ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ゾルタン・アッカネンの編集履歴

2024-06-15 18:26:46 バージョン

ゾルタン・アッカネン

ぞるたんあっかねん

ゾルタン・アッカネンは、劇場版アニメ『機動戦士ガンダムNT』の登場人物である。

「誰が失敗作だ!誰が出来損ないだ!俺をバカにする奴はぁ!!」


CV:梅原裕一郎

プロフィール

出演作品機動戦士ガンダムNT
性別男性
年齢27歳
所属ジオン共和国
階級大尉
誕生日2月9日
血液型O型

概要

ジオン共和国モナハン・バハロ外務大臣が作り上げた強化人間で、シャアの再来計画の失敗作

シャアの再来計画の成功作は、フル・フロンタルであった。

宇宙世紀0097年に、地球連邦軍が極秘で展開していた『不死鳥狩り』作戦に、ジオン共和国軍人として派遣される。

精悍な顔つきに、右前髪のみを伸ばし他は剃り落としたモヒカンを連想させる特徴的な髪型、更には両目に傷が付いたオッドアイと特徴的な容姿をしている。このオッドアイについては生来のものではなく、赤い右目はサイコミュ・システムが内蔵されたサイコミュ・レンズという義眼であり、本来の右目は人体実験の過程で失われた。

本人のコンプレックスから精神の安定性を著しく欠いているが、前述の強化手術もあり、フル・フロンタルをして操作系が固いとまで言わしめたシナンジュ・スタインの性能をフルに発揮させる高いポテンシャルを、確かに身に宿している。


搭乗機はシナンジュ・スタイン、及びⅡネオ・ジオングハルユニット装備型)。


小説『機動戦士ガンダムUC11不死鳥狩り』は原作小説版UCの裏で起きた追補小説であり、ゾルタン・アッカネンは登場しない。不死鳥狩りを原作とした『機動戦士ガンダムNT』はOVA版『機動戦士ガンダムUC』の続編であり、その主な悪役として新たに設定されたキャラクターがゾルタンである。


ゾルタンに関して、サンライズ小形尚弘プロデューサー曰く「(原作小説『機動戦士ガンダムUC』のフル・フロンタルを意識した)勧善懲悪キャラ」、小形尚弘監督曰く「頭の中に小学5年生がいる」「スタッフのお気に入り」、脚本を担当した福井晴敏曰く「メカニックが肩ぶつけただけでも半殺しにしちゃう」…とメインスタッフから一癖も二癖もあるキャラとして紹介されている。

公開後、鼻歌と乗機に見捨てられ嘆く奇抜なキャラとともに、その奇行と残虐さも強化人間の悲哀さから来るもの、そして主人公3人の写し鏡とも言えるキャラクター性のおかげで、ガンダムNTの中で頭角を現した。

ついには公式動画『ゾルタン様の3分でわかる宇宙世紀!』のナレーションを担当するまでに至った。


人物

奇抜な髪形や改造制服をまとい、母艦であるグルトップのブリッジにおいて鼻歌でアイネ・クライネ・ナハトムジークを口ずさむ、軍人としては非常識。


傲岸不遜で癇癪持ちであり、シャアの再来計画の失敗作としての強い劣等感を持つゆえか、失敗作と言う言葉に過敏に反応する。

さしたる必要性が無くともスペースコロニー内で躊躇いなくビームライフルを撃って被害を出してしまう。「撃っちゃうんだなぁこれが!」。民間人の犠牲などお構いなしどころか、撃つ自分ではなく避ける相手のせいでコロニーに被害が出ると主張し避けるなと要求。

さらにハルユニットメガ粒子砲によってコロニー外壁をくり貫く、コロニーの燃料のヘリウムコアをまるごと爆破しようとする等、「狂人」である。

一方で、強化人間として散々調整された挙げ句失敗作扱いを受けた末に、当時のジオン公国軍や世界への憎悪を煮詰めた独自のニュータイプへの解釈に至っており、高い知性を持ち合わせていることが窺える。

漫画版では、設定が変更され幼少期からニュータイプ能力を有していたということになっており、全体に溶けた残留思念と日常的に交信していたり、喋る言葉がカタカナ交じりのクセの強い喋りとなっている。


シャアの再来計画の候補であったが、失敗作として選ばれず、フル・フロンタルのように自我を消す処置や整形などは行われなかった。

部下という名目の監視役をしているエリク・ユーゴと共に、フェネクス捕縛のため、『袖付き』(正規軍ではなく過激派テロリスト)に偽装された機体と部隊を伴って、サイド6の学園都市メーティスへと送り込まれるが、そこで半ばモナハン・バハロの予想通り暴走。多数の民間人死傷者を出す


