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ロミオとジュリエットの編集履歴

2024-05-28 21:32:47 バージョン

ロミオとジュリエット

ろみおとじゅりえっと

劇作家ウィリアム・シェイクスピアによる戯曲。

解説

ギリシャ神話の『ピューラモスとティスベー』(『桑の木』)を元にした物語である。登場人物はフィクションだが、モンタギュー(モンテッキ)家は実在した一族。

現代においてもミュージカル、映画、オペラ、アニメなどの題材となっている。


いわゆる『シェイクスピア四大悲劇』の一つとよく勘違いされているが実際は含まれていない。


なお、中世の中でも具体的にはどの時代で、2人の主人公の家が対立している理由は何かは、具体的に書かれていない為、解釈やアレンジの余地が大きい作品とされている。


ストーリー

支配層(貴族)が血で血を洗う抗争を繰り広げていた中世のイタリアのヴェローナ。モンタギュー家の一人息子ロミオはロザラインへの片思いに苦しんでいる。気晴らしにと、友人達とキャピュレット家のパーティに忍び込んだロミオはキャピュレット家の一人娘ジュリエットに出会い、たちまち二人は恋におちる。二人は修道僧ロレンスの元で秘かに結婚。ロレンスは二人の結婚が両家の争いに終止符を打つきっかけになる事を期待する。


しかし、その直後、ロミオは友人と共に街頭での争いに巻き込まれ、親友・マキューシオを殺された仕返しにキャピュレット夫人の甥ティボルトを殺してしまう。ヴェローナの大公エスカラスはロミオを追放の罪に処する。一方、キャピュレットは悲しみにくれるジュリエットに大公の親戚のパリスと結婚する事を命じる。


ジュリエットに助けを求められたロレンスは彼女をロミオに添わせるべく、仮死の毒を使った計略を立てる。しかし、この計画は追放されていたロミオにうまく伝わらなかった。そのため、ジュリエットが死んだと思ったロミオは彼女の墓で毒を飲んで死に、その直後に仮死状態から目覚めたジュリエットもロミオの短剣で後を追う。事の真相を知り悲嘆に暮れる両家はついに和解する。


登場人物


ミュージカル

フランス版のものと、この話を元に作られた作品「ウェスト・サイド物語(ストーリー)」がある。

  • フランス版

2001年初演。脚本・作曲はジェラール・プレスギュルヴィック。

大まかなストーリーは原作とほぼ同じ。ただしブロードウェイミュージカルほど制約が強くないため、言語や上演地によって歌や筋立て、特に主人公2人の死に方に違いがある。

フレンチミュージカルとしては、「ノートルダム・ド・パリ」と並ぶ人気作品である。

日本では、小池修一郎演出の元2010年に宝塚歌劇団星組公演として上演。翌年2011年には梅田芸術劇場主催で上演。

2012年に本家フランスのカンパニーによる来日公演が行われた。

現在でも人気の演目として公演が重ねられている。


代表曲

・Les Rois du monde(世界の王)

・Aimer(エメ)


舞台を20世紀後半のアメリカ ニューヨークに移し、イタリア系アメリカ人とプエルトリコ系アメリカ人との2つの異なる少年ギャング団の争いと、そこで出会った2人の男女の悲恋を描く。

原作のジュリエットにあたる女性(マリア)が死なずに幕が下りるところなど、ストーリー展開にも違いが見られる。

1957年にブロードウェイで初演、その年のトニー賞最優秀振付賞、舞台美術賞を受賞した。

さらに4年後の1961年には映画化され、アカデミー賞では作品賞をはじめノミネートされた11部門中10部門を受賞した。また、映画のサウンドトラック・アルバムも空前の売り上げとなった。

日本では、1964年にブロードウェイのキャストによる公演、1968年に宝塚歌劇団において公演が行われ、1974年以降、劇団四季によって公演が重ねられている。

代表曲

・Tonight(トゥナイト)

・Somewhere (どこかへ)


本作をテーマにしたネタおよび作品


関連イラスト

ロミオとジュリエット


関連タグ

シェイクスピア 演劇 戯曲

恋愛 悲劇 悲恋

モンタギュー家とキャピュレット家

ロミジュリ


織田信忠松姫戦国時代に実在したこの二人の関係は、ロミオとジュリエットのそれに類似している。


外部リンク

ロミオとジュリエット - Wikipedia

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