アークドライバーゼロ
あーくどらいばーぜろ
概要
『仮面ライダーゼロワン』に登場する仮面ライダーアークゼロが使用する変身ベルトにしてアークゼロの本体。本作において初めてネイティブではない英語音声が鳴る変身ベルトである。
内部には人工知能アークが格納されており、アークにとっての心臓部でもある。
外観はどことなく飛電ゼロワンドライバーに似ているがアークゼロへの変身にはプログライズキーは用いられず、前作のオーマジオウドライバーに続きスイッチのみで変身する方式。
機能
バックル上部の「アークローダー」を強く押し込むことで対消滅路「アークライズリアクター」を起動。内部に封入された流体金属で器とするヒューマギアに各装備を装着する「アークライズ」を行う。
「ライダモデル」を「ロストモデル」で打ち消しエネルギーのみを取り出すことで単体でギーガー8機分に相当する高出力を得ている。
変身シークエンスをよく見ると、隼、サメ、狼、マンモスといった第14話における雷の活躍で入手したと思われるライダモデルのモチーフとなった動物が悪意のデータによって苦しみながら溶けていく姿を確認でき、禍々しい様相を呈しているほか完成したアーマーが装着される直前のシーンをよく見るとマスクの部分が後継者のものになっている(専用のプログライズキーはこの時点で完成していたため、一応その姿への変身アイテムが揃ってはいた)。
さらに右側には未知の進化を遂げた際に対応するために「マージンブロック」という空白の領域を残しており…
本編終了後の『仮面ライダーゲンムズ』ではゼインの脅威に対抗するためとアークを造った償いで天津垓が新たに製造しており、新たなプログライズキーでアークワン同様に新たな仮面ライダーに変身した。
立体物
プレミアムバンダイから発売。アークワンプログライズキーを同梱しているため、スロットにプログライズキーを差し込めばアークドライバーワンへと変形する。
DXゼロワンドライバーをベースにはしているものの、外見やギミック、膨大なセリフ量など最早面影がない程に多数の変更がなされている(強いて言うなら背部がゼロワンドライバーとほぼ同一なことぐらい)。
アークゼロ、アークワン共に劇中でのシーンを再現できる他、互換性のあるプログライズキーをセットする玩具オリジナルの組み合わせも可能。
また、アークドライバーゼロの状態では、ゼロワンドライバーと同じ位置にオーソライズさせられる仕様となっている。
台詞の量や完成度はDXを通り越してCSMの領域であり、ファンからの評価も極めて高い。
放送当時は二次受注、ゲンムズ配信に伴って再販が行われた際には三次受注を突破したことからもその人気がうかがえ、一時期中古市場の価格が数倍に高騰していたほど。
あえて欠点を挙げるならばゼロワンドライバーと違ってスキャン時にドライバー側が反応しないため、ややオーソライズ時のスキャンが行いにくい程度か。
アークドライバー本体にはアークと或人、アークワンプログライズキーには或人とアズのセリフが多数収録されている。
余談
- 名称
公式サイトで公開される前のテレビ雑誌などでは「アークゼロドライバー」と紹介されていた。まあ雑誌などにおける名称の不正確さはよくある事ではあるが(仮面ライダーゴルドドライブなど)。
- 謎のプログライズキー
第35.5話でアズが謎のプログライズキーを所持していたが、このドライバーにプログライズキーが装着される物なのかは不明だった。
後に第42話で再登場し、同話でその名が明らかになった。その用途はやはり、仮面ライダーを生むためのものであり…
関連タグ
オーマジオウドライバー:ボタンを押すだけで変身や必殺技を発動できるシンプルな機構が共通。