シンカンセン
しんかんせんくん
サンリオが1999年に開発した、名前通り新幹線のキャラクター。
曖昧さ回避
日本の高速鉄道である、新幹線については新幹線の記事にお乗り換え下さい。
概要
1999年に登場した、サンリオのキャラクター。「しんかんせんくん」と呼ばれることも多い。
名前通り、日本を代表する高速鉄道「新幹線」の実在車両をモチーフにしたキャラクターで、玩具等限定のキャラを含め、総勢20種類のキャラがいる。
JR各社から許諾を得て商品化されているが、1999年時点では九州新幹線および北海道新幹線が未開業だったため、JR九州およびJR北海道のみに所属する車種は2023年現在、登場していない。
また、本州3社所属であってもE5系以降の新規形式は登場していない。
登場車種
車種項目カッコ内はサンリオ公式ページの画像名、説明項目太字は同ページの説明文より引用。
車種 | 説明 |
---|---|
0系(ひかり) | いつでもげんきいっぱい。 新幹線最初の営業車両。展開開始の1999年は東海道新幹線で引退した年であるが、山陽新幹線内では後述のひかりレールスターの編成数が充実する翌年4月までウエストひかりでひかり運用は存在した。 |
200系初期タイプ(やまびこ) | 雪だって負けないよ! 東北新幹線・上越新幹線初代車両。キャラ説明通り、耐雪装備を施している。 |
300系(300のぞみ) | 海が大好き。東海道・山陽新幹線第3世代車両。同線は太平洋ベルトに沿って建設されているため、新幹線の中でも一番海に近い路線とされる。 |
500系(500のぞみ) | かけっこならまけないよ! 1999年当時はN700系やE5系、E6系は誕生しておらず、300キロで営業運転可能だったのはこの500系のみであった。 |
400系旧塗装(つばさ) | 温泉が大好き。 山形新幹線初代車両。山形県は県全域に温泉が存在し、山形新幹線にもかみのやま温泉駅がある。 |
E1系旧塗装(Maxあさひ) | とっても力持ちだよ。 初代オール2階建て新幹線。モーター1基当たりの出力は200系の約2倍だが、モーター車の数が200系の半分となっているため、1両あたりの平均出力は200系と互角である。 |
E4系旧塗装(Maxやまびこ) | せいたかのっぽだよ。 オール2階建て新幹線2代目にして最終世代。車高は4485ミリで、200系やE2系より1~2割ほど高い。 |
E2系N編成/J編成旧塗装(あさま) | 坂道だってへっちゃら! 北陸新幹線が長野新幹線と呼ばれていたころの主力車両。碓氷峠の急勾配に対応した設計。 |
E3系秋田車(こまち) | 赤いラインがお気に入り。 秋田新幹線初代車両。山形新幹線用の編成や観光列車用の編成も存在するが、赤系の帯は秋田新幹線の車両のみ。 |
700系E編成(レールスター) | いつもピカピカだよ。 2000年にデビューした、山陽新幹線内用の700系。 |
923型試験車(ドクターイエロー) | はりきってはたらくよ! 東海道・山陽新幹線の検測車輛。キャラ説明に反して、稼働頻度は10日に1度くらい。 |
700系C・B編成(700ひかり) | 青い空が大好き。 東海道・山陽新幹線第4世代車両。2000年代の「のぞみ」といえばこの列車だが、B編成は100系V編成を置き換えたため、グランドひかりだった運用を初期はこなしていた。 |
N700系16両編成 | 早起きならまかせてね! 東海道・山陽新幹線の第5世代車両。同形式デビュー以降、700系引退まで始発列車はN700系を充当していた。 |
N700系R・S編成(みずほ) | おしゃれセンスはバツグンだよ。 山陽・九州新幹線直通列車用のN700系。水戸岡鋭治デザインの車内が16両編成と一線を画す。 |
100系16両編成 | 玩具「カプセルプラレール」限定。東海道・山陽新幹線第2世代車両。デフォルメは0系と違いが分かりにくいが、ピンストライプやヘッドライトの形状が再現されている、 |
100系K・P編成 | 玩具「カプセルプラレール」限定。JR西日本の「こだま」で運用される0系と100系は2002年以降、500系準拠の塗装に緑帯となった。ライト形状より100系とされる。 |
200系リニューアル車 | 玩具「カプセルプラレール」限定。1999年から2001年にかけて、200系K編成の一部が更新工事を施工し、E2系準拠の塗装に緑帯となった。2013年まで活躍。 |
200系H編成 | 玩具「カプセルプラレール」限定。1991年の東北・上越新幹線東京駅開業に合わせて生まれた形態で、100系新幹線に準じた先頭車両を備えた編成が誕生した。 |
500系900番台WIN350 | 玩具「カプセルプラレール」限定。500系車両を量産する前に、1992年から試験運用のために作られた車両。 |
700T台湾高鐵 | トーヨー社のポケットティッシュのパッケージ限定。本作唯一の海外車両で、700系新幹線をベースに開発された。 |
コラボ
許諾を出したJR各社から商品が出ることがあり、2022年にはJR東海MARKETの通信販売で、同社に所属歴のある車両をモチーフにしたシンカンセンのバームクーヘンが発売された。
この許諾は時にネックになっており、サンリオが他版権とのコラボ時や、既存キャラ同士での新規企画が存在してもこのシンカンセンが呼ばれることはない。
しかし、はぴだんぶいがジェイアール東日本企画のとれたんずとコラボしたり、推し旅にてJR東海とコラボしたことにより、実質的な鉄道会社とサンリオのコラボの代替措置があった。余談にはなるが、過去にサンリオとのコラボ実績のある「ラブライブ!サンシャイン!!」がJR東海とコラボし、新幹線と共演したステッカーを配布したことがあるのも一つの縁か。
余談
2014年頃、鉄道雑誌にて、鉄道関連商品は鉄道会社の許諾が付いた商品を買うことを推奨する啓蒙広告が掲載されたが、そこに描かれたE5系やE6系のイラストは本作のものに類似していた。(要検証)