CV:てらそままさき
概要
宇宙世紀0097年時点における、ジオン共和国外務大臣。
ダルシア・バハローージオン公国最後の首相であり、終戦協定の立役者ーーの息子にあたる。このため、彼の執務室には、『平和の象徴』であるジオン・ダイクンと、ダルシア・バハロ両名の肖像画が飾られている。
宇宙世紀0097年、ミネバ・ラオ・ザビ姫殿下の、サイド3領内滞留を政府との交渉により認めさせたが、同時にミネバに隠れてネオ・ジオンと繋がってもいる。
芝居ががかった所作と口調で『サイド共栄圏』思想、「宇宙移民(スペースノイド)の失地回復」と言った理想を語るが、『不死鳥狩り』への介入作戦においてゾルタン・アッカネン大尉の暴走により、自身の暗躍が政府側に知られそうになると、すぐさま「店じまい」としてⅡネオ・ジオング(ハルユニット)さえも「なくして惜しいものでもない」と語り、証拠隠滅に走るなど、その器量は決して大きくない。
17歳という若輩のミネバにもその器の程度を見透かされており、『不死鳥狩り』の騒動の後に「あなたはしょせん政治屋だ」「地球に攻め込もうなどという度胸は無いのだろう?」と正面から侮蔑の言葉をぶつけられても、何も言い返さず通信を切っている。(とはいえサイド共栄圏という目的には地球に攻め込む必要性はないどころか悪手である。)
小説版『機動戦士ガンダムUC』において
ジオン共和国の国防大臣の立場にある。
俳優と見紛う整った顔、人に見られることに慣れ、自分を魅力的に見せる術を心得ている。かつて一年戦争時代に一士官として従軍した経緯から戦争経験者として人気を得ているが、実際はア・バオア・クー要塞の奥という安全な場所にいるだけだった。
宇宙世紀0096年において、表面上は地球連邦に追随する父からの路線を受け継いでいるが、裏では自らの構想である「コロニー共栄圏」を目指している。
その為に国内の国粋主義者集団風の会を手駒にして彼らを共和国軍に送り込んだり、ネオ・ジオン残党に出資をし、更にはまとめ役としてシャア・アズナブルの再来として製作した強化人間・フル・フロンタルを送り込む等、ローナン・マーセナスやマーサ・ビスト・カーバインと並ぶ一連の事件の元凶。
彼にとっては風の会もフル・フロンタルも「あんなものはいくらでも用意できる」替えの利く捨て駒でしかなかったが、後者に関しては既にその手を離れていたことまでは察していなかった。
自身の行動を得意に話す様はローナンやマーサですら不快感を隠さず、コロニーレーザーをズム・シティに向けるという恫喝をされた。
結果的にモナハンの策謀は、失敗に終わったのだった。
なお、アニメ版では登場せず、フロンタルを用意した人物が誰なのかは最後まで明かされなかった。
しかし、シナンジュ・スタインが強奪される外伝である『戦後の戦争』では、アルベルト・ビストとの通信のやり取りでモナハンの名前が出ていた事から、やはりアニメ版でもフロンタルを用意した黒幕はモナハンであったようである。
『機動戦士ガンダムNT』との不連続
小説版『UC』は、アニメとは結末部が大幅に異なり、宇宙世紀0096年前後の物語としては完結している。
よって、直近(宇宙世紀0097年)の『NT』とは、福井晴敏氏の執筆した脚本(KADOKAWA刊行)の時点で繋がりが断たれている。
例として脚本では、モナハンが過去に国防大臣をつとめていた等の設定はなく、宇宙世紀0097年以前より外務大臣として、共和国政界に在籍している。
モナハンのその後
ジオン共和国の自治権返還の宇宙世紀0100年以降モナハンがどうなったかは、書かれてないが機動戦士ガンダムF90FF では、名前のみ登場しており旧ジオン共和国時代にモナハンが袖付きに関与していたテロ組織である黄金の鷲を仕立てた事が明らかになっている。
この組織は、フロンタルの死後は、麻薬取引や奴隷貿易という活動をする犯罪組織となっている。
他のジオン残党とは異なり、政治理念や連邦への反抗心すらないジオン残党となっているが宇宙世紀0115年で連邦軍によって壊滅した。