プロフィール
概要
鋼のように研ぎ澄まされた両手両足から放たれる攻撃は黄金聖闘士の中で最強と呼ばれる。特に手刀はエクスカリバーと呼ばれ、どんなものでも切り裂く威力を持つ。
かつてアイオロスが聖域を追われた際に、その手で半殺しにした実力者(当時10歳である)。
力ある者や勝者こそが正義を名乗る資格があると言うデスマスクと若干似通った思考回路をしていたが、磨羯宮で紫龍と戦ったことで改心し、廬山亢龍覇で彼を道連れに燃え尽きようとしていた紫龍を助け、自らは燃え尽きて死亡した。その際にエクスカリバーが紫龍に受け継がれた。
ポセイドン編におけるクリシュナとの戦いでは残留思念のまま紫龍を叱咤激励した。
ハーデス編ではサガやカミュとともに十二宮を進むことになり、シャカとの戦闘で味覚以外をはく奪され、最期はエクスカリバーを受け継いだ紫龍に語りかけ消滅した(OVAだとアイオリアに謝罪しようとする描写が追加されている)。
アニメ版
アニメでは「アテナに最も忠誠厚き聖闘士」と自称し、熱烈な忠誠心故に真実を見抜けず、誤解から星矢たちに立ち塞がるほどの極端な、しかし悲劇の忠義者になっていた。また、エクスカリバーもその忠誠心故という設定が追加されている。
聖衣のデザインも大きく変更され、ヘッドギアからヘルメットになっている。(ハーデス編の冥衣は原作どおりのヘッドギアに戻った)
アイオロスとの関係も一方的に半殺しにした原作とは全く違い、アニメスペシャルの小説ではもともとはアイオロスを慕っていた描写がある(再会した瞬間抱きついたり、褒められてはにかんでいる)。
ただ、13年前の出来事も回想シーンという形で描かれるもスタッフが年齢設定を知らなかったのかそれとも初対面の紫龍の脳内で再生されたからか不明だが、23歳の時と変わらない姿でアイオロスと戦うことになり戸谷氏の渋い声もあってこんな10歳児いるか!状態になってしまった。
あと本人は気づいていなかったが赤子のアテナに直接触れたことのある数少ない一人でもある。
劇場版「真紅の少年伝説」でアベルにより蘇生するが、本編序盤で退場した。
またアニメオリジナルのアスガルド編では、紫龍のイメージおよび回想シーンのみの登場とはいえ出番が大幅に増加している。(例:フェンリルとの戦い、ジークフリートに廬山亢龍覇を仕掛けた時)
その回想で紫龍をどのようにして助けたかが詳しく描かれている。
エピソードG
性格設定はアニメ版の方になっている。
アイオロスとの戦闘の詳細やサガの洗脳の実験台にされているなど、教皇側になるまでの過程が追加がされている。
またアイオロスの弟であるアイオリアを見守っている。
主にティターン十二神・星漢のクレイオスとの死闘を繰り広げ、準主役と言ってもいいぐらいの活躍をしている。
そして、続編にあたる「エピソードG アサシン」ではなんと主人公に格上げされて連載開始号のチャンピオンREDいちごの表紙を単体で飾った。よりによって場違いな雑誌で…。
物語内では聖域をある目的で抜け出し追われる身になりながら日本に赴いている。眼鏡を掛けた普段着姿も披露しており、作者曰く「裏切り眼鏡」。
舞台は2013年以降の日本であり、原作とは異なる時間軸から訪れた存在として、正史を歩んだ青銅一軍たちと出会いながらストーリーは進んでいる。
本作ではぶっきらぼうに見えて、行く先々の余暇に観光を満喫し、コクトーをペット扱いして不満をスルーするなど堅物に見えて遊び心のある天然気味の性格をしている。
セインティア翔
サガのアテナ暗殺未遂事件の際、聖域からオリヴィアの娘たちをつれ脱出しようとした孔雀座のマユラと交戦、負傷させるも当時盃座の白銀聖闘士だったアイソンの介入もあり深追いをしなかった。
LegendofSanctuary
デザインに大胆なアレンジが見られる中、比較的変更が少なめの一人だが、性格は「血の気が多く、好戦的な性格で強い者との戦いを好む」と原作に近い設定になっている。(…と見せかけて実際は違っていたのだが)
人馬宮にて一輝&瞬の兄弟と戦うことになる。
そして映画内でマジかよ!と言いたくなる展開が彼を待ち受けていたが…現在は各自で確認して頂きたい。