さらに現れたナラティブガンダムがインコム搭載のガンダムであったために、自分が失敗作だからファンネルも搭載されてない二流の機体で相手にされてると思い込み、激昂。

一連の凶行とⅡネオ・ジオングの起動が引き金でフェネクスを呼び出すことには成功するのだが、ハルユニットをナラティブにサイコミュ・ジャックされる等完全に蚊帳の外に置かれてしまう。


その後は、モナハン・バハロがメーティス襲撃に関してジオン共和国の関与を悟られないようにする為の尻尾切りとして切り捨てられる事となる。しかし、そのエリクとモナハンの通信を盗み聞きし、反撃しようとしてきたエリクを銃殺。Ⅱネオ・ジオングで前線に出撃する。この際、「失敗作でも見捨てられれば傷つく」「生真面目が馬鹿を見る」等、弱音とも言えるものを吐露している。


全体に溶けたシャア・アズナブルの残留思念が取り憑いた後のフル・フロンタルは、自身をジオンの総意の器として嘯きサイド共栄圏を実現するスピーカー役をしていたのに対し、ゾルタンは自我を消されていなかった為にジオン公国、その後継であるジオン共和国に対し反感を持っていて、実際、「ジークジオンだの、サイド共栄圏だの、くだらんお題目のために全てを犠牲にしてきた」と恨みを吐露している。


自身を産んだニュータイプ研究については「よくわからないで人の頭をいじるから事故だって起きる」「宇宙に上がって100年足らずでそんな進化は夢見過ぎ」「オールドタイプは現象だけを見て理解しようとしない」等、極めて否定的な主張をしている。


死亡し全体に溶けた残留思念となりフェネクスに憑依しているリタ・ベルナルに対しては、優れたパイロットという意味でのニュータイプを量産しようとする大人達に身体を弄くり回された強化人間研究の被害者として、共感や同情に似た感情も見せている。最後の決戦では、自身が放出する過剰な力により身体に大きな負荷がかかったせいで、顔から血を噴き出しながらも、デストロイモードにフェネクスを変身させたヨナ・バシュタと対峙。ハルユニットから離脱して、シナンジュ・スタイン単機で白兵戦を仕掛けるも、コクピットをビームサーベルで貫かれ肉体は蒸発。シナンジュ・スタインは背後のⅡネオ・ジオングに串刺しとなった。しかし死亡し全体に溶けた残留思念のゾルタンは、「楽になろうぜ」とヨナの裡に話しかけ、Ⅱネオ・ジオングのサイコシャードを起動、ヘリウム3備蓄基地のタンク全体にサイコ・フィールドを使って臨海爆発させようとする。しかし、フェネクスが増殖させたアームド・アーマーDEに包まれ、臨界爆発の光やⅡネオ・ジオングとシナンジュ・スタインごと包まれ失敗に終わる。

全体の中で、ゾルタンは幼少期の姿で登場、ヨナ達に背を向けどこかへと歩き去って行った。


スーパーロボット大戦では

記念作品であるスーパーロボット大戦30にて本格参戦。

相手の裏を取るカットインや数々の戦闘台詞等がありかなり作り込まれたキャラである。

クロスオーバーに関しては、生い立ちを感じ取った三日月・オーガスや同情してくれた昭弘・アルトランドがいる一方でシャア本人以上にゾルタンを否定する存在と言えるクロキ・アンジュがいる為、扱いは半々と言える(前者はDLCなので結果的にはややマイナスと言えるかもしれない)。

Ⅱネオ・ジオング搭乗時のクワトロ・バジーナへの特殊戦闘台詞は先に散ったフロンタル含む『シャアを作り出す為に殺された者達』の怨念の代弁者として憎悪を叩き込んでくる。

カミーユ・ビダンに対しては、『女みたいな名前』と『機動戦士Zガンダム』1話のジェリド・メサを彷彿とさせる煽り台詞をかました(意味としては『シャアの腰巾着や愛人』という感じだろうか)。


関連項目

機動戦士ガンダムNT ジオン共和国

シナンジュ・スタイン

Ⅱネオ・ジオング

強化人間

フル・フロンタル:シャアの再来計画の成功作で、ゾルタンとは異なり自我を消され、シャア・アズナブルそっくりに整形された。

ラウ・ル・クルーゼ:同じく自身の境遇から世界を呪い破滅させようとしたガンダムシリーズのラスボス。その為、スパロボでの対ゾルタンへの特殊戦闘セリフはクルーゼにも当てはまっている。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました