエリカ達を迎え撃つ。だが、到来した砂嵐に紛れて崖の上を登って来たエリカ達にバニラが撃破され、ローズヒップはクランベリーとピーチととも後退(直後にピーチも撃破される)。
  • 赤星小梅パンターG型2輌の追跡を受けるが、ローズヒップはクランベリーとともに反転して小梅のパンターに突撃し、ターレットリング狙いの零距離接射して撃破を目論む。クランベリーの方は撃破出来たが、小梅が砲塔をわずかに旋回したことで狙いを外され、そのまま返り討ちに遭い、クランベリーに後を託した。

余談

これまでの聖グロ像を覆すその振る舞いからか、二次創作では「庶民出身」「ダージリンに資質を見出されて小隊長に抜擢された」といった内容のものが散見され、ドラマCDでは上述したように実家が大家族であることが判明したほか、その直向きさをダージリンに高く評価されている(ただし、同時に体よく遊ばれてもいる)。

少なくとも、食事中にごはんの取り合いが起きるような騒がしい家庭で育ったことや、テーブルマナーを聖グロリアーナに来てから教わったことを鑑みても、上流階級の出身であるとは言いがたいだろう。

またダージリンには大洗でのエキビジョンマッチでみほのⅣ号戦車がフラッグ車のチャーチルを狙ってくるのを前提としたうえでなすべき行動を考えるように課題を与えられたり、大学選抜チーム戦での前述のようにT28重戦車に吶喊する彼女を制止したダージリンの口調は普段の冷静な彼女らしからぬ焦った感情的なものであり、「ダージリンに資質を見出されて小隊長に抜擢された」と言われるだけローズヒップが期待もされ、同時に可愛がられてもいると言える。


『リボンの武者』では、ダージリンから紅茶を淹れるよう指示される場面があるが、この時訪れていた来客は、鶴姫しずかの戦術の是非を問い火花を散らせていたヤイカ。そんな場面でローズヒップを指名した意図とはつまり……

また同話では、ほぼ同じタイミングを描いた、ダージリンとヤイカ達の2コマを行ったり来たりしている。こんなところでも相変わらず、ちょこまかと動いているのである。

後にダージリンが聖グロのタンカスロン参戦を表明した際、結成されたタンカスロンチーム「チンディット」に組み込まれる。


なお、劇場版ノベライズによると、オレンジペコはローズヒップとはソリが合わず、苦手意識を持っているということが判明している。

そういった事情もあり、オレンジペコはエキシビションマッチがあるまではローズヒップと交流がなかったのか、アッサムの指導によって「マシになる」前の彼女のことは詳しく知らなかった模様。


ゲーム「ドリームタンクマッチ」では、通常のクルセイダーの他にローズヒップ仕様のクルセイダーも実装されているのだが、これがローズヒップ同様とんでもないじゃじゃ馬であり、全車両中トップクラスの最高速度を誇る代わりに操作性が劣悪(パラメーター上ではほぼゼロ)。明らかにこの戦車だけアナログスティックへの反応が鋭敏に設定されており、直進のつもりで真上に入れたとしても、ちょっとでも斜めになれば即旋回、ドリフト操作なしでもよく滑り、操作に慣れない内は直進させるだけでも一苦労という非常にピーキーな設定になっている。ちなみに、通常のクルセイダーの操作性は良好である。


もっとらぶらぶ作戦です!』では、突っ走る際に強風が出たり、走って髪を乾かそうとして風邪を引いてしまったり、ピクニックでほかの皆がお茶を持参した中1人サイダーを持参してしまったり、庶民的かつ猪突猛進な一面が強調されており、オレンジペコをめでるダージリンを見て、勢いでアッサムに告白してしまっており、それ以降彼女との絡みも多い。

みんなのことを慕っており、自室にはみんなと撮った写真が何枚も飾っている。

ダージリン達と利き紅茶をやった際、紅茶を当てることが出来なかったが、何故か誰が淹れた紅茶かは分かるようで、それを見たダージリン達は真顔で引いていた。

彼女がメインの回は『~ですわ!』で統一されている。


スピード重視かつ猪突猛進な性格ゆえか、アンソロジーではアンツィオ高校ペパロニとの絡みも多い。


プラウダ戦記』では、中学生時代のローズヒップが登場しており、プラウダ高校との試合で疾走するアールグレイクロムウェル巡航戦車を見て戦車への憧れを抱くようになったようだ。なお、この時スカジャン姿の彼女が乗っていた自転車は、暴走族が乗る改造バイクのような派手な飾りつけがされた、いわゆるデコチャリだった


関連イラスト

フルスロットルですわー!!おととととととと聖グロ最速!返事だけはいいローズヒップ


関連タグ

ガールズ&パンツァー 聖グロリアーナ女学院 クルセイダー巡航戦車

ダージリン(GuP) オレンジペコ(GuP) アッサム(GuP) ルクリリ

クランベリー(GuP) バニラ(GuP) ピーチ(GuP)

ペコヒップ ローサム クルセイダーズ


ニッカ・エドワーディン・カタヤイネン:中の人ネタ。というより別世界のローズヒップ。エースな活躍よりトラブルが目立つのが特徴。ちなみに中の人がおりょうと同じキャラとは同期。

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