黄金魂
冥界で嘆きの壁を破壊した後、他の黄金聖闘士達と同様に何故かアスガルドで復活。
他の黄金聖闘士同様に山羊座の神聖衣を纏った姿が描かれた。
本編ではアイオリアとの関係がクローズアップされており、彼の兄アイオロスを殺してしまったことに対して「任務とはいえ彼の兄を殺してしまったことに変わりはない」「いつか自分の命でその罪を償う時が来るかもしれない」とアイオリアの為に自身の命を捨てる覚悟があると語っている。
その後の敵側に寝返っていた水瓶座のカミュとの戦いでも、自身が敗北するかわりに本来の目的である氷の像の破壊する等、自身の正義を貫く為なら命を捨てることも惜しまない存在として終始描かれている。
Knights of the Zodiac
教皇やアテナ関連の設定が変化したことに伴い、関連設定が独自のものに。本作ではアテナが地上を滅ぼすと予言されたため、教皇がアテナの殺害を決定したという設定になっており、シュラは教皇の命令に忠実に従い、アイオロスを倒したということになっている。そのアイオロスをかつては慕い、憧れた時期もあったと本人に述べるシーンもあり、それ故に聖域の決定に背いたアイオロスを許せなかったというような描写に。
紫龍に何者かがその聖域を欺こうとしているとを告げられた際には、一瞬動揺する様子を見せており、アイオロスに対して何か思うところはあった様子。廬山亢龍覇発動後には「教皇が悪であれ力を以て貫けば正当化されると思っていた」と吐露しており、原作の教皇の悪を知りつつ仕えていたという設定とアニメ版のアテナに忠実という設定の間を取った様な立場となった。
アフロディーテ戦で原作同様教皇の悪については知りつつ使えていたようなので、アイオロスの一件で何か心境に変化があったものと思われるが詳しくは語られていない。
必殺技
- エクスカリバー(聖剣抜刃)
シュラの代名詞といえる技で、光速の速さで放たれる手刀。
アーサー王伝説における聖剣の名前を持ち、作中では「聖剣」にエクスカリバーのルビが振られている。
大地すら真っ二つにしてしまう程の高威力で、全ての聖衣の中で最高の硬度を誇るドラゴンの盾でも防ぐことはできず一撃で真っ二つにされている。
ただの手刀ではあるのだが、それ故に連射が効く為にかわすのが非常に難しく、ムウがテレポートで躱した際には完全には躱しきれず、髪の毛が数本切り落とされた。ドラゴン紫龍はこれを真剣白刃取りを使って攻略した。
後に紫龍に聖闘士としての気高い志と共に受け継がれる。その切れ味ゆえに防御にも転用できる為、ドラゴンの盾と併せてまさに最強の矛と盾を手に入れた事になる。海闘士や刻闘士との戦いでは彼のサブウェポンとして大いに活躍。ただし、無敵というわけではなく、紫龍がゴードンの「グランドアクスクラッシャー」を食らった際には粉砕されてしまった。
LOSでは小宇宙を集中する事で光の刃を巨大化させるという芸当を見せている。マジかよ!?
- ジャンピングストーン
敵の技の勢いを利用してその敵を投げ飛ばす技。最近のメディアミックスでは自発的に繰り出すこともある。
シュラの数ある技の中で(名前的にも)一番山羊要素があると言える。
- 聖剣乱舞
エクスカリバーの派生技。周囲に斬撃を放つ広範囲バージョン。
エピソードGで初使用された。
- 聖剣抜刃・改(カリバーン)
エピソードGで使用。星漢(せいかん)のクレイオスとの戦いで破られたエクスカリバーを小宇宙で更に高威力の剣に錬成した技。神造武器すらも切り裂く威力を持つ。
- 二刀聖剣(ダブルエクスカリバー)
エピソードGで使用。読んで字のごとく二刀流のエクスカリバーであり、神をも斬る威力を持つ。
- 冥剣抜刃(エクリプスカリバー)
一度死亡したシュラが冥界に魂を縛られたまま蘇った事で発動が可能になった。エクスカリバーの別バージョン。
物理的な攻撃が効かない対象にもダメージを与えることができる。
エピソードGアサシンで披露。
- 超絶飛翔/起死回星/神仏混淆(南無八幡大菩薩)/冥剣乱舞
その他エピソードGアサシンで使用された必殺技。